【Windows】ドライバの競合特定と修正により画面停止エラーを直す手順 | エラーコード:VIDEO_TDR_FAILURE

【Windows】ドライバの競合特定と修正により画面停止エラーを直す手順 | エラーコード:VIDEO_TDR_FAILURE
🛡️ 超解決

業務中にWindowsが突然画面停止し、VIDEO_TDR_FAILUREというエラーコードが表示されてお困りではないでしょうか。

このエラーは主にグラフィックドライバの問題や競合によって引き起こされ、作業の中断やデータ損失につながる恐れがあります。

この記事では、ドライバの競合を特定し、この画面停止エラーを修正するための具体的な手順を詳しく解説しますので、安定した業務環境を取り戻すことができます。

【要点】VIDEO_TDR_FAILUREエラーの主な解決策

  • グラフィックドライバの更新: 最新の安定版ドライバを適用し、既知の問題を修正します。
  • グラフィックドライバのロールバック: 問題発生前の安定したドライババージョンに戻し、不具合を回避します。
  • グラフィックドライバのクリーンインストール: 既存のドライバを完全に削除してから再インストールし、競合や破損を防ぎます。
  • システムファイルチェッカーの実行: Windowsのシステムファイル破損を確認・修復し、OS側の問題を解決します。

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VIDEO_TDR_FAILUREが発生する根本的な原因

VIDEO_TDR_FAILUREエラーは、WindowsのTimeout Detection and Recoveryと呼ばれる機能が、グラフィックハードウェアからの応答を一定時間検出できなかった場合に発生します。これは、グラフィックドライバが応答を停止したとWindowsが判断し、システムを保護するために表示される画面停止エラーです。

主な原因としては、グラフィックドライバのバージョンが古い、ドライバが破損している、他のドライバと競合している、またはグラフィックハードウェア自体に問題があるなどが挙げられます。特に、Windows Update後のドライバの自動更新や、新しいソフトウェアのインストールによって、ドライバ間の競合が発生することがよくあります。

ドライバの競合と破損

グラフィックドライバが最新バージョンであっても、他の周辺機器ドライバやOSの更新と互換性の問題が生じ、競合することがあります。また、ドライバファイル自体が何らかの原因で破損している場合も、正常な動作ができなくなり、TDRエラーを引き起こす原因となります。

ハードウェアの問題

稀に、グラフィックボードやメモリなどのハードウェア自体に故障がある場合に、このエラーが発生することがあります。ドライバの修正で改善しない場合は、ハードウェアの診断も検討する必要があります。

ドライバの競合を特定し画面停止エラーを修正する手順

ここでは、VIDEO_TDR_FAILUREエラーを修正するための具体的な手順を解説します。Windows 11を基準としていますが、Windows 10でも同様の操作で対応できます。

手順1: グラフィックドライバの更新

最新のドライバには、以前のバージョンで発生していた問題の修正が含まれていることがあります。まずは、ドライバを最新の状態に更新してみましょう。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択して開きます。
  2. ディスプレイアダプターを展開する
    デバイスマネージャーのウィンドウ内で、「ディスプレイアダプター」の項目を見つけ、左側の矢印をクリックして展開します。
  3. グラフィックボードのドライバを更新する
    お使いのグラフィックボードの名前が表示されている項目を右クリックし、「ドライバの更新」を選択します。
  4. ドライバを自動検索する
    「ドライバを自動的に検索」を選択します。Windowsが自動的に最新のドライバを検索し、インストールを試みます。
  5. PCを再起動する
    ドライバの更新が完了したら、PCを再起動して変更を適用します。

手順2: グラフィックドライバのロールバック

最新のドライバに更新した後で問題が発生した場合や、直前の更新が原因と考えられる場合は、以前の安定したバージョンにドライバを戻すロールバックが有効です。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ディスプレイアダプターを展開する
    「ディスプレイアダプター」の項目を展開します。
  3. グラフィックボードのプロパティを開く
    お使いのグラフィックボードの名前を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  4. ドライバタブを選択しロールバックを実行する
    プロパティウィンドウで「ドライバ」タブをクリックし、「ドライバを元に戻す」ボタンがあればクリックします。このボタンがグレーアウトしている場合、ロールバックできる以前のドライババージョンが存在しないことを示します。
  5. ロールバックの理由を選択する
    ロールバックの理由を尋ねられたら、適切な項目を選択し「はい」をクリックします。
  6. PCを再起動する
    ロールバックが完了したら、PCを再起動して変更を適用します。

手順3: グラフィックドライバのクリーンインストール

ドライバの更新やロールバックで改善しない場合、既存のドライバファイルが破損しているか、残骸が競合を引き起こしている可能性があります。この場合は、ドライバを完全に削除してから再インストールするクリーンインストールを試します。

  1. インターネット接続を切断する
    ドライバの削除中にWindowsが自動的にドライバをインストールするのを防ぐため、Wi-FiをオフにするかLANケーブルを抜いてインターネット接続を切断します。
  2. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  3. ディスプレイアダプターを展開する
    「ディスプレイアダプター」の項目を展開します。
  4. ドライバをアンインストールする
    お使いのグラフィックボードの名前を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
  5. ドライバソフトウェアの削除を確認する
    「このデバイスのドライバソフトウェアを削除します。」のチェックボックスにチェックを入れ、「アンインストール」をクリックします。
  6. PCを再起動する
    アンインストールが完了したら、PCを再起動します。この時、画面の解像度が低くなることがあります。
  7. 最新のドライバをダウンロードする
    PCが再起動したら、インターネットに再接続し、グラフィックボードメーカーの公式ウェブサイトからお使いのモデルに合った最新のドライバをダウンロードします。
  8. ダウンロードしたドライバをインストールする
    ダウンロードしたドライバのインストーラーを実行し、指示に従ってインストールします。通常、「クリーンインストール」または「新規インストール」のオプションが推奨されます。
  9. PCを再度再起動する
    ドライバのインストールが完了したら、PCを再度再起動して変更を適用します。

手順4: システムファイルチェッカーの実行

Windowsのシステムファイルが破損している場合も、ドライバの正常な動作を妨げ、TDRエラーの原因となることがあります。システムファイルチェッカーで破損を検出・修復してみましょう。

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. システムファイルチェッカーを実行する
    コマンドプロンプトのウィンドウで、「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
  3. 処理が完了するまで待つ
    システムのスキャンと修復が開始されます。この処理には時間がかかる場合がありますので、完了するまで待ちます。
  4. 結果を確認する
    スキャンが完了すると、結果が表示されます。問題が検出され修復された場合は、PCを再起動します。

エラーが解決しない場合の追加チェックと対処法

上記の手順を試してもVIDEO_TDR_FAILUREが解決しない場合は、以下の点を確認してみましょう。

更新しても症状が改善しない場合

ドライバを更新しても状況が変わらない場合、ドライバ以外の要因が考えられます。他の周辺機器のドライバや、Windows Updateの適用状況も確認してください。最新のWindows Updateが原因で問題が発生している場合は、更新プログラムを一時的にアンインストールすることも検討します。

また、グラフィックボードの冷却不足や電源供給の問題もエラーの原因となることがあります。PCケース内のエアフローや電源ユニットの容量を確認し、必要に応じて改善してください。

セーフモードでしか起動できない場合

通常起動でエラーが発生し、セーフモードでしかWindowsを操作できない場合は、ドライバが原因である可能性が非常に高いです。セーフモードでは最小限のドライバのみが読み込まれるため、グラフィックドライバの問題を切り分けるのに役立ちます。

セーフモードで起動し、手順3の「グラフィックドライバのクリーンインストール」を再度試してください。この際、インターネット接続を切断した状態でドライバをアンインストールし、再起動後にメーカーサイトからダウンロードしたドライバを手動でインストールすることが重要です。

イベントビューアの確認方法

エラーコードが表示された直後のシステムログを確認することで、より詳細な原因の手がかりを得られる場合があります。イベントビューアを使ってログを確認しましょう。

  1. イベントビューアを開く
    スタートボタンを右クリックし、「イベントビューア」を選択します。
  2. システムログを確認する
    イベントビューアの左ペインで、「Windows ログ」を展開し、「システム」を選択します。
  3. エラーイベントを特定する
    中央のペインで、「エラー」または「警告」レベルのイベントを探し、画面停止エラーが発生した時刻に近いログを確認します。特に「Display」やグラフィックボードメーカーに関連するイベントを探すと良いでしょう。
  4. 詳細情報を確認する
    該当するイベントをダブルクリックすると、詳細情報が表示されます。ここに記載されている情報が、問題解決のヒントとなることがあります。

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グラフィックドライバの更新とロールバックの比較

項目 ドライバの更新 ドライバのロールバック
目的 最新機能の利用、性能向上、最新のバグ修正を適用 問題発生前の安定した状態への復元、不具合の回避
メリット 最新のゲームやアプリケーションへの最適化、セキュリティの強化 直近のドライバ更新で発生した問題の即時解決、システムの安定性回復
デメリット 新しいバグや互換性問題が発生する可能性、システムが不安定になるリスク 古いドライバに起因するセキュリティリスクや性能低下、最新機能が利用できない
推奨される状況 最新の環境で最高の性能を求める場合、古いドライバに既知の問題がある場合 ドライバ更新後に問題が発生した場合、特定のアプリケーションで不具合が生じる場合

まとめ

この記事では、Windowsで発生するVIDEO_TDR_FAILUREエラーに対し、ドライバの競合を特定し修正する手順を解説しました。

グラフィックドライバの更新、ロールバック、クリーンインストール、そしてシステムファイルチェッカーの実行を通じて、画面停止エラーの多くは解決できます。

エラーが解決しない場合は、イベントビューアで詳細なログを確認したり、セーフモードでのドライバ再インストールを試したりすることで、さらなる問題の切り分けが可能です。

これらの手順を活用し、安定したWindows環境で業務を継続してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。