Windowsのシステム復元を実行しようとした際、「0x8007000E」というエラーコードが表示され、処理が失敗してしまう場面に遭遇していませんか。
このエラーは、システム復元に必要なメモリが不足していることを示しています。
この記事では、仮想メモリの設定を調整することで、このメモリ不足エラーを解消し、システムの復元を成功させる具体的な手順を解説します。
【要点】システムの復元エラー0x8007000Eを解決する手順
- 仮想メモリの調整: メモリ不足エラー「0x8007000E」を解消し、システムの復元を成功させます。
- システムファイルチェッカー: 破損したシステムファイルが原因で復元が妨げられている場合に修復を試みます。
- セーフモードでの実行: 他の常駐プログラムの干渉を避けて、安全な環境でシステムの復元を試します。
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目次
システムの復元が0x8007000Eエラーで失敗する原因
システムの復元がエラーコード「0x8007000E」で失敗する場合、これは利用可能なメモリが不足していることを示しています。
システムの復元は、過去の状態に戻すために多くのシステムリソースを消費する処理です。
特に物理メモリが少ない環境や、複数のアプリケーションが起動している状況では、メモリ不足に陥りやすくなります。
仮想メモリは、物理メモリの不足を補うためにハードディスクの一部をメモリとして使用する機能です。
この仮想メモリの設定が不適切であると、システムはメモリが不足していると判断し、エラー「0x8007000E」が発生します。
Windows 11とWindows 10のどちらの環境でも、このエラーが発生する根本的な原因は同じです。
仮想メモリの役割と重要性
仮想メモリは、物理メモリ、つまりRAMが不足した際に、一時的にストレージの一部をメモリとして利用する仕組みです。
これにより、メモリを多く消費するプログラムや処理も安定して実行できます。
システムの復元のような大規模な処理では、この仮想メモリが適切に設定されていることが重要になります。
仮想メモリを調整して0x8007000Eエラーを解決する手順
システムの復元エラー「0x8007000E」を解消するためには、仮想メモリの設定を適切に調整することが有効です。
ここではWindows 11を基準に手順を解説しますが、Windows 10でも同様の操作で設定できます。
- コントロールパネルを開く
スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
表示されたダイアログに「control」と入力しEnterキーを押してコントロールパネルを開きます。 - システムとセキュリティに進む
コントロールパネルの画面で、「システムとセキュリティ」をクリックします。
続いて「システム」をクリックして、システム情報を表示します。 - システムの詳細設定を開く
システムの画面の右側にある「システムの詳細設定」をクリックします。
「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されます。 - パフォーマンスオプションを設定する
「システムのプロパティ」ウィンドウで「詳細設定」タブをクリックします。
「パフォーマンス」セクションにある「設定」ボタンをクリックします。
「パフォーマンスオプション」ウィンドウが開きます。 - 仮想メモリの設定を変更する
「パフォーマンスオプション」ウィンドウで「詳細設定」タブをクリックします。
「仮想メモリ」セクションにある「変更」ボタンをクリックします。
「仮想メモリ」ウィンドウが表示されます。 - ページングファイルサイズを調整する
「すべてのドライブのページングファイルサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。
仮想メモリを設定したいドライブ(通常はC:ドライブ)を選択します。
「カスタムサイズ」を選択し、「初期サイズ」と「最大サイズ」の値を入力します。
初期サイズは物理メモリの1.5倍程度、最大サイズは物理メモリの3倍程度を目安に設定します。
例: 物理メモリが8GBの場合、初期サイズは12288MB、最大サイズは24576MBとします。 - 設定を適用してPCを再起動する
「設定」ボタンをクリックし、その後「OK」ボタンをクリックして変更を適用します。
警告が表示された場合は、内容を確認し「OK」をクリックします。
開いているすべてのウィンドウを閉じ、PCを再起動します。 - システムの復元を再度試す
PCの再起動後、改めてシステムの復元を試みてください。
仮想メモリの不足が解消され、エラー「0x8007000E」が発生せずに復元が実行できるはずです。
仮想メモリ調整後の注意点とその他の解決策
仮想メモリの調整は「0x8007000E」エラーの有効な解決策ですが、それでも問題が解決しない場合や、設定時に疑問が生じる場合があります。
ここでは、そうした状況での対処法や、さらに試せる別の解決策を解説します。
仮想メモリ設定値の目安が分からない場合
仮想メモリの初期サイズと最大サイズの設定に迷う場合は、Windowsが推奨する値を参考にします。
「仮想メモリ」ウィンドウでドライブを選択した際に、下部に「推奨」として表示される値を確認できます。
一般的には、初期サイズを物理メモリの1.5倍、最大サイズを物理メモリの3倍程度に設定すると安定しやすいです。
ただし、ストレージの空き容量も考慮し、無理のない範囲で設定することが大切です。
仮想メモリ調整後もシステム復元が失敗する場合
仮想メモリを調整してもシステム復元がエラー「0x8007000E」で失敗する場合や、別のエラーが発生する場合は、以下の方法を試してみてください。
システムファイルチェッカーの実行
破損したシステムファイルが原因で復元処理が妨げられている可能性があります。
システムファイルチェッカーは、Windowsの保護されたシステムファイルをスキャンし、破損しているファイルがあれば修復を試みます。
- コマンドプロンプトを管理者として開く
スタートボタンを右クリックし、「Windowsターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。 - sfc /scannowコマンドを実行する
コマンドプロンプトのウィンドウに「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
スキャンが完了するまで待ちます。完了後、PCを再起動してシステムの復元を試します。
DISMコマンドの実行
システムファイルチェッカーで問題が解決しない場合は、DISM Deployment Image Servicing and Managementツールを使用して、Windowsイメージを修復します。
- コマンドプロンプトを管理者として開く
上記と同様に、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。 - DISMコマンドを実行する
コマンドプロンプトに「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、Enterキーを押します。
この処理には時間がかかる場合があります。完了後、PCを再起動してシステムの復元を試します。
セーフモードでのシステム復元
常駐している他のプログラムがシステムの復元処理に干渉している可能性も考えられます。
セーフモードで起動することで、必要最低限のドライバーとサービスのみでWindowsを動作させ、干渉を避けて復元を試せます。
- セーフモードでPCを起動する
Windows 11の場合、スタートメニューから「設定」を開き、「システム」 > 「回復」を選択します。
「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックします。
再起動後、「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」 > 「詳細オプション」 > 「スタートアップ設定」 > 「再起動」と進みます。
再起動後、画面に表示されるオプションから「セーフモードとネットワークを有効にする」または「セーフモード」を選択します。 - セーフモードでシステムの復元を実行する
セーフモードで起動したら、通常の手順でシステムの復元を実行します。
これにより、他のプログラムの干渉を排除して復元が成功する可能性があります。
システムの復元ポイントが見つからない場合
システムの復元を実行しようとしても、復元ポイント自体が見つからない場合があります。
これは、システムの保護機能がオフになっているか、復元ポイントが何らかの理由で削除されたためです。
この場合、復元ポイントを作成するように設定変更し、今後は定期的に復元ポイントを作成することが重要です。
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Windows 11とWindows 10における仮想メモリ設定画面の違い
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| アクセス方法 | スタートボタン右クリック > ファイル名を指定して実行「control」 > コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム > システムの詳細設定 | スタートボタン右クリック > システム > システムの詳細設定 |
| 設定画面のUI | 従来のコントロールパネルのデザインを踏襲したUI | 従来のコントロールパネルのデザインを踏襲したUI |
| 機能的な違い | 仮想メモリの調整機能はWindows 10と同一 | 仮想メモリの調整機能はWindows 11と同一 |
| 注意点 | 「設定」アプリからの直接的なアクセスパスはない | 「設定」アプリからの直接的なアクセスパスはない |
Windows 11とWindows 10では、仮想メモリの設定画面に到達するまでの手順に若干の違いがあります。
しかし、一度「システムのプロパティ」ウィンドウにたどり着けば、その後の「パフォーマンスオプション」や「仮想メモリ」の設定画面は、両OSでほとんど同じです。
基本的な操作方法や調整できる項目に違いはありません。
まとめ
この記事で解説した仮想メモリの調整手順により、システムの復元時に発生するエラーコード「0x8007000E」を解消できるはずです。
もし仮想メモリの調整だけでは問題が解決しない場合も、システムファイルチェッカーやDISMコマンド、セーフモードでの実行といった追加の解決策を試せます。
これらの手順を参考に、安定したWindows環境を維持し、業務をスムーズに進めるためにシステムの復元機能を活用しましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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