Windowsを使用していると、「System Volume Information」フォルダがディスク容量を大きく占めていることに気づく場合があります。
このフォルダはWindowsの重要なシステムファイルが格納されており、その役割を理解せずに対処するとシステムに不具合が生じる可能性もあります。
この記事では、「System Volume Information」フォルダの役割を理解し、安全に中身を確認・整理する具体的な手順を解説します。
【要点】System Volume Informationフォルダの安全な管理方法
- システムの保護設定: 復元ポイントの作成設定を変更し、フォルダが使用するディスク容量を調整できます。
- 復元ポイントの削除: 不要なシステムの復元ポイントを削除し、ディスク容量を解放できます。
- ディスククリーンアップ: 古いシステム復元ポイントを一括で削除し、効率的に容量を整理できます。
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目次
System Volume Informationフォルダの役割と仕組み
「System Volume Information」フォルダは、Windowsがシステムの状態を維持するために使用する重要な隠しフォルダです。
このフォルダには、システムの復元ポイント、BitLockerの回復キー、インデックスサービスデータベースなど、様々なシステム関連データが格納されます。
通常、このフォルダはユーザーが直接アクセスできないように保護されており、Windowsの安定動作に不可欠な役割を果たします。
システム復元ポイントの保存場所
このフォルダがディスク容量を大きく消費する主な原因は、システムの復元ポイントです。
システムの復元ポイントは、Windowsやアプリケーションの更新時に自動的に作成され、問題が発生した場合にPCを以前の状態に戻すために利用されます。
復元ポイントが蓄積されると、その分ディスク容量を多く使用します。
その他のシステムデータ
復元ポイントの他に、ファイルインデックスデータベースもこのフォルダに保存されます。
このデータベースは、Windows検索機能がファイルを高速に検出するために使用します。
さらに、BitLockerでドライブを暗号化している場合、BitLockerの回復キーもこのフォルダ内に保存されることがあります。
System Volume Informationフォルダの確認と容量整理の手順
「System Volume Information」フォルダは通常非表示設定です。
まずフォルダを表示させ、その上で容量を整理する手順を解説します。
隠しフォルダを表示する手順
このフォルダはシステムによって保護されており、直接開くことはできませんが、エクスプローラーでその存在を確認できます。
- エクスプローラーを開く
タスクバーのファイルエクスプローラーアイコンをクリックします。 - 表示オプションを開く
エクスプローラーの上部にある「表示」タブをクリックし、「表示」メニューから「表示」項目にマウスカーソルを合わせます。 - 隠しファイルを表示する
表示されるメニューから「隠しファイル」をクリックしてチェックを入れます。 - 保護されたシステムファイルを表示する
同じく「表示」タブの「オプション」をクリックし、「フォルダーオプション」ダイアログを開きます。
「表示」タブを選択し、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
警告メッセージが表示されたら「はい」をクリックし、「OK」でダイアログを閉じます。
これで「System Volume Information」フォルダがエクスプローラーに表示されるようになります。
システムの保護設定から容量を調整する手順
システムの復元ポイントが消費するディスク容量は、設定で調整できます。
- システムの保護を開く
Windowsの検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力し、検索結果から「復元ポイントの作成」をクリックします。
「システムのプロパティ」ダイアログの「システムの保護」タブが開きます。 - ドライブを選択し構成する
「保護設定」セクションで、容量を調整したいドライブを選択し、「構成」ボタンをクリックします。 - ディスク領域の使用量を調整する
「システムの保護対象」ダイアログで、「ディスク領域の使用量」スライダーを左右に動かして、復元ポイントが使用できる最大容量を設定します。
設定した容量を超えると、古い復元ポイントから自動的に削除されます。 - 適用して閉じる
「適用」をクリックし、「OK」でダイアログを閉じます。
復元ポイントを削除する手順
不要な復元ポイントを個別に削除することで、ディスク容量を解放できます。
- システムの保護を開く
上記の手順で「システムのプロパティ」ダイアログの「システムの保護」タブを開きます。 - ドライブを選択し構成する
容量を解放したいドライブを選択し、「構成」ボタンをクリックします。 - 復元ポイントを削除する
「システムの保護対象」ダイアログで、「削除」ボタンをクリックします。
これにより、選択したドライブのすべての復元ポイントが削除されます。
特定の復元ポイントだけを削除する機能は提供されていません。 - 適用して閉じる
「適用」をクリックし、「OK」でダイアログを閉じます。
ディスククリーンアップで古い復元ポイントを削除する手順
ディスククリーンアップツールを使用して、古い復元ポイントを一括で削除することも可能です。
- ディスククリーンアップを起動する
Windowsの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、検索結果から「ディスククリーンアップ」をクリックします。
クリーンアップするドライブを選択し、「OK」をクリックします。 - システムファイルをクリーンアップする
「ディスククリーンアップ」ダイアログが表示されたら、「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
再度ドライブ選択を求められるので、同じドライブを選択し「OK」をクリックします。
これにより、システムファイルに関する詳細なクリーンアップオプションが表示されます。 - 復元ポイントを削除する
「ディスククリーンアップ」ダイアログの「その他のオプション」タブをクリックします。
「システムの復元とシャドウコピー」セクションの「クリーンアップ」ボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されたら「削除」をクリックします。
これにより、最新の復元ポイント以外のすべての古い復元ポイントが削除されます。 - ディスククリーンアップを完了する
「OK」をクリックし、クリーンアッププロセスを開始します。
System Volume Informationフォルダ操作時の注意点
「System Volume Information」フォルダの操作は、システムの安定性に直接影響を与えます。
以下の点に注意して作業を進めてください。
フォルダを直接削除してしまう
「System Volume Information」フォルダは、Windowsの重要なシステムデータが保存されているため、エクスプローラーから直接削除してはいけません。
削除すると、システムの復元機能が使用できなくなり、最悪の場合Windowsが起動できなくなる可能性もあります。
容量を整理する場合は、必ず「システムの保護」設定や「ディスククリーンアップ」ツールを使用してください。
復元ポイントをすべて削除してしまう
システムの復元ポイントをすべて削除すると、将来システムに問題が発生した場合に、PCを以前の安定した状態に戻すことができなくなります。
ディスク容量の確保は重要ですが、万が一に備えて、少なくとも最新の復元ポイントは残しておくことを推奨します。
ディスククリーンアップの「システムの復元とシャドウコピー」機能は、最新の復元ポイントを残して古いものだけを削除するため、比較的安全な方法と言えます。
Windows 10との操作の違い
Windows 11とWindows 10では、「System Volume Information」フォルダの管理方法に大きな違いはありません。
「システムのプロパティ」や「ディスククリーンアップ」の画面レイアウトが若干異なる場合がありますが、基本的なアクセス方法や設定項目は共通しています。
この記事で解説した手順は、Windows 10でも同様に適用できます。
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System Volume Informationフォルダ内の主要データと管理方法の比較
| 項目 | システムの復元ポイント | BitLocker回復キー | ファイルインデックスデータベース |
|---|---|---|---|
| 主な内容 | システムの状態を記録したスナップショット | BitLockerで暗号化されたドライブの解除キー | Windows検索を高速化するためのファイル情報 |
| 管理方法 | システムの保護設定で容量制限、復元ポイントの削除 | BitLockerの管理画面で回復キーをバックアップ、ドライブの暗号化解除 | インデックスオプション設定で場所の追加・削除、データベースの再構築 |
| 削除・調整による影響 | 過去のシステム状態への復元ができなくなる | ドライブにアクセスできなくなる可能性がある | Windows検索の速度が低下する |
まとめ
この記事では、「System Volume Information」フォルダの役割と、安全に中身を確認・整理する手順を解説しました。
システムの保護設定やディスククリーンアップを活用することで、このフォルダが消費するディスク容量を適切に管理できます。
システムの安定性を保ちつつ、必要なディスク容量を確保するために、定期的に復元ポイントの設定を確認し、古い復元ポイントを削除することをおすすめします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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