【PDF】入力可能なPDFフォームを「入力不可(フラット化)」にしてからメールで提出する安全な手順

【PDF】入力可能なPDFフォームを「入力不可(フラット化)」にしてからメールで提出する安全な手順
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入力可能なPDFフォームをメールで提出する際、内容が誤って変更される不安を感じる方もいるでしょう。

PDFを「フラット化」することで、入力内容を固定し、提出後の意図しない変更を防ぐことができます。

この記事では、Acrobat Reader、Edge、スマホアプリを使ってPDFフォームをフラット化し、安全に提出する手順を解説します。

これにより、提出後の情報改ざんや表示崩れの心配なく、安心してPDFを扱えるようになります。

【要点】入力済みPDFフォームをフラット化して安全に提出する方法

  • Acrobat Readerの印刷機能: 入力内容を固定し、編集できない新しい.pdfファイルとして保存できます。
  • Edgeの印刷機能: Webブラウザで開いたPDFフォームをフラット化し、内容を確定させた状態で保存できます。
  • スマホPDFアプリの印刷機能: iPhoneやAndroidの標準機能やアプリを活用し、入力内容を画像化して保存できます。

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入力可能なPDFフォームを「フラット化」する目的と仕組み

PDFフォームの「フラット化」とは、入力フィールドやチェックボックスなどのインタラクティブな要素を、通常の画像やテキスト情報としてPDF文書に固定する処理を指します。

この処理により、一度入力したデータは文書の一部となり、後から編集したり変更したりすることができなくなります。

フラット化の主な目的は、提出された文書の内容が提出後に改ざんされることを防ぐことです。また、異なる環境でPDFを開いた際に、入力フィールドの表示が崩れるなどの問題を避ける効果もあります。

無料のPDFビューアや簡易的な編集ツールでは、直接フラット化する機能が提供されていない場合があります。その場合、PDFを「印刷」する機能を利用し、出力先を「PDFとして保存」または「Microsoft Print to PDF」に設定することで、擬似的にフラット化された.pdfファイルを作成できます。

Acrobat ReaderでのPDFフォーム「フラット化」手順

Acrobat Readerを使用して入力済みのPDFフォームをフラット化し、編集できない状態にする手順を解説します。

  1. PDFフォームを開く
    Acrobat Readerで、入力が完了したPDFフォームを開きます。
  2. 「印刷」ダイアログを開く
    ファイルメニューから「印刷」を選択するか、キーボードの「Ctrl+P」(Windows)または「Command+P」(Mac)を押します。
  3. プリンターを選択する
    「プリンター」のドロップダウンメニューから「Microsoft Print to PDF」(Windows)または「PDFとして保存」(Mac)を選択します。
  4. 印刷設定を確認する
    必要に応じて、ページの向きやサイズなどの印刷設定を確認します。通常はデフォルト設定で問題ありません。
  5. 「印刷」ボタンをクリックする
    「印刷」ボタンをクリックすると、保存ダイアログが表示されます。
  6. 新しいファイルを保存する
    新しいファイル名を入力し、保存場所を指定して「保存」をクリックします。元のファイルとは異なる名前を付けると、区別しやすくなります。
  7. フラット化されたPDFを確認する
    保存された新しい.pdfファイルを開き、入力フィールドが編集できない状態になっていることを確認します。

EdgeでのPDFフォーム「フラット化」手順

Edgeブラウザでも、PDFフォームをフラット化して保存できます。この方法は、Acrobat Readerがインストールされていない環境で特に便利です。

  1. PDFフォームをEdgeで開く
    入力が完了したPDFフォームをEdgeブラウザで開きます。ファイルをEdgeのウィンドウにドラッグアンドドロップするか、右クリックメニューから「プログラムから開く」でEdgeを選択します。
  2. 「印刷」ダイアログを開く
    キーボードの「Ctrl+P」を押すか、Edgeのメニューアイコン「…」をクリックし、「印刷」を選択します。
  3. プリンターを選択する
    「プリンター」のドロップダウンメニューから「Microsoft Print to PDF」を選択します。
  4. 印刷設定を確認する
    「レイアウト」や「ページ」の設定を確認します。すべてのページをフラット化する場合は、「すべて」を選択します。
  5. 「印刷」ボタンをクリックする
    「印刷」ボタンをクリックすると、保存ダイアログが表示されます。
  6. 新しいファイルを保存する
    新しいファイル名を入力し、保存場所を指定して「保存」をクリックします。元のファイルと区別できるように、異なる名前を付けてください。
  7. フラット化されたPDFを確認する
    保存された新しい.pdfファイルを開き、入力内容が画像として固定され、編集できないことを確認します。

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スマホPDFアプリでのPDFフォーム「フラット化」手順

iPhoneやAndroidのスマートフォンでも、PDFフォームをフラット化して提出できます。OSの標準機能や無料アプリを活用します。

iPhoneでのフラット化(「プリント」機能を利用)

  1. PDFフォームを開く
    ファイルアプリやメールアプリなどで入力済みのPDFフォームを開きます。
  2. 共有メニューを開く
    画面下部または上部にある共有アイコンをタップします。
  3. 「プリント」を選択する
    共有シートの中から「プリント」をタップします。
  4. プレビュー画面でピンチアウトする
    プリントプレビューが表示されたら、プレビュー画面を指で拡大(ピンチアウト)します。これにより、PDFが新しいPDFとして開かれます。
  5. 新しいPDFを保存する
    新しいPDFが開かれた状態で、再度共有アイコンをタップします。「ファイルに保存」や「メールで送信」などのオプションが表示されるので、目的の保存方法を選択します。
  6. フラット化を確認する
    保存された新しい.pdfファイルを開き、入力フィールドが編集できない状態になっていることを確認します。

Androidでのフラット化(「PDFとして保存」機能を利用)

  1. PDFフォームを開く
    GoogleドライブやFilesアプリなどで入力済みのPDFフォームを開きます。
  2. メニューを開く
    画面右上にある3点リーダーメニューアイコンをタップします。
  3. 「印刷」を選択する
    メニューの中から「印刷」をタップします。
  4. プリンターを選択する
    「プリンターの選択」で「PDFとして保存」または「Googleドライブに保存」を選択します。
  5. 「PDF」アイコンをタップする
    画面上に表示される「PDF」アイコンまたは保存ボタンをタップします。
  6. 新しいファイルを保存する
    ファイル名を入力し、保存場所を選択して「保存」をタップします。
  7. フラット化を確認する
    保存された新しい.pdfファイルを開き、入力フィールドが編集できない状態になっていることを確認します。

フラット化PDFのメール提出に関する注意点

PDFフォームをフラット化して提出する際には、いくつかの注意点があります。これらのポイントを押さえることで、より安全かつスムーズな提出が可能です。

ファイルサイズが大きくなる場合がある

PDFを印刷機能でフラット化すると、入力内容が画像データとして埋め込まれることがあります。これにより、元のPDFよりもファイルサイズが大きくなる場合があります。

メールで送信する際に添付ファイルの容量制限に注意が必要です。ファイルサイズが大きい場合は、オンラインストレージサービスを利用してリンクを共有するか、PDF圧縮ツールでサイズを小さくしてから送信することを検討してください。

元のフォームを誤って送付してしまう

フラット化の際に元のファイルとは別に新しいファイルを保存します。このとき、誤って編集可能な元のファイルを提出してしまうミスが発生しがちです。

フラット化後のファイルには「_フラット化済み」や「_提出用」などの識別しやすい名前を付けて保存しましょう。送信前には必ず新しいファイルを開き、内容が編集できないことを再確認することが重要です。

デジタル署名フィールドの扱い

PDFにデジタル署名フィールドが含まれている場合、フラット化の処理によって署名が無効になることがあります。デジタル署名は、文書の改ざん防止と本人確認を目的とした特殊な情報です。

デジタル署名が必要なPDFフォームをフラット化する際は、提出先の指示をよく確認してください。場合によっては、フラット化せずにデジタル署名を付与した状態で提出する必要があるかもしれません。手書き署名をスキャンして画像として貼り付ける場合は、フラット化しても問題ありません。

各ソフトのPDFフラット化機能比較

Acrobat Reader、Edge、スマホアプリにおけるPDFフォームのフラット化機能について、それぞれの特徴を比較します。

項目 Acrobat Reader(無料版) Edge iPhone/Android(OS標準機能)
手軽さ 高(専用ソフトならではの安定性) 中(Webブラウザで完結) 高(デバイス内で手軽に処理)
精度 高(PDF処理に特化) 中(印刷機能からの変換) 中(印刷機能からの変換)
デジタル署名の保持 不可(印刷により無効化) 不可(印刷により無効化) 不可(印刷により無効化)
追加機能 閲覧、コメント、フォーム入力 閲覧、簡易編集、Web連携 閲覧、簡易注釈、共有機能
ファイルサイズ 元のファイルより大きくなる場合がある 元のファイルより大きくなる場合がある 元のファイルより大きくなる場合がある

Acrobat ReaderはPDF処理に特化しているため、安定したフラット化が可能です。EdgeやスマホのOS標準機能は手軽さがメリットですが、複雑なフォームでは結果を確認することが重要です。

まとめ

この記事では、Acrobat Reader、Edge、スマホアプリを使ったPDFフォームのフラット化手順を解説しました。

これらの手順を活用することで、入力内容が固定された安全な.pdfファイルをメールで提出できます。

フラット化されたPDFは、提出先での意図しない内容変更や表示崩れを防ぐために有効です。

今後PDFフォームを提出する際は、今回紹介した「Microsoft Print to PDF」や「PDFとして保存」機能を使って、提出前に必ずフラット化を試してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。