【Windows】オーディオコントローラーの省電力機能をレジストリで止めてラグを直す手順

【Windows】オーディオコントローラーの省電力機能をレジストリで止めてラグを直す手順
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Windowsパソコンでオーディオ再生中に音切れやラグが発生し、オンライン会議や動画編集など業務に支障が出ている方もいるでしょう。

この問題は、オーディオコントローラーの省電力機能が原因で発生している可能性があります。

この記事では、レジストリを編集して省電力機能を停止し、オーディオ再生時のラグを解消する具体的な手順を解説します。

安定したオーディオ環境を手に入れ、スムーズな業務遂行にお役立てください。

【要点】オーディオラグを解消するためのレジストリ設定変更

  • レジストリエディター: オーディオコントローラーの省電力設定をシステムに登録し、音切れやラグを解消する。
  • PowerSetting登録: 特定の電源設定をレジストリに追加し、詳細な電源オプションで管理できるようにする。
  • 詳細な電源オプション: オーディオコントローラーの省電力設定を「パフォーマンスを最大化」にすることで、安定した音質を確保する。

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オーディオコントローラーの省電力機能が音切れを引き起こす仕組み

Windowsは電力消費を抑えるため、使用されていないハードウェアに対して省電力機能を適用することがあります。オーディオコントローラーもこの対象となり、一時的に電力供給が制限される場合があります。

この電力制限が、オーディオ再生中の音切れ、ノイズ、またはラグとして現れることがあります。特に、オーディオデバイスが高負荷で使用されている場合や、長時間再生が続いている場合に顕著になる傾向があります。

レジストリを編集することで、オーディオコントローラーに対する自動的な省電力動作を制御できます。これにより、パフォーマンス優先の設定に変更し、安定したオーディオ環境を確保することが可能になります。

オーディオラグを解消するレジストリ編集と電源設定の手順

レジストリの編集はシステムに重要な変更を加えるため、必ず事前にバックアップを取ってください。誤った操作はシステムが不安定になる原因となります。

レジストリのバックアップ手順

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  2. 「regedit」と入力する
    表示された入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押すか「OK」をクリックします。「ユーザーアカウント制御」が表示された場合は「はい」を選択してください。
  3. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
  4. 保存場所とファイル名を指定する
    「エクスポート範囲」で「すべて」を選択し、任意の場所に分かりやすいファイル名(例: registry_backup_日付)を付けて保存します。

オーディオコントローラーの省電力設定変更手順

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
  2. 指定のパスへ移動する
    レジストリエディターのアドレスバーに「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings」と入力し、Enterキーを押します。
  3. 新しいキーを作成する
    「PowerSettings」を右クリックし、「新規」から「キー」を選択します。新しいキーの名前を「{0012EE47-9EE6-490E-B962-08CE6B50F71B}」と入力します。
  4. 新しいキー内にサブキーを作成する
    先ほど作成した「{0012EE47-9EE6-490E-B962-08CE6B50F71B}」を右クリックし、「新規」から「キー」を選択します。キーの名前を「ACSettingIndex」と入力します。
  5. 「ACSettingIndex」の値を設定する
    作成した「ACSettingIndex」キーを選択します。右側のペインで「既定」をダブルクリックし、値のデータを「0」に変更して「OK」をクリックします。
  6. もう一つのサブキーを作成する
    {0012EE47-9EE6-490E-B962-08CE6B50F71B}」を右クリックし、「新規」から「キー」を選択します。キーの名前を「DCSettingIndex」と入力します。
  7. 「DCSettingIndex」の値を設定する
    作成した「DCSettingIndex」キーを選択します。右側のペインで「既定」をダブルクリックし、値のデータを「0」に変更して「OK」をクリックします。
  8. Attributesキーを作成する
    {0012EE47-9EE6-490E-B962-08CE6B50F71B}」を右クリックし、「新規」から「DWORD32ビット値」を選択します。値の名前を「Attributes」と入力します。
  9. 「Attributes」の値を設定する
    作成した「Attributes」をダブルクリックし、値のデータを「2」に変更して「OK」をクリックします。
  10. レジストリエディターを閉じる
    レジストリエディターを閉じ、パソコンを再起動します。

詳細な電源オプションの設定手順

  1. コントロールパネルを開く
    スタートボタンを右クリックし、「コントロールパネル」を選択します。
  2. 電源オプションへ移動する
    「表示方法」が「カテゴリ」の場合は「システムとセキュリティ」をクリックし、「電源オプション」を選択します。「表示方法」が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」の場合は直接「電源オプション」をクリックします。
  3. 電源プランの設定を変更する
    現在選択されている電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。
  4. 詳細な電源設定を変更する
    「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
  5. オーディオデバイスの電力管理を設定する
    表示されたウィンドウで項目をスクロールし、「オーディオデバイスの電力管理」という項目を探します。
  6. 設定を「パフォーマンスを最大化」に変更する
    「オーディオデバイスの電力管理」を展開し、「設定」の項目を「パフォーマンスを最大化」に変更します。Windows 10の場合も同様の操作です。
  7. 設定を適用する
    「適用」をクリックし、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。

レジストリ編集後の設定が反映されない場合の確認点

上記の手順を実行しても問題が解決しない場合や、設定が反映されない場合は以下の点を確認してください。

レジストリ編集を誤ってしまった場合

もしレジストリのキーや値を誤って入力してしまった場合は、バックアップファイルから復元できます。

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
  2. バックアップファイルをインポートする
    「ファイル」メニューから「インポート」を選択し、事前に保存しておいたバックアップファイル(.reg形式)を選択して「開く」をクリックします。

電源オプションに項目が表示されない場合

「オーディオデバイスの電力管理」が電源オプションに表示されない場合は、レジストリの設定が正しく行われていない可能性があります。

  1. レジストリキーのパスを確認する
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\{0012EE47-9EE6-490E-B962-08CE6B50F71B}」のパスが正確か確認します。
  2. 値の設定を確認する
    ACSettingIndex」と「DCSettingIndex」の値が「0」に、「Attributes」の値が「2」に設定されているか確認します。
  3. パソコンを再起動する
    レジストリの変更は、再起動後に反映されることが多いため、必ずパソコンを再起動してください。

設定変更後もラグが改善しない場合

レジストリ編集と電源オプションの設定変更後もオーディオのラグが改善しない場合は、他の要因が考えられます。

  1. オーディオドライバーの更新
    デバイスマネージャーからオーディオデバイスのドライバーを最新版に更新してください。または、メーカーサイトから最新ドライバーをダウンロードし、インストールします。
  2. USBポートの変更
    USB接続のオーディオデバイスを使用している場合、別のUSBポートに接続し直すことで問題が解消されることがあります。特に、USB3.0ポートとUSB2.0ポートを試してみてください。
  3. USBセレクティブサスペンド設定の確認
    詳細な電源オプション内にある「USB設定」の「USBセレクティブサスペンド設定」が有効になっている場合、これを無効にすることで改善することがあります。
  4. システムのパフォーマンス確認
    タスクマネージャーを開き、CPUやメモリの使用率が高くなっていないか確認します。リソース不足がラグの原因となることもあります。

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レジストリ編集とドライバー更新によるオーディオトラブル対処の違い

項目 レジストリ編集 ドライバー更新
対象となる問題 オーディオコントローラーの省電力機能による音切れやラグ デバイスの認識不良、機能不全、互換性問題、一般的な音質問題
解決策の性質 システムの電源管理設定を詳細に制御 デバイスとOS間の通信を最適化
リスク 誤った編集でシステムが不安定になる可能性 まれに新しいドライバーで問題が発生する可能性
適用範囲 システム全体のオーディオデバイスの電力管理 特定のオーディオデバイスに限定
事前準備 レジストリのバックアップが必須 現在のドライバーのバックアップが推奨

まとめ

この記事では、Windowsで発生するオーディオのラグや音切れの原因となりうる、オーディオコントローラーの省電力機能をレジストリ編集で無効にする手順を解説しました。

レジストリのバックアップから、キーと値の作成、そして詳細な電源オプションでの設定変更まで、具体的なステップを踏むことで問題の解消が期待できます。

これらの手順により、安定したオーディオ再生環境が整い、オンライン会議や動画視聴、音楽制作といった業務がスムーズに進むでしょう。

もし改善が見られない場合は、オーディオドライバーの更新やUSBセレクティブサスペンド設定の確認も試してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。