プレゼンテーション中に特定の情報を一時的に見せたくない、あるいは準備中のスライドを本番では表示したくない、といった状況に直面することはよくあります。
PowerPointの「非表示スライド」機能を使えば、プレゼンテーションの流れを中断することなく、必要なスライドだけを表示できます。
この記事では、PowerPointでスライドを非表示にする設定方法と、それを解除する手順を詳しく解説します。Mac版やWeb版、iPad版での操作方法も補足しますので、あらゆる環境でこの機能を使いこなせるようになります。
【要点】PowerPointの非表示スライド設定と解除でプレゼンを柔軟に
- スライドの非表示設定: プレゼンテーション中に特定のページをスキップし、表示しないようにできます。
- 非表示スライドの解除: 非表示設定を元に戻し、スライドを通常通り表示状態にできます。
- プレゼン中の非表示スライドの表示: 発表者ツールやスライド番号入力で、非表示スライドを一時的に表示できます。
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目次
非表示スライド機能の概要と活用シーン
PowerPointの非表示スライド機能は、作成済みのスライドを削除せずに、プレゼンテーション時にそのスライドをスキップして表示させないようにする機能です。
この機能は、プレゼンテーションの柔軟性を高めるために非常に役立ちます。例えば、異なる聴衆に合わせて一部のスライドを出し分けたい場合や、時間配分によって内容を調整したい場合に活用できます。
また、まだ完成していないスライドや、予備として用意した追加情報を一時的に非表示にしておくことも可能です。これにより、メインのプレゼンテーションは簡潔に保ちつつ、必要に応じて詳細情報を提供できる準備が整います。
非表示スライドのメリット
非表示スライドを使う主なメリットは以下の通りです。
- プレゼンテーションの途中で、特定の情報を非表示にできます。
- 同じファイルで複数のバージョンのプレゼンテーションを用意できます。
- 予備情報や参考資料としてスライドを保持しつつ、メインの発表から除外できます。
- プレゼンテーション時間に合わせてスライドの表示・非表示を切り替えられます。
PowerPointでスライドを非表示にする手順
PowerPointでスライドを非表示にする操作は、Windows版、Mac版、Web版、iPad版で基本的な流れは同じですが、メニューの配置に若干の違いがあります。ここではそれぞれの環境での具体的な手順を解説します。
Windows版PowerPointでの非表示設定
- 非表示にしたいスライドを選択する
PowerPointを開き、左側のサムネイルペインから非表示にしたいスライドをクリックして選択します。複数のスライドを連続して選択する場合はShiftキー、飛び飛びで選択する場合はCtrlキーを押しながらクリックします。 - 右クリックメニューから「スライドの非表示」を選択する
選択したスライドの上で右クリックします。表示されたコンテキストメニューの中から「スライドの非表示」をクリックします。 - 非表示マークを確認する
スライドが非表示になると、サムネイルペインのスライド番号に取り消し線が引かれます。これが非表示スライドの目印です。 - リボンから設定する場合
「スライドショー」タブをクリックし、「スライドショーの開始」グループにある「スライドの非表示」ボタンをクリックすることでも設定できます。このボタンは、現在選択しているスライドに対して機能します。
Mac版PowerPointでの非表示設定
- 非表示にしたいスライドを選択する
PowerPoint for Macを開き、左側のサムネイルペインで非表示にしたいスライドをクリックして選択します。 - 右クリックメニューから「スライドの非表示」を選択する
選択したスライドの上で右クリックまたはControlキーを押しながらクリックします。表示されるメニューから「スライドの非表示」を選択します。 - 非表示マークを確認する
スライドが非表示になると、サムネイルペインのスライド番号に取り消し線が表示されます。 - リボンから設定する場合
「スライドショー」タブをクリックし、「発表」グループにある「スライドの非表示」ボタンをクリックすることでも設定が可能です。
PowerPoint for Web/iPadでの非表示設定
- 非表示にしたいスライドを選択する
PowerPoint for WebまたはiPadアプリでプレゼンテーションを開き、左側のサムネイルペインから非表示にしたいスライドを選びます。 - メニューから「スライドの非表示」を選択する
Web版では、選択したスライドの上で右クリックし、「スライドの非表示」を選択します。iPad版では、スライドのサムネイルを長押しし、表示されるメニューから「非表示スライド」を選択します。 - 非表示マークを確認する
Web版、iPad版ともに、非表示設定されたスライドのサムネイル番号には斜線が表示されます。
PowerPointで非表示スライドを解除する手順
非表示にしたスライドを再び表示状態に戻す手順も、設定時と同様に簡単です。ここでは、各環境での解除方法を説明します。
Windows版PowerPointでの解除手順
- 非表示スライドを選択する
左側のサムネイルペインで、取り消し線が引かれている非表示スライドをクリックして選択します。 - 右クリックメニューから「スライドの非表示」を再度選択する
選択した非表示スライドの上で右クリックします。表示されたコンテキストメニューの中から、チェックマークが付いている「スライドの非表示」を再度クリックします。 - 非表示マークが消えたことを確認する
スライド番号から取り消し線が消えれば、非表示設定が解除され、プレゼンテーション中に表示されるようになります。 - リボンから解除する場合
「スライドショー」タブをクリックし、「スライドショーの開始」グループにある「スライドの非表示」ボタンをクリックすることでも解除できます。非表示スライドが選択されている状態でこのボタンをクリックすると、非表示が解除されます。
Mac版PowerPointでの解除手順
- 非表示スライドを選択する
左側のサムネイルペインで、取り消し線が引かれている非表示スライドをクリックして選択します。 - 右クリックメニューから「スライドの非表示」を再度選択する
選択した非表示スライドの上で右クリックまたはControlキーを押しながらクリックします。表示されるメニューから、チェックマークが付いている「スライドの非表示」を再度選択します。 - 非表示マークが消えたことを確認する
スライド番号から取り消し線が消えれば、非表示設定が解除され、プレゼンテーション中に表示されるようになります。 - リボンから解除する場合
「スライドショー」タブをクリックし、「発表」グループにある「スライドの非表示」ボタンをクリックすることでも解除できます。
PowerPoint for Web/iPadでの解除手順
- 非表示スライドを選択する
PowerPoint for WebまたはiPadアプリで、左側のサムネイルペインから非表示になっているスライドを選びます。 - メニューから「スライドの非表示」を再度選択する
Web版では、選択したスライドの上で右クリックし、チェックマークが付いている「スライドの非表示」を再度選択します。iPad版では、スライドのサムネイルを長押しし、表示されるメニューから「非表示スライド」を再度選択します。 - 非表示マークが消えたことを確認する
スライド番号から斜線が消えれば、非表示設定が解除されます。
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非表示スライド使用時の注意点とよくある誤操作
非表示スライド機能は便利ですが、使用時にはいくつかの注意点があります。意図しない表示や、共同作業時の挙動について理解しておきましょう。
非表示スライドがプレゼン中に意図せず表示されてしまう場合
非表示スライドは、通常はスキップされますが、プレゼンテーション中に手動で特定の操作を行うと表示されてしまいます。
例えば、発表者ツールで非表示スライドを直接クリックしたり、スライド番号を入力してEnterキーを押したりすると、そのスライドが表示されます。意図せず表示させたくない場合は、これらの操作に注意が必要です。
プレゼンテーション中に非表示スライドを一時的に表示する方法
プレゼンテーション中に急遽非表示スライドを表示したい場合は、以下の方法で一時的に表示できます。
- 発表者ツールを使用する
発表者ツールを表示している場合、左側のスライドサムネイル一覧から非表示スライドをクリックすると、そのスライドが聴衆にも表示されます。 - スライド番号を入力する
プレゼンテーション中にキーボードで非表示スライドのスライド番号を入力し、Enterキーを押すことで、そのスライドを直接表示できます。
印刷時に非表示スライドを含めるかどうかの設定
非表示スライドは、初期設定では印刷されません。印刷時に含めたい場合は、印刷設定を変更する必要があります。
- 「ファイル」タブをクリックする
PowerPointの左上にある「ファイル」タブをクリックし、「印刷」を選択します。 - 印刷設定を変更する
「設定」セクションの「すべてのスライドを印刷」のドロップダウンメニューを開きます。ここで「非表示のスライドを印刷」にチェックを入れると、非表示スライドも印刷対象になります。
共同作業やファイル共有時の注意点
非表示スライドの設定は、PowerPointファイル自体に保存されます。そのため、ファイルを他のユーザーと共有した場合、相手の環境でも同じスライドが非表示として扱われます。
共同でプレゼンテーションを作成する際は、どのスライドが非表示になっているか、事前にチーム内で情報共有することが重要です。意図せず重要なスライドが非表示のまま共有されないよう、最終確認を怠らないようにしましょう。
スライドの削除と非表示スライドの違い
PowerPointでスライドを扱わないようにする方法には「削除」と「非表示」があります。それぞれの特徴と使い分けを理解することが大切です。
| 項目 | スライドの削除 | 非表示スライド |
|---|---|---|
| 用途 | 不要なスライドを完全に消去する | 一時的に見せたくないスライドをスキップする |
| ファイルサイズ | 減少する可能性がある | 変化しない |
| 元に戻せるか | 基本的に元に戻せない(操作直後のみCtrl+Zで可能) | 簡単に表示状態に戻せる |
| プレゼン中の挙動 | 存在しないため表示されない | 自動的にスキップされ、表示されない |
| 共同作業 | 削除されるため、全員から見えなくなる | ファイル内に存在し、設定が共有される |
それぞれの使い分け
完全に不要で今後使用する予定がないスライドは「削除」します。これによりファイルサイズを減らし、管理を簡素化できます。
一方、将来的に再利用する可能性のあるスライドや、特定の状況でのみ表示したいスライドは「非表示」にします。これにより、柔軟なプレゼンテーション運用が可能になります。
どちらの方法も一長一短があるため、状況に応じて適切に使い分けることがPowerPointを効果的に活用するポイントです。
まとめ
この記事では、PowerPointの非表示スライド機能の設定と解除手順、そして使用上の注意点について詳しく解説しました。
スライドの非表示設定を活用することで、プレゼンテーションの内容を柔軟に調整し、聴衆や状況に合わせた最適な発表が実現できます。
Windows版、Mac版、Web版、iPad版それぞれの操作方法を理解し、プレゼンテーションの品質向上に役立ててください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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