周辺機器の正確な型番を調べたい場面は多いものです。
特に、大量の機器を管理するビジネス環境では、手動での確認は非効率に感じるでしょう。
WindowsのコマンドプロンプトやPowerShellを使えば、これらの情報を効率的に取得できます。
この記事では、Windowsのコマンド操作で周辺機器の型番を取得し、情報を整理する手順を解説します。
型番取得の効率化と管理体制の強化に役立てることが可能です。
【要点】Windowsで周辺機器の型番をコマンドで取得する主要な方法
- wmicコマンド: システムに接続された周辺機器の型番や製造元などの詳細情報を取得します。
- Get-PnpDeviceコマンドレット: PowerShellでデバイスのインスタンスIDや説明を取得し、詳細を特定します。
- Get-WmiObjectコマンドレット: WMI情報をPowerShellで取得し、特定のクラスから型番情報を抽出します。
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目次
周辺機器の型番をコマンドで取得する意義と機能概要
周辺機器の正確な型番情報は、トラブルシューティング、資産管理、保証期間の確認など、多岐にわたるビジネスシーンで不可欠です。手作業での確認は時間と手間がかかり、特に多数のデバイスを扱う環境では非効率的です。Windowsには、コマンドプロンプトやPowerShellといった強力なツールが標準搭載されており、これらを用いることで、接続されているデバイスの型番や製造元といった詳細情報をプログラム的に取得できます。これにより、情報の正確性を保ちながら、効率的なデバイス管理を実現できます。特にリモート環境での情報収集にも役立つ機能です。
wmicコマンドの役割
wmicコマンドは、WMI Windows Management Instrumentation の情報にアクセスするためのコマンドラインユーティリティです。デバイスのハードウェア情報、OS情報、ネットワーク情報など、システムに関する詳細な情報を取得できます。周辺機器の型番や製造元を直接的に取得する際に非常に有効です。
PowerShellコマンドレットの活用
PowerShellは、Windowsのシステム管理を自動化するための強力なシェル環境です。Get-PnpDeviceやGet-WmiObjectといったコマンドレットを用いることで、より柔軟かつ詳細にデバイス情報を抽出できます。特に、結果をオブジェクトとして扱えるため、スクリプトでのデータ処理やフィルタリングが容易になります。
Windows 11で周辺機器の型番をコマンド取得する手順
wmicコマンドで型番情報を取得する
- コマンドプロンプトを管理者として開く
スタートメニューを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。Windows 10では「Windows PowerShell 管理者」となる場合があります。 - プリンターの型番を取得するコマンドを実行する
コマンドプロンプトのウィンドウでwmic printer get Name,PortName,DriverName,ShareName,DeviceID,Caption,Modelと入力し、Enterキーを押します。接続されているプリンターの型番や詳細情報が表示されます。 - モニターの型番を取得するコマンドを実行する
コマンドプロンプトのウィンドウでwmic desktopmonitor get Caption,DeviceID,MonitorType,Name,PNPDeviceID,ScreenHeight,ScreenWidthと入力し、Enterキーを押します。接続されているモニターの型番や詳細情報が表示されます。 - キーボードの型番を取得するコマンドを実行する
コマンドプロンプトのウィンドウでwmic keyboard get Caption,DeviceID,Name,PNPDeviceIDと入力し、Enterキーを押します。接続されているキーボードの型番や詳細情報が表示されます。 - マウスの型番を取得するコマンドを実行する
コマンドプロンプトのウィンドウでwmic pointingdevice get Caption,DeviceID,Name,PNPDeviceIDと入力し、Enterキーを押します。接続されているマウスの型番や詳細情報が表示されます。 - USBデバイスの型番を取得するコマンドを実行する
コマンドプロンプトのウィンドウでwmic path Win32_PnPEntity where "Caption like '%USB%'" get Caption,DeviceID,PNPDeviceID /format:listと入力し、Enterキーを押します。接続されているUSBデバイスの概要とPNPDeviceIDが表示されます。PNPDeviceIDからベンダーIDとプロダクトIDを読み取ることができます。
PowerShellで詳細なデバイス情報を取得する
- PowerShellを管理者として開く
スタートメニューを右クリックし、「ターミナル 管理者」を選択します。Windows 10では「Windows PowerShell 管理者」を選択してください。 - すべてのPnPデバイスの情報を取得する
PowerShellのウィンドウでGet-PnpDevice | Format-List InstanceId,FriendlyName,HardwareId,Manufacturer,Modelと入力し、Enterキーを押します。システムに接続されているすべてのPnP Plug and Play デバイスの詳細情報が表示されます。 - 特定の種類のデバイス情報をフィルタリングして取得する
例えば、プリンターの情報を取得するにはGet-PnpDevice -Class Printer | Format-List InstanceId,FriendlyName,HardwareId,Manufacturer,Modelと入力します。モニターの場合は-Class Monitor、キーボードの場合は-Class Keyboard、マウスの場合は-Class Mouseを指定できます。 - WMIでより詳細な情報を取得する
PowerShellのウィンドウでGet-WmiObject -Class Win32_PnPEntity | Select-Object Name,Description,Manufacturer,PNPDeviceID | Format-Listと入力し、Enterキーを押します。より低レベルのデバイス情報や、wmicコマンドでは取得しにくい情報も確認できます。 - 取得した情報をファイルに出力する
取得した情報をCSVファイルに保存するには、例えばGet-PnpDevice | Select-Object InstanceId,FriendlyName,HardwareId,Manufacturer,Model | Export-Csv -Path "C:\temp\devices.csv" -NoTypeInformationと入力し、Enterキーを押します。これにより、大量のデバイス情報を後で参照しやすい形式で保存できます。
コマンド操作で型番取得する際の注意点と一般的な失敗例
wmicコマンドで情報が表示されない場合
一部の古いデバイスや特殊なドライバーを使用するデバイスでは、wmicコマンドで直接型番が表示されないことがあります。この場合、PNPDeviceIDの値からベンダーIDとプロダクトIDを特定し、オンラインデータベースで検索することで詳細情報を得られる場合があります。
また、デバイスマネージャーで該当デバイスのプロパティを開き、「詳細」タブから「ハードウェアID」を確認することも有効な対処法です。
PowerShellコマンドレットの実行ポリシー制限
PowerShellでスクリプトを実行する際、実行ポリシーによって制限されることがあります。デフォルトでは、スクリプトの実行が許可されていない場合があります。
- 実行ポリシーを確認する
PowerShellでGet-ExecutionPolicyと入力し、現在のポリシーを確認します。「Restricted」の場合、スクリプトは実行できません。 - 実行ポリシーを変更する
管理者としてPowerShellを開き、Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUserと入力し、Enterキーを押します。この変更により、ダウンロードしたスクリプトや自分で作成したスクリプトも実行できるようになります。ただし、セキュリティリスクを理解した上で変更してください。
管理者権限でコマンドプロンプトやPowerShellを開いていない
周辺機器の詳細情報には、システムレベルのアクセス権が必要です。管理者権限でコマンドプロンプトやPowerShellを開いていない場合、一部の情報が取得できなかったり、エラーが表示されたりすることがあります。
必ずスタートメニューを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」「Windows PowerShell 管理者」を選択して実行してください。
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コマンドとGUI操作での周辺機器情報取得方法の比較
| 項目 | コマンド操作(wmic, PowerShell) | GUI操作(デバイスマネージャーなど) |
|---|---|---|
| 情報取得の速度 | 多数のデバイス情報を一括で高速に取得 | 個別のデバイス情報を手動で確認するため時間がかかる |
| 自動化の容易さ | スクリプト化により定期的な情報収集やレポート作成を自動化できる | 手動操作のため自動化は難しい |
| リモート操作 | リモートPCの情報をネットワーク経由で取得できる | リモートデスクトップ接続が必要になる場合がある |
| 詳細情報の粒度 | クラスやプロパティを指定して細かく情報を抽出できる | 表示される情報が限定される場合がある |
| 操作の習熟度 | コマンド構文の知識が必要 | 直感的な操作が可能 |
まとめ
この記事では、Windows 11とWindows 10で周辺機器の型番をコマンド操作で取得する手順を解説しました。
wmicコマンドやPowerShellのコマンドレットを活用することで、手作業では困難な大量のデバイス情報を効率的に収集できます。
取得した情報は、CSVファイルに出力して資産管理やトラブルシューティングに役立てることが可能です。
今後は、これらのコマンドを組み合わせて、定期的なデバイスインベントリの自動化を検討してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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