【Windows】通常使うプリンターが意図せず切り替わる現象を無効にして固定する手順

【Windows】通常使うプリンターが意図せず切り替わる現象を無効にして固定する手順
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ビジネス環境で、Windowsの通常使うプリンターが意図せず切り替わり、印刷ミスや業務の停滞に直面していませんか。

この現象は、Windowsに搭載された自動管理機能が原因で発生します。

この記事では、この自動切り替え機能を無効にし、特定のプリンターを固定して安定した印刷環境を構築する手順を解説します。

【要点】Windowsの自動プリンター管理を無効にして固定する

  • 設定アプリからの自動管理機能の無効化: Windowsが自動で通常使うプリンターを変更することを防ぎます。
  • レジストリ編集による設定の固定: 設定アプリでの変更に加え、より強固にプリンター設定を維持できます。
  • 手動での通常使うプリンター設定: 意図したプリンターを確実に既定に設定し、印刷ミスを減らします。

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通常使うプリンターが勝手に変わる原因と仕組み

Windows 11およびWindows 10には、「Windowsで通常使うプリンターを管理する」という機能が標準で搭載されています。

この機能は、ユーザーが最後に使用したプリンターを記憶し、自動的に通常使うプリンターとして設定するものです。

複数のプリンターを頻繁に使い分ける環境では、この自動管理機能は便利に機能する場合があります。

しかし、特定のプリンターを常に既定として使用したいビジネスシーンでは、意図しないプリンターが選択される原因となります。

その結果、誤ったプリンターからの出力、印刷のやり直し、業務の遅延といった問題が生じがちです。

この自動管理機能を無効にすることで、ユーザーが手動で設定したプリンターが、他のプリンターの使用状況に影響されずに維持されるようになります。

設定を無効化することで、常に同じプリンターで印刷できる安定した環境を構築できます。

通常使うプリンターの自動切り替えを無効にする手順

まずはWindowsの設定アプリから、通常使うプリンターの自動管理機能を無効にします。

この設定により、Windowsが最後に使用したプリンターを自動で既定に設定することを停止できます。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. Bluetoothとデバイスへ移動する
    設定画面の左側メニューから「Bluetoothとデバイス」をクリックします。
  3. プリンターとスキャナーを開く
    右側の項目一覧から「プリンターとスキャナー」をクリックします。
  4. 自動管理機能を無効にする
    「Windowsで通常使うプリンターを管理する」のトグルスイッチをオフに切り替えます。この設定はWindows 10でも同様に機能します。
  5. 通常使うプリンターを手動で設定する
    一覧から固定したいプリンターをクリックし、「既定として設定」ボタンをクリックします。
  6. 設定の確認
    設定したプリンター名の横に「既定」と表示されていることを確認します。これで、手動で設定したプリンターが既定として維持されます。

レジストリを編集して設定をより強固に固定する手順

設定アプリからの変更で多くの場合は解決しますが、より確実に設定を固定したい場合はレジストリを編集します。

レジストリの編集は、Windowsの動作に直接影響を与える重要な操作です。

誤った編集はシステムに深刻な問題を引き起こす可能性があるため、必ず事前にレジストリのバックアップを取得してください。

レジストリのバックアップを取得する

万が一の事態に備え、現在のレジストリの状態を保存します。

バックアップファイルは、問題発生時にレジストリを元の状態に戻すために使用できます。

  1. レジストリエディターを起動する
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。「regedit」と入力しEnterキーを押します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックして続行します。
  2. バックアップ対象を選択する
    レジストリエディターの左ペインで「コンピューター」を選択します。これにより、レジストリ全体がバックアップ対象となります。
  3. レジストリをエクスポートする
    「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。
  4. 保存場所とファイル名を指定する
    デスクトップなど、分かりやすい場所に「regbackup_日付」のようなファイル名を付けて保存します。ファイルの種類は「すべてのレジストリファイル」のままにしてください。このファイルをダブルクリックすることで、バックアップした状態に復元できます。

レジストリを編集して自動切り替えを無効にする

以下の手順でレジストリを編集し、プリンターの自動管理機能をシステムレベルで無効化します。

これにより、設定アプリでの変更が何らかの原因でリセットされた場合でも、設定が維持されやすくなります。

  1. レジストリエディターを起動する
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。「regedit」と入力しEnterキーを押します。
  2. 指定のパスへ移動する
    レジストリエディターのアドレスバーに以下のパスを入力し、Enterキーを押します。
    HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows
  3. 新しいDWORD値を作成する
    右側の空白部分を右クリックし、「新規」→「DWORD 32ビット値」を選択します。
  4. 値の名前を設定する
    新しい値の名前を「LegacyDefaultPrinterMode」と入力しEnterキーを押します。正確に入力しないと効果がありません。
  5. 値のデータを設定する
    作成した「LegacyDefaultPrinterMode」をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定して「OK」をクリックします。これにより、レガシーなプリンター管理モードが有効になります。
  6. レジストリエディターを閉じる
    レジストリエディターを閉じ、Windowsを再起動します。再起動によって変更がシステムに完全に適用されます。

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設定後もプリンターが切り替わってしまう場合の確認点

上記の手順を実行しても、プリンターが意図せず切り替わってしまう場合は、以下の点を確認してください。

これらの要因が設定の適用を妨げている可能性があります。

設定が正しく適用されていない

設定アプリでの「Windowsで通常使うプリンターを管理する」がオフになっているか、レジストリの「LegacyDefaultPrinterMode」の値が「1」になっているかを再確認してください。

レジストリの変更は、Windowsの再起動後に適用されることが多いため、必ず再起動を実行したか確認が必要です。

設定が正しく行われていても、何らかの理由でWindowsが設定を認識していない可能性があります。

プリンタードライバーの問題

プリンタードライバーが破損しているか、古いバージョンの場合、プリンターの動作が不安定になることがあります。

意図しない切り替えが発生する一因となる場合があるため、プリンターメーカーのウェブサイトから最新のドライバーをダウンロードし、再インストールを試してください。

デバイスマネージャーから既存のドライバーを削除し、クリーンな状態で再インストールすることが推奨されます。

グループポリシーによる制限

企業環境でWindowsを使用している場合、グループポリシーによってプリンター設定が管理されている可能性があります。

グループポリシーはローカルの設定よりも優先されるため、個人の設定変更が上書きされる場合があります。

この場合、システム管理者に相談し、ポリシーの変更を依頼するか、管理された環境での適切な設定方法を確認してください。

複数のユーザープロファイル

複数のユーザーアカウントでWindowsを使用している場合、各ユーザープロファイルで個別にプリンター設定が必要です。

現在ログインしているアカウントで設定が適用されているかを確認してください。

他のユーザーアカウントでログインしている間にプリンターを使用したことで、そのアカウントの既定設定が変更されることがあります。

Windows 11とWindows 10のプリンター設定画面の違い

Windows 11とWindows 10では、設定アプリのUIデザインやカテゴリの配置に一部違いがあります。

基本的な機能や設定項目は共通していますが、アクセスパスが異なります。

項目 Windows 11 Windows 10
設定アプリのパス 設定 > Bluetoothとデバイス > プリンターとスキャナー 設定 > デバイス > プリンターとスキャナー
自動管理機能の名称 Windowsで通常使うプリンターを管理する Windowsで通常使うプリンターを管理する
外観デザイン 新しいUIデザイン、左側メニューにカテゴリ表示 従来のUIデザイン、左側メニューにカテゴリ表示

まとめ

この記事では、Windowsの「通常使うプリンター」が意図せず切り替わる現象を無効にし、特定のプリンターを固定する手順を解説しました。

設定アプリでの自動管理機能の無効化と、必要に応じたレジストリ編集により、印刷環境を安定させられます。

これにより、印刷業務の効率が向上し、誤印刷のリスクを低減できるでしょう。

設定後は、実際に印刷を試して、意図したプリンターが常に選択されていることを確認してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。