【Windows】ブルースクリーンで再起動を繰り返す際のSATA/NVMeモード修正手順 | Inaccessible Boot Device

【Windows】ブルースクリーンで再起動を繰り返す際のSATA/NVMeモード修正手順 | Inaccessible Boot Device
🛡️ 超解決

ブルースクリーンエラー「Inaccessible Boot Device」は、Windowsが起動に必要なストレージデバイスにアクセスできない場合に発生します。

これは多くの場合、ストレージコントローラの設定変更やドライバの問題が根本的な原因です。

このエラーによりPCが再起動を繰り返す状況では、通常のWindows操作ができません。

この記事では、このエラーからPCを復旧させるためのSATA/NVMeモードの修正手順を詳しく解説します。

手順を実行することで、Windowsが正常に起動できるようになります。

【要点】Inaccessible Boot DeviceエラーをSATA/NVMeモード修正で解決する手順

  • Windows回復環境へのアクセス: 起動失敗を繰り返すPCを回復環境へ導き、トラブルシューティングオプションを利用できるようにします。
  • BIOS/UEFI設定の確認と変更: ストレージコントローラモードをAHCIまたはNVMeに適切に設定し、起動デバイスの認識を正常化します。
  • コマンドプロンプトからのドライバ有効化: 必要なSATA/NVMeドライバがWindowsで有効になるようレジストリを修正します。

ADVERTISEMENT

Inaccessible Boot Deviceエラーが発生する主な原因

Inaccessible Boot Deviceエラーは、Windowsが起動プロセス中にシステムドライブへアクセスできなくなったときに表示される深刻な問題です。

このエラーの最も一般的な原因は、PCのBIOS/UEFI設定でストレージコントローラモードが変更されたことです。

例えば、Windowsのインストール後にSATAモードをIDEからAHCIへ、またはAHCIからRAIDへ変更すると、Windowsが適切なストレージドライバを読み込めず、このエラーが発生します。

また、NVMe SSDを使用している場合、適切なNVMeドライバがロードされていないこともエラーの原因となる場合があります。

Windowsは起動時に特定のドライバセットを読み込みますが、BIOS/UEFI設定でコントローラモードが変更されると、必要なドライバが異なり、システムドライブにアクセスできなくなるのです。

Inaccessible Boot DeviceエラーをSATA/NVMeモードで修正する手順

このセクションでは、Inaccessible Boot Deviceエラーを解決するための具体的な手順を解説します。

PCが起動しない状況でも操作できるよう、Windows回復環境を利用して進めます。

  1. Windows回復環境へアクセスする
    PCの電源を入れ、Windowsロゴが表示されたらすぐに電源ボタンを長押しして強制終了します。
    この操作を2〜3回繰り返すと、Windowsは自動的に回復環境を起動します。
    「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」を選択します。
    次に「詳細オプション」を選択し、次のステップに進みます。
  2. BIOS/UEFI設定を確認・変更する
    回復環境の「詳細オプション」画面から「UEFIファームウェアの設定」を選択し、PCを再起動してBIOS/UEFI設定画面に入ります。もし「UEFIファームウェアの設定」がない場合は、回復環境から一旦PCを再起動し、PCメーカー指定のキー(Del、F2、F10、F12など)を連打してBIOS/UEFI設定画面に入ります。
    BIOS/UEFI設定画面で、「SATA Mode」「Storage Configuration」「Advanced」などの項目を探します。
    SATAモードが「IDE」になっている場合は「AHCI」に変更します。
    NVMe SSDを使用している場合は、NVMe関連の設定が適切か確認します。
    多くのシステムでは「AHCI」が推奨されますが、RAID構成の場合はその設定を維持します。
    変更を保存してPCを再起動します。
  3. コマンドプロンプトからレジストリを修正する
    再度Windows回復環境に入り、「トラブルシューティング」から「詳細オプション」を選択します。
    「コマンドプロンプト」を選択します。パスワードを求められたら入力して進みます。
    コマンドプロンプトが起動したら、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    regedit
    レジストリエディタが起動したら、「HKEY_LOCAL_MACHINE」を選択します。
    「ファイル」メニューから「ハイブの読み込み」をクリックします。
    システムドライブ(通常はCドライブですが、回復環境ではXドライブなど異なる場合があるため、dir c:などで確認します)を選択し、Windows\System32\configフォルダ内の「SYSTEM」ファイルを選択して「開く」をクリックします。
    キー名に「Offline_System」など任意の名前を入力し、「OK」をクリックします。
    読み込んだハイブ(ここでは「Offline_System」)の下にあるControlSet001\Servicesフォルダを展開します。
    以下のキーを見つけ、それぞれの「Start」値を「0」に変更します。変更するキーを右クリックし、「修正」を選択して値を入力します。

    • iaStorAV: Intel Rapid Storage Technologyドライバです。Intelチップセット搭載PCで特に重要です。
    • storahci: 標準AHCI 1.0 Serial ATAコントローラドライバです。一般的なSATAデバイスで利用されます。
    • storflt: ストレージフィルタドライバです。ストレージデバイスの動作を補助する汎用ドライバです。
    • storNVMe: NVMeコントローラドライバです。NVMe SSDの動作に必須です。

    これらのドライバの「Start」値が「3」(手動)や「4」(無効)になっていると、起動時に自動的に読み込まれません。「0」(ブート時)に設定することで、起動時に強制的に有効化します。
    すべての変更が完了したら、「Offline_System」キーを選択し、「ファイル」メニューから「ハイブのアンロード」をクリックしてレジストリエディタを閉じます。
    コマンドプロンプトを閉じ、PCを再起動します。

Inaccessible Boot Deviceエラー修正時の注意点と追加対処

上記の手順を試しても問題が解決しない場合や、別の問題が発生した場合は、以下の対処法を試してください。

SATAモード変更後にWindowsが起動しない

原因: BIOS/UEFIでSATAモードをAHCIに変更しても、Windowsが対応するAHCIドライバを読み込めない場合に発生します。特に、古いシステムや特殊なチップセットで起こりえます。

対処法: 上記のレジストリ修正手順でstorahciキーの「Start」値を「0」に設定しているか再度確認します。また、マザーボードメーカーのウェブサイトから最新のSATA/AHCIドライバをダウンロードし、USBメモリ経由で回復環境からインストールを試みることも有効です。ドライバのインストールは回復環境の「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」から起動時のドライバ署名強制を無効にして行う場合があります。

レジストリ修正後に別のブルースクリーンが発生する

原因: レジストリの誤った変更や、他のシステムファイル破損、または起動構成データの損傷が原因で発生します。レジストリ編集はシステムに大きな影響を与えるため、慎重な操作が求められます。

対処法: もし誤って別の値を変更してしまった場合は、回復環境から「システムの復元」を試み、以前の復元ポイントに戻します。復元ポイントがない場合は、回復環境の「詳細オプション」から「スタートアップ修復」を試します。それでも解決しない場合、Windowsの再インストールが必要になる可能性があります。レジストリの変更は慎重に、指定されたキーと値のみを修正してください。

NVMe SSDでエラーが解決しない

原因: NVMeドライバが破損しているか、BIOS/UEFIでNVMe関連の設定が正しくない可能性があります。また、一部のNVMe SSDは特定のPCI Expressスロットでのみ動作が安定する場合もあります。

対処法: 上記のレジストリ修正手順でstorNVMeキーの「Start」値を「0」に設定しているか確認します。また、BIOS/UEFI設定でNVMeモードが有効になっているか、Secure Bootの設定がNVMeドライバのロードに干渉していないかを確認します。最新のNVMeドライバをSSDメーカーサイトから入手し、回復環境から適用することも検討します。場合によっては、SSDのファームウェアアップデートも有効な場合があります。

ADVERTISEMENT

Inaccessible Boot Deviceエラー発生時のSATAモードとNVMeモードの違い

ここでは、Inaccessible Boot Deviceエラーに関連するSATAモードとNVMeモードの主な違いを比較します。

項目 SATAモード (AHCI) NVMeモード
概要 シリアルATA接続のHDDやSSD用インターフェース PCI Express接続の高速SSD用インターフェース
主なドライバ storahci、iaStorAVなど storNVMeなど
設定箇所 BIOS/UEFIのSATA Mode設定 BIOS/UEFIのStorage Configuration、PCIe設定
エラー原因 SATAモードの不一致、AHCIドライバの無効化 NVMeドライバの無効化、PCIe設定の不備
主な対策 BIOS/UEFIでのAHCI設定、storahciレジストリ修正 BIOS/UEFIでのNVMe設定、storNVMeレジストリ修正

まとめ

この記事では、Inaccessible Boot Deviceエラーが発生し、Windowsが再起動を繰り返す場合のSATA/NVMeモード修正手順を解説しました。

BIOS/UEFI設定の確認と、回復環境からのレジストリ修正により、起動に必要なストレージドライバを適切に有効化できます。

これらの手順を実行することで、PCの起動問題を解決し、業務への復帰が可能になります。

もし解決しない場合は、関連する注意点や追加対処法も試して、PCの正常な起動を目指してください。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。