【Windows】利用許可がないという警告が出る共有フォルダへのアクセス権付与手順

【Windows】利用許可がないという警告が出る共有フォルダへのアクセス権付与手順
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Windowsの共有フォルダにアクセスしようとした際に、「利用許可がない」という警告が表示されて業務が進まない状況に直面していませんか。

この問題は、共有フォルダに対するアクセス権が適切に設定されていないことが原因です。

この記事では、共有フォルダへのアクセス権を正しく設定し、スムーズにファイル共有ができるようになるための具体的な手順を解説します。

【要点】共有フォルダへのアクセス権を付与し、利用許可がない問題を解決する

  • 共有設定の確認と変更: ネットワークと共有センターで共有設定を確認し、基本的なファイル共有を有効にします。
  • 共有アクセス許可の付与: フォルダの共有プロパティで、ネットワーク経由でのアクセスを許可するユーザーやグループを設定します。
  • NTFSアクセス許可の付与: フォルダのセキュリティ設定で、ローカルおよびネットワークからの詳細なアクセス制御を行います。

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共有フォルダに「利用許可がない」と表示される根本的な原因

共有フォルダにアクセスする際、「利用許可がない」という警告が表示されるのは、アクセスに必要な権限が不足しているためです。

Windowsの共有フォルダへのアクセスには、「共有アクセス許可」と「NTFSアクセス許可」という2種類の権限が関係しています。

どちらか一方でも許可が不足していると、目的の共有フォルダにアクセスできません。

共有アクセス許可はネットワーク経由でのアクセスを制御し、NTFSアクセス許可はローカルのファイルシステムに対するアクセス権を制御します。

この2つの許可が正しく設定されることで、共有フォルダへのアクセスが可能になります。

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共有フォルダへのアクセス権を付与する具体的な手順

ここでは、共有フォルダにアクセス権を付与し、「利用許可がない」問題を解決する手順を解説します。

Windows 11を基準に説明しますが、Windows 10でも基本的な操作は同様です。

ネットワークと共有センターの設定確認

  1. コントロールパネルを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。「control」と入力してEnterキーを押します。
  2. ネットワークと共有センターを開く
    コントロールパネルの表示方法を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」にし、「ネットワークと共有センター」をクリックします。
  3. 共有の詳細設定を変更する
    左側のペインにある「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
  4. 共有設定を確認・調整する
    「プライベート」と「すべてのネットワーク」のプロファイルを展開します。
    「ネットワーク探索を有効にする」にチェックを入れます。
    「ファイルとプリンターの共有を有効にする」にチェックを入れます。
    「パスワード保護共有」については、状況に応じて「パスワード保護共有を有効にする」または「パスワード保護共有を無効にする」を選択します。
    設定変更後、「変更の保存」をクリックします。

共有アクセス許可の設定

共有フォルダへのネットワーク経由でのアクセスを許可する設定を行います。

  1. 共有したいフォルダのプロパティを開く
    アクセス権を付与したい共有フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  2. 「共有」タブに移動する
    プロパティウィンドウで「共有」タブをクリックします。
  3. 詳細な共有を設定する
    「詳細な共有」ボタンをクリックします。
  4. フォルダの共有を有効にする
    「このフォルダーを共有する」にチェックを入れます。
  5. アクセス許可を設定する
    「アクセス許可」ボタンをクリックします。
    「Everyone」を選択し、「フルコントロール」「変更」「読み取り」の「許可」にチェックを入れます。特定のユーザーやグループに限定する場合は、「追加」ボタンでユーザー/グループを指定し、適切な許可を設定します。
    設定後、「OK」をクリックします。
  6. 設定を適用する
    詳細な共有のウィンドウとプロパティウィンドウで、それぞれ「OK」または「適用」をクリックして設定を保存します。

NTFSアクセス許可の設定

共有フォルダ内のファイルやサブフォルダに対する詳細なアクセス権限を設定します。

  1. 共有したいフォルダのプロパティを開く
    アクセス権を付与したい共有フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  2. 「セキュリティ」タブに移動する
    プロパティウィンドウで「セキュリティ」タブをクリックします。
  3. アクセス権を編集する
    「編集」ボタンをクリックします。
  4. ユーザーまたはグループを追加する
    「追加」ボタンをクリックし、アクセスを許可したいユーザー名またはグループ名を入力して「名前の確認」をクリックします。
    正しい名前が表示されたら「OK」をクリックして追加します。
  5. アクセス許可を設定する
    追加したユーザーまたはグループを選択し、「フルコントロール」「変更」「読み取りと実行」など、必要な「許可」にチェックを入れます。
    設定後、「OK」をクリックします。
  6. 設定を適用する
    プロパティウィンドウで「適用」をクリックし、「OK」をクリックして設定を保存します。

共有フォルダのアクセス権設定でよくある問題と対処法

アクセス権を設定しても共有フォルダにアクセスできない場合や、別の問題が発生する場合の対処法を説明します。

アクセス権を設定してもアクセスできない場合の確認点

共有アクセス許可とNTFSアクセス許可の両方を設定してもアクセスできない場合、ファイアウォールが原因である可能性があります。

Windows Defender ファイアウォールや、インストールしているサードパーティ製のセキュリティソフトの設定を確認してください。

  1. Windows Defender ファイアウォールの設定を確認する
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。「プライバシーとセキュリティ」から「Windowsセキュリティ」をクリックします。
    「ファイアウォールとネットワーク保護」を開き、「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリックします。
    「設定の変更」ボタンをクリックし、「ファイルとプリンターの共有」の「プライベート」と「パブリック」の両方にチェックが入っているか確認します。
  2. セキュリティソフトの設定を確認する
    使用しているセキュリティソフトのファイアウォール機能で、ファイル共有に関する通信がブロックされていないか確認し、必要に応じて許可設定を追加します。

共有フォルダがネットワーク上に表示されない場合の確認点

共有フォルダ自体がネットワーク上に表示されない場合、ネットワーク探索が無効になっているか、関連するサービスが停止している可能性があります。

  1. ネットワーク探索の設定を確認する
    前述の「ネットワークと共有センターの設定確認」の手順で、「ネットワーク探索を有効にする」にチェックが入っているか再確認します。
  2. 関連サービスの状態を確認する
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
    「Function Discovery Resource Publication」と「SSDP Discovery」サービスを探し、両方の「スタートアップの種類」が「自動」であり、「状態」が「実行中」であることを確認します。
    実行中でない場合は、サービスを右クリックし「開始」を選択します。

「アクセス拒否」と表示される場合の確認点

共有アクセス許可とNTFSアクセス許可のいずれか、または両方が不足している場合にこのメッセージが表示されます。

特にNTFSアクセス許可は、共有アクセス許可よりも優先度が高いため、共有アクセス許可で「フルコントロール」が付与されていても、NTFSアクセス許可で「読み取り」しか許可されていない場合、「アクセス拒否」となります。

  1. 両方のアクセス許可設定を再確認する
    「共有アクセス許可の設定」と「NTFSアクセス許可の設定」の手順を再度実行し、アクセスを許可したいユーザーやグループに十分な権限が付与されているか確認します。
    特に、書き込みが必要な場合は「変更」または「フルコントロール」が付与されていることを確認します。
  2. ゲストアカウントの利用状況を確認する
    パスワード保護共有を無効にしている場合、ゲストアカウントでのアクセスが試みられることがあります。
    ゲストアカウントにアクセス権があるか、または利用するアカウントが正しく認証されているか確認します。

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共有アクセス許可とNTFSアクセス許可の比較

共有フォルダへのアクセスを制御する2種類の許可について、その違いを比較します。

項目 共有アクセス許可 NTFSアクセス許可
適用範囲 ネットワーク経由でのアクセス ローカルファイルシステムへのアクセス
優先順位 NTFSアクセス許可より優先度が低い 共有アクセス許可より優先度が高い
設定場所 フォルダのプロパティの「共有」タブ フォルダのプロパティの「セキュリティ」タブ
目的 ネットワークからのアクセスを許可または拒否する ローカルおよびネットワークからの詳細なアクセスを制御する

まとめ

この記事では、Windowsの共有フォルダに「利用許可がない」と表示される問題の原因と、その解決策となるアクセス権付与の手順を解説しました。

共有アクセス許可とNTFSアクセス許可の二重の権限設定を理解し、適切に設定することで、共有フォルダへのアクセスを円滑にできます。

ファイアウォールの設定や関連サービスの確認も行い、共有フォルダの利用を最適化してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。