Microsoft Teamsの会議中に、自分の発言だけを録音したいと考える方は多いです。Teamsには会議全体を録画する機能がありますが、それはクラウドに保存され、参加者全員に通知されます。自分の声だけを手元に残したい場合には、ローカル録音ツールを利用する方法が便利です。本記事では、Windowsの標準機能やサードパーティアプリを使った録音手順と、注意すべきポイントを詳しく解説します。
【要点】会議中の自分の声をローカルに録音する方法
- Windowsのボイスレコーダーアプリ: マイクからの音声だけを簡単に録音できます。Teamsの音声出力は含まれません。
- OBS Studio: マイクとアプリ音声を同時に録音可能で、高品質な録音に向いています。
- サードパーティ製録音ツール: Audacityなどの無料ソフトでも同様の録音が行えますが、設定に注意が必要です。
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ローカル録音が必要な理由とTeamsの録画機能との違い
Teamsの会議では、標準で「会議の録画」機能が利用できますが、これはMicrosoft StreamまたはOneDriveに保存されるクラウド録画です。録画を開始すると、参加者全員に「録画中」という表示が出るため、気軽に使えない場合があります。また、録画したデータはチームメンバーと共有されるため、個人的なメモとして残したいケースには向いていません。そのため、自分の声だけを録音し、ローカルに保存したいというニーズが生じます。例えば、会議中の自分のアイデアを後で見返したい、発言内容を文字起こしのために録音したい、といった場面で役立ちます。
ローカル録音のための具体的な手順
ここでは、Windowsに標準搭載されている「ボイスレコーダー」アプリ、無料で高機能な「OBS Studio」、そして「Audacity」を使った3つの方法を紹介します。いずれの方法も、Teamsの会議中に自分の声だけを録音することを目的としています。
方法1:Windowsのボイスレコーダーアプリを使う
- ボイスレコーダーを起動します。
スタートメニューから「ボイスレコーダー」を検索して起動します。Windows 11では標準でインストールされています。 - 録音デバイスを確認します。
画面左下の歯車アイコンから設定を開き、「録音デバイス」が「マイク」になっていることを確認します。Teamsの会議中は自動でマイクが使われます。 - Teams会議に参加し、録音を開始します。
会議に参加したら、ボイスレコーダーの大きな丸い録音ボタンをクリックします。これで自分の声だけが録音されます。 - 録音を停止し、ファイルを保存します。
会議が終わったら停止ボタンを押します。ファイルは自動的に「ドキュメント>サウンドレコーディング」フォルダにm4a形式で保存されます。 - ファイル名を変更して管理します。
録音後、ファイル名を日付と会議名に変更しておくと、後で探しやすくなります。
方法2:OBS Studioを使った高品質録音
- OBS Studioをインストールします。
公式サイト(obsproject.com)からダウンロードし、インストールします。無料で利用できます。 - 音声デバイスを設定します。
OBSを開き、「音声ミキサー」の「デスクトップ音声」と「マイク音声」を確認します。デスクトップ音声はTeamsの音声出力、マイク音声は自分の声です。必要に応じて、マイク音声だけを残すか、両方を録音するかを選べます。 - 録音用のシーンを作成します。
「ソース」で「音声入力キャプチャ」を追加し、マイクデバイスを選択します。デスクトップ音声を含める場合は「音声出力キャプチャ」も追加します。 - 録音を開始します。
Teams会議に参加した状態で、OBSの「録画開始」ボタンを押します。音声のみの録音ですが、OBSは動画も録画できるため、必要に応じて映像を追加することも可能です。 - 録音を停止し、ファイルを書き出します。
停止後、自動的に保存されます。ファイル形式は「設定>出力」でmp4やflacなどに変更できます。
方法3:Audacityを使った軽量録音
- Audacityをインストールします。
公式サイト(audacityteam.org)からダウンロードし、インストールします。Windows/macOS/Linuxで動作します。 - 録音デバイスをマイクに設定します。
Audacityを起動し、上部の録音デバイスドロップダウンからマイクを選択します。録音トラックの「モノラル」「ステレオ」はモノラルで十分です。 - 録音レベルを調整します。
マイクアイコンのスライダーで入力レベルを調整します。Teamsの会話音声が割れないように、ピークが-6dB程度になるようにします。 - 録音を開始します。
Teams会議中に赤い録音ボタンを押します。録音中は波形が表示されるので、自分の声が確実に拾えているか確認できます。 - 録音後、ファイルをエクスポートします。
「ファイル>書き出し>WAVとして書き出し」などで保存します。mp3にしたい場合は別途LAMEエンコーダーが必要です。
録音時に注意すべき落とし穴とその対策
落とし穴1:Teamsからの出力音声が録音されてしまう
ボイスレコーダーやAudacityでデフォルト設定のまま録音すると、スピーカーから出る他の参加者の声も一緒に録音されることがあります。これは、スピーカー音がマイクに回り込む「ハウリング」や「エコー」の原因です。対策としては、ヘッドセットまたはイヤホンを使用し、スピーカーをオフにします。また、録音アプリの設定で「ステレオミックス」ではなく「マイク」のみを選択すると、自分の声だけを録音できます。
落とし穴2:録音の許可や同意が必要なケース
Teamsの会議では、参加者の同意なしに録音を行うと法的問題が生じる可能性があります。特に、一対一の会話や機密情報を含む会議では、事前に全員に録音の意図を伝え、同意を得ることが重要です。企業のポリシーによっては、ローカル録音自体が禁止されている場合もあります。必ず所属組織のルールを確認してください。
落とし穴3:録音ファイルの保存場所やファイル形式の不明確さ
各ツールでファイルが自動保存されるため、どこに保存されたのか分からなくなることがあります。ボイスレコーダーは「ドキュメント>サウンドレコーディング」フォルダ、OBS Studioは「動画」フォルダ内の「OBS Studio録画」フォルダ、Audacityは手動で保存先を指定します。事前に保存先を確認し、わかりやすいフォルダに変更するか、録音後にすぐにファイルを移動する習慣をつけましょう。
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各ツールの比較表
| ツール名 | 価格 | 録音品質 | 操作の難易度 | 録音形式 |
|---|---|---|---|---|
| Windowsボイスレコーダー | 無料 | 標準 | 非常に簡単 | m4a |
| OBS Studio | 無料 | 高品質 | やや難しい | mp4, flac他 |
| Audacity | 無料 | 非常に高品質 | 中程度 | WAV, mp3など |
よくある質問(FAQ)
Q1:Teamsのクラウド録画とローカル録音の違いは何ですか?
Teamsのクラウド録画は会議の映像と音声をすべて収録し、Microsoft StreamやOneDriveに保存されます。一方、ローカル録音は自分の声だけを録音するため、ファイルサイズが小さく、プライベートに管理できます。ただし、クラウド録画は会議開催者やIT管理者が有効にする必要があります。
Q2:録音中にTeamsの音声が自分の声に混ざるのを防ぐ方法は?
ヘッドセットまたはイヤホンを使用し、スピーカーをミュートにします。また、録音アプリの入力デバイスを「マイク」のみに設定することが重要です。OBS Studioの場合は「デスクトップ音声」をミュートにすることで、他の参加者の音声を取り除けます。
Q3:録音したファイルを文字起こしするにはどうすればいいですか?
録音ファイルをAudioファイルとして保存した後、Microsoft Wordの「文字起こし」機能(Word for Microsoft 365)や、Googleドキュメントの音声入力、または専用の文字起こしサービス(例:Trint、Sonix)を利用できます。OBS Studioで録音した場合は、クラウドストレージにアップロードしてから文字起こしツールにかけると便利です。
まとめ
Teams会議中に自分の声だけをローカルに録音する方法は、Windowsのボイスレコーダー、OBS Studio、Audacityのいずれかで実現できます。それぞれ一長一短がありますが、簡単さを求めるならボイスレコーダー、高品質な録音が必要ならOBS StudioやAudacityが適しています。録音を行う際は、必ず参加者の同意を得て、エコーやハウリングを防ぐためにヘッドセットを使用してください。また、保存したファイルは適切に管理し、文字起こしなどの二次利用も検討すると良いでしょう。
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