【Windows】画面の一部が波打つように見える時の更新周期と電源周波数の点検

【Windows】画面の一部が波打つように見える時の更新周期と電源周波数の点検
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Windowsの画面の一部が波打つように見える現象は、業務に集中できなくなる原因です。

この現象は、ディスプレイの更新周期や電源周波数の設定が環境と合っていない場合に発生しやすいです。

この記事では、これらの設定を点検し、画面の波打ちを解消するための具体的な手順を解説します。

【要点】画面の波打ち現象を解消する3つのポイント

  • ディスプレイの更新周期の調整: モニターの表示を滑らかにし、波打ち現象を軽減します。
  • 電源周波数の適切な設定: 地域に合わせた設定で、表示のちらつきを抑制します。
  • グラフィックドライバーの最新化: 表示処理の安定性を向上させ、様々な表示問題を解決します。

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画面の一部が波打つように見える根本的な原因

ディスプレイの波打ち現象は、通常、モニターの更新周期と外部要因の同期ずれによって発生します。特に、蛍光灯などの照明器具の点滅周期とモニターの表示更新周期が一致しない場合に、人間の目で波紋のように見えることがあります。

また、Windowsのシステム設定における電源周波数が、実際に使用している地域の商用電源周波数と異なっている場合も、表示に不整合が生じ、波打ちとして認識されることがあります。さらに、グラフィックドライバーのバージョンが古い、または破損している場合も、表示の安定性が損なわれ、同様の現象を引き起こす可能性があります。

更新周期とフリッカーの関係

モニターの更新周期は、1秒間に画面が何回書き換えられるかを示す値です。低い更新周期のモニターで高速な動きを表示しようとすると、残像感やちらつきが発生しやすくなります。このちらつきが、特定の照明環境下で波打ちとして知覚されることがあります。

多くのモニターは60Hzの更新周期で動作しますが、ゲーミングモニターなどでは120Hz、144Hz、さらには240Hzといった高い更新周期に対応しています。更新周期が高いほど画面の動きは滑らかになりますが、システム負荷も高まります。

電源周波数と表示の関連性

日本の商用電源周波数は、東日本が50Hz、西日本が60Hzと地域によって異なります。Windowsの設定でこの電源周波数が正しく設定されていない場合、特にアナログ接続のモニターや古いディスプレイアダプターでは、表示の安定性に影響を与え、波打ちやちらつきを引き起こす原因となります。

この設定は、主にCRTモニター時代にアナログ信号の同期に影響を与えましたが、液晶モニターでも一部の環境下で影響を及ぼすことがあります。地域に合った設定にすることで、表示の同期が安定し、波打ち現象が軽減される可能性があります。

画面の波打ち現象を解消する具体的な手順

  1. ディスプレイの更新周期を変更する
    Windows 11で、ディスプレイの更新周期を設定します。

    1. 設定アプリを開く
      スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
    2. ディスプレイ設定へ移動する
      設定ウィンドウの左側メニューで「システム」を選択し、右側の項目から「ディスプレイ」をクリックします。
    3. 詳細ディスプレイ設定を開く
      ディスプレイ設定画面を下にスクロールし、「関連設定」の項目にある「詳細ディスプレイ」をクリックします。
    4. 更新周期を変更する
      「詳細ディスプレイ」画面で、「更新レートを選択してください」のプルダウンメニューをクリックします。利用可能な更新周期の中から、現在設定されているものとは異なる値を選択して適用します。通常、より高い値を選択すると表示が滑らかになりますが、モニターが対応していない場合は表示が乱れることがあります。その場合は、元の設定に戻すか、別の値を試してください。変更を適用すると、数秒間画面が点滅することがありますが、これは正常な動作です。
      Windows 10の場合: 「設定」>「システム」>「ディスプレイ」>「複数のディスプレイ」の下にある「ディスプレイの詳細設定」をクリックします。次に「ディスプレイアダプターのプロパティを表示します」をクリックし、「モニター」タブで「画面のリフレッシュレート」のプルダウンメニューから値を変更します。
  2. 電源周波数を地域の値に設定する
    Windowsの設定で電源周波数を地域の値に合わせます。

    1. コントロールパネルを開く
      スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。「control」と入力してEnterキーを押します。
    2. 地域の設定へ移動する
      コントロールパネルで「時計と地域」の下にある「日付、時刻、数値形式の変更」をクリックします。
    3. 電源周波数を設定する
      「地域」ダイアログボックスが開きます。「管理」タブをクリックし、「設定のコピー」または「システムロケールの変更」の下にある「設定の変更」をクリックします。さらに「日付、時刻、数値形式」ウィンドウで「追加設定」をクリックし、「数値」タブを選択します。その中の「電源周波数」のプルダウンメニューから、お住まいの地域に合わせて「50 Hz」または「60 Hz」を選択し、「OK」をクリックして適用します。東日本では50Hz、西日本では60Hzが一般的です。設定変更後にPCの再起動を求められる場合があります。
      Windows 10の場合も同様の手順で設定できます。
  3. グラフィックドライバーを更新する
    グラフィックドライバーを最新の状態に保つことで、表示の安定性を確保します。

    1. デバイスマネージャーを開く
      スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
    2. ディスプレイアダプターを展開する
      デバイスマネージャーのウィンドウで、「ディスプレイアダプター」の項目をダブルクリックして展開します。
    3. ドライバーを更新する
      表示されているグラフィックカードの名前を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。「ドライバーを自動的に検索」を選択すると、Windowsが最新のドライバーを探してインストールします。この方法は最も手軽ですが、必ずしも最新のドライバーが見つかるとは限りません。
      最新のドライバーが自動的に見つからない場合や、より安定したドライバーを導入したい場合は、グラフィックカードの製造元(NVIDIA、AMD、Intelなど)のウェブサイトから直接最新のドライバーをダウンロードして手動でインストールすることも可能です。製造元のウェブサイトでは、ご自身のグラフィックカードのモデル名に合ったドライバーを選択してください。

設定変更で改善しない場合の追加確認ポイント

複数のモニターを使用している場合に波打ち現象が発生する

複数のモニターを接続している場合、それぞれのモニターで個別の更新周期や解像度設定が必要です。各モニターの設定を一つずつ確認し、適切に調整してください。特に、異なる性能のモニターを接続している場合、低い方の更新周期に合わせるか、個別に最適な設定を行う必要があります。また、ディスプレイケーブルの品質や接続不良も原因となることがあります。別のケーブルで試したり、接続ポートを変更したりするのも有効な対処法です。ケーブルの長さが長すぎると信号が劣化しやすくなるため、適切な長さのケーブルを使用することも重要です。

グラフィックドライバー更新後に問題が悪化してしまう

新しいドライバーがシステムと相性が悪く、問題が悪化する場合があります。この場合は、以前のドライバーバージョンに戻す「ドライバーのロールバック」を試すことができます。デバイスマネージャーでグラフィックカードを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「ドライバー」タブを開き、「ドライバーを元に戻す」ボタンをクリックして指示に従ってください。このオプションが利用できない場合は、以前のバージョンを製造元のウェブサイトからダウンロードして手動でインストールします。古いドライバーをインストールする際は、現在のドライバーを完全にアンインストールしてから行うことを推奨します。

特定のアプリケーション使用時にのみ波打ち現象が発生する

特定のアプリケーション、特にゲームや動画編集ソフトウェアを使用しているときのみ波打ち現象が発生する場合は、そのアプリケーション内のグラフィック設定を確認してください。垂直同期(V-Sync)の設定を有効にしたり、フレームレートをモニターの更新周期に合わせたりすることで改善されることがあります。アプリケーションの再インストールや、アプリケーション側のグラフィック設定を初期化することも有効な場合があります。また、アプリケーションが最新バージョンであるか確認し、必要であればアップデートを行ってください。

モニターやケーブルのハードウェア故障の可能性

上記の手順を試しても改善しない場合、モニター自体や接続ケーブル、またはグラフィックカードのハードウェア故障の可能性があります。別のモニターを接続して問題が再現するか確認したり、別のディスプレイケーブルに交換したりしてください。可能であれば、グラフィックカードを別のPCで試すか、内蔵グラフィック機能がある場合はそちらに切り替えて問題が解消するかを確認します。モニターの電源ケーブルが緩んでいないか、またはモニター側の設定メニューでフリッカー軽減モードなどが有効になっていないかも確認するポイントです。

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Windows 11とWindows 10での更新周期設定画面の違い

項目 Windows 11 Windows 10
設定アプリのパス 設定 > システム > ディスプレイ > 関連設定 > 詳細ディスプレイ 設定 > システム > ディスプレイ > 複数のディスプレイ > ディスプレイの詳細設定
更新周期の項目名 更新レートを選択してください 画面のリフレッシュレート
表示形式 ディスプレイ設定画面内で直接プルダウンメニューで選択 ディスプレイアダプターのプロパティ内の「モニター」タブで選択
操作の直感性 より直接的で分かりやすい操作 やや階層が深く、追加のウィンドウが開く操作

Windowsの画面に発生する波打ち現象は、ディスプレイの更新周期や電源周波数、グラフィックドライバーの設定を見直すことで多くの場合解決できます。

この記事で解説した手順に従い、ご自身の環境に合わせた最適な設定を適用してください。

定期的なグラフィックドライバーの更新や、モニターの状態診断も、安定した表示環境を維持するために重要です。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。