【Windows】暗号化接続中の720エラーを専用通信部品の再登録で直す手順 | エラーコード:720

【Windows】暗号化接続中の720エラーを専用通信部品の再登録で直す手順 | エラーコード:720
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Windows環境でVPN接続を試みた際に、エラーコード720が表示され、接続できないことがあります。

このエラーは通常、ネットワーク接続に使われる専用通信部品、特にTCP/IPプロトコルスタックの設定に問題がある場合に発生します。

この記事では、エラーコード720の根本原因を解消し、VPN接続を正常に確立するための詳細な手順を解説します。

【要点】VPN接続エラー720を解決する主な手順

  • レジストリのバックアップ: レジストリ編集の前に、現在の設定を保存し安全性を確保します。
  • ネットワークアダプターのリセット: ネットワーク設定を初期状態に戻し、通信部品の不具合を解消します。
  • レジストリ編集による通信部品の再登録: 問題のある通信プロトコル設定を削除し、Windowsによる再構築を促します。
  • ネットワークドライバーの更新: ドライバーの不具合や古さを解消し、安定した接続を確立します。

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暗号化接続中のエラーコード720が発生する原因

エラーコード720は、主にPPTP VPN接続時に発生する問題です。このエラーは、WindowsのTCP/IPプロトコルスタックに何らかの破損や設定の不整合があることを示しています。

具体的には、WANミニポートPPTPドライバーを含むネットワーク関連の通信部品が正しく機能していない状態です。これにより、VPN接続に必要なIPアドレスの割り当てや通信経路の確立が阻害されます。

原因としては、過去のソフトウェアのインストールやアンインストール、Windows Updateの失敗、あるいはマルウェア感染などが挙げられます。これらの要因によって、レジストリ内に保存されているネットワークプロトコルの情報が破損したり、不適切な状態になったりすることが考えられます。

エラーコード720を解決する手順

事前準備: レジストリのバックアップ

レジストリの編集は、Windowsの動作に重要な影響を与える可能性があります。万が一の事態に備え、事前にレジストリのバックアップを取得することを強く推奨します。

  1. レジストリエディターを開く
    Windowsキーを押しながら「R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら、「はい」を選択します。
  2. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。「レジストリファイルの保存」ダイアログが表示されたら、「エクスポート範囲」で「すべて」を選択します。任意の場所に分かりやすいファイル名「registry_backup_日付.reg」を付けて保存します。

ネットワークアダプターのリセット

ネットワークアダプターのリセットは、ネットワーク設定を初期状態に戻すことで、通信部品の不具合を解消する効果があります。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. ネットワークとインターネットの設定に進む
    左側のナビゲーションメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. ネットワークのリセットを実行する
    右側の項目をスクロールし、「ネットワークの詳細設定」をクリックします。さらに「ネットワークのリセット」をクリックし、「今すぐリセット」ボタンを選択します。確認のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックしてリセットを実行します。PCが再起動します。
    Windows 10の場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」に進み、「ネットワークのリセット」をクリックします。

レジストリ編集による専用通信部品の再登録

この手順では、ネットワークプロトコルに関する特定のレジストリエントリを削除し、Windowsにそれらを再構築させます。

  1. レジストリエディターを開く
    Windowsキーを押しながら「R」キーを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押します。
  2. 対象のパスへ移動する
    レジストリエディターのアドレスバーに次のパスをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E972-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}
  3. エントリの削除
    右側のペインで「UpperFilters」という名前の項目を探します。もし存在すれば、右クリックして「削除」を選択します。同様に、「LowerFilters」という名前の項目も探し、存在すれば削除します。
  4. PCを再起動する
    すべてのエントリの削除が完了したら、レジストリエディターを閉じ、PCを再起動します。再起動後にWindowsがこれらの通信部品を自動的に再構築します。

ネットワークドライバーの更新または再インストール

ネットワークドライバーの破損や古いバージョンが原因で、エラー720が発生することもあります。ドライバーを更新または再インストールすることで、問題を解決できる場合があります。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ネットワークアダプターを探す
    デバイスマネージャーのウィンドウで「ネットワークアダプター」の項目を展開します。
  3. ドライバーを更新または再インストールする
    お使いのネットワークアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。表示されたオプションから「ドライバーを自動的に検索」を選び、最新のドライバーをインストールします。もし最新版が見つからない場合や問題が解決しない場合は、再度ネットワークアダプターを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。確認のメッセージが表示されたら「アンインストール」をクリックし、PCを再起動します。再起動時にWindowsが自動的にドライバーを再インストールします。

エラー720が解決しない場合の追加確認点

VPNクライアントソフトウェアの問題

標準のVPN接続ではなく、サードパーティ製のVPNクライアントソフトウェアを使用している場合、そのソフトウェア自体に問題がある可能性があります。

その場合は、VPNクライアントソフトウェアを完全にアンインストールし、公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールしてみてください。また、ソフトウェアの設定を見直し、VPNプロトコルや認証方法が正しく設定されているか確認することも重要です。

セキュリティソフトウェアの影響

インストールされているファイアウォールやウイルス対策ソフトウェアが、VPN接続を妨げていることがあります。

一時的にこれらのセキュリティソフトウェアを無効にして、VPN接続が確立できるか試してみてください。接続が成功した場合は、セキュリティソフトウェアの設定でVPN接続を許可するルールを追加する必要があります。ただし、無効化する際は、インターネットから切断するなど、セキュリティリスクを十分に考慮してください。

VPNサーバー側の問題

クライアント側の設定に問題がない場合でも、接続先のVPNサーバー側で問題が発生している可能性があります。

VPNサーバーの管理者に連絡し、サーバーが正常に稼働しているか、設定に変更がないかを確認してください。また、他のユーザーも同じエラーに直面していないか尋ねることで、問題の切り分けに役立ちます。

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Windows 11とWindows 10でのネットワーク設定画面の違い

Windows 11とWindows 10では、設定アプリのUIが異なるため、ネットワーク関連の項目へのアクセス方法が一部異なります。

項目 Windows 11 Windows 10
設定アプリの開き方 スタートボタン右クリック → 設定 スタートボタン → 設定
ネットワークリセットへのパス 設定 → ネットワークとインターネット → ネットワークの詳細設定 → ネットワークのリセット 設定 → ネットワークとインターネット → 状態 → ネットワークのリセット
VPN設定へのパス 設定 → ネットワークとインターネット → VPN 設定 → ネットワークとインターネット → VPN
デバイスマネージャーの開き方 スタートボタン右クリック → デバイスマネージャー スタートボタン右クリック → デバイスマネージャー

まとめ

この記事では、Windows環境で発生するVPN接続のエラーコード720の解決策を詳細に解説しました。

ネットワークアダプターのリセット、レジストリ編集による通信部品の再登録、そしてネットワークドライバーの更新といった手順を通じて、VPN接続の問題を解消できます。

これらの手順を試しても問題が解決しない場合は、VPNクライアントソフトウェアやセキュリティソフトウェア、またはVPNサーバー側の問題も確認し、安定したVPN接続を確立してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。