【Windows】マイクの録音機能がエラー 0x80070005 で拒否される時の権限修復手順

【Windows】マイクの録音機能がエラー 0x80070005 で拒否される時の権限修復手順
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業務中にマイクが突然使えなくなり、録音機能でエラーコード0x80070005が表示され困っていませんか。

このエラーは、多くの場合、マイクへのアクセス権限が不足しているために発生します。

この記事では、Windows 11を基準に、この権限不足を解消しマイク機能を正常に復旧させる具体的な手順を解説します。

手順通りに進めることで、マイクの録音機能を再び利用できるようになります。

【要点】マイク録音エラー0x80070005の解決策

  • マイクのプライバシー設定確認: アプリがマイクにアクセスできるか確認し設定を有効にします。
  • レジストリ権限の修復: マイク関連のレジストリキーのアクセス権限を管理者権限で修正します。
  • システムファイルチェッカーの実行: システムファイルの破損を検査し修復することで問題を解決します。

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マイク録音エラー0x80070005が発生する根本的な原因

マイクの録音機能でエラーコード0x80070005が表示される主な原因は、アクセス権限の不足です。

このエラーコードは「アクセスが拒否されました」という意味を持ちます。

具体的には、システム全体または特定のアプリケーションがマイクデバイスにアクセスするための適切な権限を持っていない場合に発生します。

Windowsのプライバシー設定でマイクへのアクセスがブロックされていることや、関連するレジストリキーの権限設定が誤っていることが考えられます。

また、システムファイルの破損が原因でマイク機能が正常に動作しない可能性もあります。

Windowsプライバシー設定によるアクセス制限

Windowsでは、ユーザーのプライバシー保護のため、マイクへのアクセスを細かく制御できます。

マイクへのアクセスが全体的にオフになっている場合や、特定のアプリケーションのみがブロックされている場合にこのエラーが発生します。

レジストリ権限の不整合

Windowsの動作はレジストリに格納された情報に基づいています。

マイクデバイスに関連するレジストリキーのアクセス権限が、何らかの理由で不足していると、システムがマイクを正常に利用できません。

特に、システムアップデート後や、特定のソフトウェアのインストール後に発生することがあります。

エラー0x80070005を解決する権限修復手順

マイクの録音機能エラー0x80070005を解決するために、以下の手順を順番に試してください。

まずは簡単なプライバシー設定の確認から始め、必要に応じてレジストリの権限修復に進みます。

マイクのプライバシー設定を確認する手順

最初に、マイクへのアクセスがWindowsの設定で許可されているか確認します。

  1. 設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. プライバシーとセキュリティへ移動
    左側のナビゲーションメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。
  3. マイク設定を開く
    「アプリのアクセス許可」セクションにある「マイク」をクリックします。
  4. マイクへのアクセスを有効にする
    「マイクへのアクセス」のトグルスイッチが「オン」になっていることを確認します。オフの場合はオンに切り替えます。
  5. アプリのマイクアクセスを有効にする
    「アプリがマイクにアクセスできるようにする」のトグルスイッチも「オン」になっていることを確認します。
  6. 特定のアプリのアクセスを確認する
    下にスクロールし、「デスクトップアプリのマイクへのアクセスを許可する」が「オン」になっているか確認します。また、マイクを使用したい特定のアプリがリストにあれば、そのアプリのスイッチもオンになっていることを確認します。

システムファイルチェッカーを実行する手順

システムファイルの破損が原因でエラーが発生している場合、システムファイルチェッカーで修復できます。

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
    スタートボタンをクリックし、検索ボックスに「cmd」と入力します。検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
  2. スキャンコマンドを実行する
    コマンドプロンプトウィンドウで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
  3. スキャン完了を待つ
    システムのスキャンと修復が自動的に実行されます。完了までには時間がかかることがあります。
  4. PCを再起動する
    スキャンが完了したら、PCを再起動してマイクの動作を確認します。

レジストリのアクセス権限を修復する手順

レジストリのアクセス権限に問題がある場合、手動で修正する必要があります。

レジストリ編集はシステムに大きな影響を与えるため、必ず事前にバックアップを取ってください。

  1. レジストリをバックアップする
    スタートボタンをクリックし、検索ボックスに「regedit」と入力します。検索結果の「レジストリエディター」をクリックして開きます。レジストリエディターのメニューバーから「ファイル」をクリックし、「エクスポート」を選択します。任意の場所にバックアップファイル(.regファイル)を保存します。
  2. 対象のレジストリパスへ移動する
    レジストリエディターのアドレスバーに「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MMDevices\Audio\Capture」と入力し、Enterキーを押します。
  3. 権限設定を開く
    左側のツリービューで「Capture」キーを右クリックし、「アクセス許可」を選択します。
  4. 詳細設定を開く
    表示された「Captureのセキュリティ」ウィンドウで「詳細設定」ボタンをクリックします。
  5. 所有者を変更する
    「Captureのセキュリティの詳細設定」ウィンドウの上部にある「所有者」の横の「変更」リンクをクリックします。「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウで「詳細設定」をクリックし、「今すぐ検索」をクリックします。検索結果から「Administrators」を選択し、「OK」をクリックします。
  6. 所有者を適用する
    「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウで「OK」をクリックします。「Captureのセキュリティの詳細設定」ウィンドウに戻ったら、「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」のチェックボックスをオンにし、「適用」をクリックします。
  7. フルコントロール権限を付与する
    「Captureのセキュリティの詳細設定」ウィンドウに戻り、「追加」ボタンをクリックします。「プリンシパルの選択」をクリックし、ステップ5と同様に「Administrators」を追加します。「アクセス許可のエントリ」ウィンドウで「フルコントロール」のチェックボックスをオンにし、「OK」をクリックします。
  8. 変更を適用する
    「Captureのセキュリティの詳細設定」ウィンドウで「適用」をクリックし、「OK」をクリックします。
  9. PCを再起動する
    レジストリエディターを閉じ、PCを再起動してマイクの動作を確認します。

マイクエラー0x80070005解決後の関連トラブルと追加対処

上記の手順を試してもエラーが解決しない場合や、別の問題が発生する場合の対処法を説明します。

マイクドライバーに問題がある場合

マイクのドライバーが破損しているか、古いバージョンであるためにエラーが発生することがあります。

デバイスマネージャーからドライバーの更新または再インストールを試してください。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. サウンドデバイスを探す
    「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開します。
  3. ドライバーを更新または再インストールする
    使用しているマイクデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」または「デバイスのアンインストール」を選択します。アンインストールした場合は、PCを再起動するとドライバーが自動的に再インストールされます。

別のアプリケーションがマイクを占有している場合

一部のアプリケーションがマイクを独占し、他のアプリが利用できなくなることがあります。

タスクマネージャーで不要なアプリケーションを終了させるか、オーディオ設定で排他モードを無効にしてください。

  1. タスクマネージャーを開く
    Ctrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャーを起動します。
  2. 不要なアプリを終了する
    「プロセス」タブでマイクを使用している可能性のあるアプリケーションを選択し、「タスクの終了」をクリックします。
  3. サウンド設定で排他モードを無効にする
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。「システム」から「サウンド」をクリックします。入力デバイスのマイクを選択し、「デバイスのプロパティ」を開きます。「詳細」タブにある「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外します。

Windows 10でのマイク設定の違い

Windows 10では、マイクのプライバシー設定へのアクセス方法がWindows 11と若干異なります。

Windows 10では、「スタート」>「設定」>「プライバシー」>「マイク」の順に進みます。

その後の設定項目はWindows 11とほぼ同じですが、メニューの配置が異なる点に注意してください。

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Windows 11とWindows 10のマイク設定画面の比較

Windows 11とWindows 10では、マイク関連の設定画面へのアクセスパスと一部の表示に違いがあります。

以下の表で主な違いをまとめました。

項目 Windows 11 Windows 10
設定画面へのアクセスパス 設定 > プライバシーとセキュリティ > マイク 設定 > プライバシー > マイク
「マイクへのアクセス」の表示 「マイクへのアクセス」トグルスイッチ 「このデバイスのマイクへのアクセス」トグルスイッチ
アプリごとのアクセス許可 「アプリがマイクにアクセスできるようにする」以下にリスト表示 「アプリがマイクにアクセスできるようにする」以下にリスト表示
デスクトップアプリのアクセス許可 「デスクトップアプリのマイクへのアクセスを許可する」トグルスイッチ 「デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにする」トグルスイッチ

この記事で解説した手順により、マイクの録音機能がエラー0x80070005で拒否される問題を解決できたはずです。

マイクのプライバシー設定、システムファイルの整合性、そしてレジストリのアクセス権限を確認することで、多くのマイク関連のトラブルは解消されます。

今後同様のエラーが発生した際には、今回実施した手順を参考に、適切な権限修復やシステムチェックを試してみてください。

これにより、ビジネスコミュニケーションやオンライン会議でのマイク利用がスムーズになります。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。