【Windows】ステップ記録ツールを使いPCの操作手順を画像付きで自動保存する手順

【Windows】ステップ記録ツールを使いPCの操作手順を画像付きで自動保存する手順
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業務でPCの操作手順を正確に伝える際、口頭やテキストだけでは誤解が生じることがあります。特にトラブル報告やマニュアル作成では、具体的な画面を共有できるとスムーズです。

Windowsには「ステップ記録ツール」という標準機能があり、PCでの操作を自動的に画像とテキストで記録できます。

この記事では、Windows 11を基準に、ステップ記録ツールの起動から記録、保存までの具体的な手順を解説します。このツールを活用し、効率的な情報共有を実現しましょう。

【要点】ステップ記録ツールでPC操作を画像付きで自動保存する

  • ステップ記録ツールの起動: Windows検索から「psr」または「ステップ記録ツール」で簡単に起動できます。
  • 操作の記録とコメント追加: 「記録の開始」ボタンで操作を記録し、必要に応じて「コメントの追加」で補足説明を加えられます。
  • 記録の確認と保存: 記録終了後、自動生成されたレポートを確認し、ZIP形式で保存して共有できます。

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ステップ記録ツールとは?PC操作を簡単記録する機能の概要

ステップ記録ツールは、Windowsに標準搭載されたユーティリティ機能です。ユーザーがPC上で行った操作を、画面のスクリーンショットと詳細なテキスト説明として自動的に記録します。

このツールは、特にITサポート部門へのトラブル報告や、社内向けにPC操作マニュアルを作成する際に非常に役立ちます。具体的には、クリックしたボタンや入力したテキスト、開いたウィンドウなどの情報が、時系列順に画像とともに記録されます。

記録されたデータは、HTML形式のレポートとしてZIPファイルにまとめて保存されます。このレポートは、ブラウザで簡単に閲覧でき、誰でも内容を理解しやすい形式です。

特別なソフトウェアのインストールは不要で、Windows 11およびWindows 10のどちらでも利用できます。直感的な操作で、視覚的な情報共有を効率的に行える点が大きなメリットです。

ステップ記録ツールの記録の仕組み

ステップ記録ツールは、ユーザーがマウスでクリックしたり、キーボードで入力したりするたびに、その操作のスクリーンショットを自動で取得します。

同時に、どのアプリケーションの、どの要素を操作したかという情報をテキストで記録します。例えば、「スタートボタンをクリックしました」や「メモ帳にテキストを入力しました」といった具体的な説明が生成されます。

これらのスクリーンショットとテキスト説明が、タイムスタンプとともに1つのレポートにまとめられます。これにより、一連の操作の流れを後から正確に再現し、確認することが可能になります。

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Windows 11でステップ記録ツールを使う基本手順

ここでは、Windows 11を基準に、ステップ記録ツールの起動から操作の記録、そしてレポートの保存までの一連の流れを解説します。

ステップ記録ツールの起動方法

  1. Windows検索ボックスを開く
    タスクバーにある「検索」アイコンをクリックするか、キーボードのWindowsキーを押してスタートメニューを開きます。
  2. 「ステップ記録ツール」を検索する
    検索ボックスに「ステップ記録ツール」と入力します。または、実行ファイル名である「psr」と入力してもツールが見つかります。
  3. ツールを起動する
    検索結果に表示された「ステップ記録ツール」をクリックして起動します。小さなウィンドウが表示されます。

操作記録の開始と停止、コメントの追加

  1. 記録を開始する
    ステップ記録ツールのウィンドウで「記録の開始」ボタンをクリックします。ボタンが「記録の一時停止」と「記録の停止」に変わります。
  2. 記録したい操作を実行する
    記録したいPC操作を通常通り行います。ファイルを開く、設定を変更する、ウェブブラウザでページを閲覧するなど、対象の操作を全て実行してください。
  3. 必要に応じてコメントを追加する
    特定の操作について補足説明が必要な場合は、「コメントの追加」ボタンをクリックします。画面上に表示される枠内で、詳細な説明を入力し「OK」をクリックします。このコメントは記録レポートに含められます。
  4. 記録を停止する
    全ての操作が完了したら、「記録の停止」ボタンをクリックします。自動的に記録されたレポートが表示されます。

記録された手順の確認と保存

  1. 記録されたレポートを確認する
    記録を停止すると、自動的に生成されたレポートが新しいウィンドウで開きます。レポートには、各操作のスクリーンショットとテキスト説明が時系列で表示されます。
  2. レポートの詳細を確認する
    レポート内の「記録されたステップ」セクションで、各ステップの詳細を確認できます。必要に応じてスクロールし、すべての内容が正しく記録されているか確認しましょう。
  3. レポートを保存する
    レポートウィンドウの上部にある「保存」ボタンをクリックします。保存ダイアログが表示されるので、ファイル名を入力し、保存場所を選択して「保存」をクリックします。レポートはZIP形式のファイルとして保存されます。
  4. 保存したレポートを開く
    保存したZIPファイルを展開すると、中に「Review.mht」というファイルがあります。このファイルをEdgeなどのウェブブラウザで開くことで、いつでも記録内容を確認できます。

ステップ記録ツール利用時の注意点と応用

ステップ記録ツールは便利な機能ですが、利用にはいくつかの注意点や、より効果的に活用するためのヒントがあります。ここでは、それらを詳しく解説します。

記録されない操作がある場合の対応

ステップ記録ツールは、すべての操作を完全に記録できるわけではありません。以下のようなケースでは、期待通りに記録されないことがあります。

ゲームや動画再生中の操作: 特定のグラフィック描画を伴うアプリケーションや、ゲーム中の操作は記録が不十分になることがあります。この場合、画面全体の動きを記録する動画キャプチャツールが適しています。

特定のキーボード入力: パスワード入力フィールドや、一部の特殊なキー入力はセキュリティ上の理由から記録されないことがあります。重要な個人情報が誤って記録されることを防ぐための仕様です。

アプリケーション内部の詳細な操作: 一部の複雑なアプリケーションでは、内部の細かいメニュー操作やドラッグアンドドロップが正確にテキスト化されない場合があります。この際は、手動でスクリーンショットを撮り、コメント機能で補足すると良いでしょう。

記録設定の変更方法

ステップ記録ツールは、記録に関するいくつかの設定を変更できます。これにより、より目的に合ったレポートを作成できます。

  1. 設定画面を開く
    ステップ記録ツールのウィンドウで、右端にある下向きの矢印アイコンをクリックし、「設定」を選択します。
  2. 出力ファイルの場所を変更する
    「出力ファイルの場所」の項目で、「参照」をクリックして、記録されたレポートの保存先フォルダを事前に指定できます。これにより、記録終了後に毎回保存場所を選ぶ手間が省けます。
  3. 記録する画面の数を調整する
    「記録する最近の画面の数」の項目で、記録するスクリーンショットの最大数を設定できます。デフォルトは25ですが、非常に長い手順を記録する場合は数を増やすと良いでしょう。
  4. スクリーンショットを無効にする
    「スクリーンショットを有効にする」のチェックを外すと、テキスト情報のみを記録し、画像を含まないレポートを作成できます。ファイルサイズを小さくしたい場合に有効です。

Windows 10での操作の違い

Windows 10でもステップ記録ツールは利用できますが、一部名称や見た目に違いがあります。

名称: Windows 10では「問題ステップ記録ツール」という名称で提供されていましたが、Windows 11ではシンプルに「ステップ記録ツール」と変更されています。機能自体に大きな違いはありません。

起動方法: Windows 10でも、検索ボックスに「問題ステップ記録ツール」または「psr」と入力して起動できます。

インターフェース: ウィンドウのデザインやアイコンがWindows 11のモダンなデザインに更新されていますが、ボタンの配置や基本的な機能はWindows 10版とほぼ同じです。Windows 10ユーザーも、この記事の手順を参考に操作できます。

セキュリティとプライバシーに関する注意点

ステップ記録ツールは画面を詳細に記録するため、意図せず個人情報や機密情報が記録されてしまう可能性があります。

記録前に確認: 記録を開始する前に、画面上に表示される情報に機密性の高い内容がないかを確認してください。

記録後の確認: レポートを保存する前に、必ず内容を確認し、不要な情報が含まれていないかチェックしましょう。もし含まれている場合は、その部分を削除するか、再記録を検討してください。

共有の注意: 記録したレポートを共有する際は、共有相手が信頼できる人物であることを確認し、情報漏洩のリスクを十分に考慮してください。

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ステップ記録ツールと他の画面記録ツールの比較

Windowsにはステップ記録ツールの他にも、画面を記録するツールがいくつか存在します。それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて使い分けることが重要です。

項目 ステップ記録ツール Snipping Tool Xbox Game Bar
目的 一連の操作手順の自動記録 静止画のスクリーンショット取得 画面の動画録画、ゲームプレイ記録
記録形式 HTMLレポート(画像とテキスト)をZIPで保存 画像ファイル(PNG、JPGなど) 動画ファイル(MP4)
操作の複雑さ シンプル 非常にシンプル やや複雑
編集機能 コメント追加のみ 基本的な画像編集(書き込み、切り抜き) 簡易的なトリミング
適したシーン トラブル報告、マニュアル作成、操作説明 特定の画面の共有、資料作成 操作デモンストレーション、ソフトウェアの動作記録
記録される内容 操作ごとの画面とテキスト説明 指定範囲の静止画 画面全体の動き
ファイルサイズ 小さい 小さい 大きい

ステップ記録ツールは、手順を詳細に伝えたい場合に最適です。一方で、単一の画面を素早く共有したい場合はSnipping Toolが、動きのある操作やアプリケーションの挙動を伝えたい場合はXbox Game Barが適しています。それぞれのツールの特性を理解し、状況に応じて使い分けましょう。

まとめ

この記事では、Windows 11のステップ記録ツールを使ってPCの操作手順を画像付きで自動保存する手順を解説しました。

このツールを活用することで、PCトラブルの報告や業務マニュアルの作成において、視覚的かつ正確な情報共有が簡単に実現できます。

記録されない操作への対応や設定変更の方法、Windows 10との違いも理解し、業務効率を向上させましょう。他の画面記録ツールとの比較も参考に、目的に応じた適切なツールを選択してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。