英語でのプレゼン資料作成中、PowerPointのスペルチェックが日本語になったり、意図しない言語に切り替わったりして困ることがあります。
これでは、せっかく作成した資料にスペルミスがあっても見落としてしまうかもしれません。
PowerPointの校閲機能でスペルチェックの言語を英語に固定設定すれば、このような問題を解決できます。
この記事では、PowerPointでスペルチェックの言語を英語に固定する具体的な手順を解説します。
プレゼン資料の品質を向上させ、自信を持って発表に臨めるようになるでしょう。
【要点】PowerPointのスペルチェック言語を英語に固定し資料品質を向上させる
- テキストの言語設定: 選択したテキストやテキストボックスのスペルチェック言語を英語に設定できます。
- 既定の言語設定: 新規作成するテキストボックスやスライドの既定のスペルチェック言語を英語に固定できます。
- アプリケーション全体の既定値: PowerPointアプリケーション全体の既定の校閲言語を英語に設定し、常に英語でチェックできるようにします。
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目次
PowerPointのスペルチェック言語を英語に固定するメリットと前提条件
PowerPointのスペルチェック機能は、テキストの誤字脱字を自動で検出し、修正を提案する機能です。しかし、複数の言語が混在する資料では、意図しない言語でチェックされてしまうことがあります。
スペルチェックの言語を英語に固定することで、英語のテキストが常に正しい言語で校閲されるようになります。これにより、英語プレゼン資料の品質を安定させ、プロフェッショナルな印象を保つことができます。この設定は、特に英語を主要言語とするビジネス資料作成時に役立つでしょう。
この機能を利用するには、PowerPointがインストールされたWindowsまたはMacのデスクトップ版が必要です。Microsoft 365のPowerPoint、PowerPoint 2021、PowerPoint 2019で利用できます。Web版やiPad版では、一部機能が制限される場合があります。
スペルチェック言語設定の適用範囲
PowerPointのスペルチェック言語設定には、大きく分けて三つの適用範囲があります。一つは「選択したテキスト」に対する設定、もう一つは「現在のテキストボックスやプレースホルダー」の既定値、そして「PowerPointアプリケーション全体の既定値」です。それぞれの設定が異なるため、目的に応じて適切に使い分ける必要があります。
PowerPointでスペルチェック言語を英語に設定する手順
PowerPointのスペルチェック言語を英語に固定するには、以下の手順を実行します。Windows版とMac版で操作が一部異なります。
Windows版PowerPointでの設定手順
- テキストボックスを選択する
スペルチェック言語を設定したいテキストボックス、またはテキストの一部を選択します。スライド全体に適用したい場合は、スライド上のすべてのテキストボックスを選択するか、何もない状態で後述の「既定値として設定」を行います。 - 「校閲」タブを開く
PowerPointのリボンメニューから「校閲」タブをクリックします。 - 「言語」グループの「言語」を選択する
「校閲」タブ内の「言語」グループにある「言語」ボタンをクリックし、「校閲言語の設定」を選択します。 - 「英語(米国)」を選択する
表示された「言語」ダイアログボックスで、リストから「英語(米国)」または利用したい英語の地域言語を選択します。 - 「既定値として設定」をクリックする
選択した言語が今後の新規テキストボックスの既定値となるように、「既定値として設定」ボタンをクリックします。これにより、今後作成するテキストボックスには自動的に英語のスペルチェックが適用されます。 - PowerPointオプションでアプリケーション既定値を設定する(任意)
ファイルメニューから「オプション」を選択し、「言語」をクリックします。「Officeの表示言語」や「Officeの校正言語」の項目で、英語を既定の言語として設定します。これにより、PowerPointアプリケーション全体の既定の校閲言語が英語になります。
Mac版PowerPointでの設定手順
- テキストボックスを選択する
スペルチェック言語を設定したいテキストボックス、またはテキストの一部を選択します。 - 「校閲」タブを開く
PowerPointのリボンメニューから「校閲」タブをクリックします。 - 「言語」ボタンをクリックする
「校閲」タブ内の「言語」グループにある「言語」ボタンをクリックします。 - 「校閲言語の設定」を選択する
表示されるメニューから「校閲言語の設定」を選択します。 - 「英語(米国)」を選択する
「言語」ダイアログボックスで、リストから「英語(米国)」または利用したい英語の地域言語を選択します。 - 「既定」ボタンをクリックする
選択した言語が今後の新規テキストボックスの既定値となるように、「既定」ボタンをクリックします。これにより、今後作成するテキストボックスには自動的に英語のスペルチェックが適用されます。 - PowerPointの環境設定でアプリケーション既定値を設定する(任意)
PowerPointメニューから「環境設定」を選択し、「言語と日本語入力」をクリックします。「校閲言語」の項目で、英語を既定の言語として設定します。
スペルチェック言語設定に関する注意点とトラブル対処法
スペルチェック言語の設定は、正しく行わないと意図しない動作になることがあります。ここではよくある問題と、その対処法を説明します。
新しいスライドで言語設定がリセットされる場合
スライドマスターのテキストプレースホルダーの言語設定が、個別のスライドの言語設定よりも優先されることがあります。スライドマスターの言語設定を確認し、変更してください。
- スライドマスタービューを開く
「表示」タブをクリックし、「スライドマスター」を選択します。 - マスターとレイアウトのプレースホルダーを確認する
左側のペインで、使用しているスライドマスターと各レイアウトを選択します。 - プレースホルダーの言語を設定する
各テキストプレースホルダーを選択し、「校閲」タブの「言語」から「英語(米国)」を設定し、「既定値として設定」をクリックします。 - スライドマスタービューを閉じる
「スライドマスター」タブの「マスタービューを閉じる」をクリックして通常表示に戻ります。
特定のテキストボックスだけ言語が変わってしまう場合
個別のテキストボックスに対して手動で言語設定を変更した場合、その設定が優先されます。意図しない言語に変わった場合は、そのテキストボックス単体の言語設定を確認してください。
- 該当のテキストボックスを選択する
言語が意図せず変更されてしまったテキストボックスをクリックして選択します。 - 「校閲」タブの「言語」を選択する
「校閲」タブをクリックし、「言語」グループから「言語」ボタンをクリックします。 - 正しい言語を選択し直す
「言語」ダイアログボックスで「英語(米国)」を選択し、「OK」をクリックします。「既定値として設定」はクリックしないでください。
PowerPointのバージョンによる設定画面の違い
PowerPointのバージョン(Microsoft 365、2021、2019など)やOS(Windows、Mac)によって、メニューの名称や配置が若干異なることがあります。基本的な操作は「校閲」タブの「言語」グループにある「言語」ボタンから行いますが、ダイアログボックスの表示やボタン名が異なる場合があります。
特に、Microsoft 365は常に最新の機能が提供されるため、画面構成が変更される可能性があります。もし上記手順で該当の項目が見つからない場合は、PowerPointのヘルプ機能で「校閲言語」と検索するか、Microsoftのサポートページを参照してください。
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PowerPointの言語設定の種類と適用範囲の比較
| 項目 | テキストオブジェクトの言語設定 | アプリケーションの既定言語設定 |
|---|---|---|
| 設定箇所 | 「校閲」タブ > 「言語」 > 「校閲言語の設定」 | Windows版: 「ファイル」タブ > 「オプション」 > 「言語」 Mac版: 「PowerPoint」メニュー > 「環境設定」 > 「言語と日本語入力」 |
| 適用範囲 | 選択したテキスト、または現在のテキストボックスの新規入力 | PowerPoint全体で新規作成されるスライドやテキストボックスの既定値 |
| 優先度 | アプリケーションの既定設定よりも優先される | テキストオブジェクトの個別の設定がない場合に適用される |
| 目的 | 特定のテキストやスライドの言語をコントロールする | 常に特定の言語で作業したい場合に設定する |
まとめ
この記事では、PowerPointの「校閲」タブでスペルチェックの言語を英語に固定する具体的な設定方法を解説しました。
テキストボックスごとの設定、既定値としての設定、そしてスライドマスターの設定を適切に行うことで、プレゼン資料のスペルチェックを常に英語で実行できます。
これにより、資料の品質が向上し、自信を持ってプレゼンに臨めるようになるでしょう。
今後は、プレゼン資料作成の初期段階で言語設定を確認し、プロフェッショナルな資料作成に役立ててください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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