リモートデスクトップ接続中に「内部エラーが発生しました」というメッセージが表示され、接続が突然切断されると、業務に大きな支障をきたします。この問題は、多くの場合、Windowsの遠隔接続を司るサービスの一時的な不具合が原因です。この記事では、この「内部エラー」を解消し、安定した遠隔接続を再開させるためのサービス再起動手順を詳しく解説します。
【要点】遠隔接続の内部エラーを解決する主要な手順
- Remote Desktop Servicesの再起動: 遠隔接続の根幹サービスを再起動し、一時的な不具合を解消します。
- ネットワーク接続の確認: 物理的なネットワーク問題やファイアウォールの設定が接続を妨げていないか確認します。
- イベントビューアーの確認: エラーの詳細ログから、問題の根本原因や追加のヒントを探します。
ADVERTISEMENT
目次
遠隔接続で内部エラーが発生する原因と仕組み
リモートデスクトップ接続中に発生する「内部エラーが発生しました」というメッセージは、遠隔接続の処理を担うWindowsサービスが正常に機能していない際に表示されます。主な原因は、Remote Desktop Servicesやその依存サービスが一時的に不安定になっていることです。
システムリソースの不足、ネットワークの一時的な切断、またはWindows Update後のシステムファイルの不整合などがサービスの動作に影響を与えることがあります。これらの問題が発生すると、接続要求が適切に処理されず、結果として内部エラーが表示され、接続が強制的に切断されてしまいます。サービスを再起動することで、これらの不安定な状態をリセットし、正常な動作に戻すことが期待できます。
また、Windowsのファイアウォール設定や、クライアント側とサーバー側のネットワーク設定の不一致も、遠隔接続の確立を妨げる原因となることがあります。特に、ポートのブロックや認証情報の不整合は、内部エラーとして表面化することもあります。
遠隔接続の内部エラーを解消するサービス再起動手順
- サービス管理ツールを開く
Windows 11のスタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。表示されたダイアログボックスに「services.msc」と入力し、「OK」をクリックしてサービス管理ツールを開きます。Windows 10でも同様の操作で開けます。 - Remote Desktop Servicesを探す
サービス管理ツールの一覧から「Remote Desktop Services」という名前のサービスを探します。サービスはアルファベット順に並んでいるため、スクロールして見つけてください。 - サービスを再起動する
「Remote Desktop Services」を右クリックし、表示されるメニューから「再起動」を選択します。サービスが停止している場合は、「開始」を選択します。この操作により、遠隔接続に関連するサービスが一度停止し、改めて起動し直されます。 - 依存サービスを確認する
「Remote Desktop Services」をダブルクリックしてプロパティを開き、「依存関係」タブをクリックします。このサービスが依存している他のサービスが正常に実行されているかを確認します。もし停止しているサービスがあれば、同様に右クリックして「開始」または「再起動」を試してください。 - システムファイルチェッカーを実行する
スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。開いたコマンドプロンプトに「sfc /scannow」と入力しEnterキーを押します。システムファイルの破損がないかスキャンし、問題があれば自動的に修復を試みます。 - リモートデスクトップ接続を再試行する
上記手順が完了したら、再度リモートデスクトップ接続を試みてください。「内部エラーが発生しました」というメッセージが表示されずに接続できれば、問題は解決です。
サービス再起動で解決しない場合の追加確認ポイント
Remote Desktop Servicesが開始できない
サービスを再起動しようとしても「開始できませんでした」というエラーが表示されることがあります。この場合、Remote Desktop Servicesが依存している他のサービスに問題がある可能性が高いです。サービス管理ツールで「Remote Desktop Services」のプロパティを開き、「依存関係」タブを確認してください。依存関係にあるサービスが「停止」状態であれば、そのサービスを先に開始または再起動してから、Remote Desktop Servicesの再起動を試みてください。
ネットワーク接続が不安定な場合
遠隔接続の内部エラーは、サーバー側またはクライアント側のネットワーク接続が不安定なことでも発生します。接続元と接続先の両方で、インターネット接続が安定しているかを確認してください。コマンドプロンプトを開き、接続先のIPアドレスやホスト名に対して「ping IPアドレスまたはホスト名」と入力し、応答があるかを確認します。応答がない、またはパケットロスが多い場合は、ネットワーク機器やケーブルに問題がある可能性があります。
Windowsファイアウォールが接続をブロックする
Windowsファイアウォールがリモートデスクトップ接続をブロックしていると、内部エラーとして認識されることがあります。Windows 11のスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。「ネットワークとインターネット」から「Windowsファイアウォール」に進みます。「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリックし、リストの中から「リモートデスクトップ」が許可されているか確認してください。許可されていない場合は、チェックを入れて「OK」をクリックします。Windows 10でも同様に「設定」アプリから操作できます。
Windows Updateが未適用または失敗している場合
Windows Updateによってリモートデスクトップ関連のコンポーネントが更新されることがあります。更新が未適用だったり、更新プログラムの適用が失敗していたりすると、サービスが不安定になる原因となります。スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。「Windows Update」を開き、利用可能な更新プログラムがあればすべて適用してください。更新履歴を確認し、エラーが発生している更新プログラムがないかも確認します。
認証情報に問題がある可能性
保存されている認証情報が古かったり、誤っていたりすると、接続時に内部エラーが発生する場合があります。コントロールパネルを開き、「ユーザーアカウント」から「資格情報マネージャー」を選択します。「Windows資格情報」の下に保存されているリモートデスクトップ関連の資格情報があれば、削除して再接続を試してください。これにより、新しい認証情報での接続が促されます。
イベントビューアーで詳細を確認する
上記の手順を試しても問題が解決しない場合、イベントビューアーで詳細なエラーログを確認することが有効です。スタートボタンを右クリックし、「イベントビューアー」を選択します。左側のペインで「Windows ログ」を展開し、「システム」や「アプリケーション」のログを確認してください。特に「Remote Desktop Services」や「TerminalServices-LocalSessionManager」などのソースに関連するエラーや警告メッセージがないか調べます。エラーコードやメッセージから、問題の根本原因を特定する手掛かりが得られることがあります。
この記事では、リモートデスクトップ接続時に発生する「内部エラーが発生しました」という問題の解決策として、Remote Desktop Servicesの再起動手順を解説しました。サービスの再起動や、ネットワーク、ファイアウォールの設定確認により、多くの内部エラーは解消されます。問題が解決しない場合は、イベントビューアーで詳細を確認し、関連するWindows Updateの適用状況や認証情報の見直しも試してください。
ADVERTISEMENT
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
Windows・PCの人気記事ランキング
- 【Edge】起動時や新しいタブを「Google」にする設定!ニュースを消してシンプルにする方法
- 【直し方】F7でカタカナにならない!ファンクションキーが効かず音量などが変わる時のFnロック解除法
- 【Windows】サブモニターが映らない!HDMIを挿しても「信号なし」になる時の認識・設定手順
- 【Windows】パスワードなしで起動!PIN入力を省略して自動ログイン(サインイン)させる設定手順
- 【Windows】画面がチカチカ・点滅する!グラフィックドライバの更新と設定の見直し
- 【Windows】デスクトップのアイコンが「白い紙」になった!アイコンキャッシュを削除して元に戻すコマンド
- 【PC周辺】2台のモニターで壁紙を「別々」にする方法!Windows11での配置と調整
- 【Windows】デスクトップアイコンの「緑のチェック」は何?OneDriveの同期マークを非表示にする方法
- Windows 11を極限まで軽量化する「不要な標準サービス」停止リスト|PCの動作を爆速化する設定手順とリスク管理の全貌
- 【Windows】Cドライブが赤い!空き容量不足を解消して数GBを一瞬で空ける4つの最強クリーンアップ術
