【Windows】生体認証サービスが勝手に止まる時の自動起動設定の手順

【Windows】生体認証サービスが勝手に止まる時の自動起動設定の手順
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Windowsの生体認証機能が突然使えなくなり、ログインや認証に手間取っていませんか。

この問題は、生体認証を司るサービスが停止していることが主な原因です。

この記事では、生体認証サービスを自動で起動する設定方法と、関連するトラブルの解決手順を詳しく解説します。

手順に従って操作すれば、生体認証が安定して機能するようになります。

【要点】生体認証サービスが停止する問題の解決策

  • Windows Biometric Serviceの自動起動設定: 生体認証が常に利用できる状態を維持します。
  • レジストリ編集による安定化: サービスの自動起動をより確実に実行させます。
  • ドライバーの更新と再インストール: 生体認証デバイスの動作不良を改善します。

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生体認証サービスが停止する根本的な原因

Windowsの生体認証、いわゆるWindows Hello機能は、「Windows Biometric Service」というシステムサービスによって提供されています。

このサービスが何らかの理由で停止すると、顔認証や指紋認証が利用できなくなります。

サービス停止の一般的な原因としては、システムリソースの競合、Windows Update後の設定変更、ドライバーの問題、または省電力設定の影響などが考えられます。

サービスが「手動」設定になっている場合や、予期せぬエラーでクラッシュした場合にも同様の症状が発生します。

Windows Biometric Serviceの役割

Windows Biometric Serviceは、指紋リーダーや顔認証カメラなどの生体認証デバイスと、Windows Helloの認証システムとの橋渡しをする重要な役割を担っています。

このサービスが正しく動作していなければ、生体認証デバイスがシステムに認識されていても、認証機能自体は利用できません。

サービス停止を招く主な要因

サービスが停止する要因として、システム起動時の読み込み順序の問題や、他のアプリケーションとの競合があります。

特にWindows Update後には、一時的にサービスの設定が変更されたり、関連ドライバーが不安定になったりする場合があります。

また、特定の省電力設定がサービスを強制的に停止させてしまうケースも確認されています。

生体認証サービスを自動起動に設定する手順

生体認証サービスが停止する問題を解決するには、まずサービスのスタートアップの種類を「自動」に設定し、常に起動状態を維持するように変更します。

以下の手順でサービスの設定を変更してください。

  1. サービス管理ツールの起動
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。表示されたダイアログに「services.msc」と入力し、「OK」をクリックします。
  2. Windows Biometric Serviceの特定
    サービスの一覧の中から「Windows Biometric Service」を探してダブルクリックします。一覧は名前順で並んでいます。
  3. スタートアップの種類を変更
    「Windows Biometric Serviceのプロパティ」ウィンドウが開きます。「全般」タブの「スタートアップの種類」のドロップダウンメニューをクリックし、「自動」を選択します。
  4. サービスの状態を確認し開始する
    「サービスの状態」が「停止」になっている場合は、「開始」ボタンをクリックしてサービスを起動させます。
  5. 変更を適用して閉じる
    「適用」をクリックし、続けて「OK」をクリックしてプロパティウィンドウを閉じます。サービス管理ツールも閉じます。
  6. Windowsの再起動
    変更をシステムに反映させるため、Windowsを再起動します。

この手順でWindows Biometric Serviceが自動的に起動するようになります。

Windows 10の場合も同様の操作で設定できます。

レジストリを編集して自動起動の確実性を高める方法

サービス設定だけでは解決しない場合、レジストリを編集することでサービスの自動起動をより確実にできます。

レジストリの編集はシステムに影響を与えるため、必ず事前にバックアップを取ってください。

レジストリのバックアップ手順

レジストリエディターを開く前に、現在のレジストリの状態を保存します。

  1. レジストリエディターの起動
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。表示されたダイアログに「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. レジストリの全体バックアップ
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
  3. 保存場所とファイル形式の指定
    「エクスポート範囲」で「すべて」が選択されていることを確認します。任意の保存場所を指定し、ファイル名を入力して「保存」をクリックします。ファイル形式は「登録ファイル .reg」のまま変更しません。

これでレジストリのバックアップが完了しました。

問題が発生した場合は、このファイルをダブルクリックすることで元の状態に戻せます。

レジストリを編集してサービス起動を確実にする手順

以下の手順でレジストリの値を変更します。

  1. レジストリエディターの起動
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。表示されたダイアログに「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。
  2. 対象のパスへ移動
    レジストリエディターのアドレスバーに以下のパスをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\WbioSrvc
  3. 「Start」値の変更
    右側のペインにある「Start」という名前のDWORD値をダブルクリックします。
  4. 値のデータを「2」に設定
    「DWORD値の編集」ウィンドウで、「値のデータ」を「2」に設定します。これはサービスのスタートアップ種類を「自動」に設定することに相当します。「OK」をクリックして変更を保存します。
  5. レジストリエディターを閉じる
    変更が完了したら、レジストリエディターを閉じます。
  6. Windowsの再起動
    システムに設定を反映させるため、必ずWindowsを再起動します。

このレジストリ編集により、Windows Biometric Serviceの自動起動がより確実になります。

Windows 10でも同じパスと値で設定できます。

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自動起動設定後も生体認証が機能しない場合の対処法

上記の手順を実行しても生体認証が正常に動作しない場合は、以下の対処法を試してください。

生体認証ドライバーの問題

生体認証デバイスのドライバーが破損しているか、古いバージョンであるために問題が発生する場合があります。

ドライバーを更新または再インストールすることで解決できる可能性があります。

  1. デバイスマネージャーの起動
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. 生体認証デバイスの特定
    「生体認証デバイス」のカテゴリを展開し、お使いの生体認証デバイス、例えば「Windows Hello Face Software Device」や指紋リーダーなどを右クリックします。
  3. ドライバーの更新
    「ドライバーの更新」を選択し、「ドライバーを自動的に検索」をクリックします。最新のドライバーが見つかれば、指示に従ってインストールします。
  4. ドライバーの再インストール
    「ドライバーの更新」で解決しない場合は、デバイスを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。警告が表示されたら「アンインストール」をクリックします。アンインストール後、Windowsを再起動すると、通常は自動的にドライバーが再インストールされます。

Windows Helloの再設定

Windows Helloの設定自体に問題がある可能性も考えられます。

一度設定を削除し、再度登録することで問題が解決する場合があります。

  1. Windows設定の起動
    スタートボタンをクリックし、「設定」アイコンを選択します。
  2. サインインオプションへ移動
    左側のメニューから「アカウント」を選択し、右側の「サインインオプション」をクリックします。
  3. 生体認証の削除
    「顔認証 Windows Hello」または「指紋認証 Windows Hello」の項目をクリックし、「削除」ボタンを選択します。PINの入力が求められる場合があります。
  4. 生体認証の再設定
    削除後、再度「セットアップ」ボタンをクリックし、画面の指示に従って顔認証または指紋認証を再登録します。

システムファイルの破損

Windowsのシステムファイルが破損していると、生体認証サービスを含む様々な機能に影響が出ることがあります。

以下のコマンドを実行してシステムファイルを修復します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. DISMコマンドの実行
    コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。このコマンドはシステムイメージの破損をチェックし修復します。
    DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
    完了するまで数分かかる場合があります。
  3. SFCコマンドの実行
    DISMコマンドの完了後、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。このコマンドはシステムファイルの整合性をチェックし、破損を修復します。
    sfc /scannow
    完了するまで数分かかる場合があります。
  4. Windowsの再起動
    両方のコマンドが完了したら、Windowsを再起動して変更を適用します。

Windows 11とWindows 10のサービス設定画面の違い

項目 Windows 11 Windows 10
サービス管理ツールの起動 スタートボタン右クリックから「ファイル名を指定して実行」を選択 スタートボタン右クリックから「ファイル名を指定して実行」を選択
レジストリエディターの起動 スタートボタン右クリックから「ファイル名を指定して実行」を選択 スタートボタン右クリックから「ファイル名を指定して実行」を選択
生体認証設定画面 「設定」アプリの「アカウント」>「サインインオプション」 「設定」アプリの「アカウント」>「サインインオプション」
デバイスマネージャーの起動 スタートボタン右クリックから「デバイスマネージャー」を選択 スタートボタン右クリックから「デバイスマネージャー」を選択

Windows 11とWindows 10では、サービス管理ツールやレジストリエディター、デバイスマネージャーなどの基本的なシステムツールへのアクセス方法はほぼ共通しています。

そのため、本記事で紹介した手順はどちらのOSでも同様に実行できます。

設定アプリのUIデザインに若干の違いがあるものの、メニューの配置や名称は類似しています。

まとめ

この記事では、Windowsの生体認証サービスが停止する問題に対し、サービスの自動起動設定、レジストリ編集による安定化、そして関連するトラブルシューティングの手順を解説しました。

これらの手順を実行することで、生体認証機能を安定して利用できるようになります。

もし問題が再発するようであれば、ドライバーの更新やWindows Helloの再設定、システムファイル修復なども試してみてください。

これにより、ログインや認証がスムーズになり、業務効率の向上が期待できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。