【Teams】スポットライト機能で特定の人の画面を固定する!発表者を強調させる操作方法

【Teams】スポットライト機能で特定の人の画面を固定する!発表者を強調させる操作方法
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発表者の映像を「全参加者の画面」で強調し、視覚的なフォーカスを統一する

オンライン会議やウェビナーにおいて、現在誰がメインで話しているのか、あるいは誰のデモンストレーションに注目すべきかを明確にすることは、情報の伝達効率を左右する極めて重要な要素です。Microsoft Teamsのデフォルト設定では、発言者に合わせて自動的に画面が切り替わる仕様になっていますが、これでは周囲のノイズや相槌によって画面が頻繁に動き、参加者の集中力を削いでしまうことがあります。
これを解決するのが『スポットライト』機能です。スポットライトを適用すると、特定の参加者の映像が参加者全員の画面上で最大化され、固定されます。自分一人だけの表示を変える『ピン留め』とは異なり、スポットライトは開催側が参加者全員の『見え方』を強制的に指定する管理機能です。本記事では、スポットライトの設定手順から、最大7名まで設定可能な複数スポットライトの技術的仕様、そして「ピン留め」との決定的な違いについて詳説します。

結論:スポットライト機能で視線を誘導する3つの重要操作

  1. 参加者リストから設定:発表者の名前横にある「…」から「スポットライトを設定」を選択し、全参加者へ配信する。
  2. 複数人の強調(最大7名):メインの発表者と手話通訳者など、複数のビデオフィードを同時にスポットライトに設定する。
  3. 役割(ロール)の確認:スポットライトを実行できるのは「開催者」「共同開催者」「発表者」の権限を持つユーザーのみである。

1. 技術仕様:スポットライトと「ピン留め」の構造的な違い

Teamsには特定の映像を固定する機能が2種類存在しますが、その技術的なスコープ(影響範囲)は全く異なります。

表示制御プロトコルの比較

ピン留め(Pin):ローカル・レンダリング制御です。自分のPCの画面上だけで特定の映像を大きくする操作で、他の参加者には一切影響を与えません。いわば「個人の視点」のカスタマイズです。
スポットライト(Spotlight):グローバル・レイアウト制御です。会議サーバー(MCU/SFU)に対してレイアウト変更の命令を出し、全参加者のクライアントアプリに対して「この映像をメインで描画せよ」という指示を同期させます。いわば「放送室からのスイッチング」です。
優先順位:特定の参加者が自分で「ピン留め」を行っている場合、開催者が「スポットライト」を設定すると、一般的にはスポットライトの設定が優先され、ピン留めが解除または上書きされる仕様になっています。

エンジニアリングの視点では、スポットライトは「会議セッションのメタデータ」としてビデオストリームのプライオリティを書き換える処理であり、一貫した視聴体験を担保するための機能として定義されます。

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2. 実践:特定の参加者にスポットライトを設定する手順

会議中に、発表者や特定のメンバーを強調するための具体的な操作ステップです。

具体的な設定ステップ(PC版)

  1. 会議画面のツールバーにある「参加者」アイコンをクリックして、リストを表示します。
  2. スポットライトを当てたい人の名前、またはビデオ映像にマウスカーソルを合わせます。
  3. 表示される「…」(その他のオプション)をクリックします。
  4. メニューから「スポットライトを設定」を選択します。
  5. 「全員にスポットライトを設定しますか?」という確認が出るので、「スポットライトを設定」をクリックして確定します。

[Image showing the ‘Spotlight’ option in the participant’s menu in a Teams meeting]

設定が完了すると、対象者の名前の横に「スポットライトのアイコン(照明のマーク)」が表示され、全員の画面でその人の映像がメインとなります。

3. 技術的洞察:複数スポットライト(最大7名)の活用とレイアウト

対談形式のセッションや、パネルディスカッションなどで、複数の人を同時に強調したい場合の仕様です。

追加の手順:一人がスポットライトになっている状態で、別の人に対しても同様に「…」から「スポットライトを追加」を選択します。
画面分割のロジック:複数のスポットライトを設定すると、Teamsは画面を自動的に分割し、スポットライト対象者を均等な大きさで配置します。これにより、視聴者は発言者同士の表情を同時に追うことが可能になります。
最大数:同時に設定できるのは7名までです。これを超える場合は、既存のスポットライトを解除してから新しい人を追加する必要があります。

この複数設定機能は、単なる映像の固定ではなく「番組制作のマルチ画面構成」に近く、ウェビナーの質を飛躍的に高めるエンジニアリング・ワークフローです。

4. 高度な修復:スポットライトが設定できない・メニューが出ない時の原因

「自分も操作したいのにボタンが出てこない」といったトラブルは、権限(ロール)の設定に起因します。

チェックすべきポイント

  1. 会議の「役割」の不備:スポットライトを操作できるのは、開催者、共同開催者、および「発表者」のみです。「出席者」のロールに割り当てられているユーザーは、他人にスポットライトを当てることはできません。
  2. ビデオがオフ:ビデオ映像がオフになっている参加者に対しては、スポットライトを設定することができません。カメラがオンになった状態でのみ機能します。
  3. 新しいTeams(v2)のバグ:稀に、特定のバージョンでスポットライトのメニューが表示されない不具合が報告されています。その場合は、一度会議を退出して再入室するか、Webブラウザ版のTeamsで試行することで解消されるケースがあります。

5. 運用の知恵:ウェビナー運営を円滑にする「解除」と「カメラ管理」

スポットライトを当てるだけでなく、適切なタイミングで「外す」こと。これが会議のテンポを保つコツです。

一括解除の操作:会議画面上部の「スポットライトを終了」ボタンを押すことで、すべてのスポットライト設定を一瞬で解除し、通常のグリッド表示に戻すことができます。
自分自身へのスポットライト:自分がプレゼンを行う際、自分自身にスポットライトを当てることも可能です。ただし、参加者からどう見えているかを常に意識し、資料共有中(画面共有時)は資料が優先されるため、あえて映像のスポットライトを外して資料を最大化させるといった判断も必要です。
「スポットライト」と「ピン留め」の併用禁止:開催者がスポットライトを設定している間、参加者が個別に誰かをピン留めすると、表示が不規則になることがあります。参加者には「こちらで画面を固定していますので、そのままご覧ください」とアナウンスするのが、混乱を防ぐ実務的な作法です。

このように、スポットライト機能を「視覚の強制」ではなく「視覚のナビゲーション」として捉えること。これがデジタルワークプレイスにおける円滑なファシリテーションの秘訣となります。

まとめ:スポットライトとピン留めの機能比較表

機能要素 スポットライト(Spotlight) ピン留め(Pin)
影響範囲 会議の参加者全員 自分一人の画面のみ
実行権限 開催者・発表者のみ 誰でも実行可能
最大設定数 7名まで 9名まで
主な用途 発表者の強調、ウェビナー運営 特定の人の顔を個人的に見たい時

Teamsのスポットライト機能を使いこなすことは、オンラインという制約のある空間で「全員の視点を一つに束ねる」ことを意味します。発言者が変わるたびに適切にスポットライトを切り替え、参加者の意識を常に正しい情報源へと誘導すること。この小さな配慮が、会議の理解度を深め、結果として意思決定のスピードを加速させます。まずは次回の定例会議で、メインの報告者が話し始めた瞬間にスポットライトを当てることから始めてみてください。画面越しに伝わる情報の「熱量」が、劇的に変わるはずです。

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この記事の監修者

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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。