【Windows】USBハブの「電力節約」を止めて接続を維持する手順 | デバイスマネージャーでの電源管理

【Windows】USBハブの「電力節約」を止めて接続を維持する手順 | デバイスマネージャーでの電源管理
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USB接続のデバイスが突然切断されたり、認識されなくなったりして業務に支障が出た経験はありませんか。

これはWindowsの電源管理機能が、USBハブの電力を節約しようとして起こる場合があります。

この記事では、デバイスマネージャーを使用してUSBハブの電力節約設定を無効にし、USBデバイスの安定した接続を維持する具体的な手順を解説します。

この設定を行うことで、外部ストレージやWebカメラなどが途切れることなく利用できるようになります。

【要点】USBハブの電力節約設定を無効にする手順

  • デバイスマネージャーを開く: Windowsの管理ツールからデバイスマネージャーを起動します。
  • USBハブのプロパティを開く: 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開し、対象のUSBハブを選択します。
  • 電力の管理タブで設定変更: 「コンピューターによるこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外して適用します。

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USBデバイスの接続が不安定になる原因

Windowsの電源管理機能は、システムの消費電力を抑えるために設計されています。

特にノートPCなどでは、バッテリー駆動時間を延ばすために、一定時間使用されていないデバイスの電源を自動的にオフにする動作が組み込まれています。

USBハブもこの電源管理の対象となるため、接続されているUSBデバイスがアイドル状態になると、Windowsが電力節約のためにUSBハブの電源供給を一時的に停止することがあります。

この動作は、外部ストレージの切断、Webカメラのフリーズ、USB接続の周辺機器の認識不良など、様々な接続トラブルを引き起こす原因となります。

安定した接続が必要なビジネス用途では、この自動的な電源オフ機能が問題となるケースが少なくありません。

電力節約機能がもたらす影響

USBハブの電力節約機能が有効になっていると、Windowsはデバイスが非アクティブな状態を検出した際に、そのデバイスへの電力供給を制限します。

この電力供給の制限が、接続されているUSBデバイスとの通信を不安定にさせたり、完全に途絶えさせたりすることがあります。

例えば、外部HDDが突然マウント解除されたり、USBマイクの音声が途切れたりするなどの症状が現れる場合があります。

このような状況は、データの損失や作業の中断につながるため、安定した運用が求められるビジネス環境では避けるべきです。

USBハブの電力節約を無効にする手順

USBデバイスの接続を安定させるために、デバイスマネージャーからUSBハブの電力節約設定を無効にします。

この手順はWindows 11を基準に解説しますが、Windows 10でも同様に操作できます。

  1. デバイスマネージャーを開く
    Windowsのスタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開する
    デバイスマネージャーのウィンドウで、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の左にある矢印アイコンをクリックして展開します。
    この項目には、PCに接続されているすべてのUSB関連コントローラーやハブが表示されます。
  3. 対象のUSBハブを特定しプロパティを開く
    展開されたリストの中から「USBルートハブ」や「汎用USBハブ」など、電力管理設定を変更したいUSBハブを右クリックします。
    表示されるコンテキストメニューから「プロパティ」を選択してください。
    通常、複数のUSBルートハブや汎用USBハブが存在します。どのハブが問題のデバイスに影響しているか不明な場合は、表示されているすべてのUSBハブに対して設定変更を試すことが推奨されます。
  4. 「電力の管理」タブに移動する
    開いたプロパティウィンドウで、「電力の管理」タブをクリックして選択します。
  5. 電力節約設定を無効にする
    「コンピューターによるこのデバイスの電源をオフにできるようにする」という項目のチェックボックスを探します。
    このチェックボックスのチェックを外します。
    この操作により、Windowsが自動的にこのUSBハブの電源をオフにすることがなくなります。
  6. 設定を適用してウィンドウを閉じる
    チェックボックスのチェックを外した後、「OK」ボタンをクリックして設定を適用し、プロパティウィンドウを閉じます。
    必要に応じて、他のUSBハブについても同様の手順で設定を変更してください。
  7. PCを再起動する
    設定変更がシステムに完全に適用されるよう、PCを再起動することをおすすめします。
    再起動後、USBデバイスの接続安定性が改善されているか確認してください。

Windows 10での操作の違い

Windows 10でも、デバイスマネージャーの起動方法やUSBハブのプロパティを開く手順はWindows 11とほとんど同じです。

スタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を選択するか、検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力して起動できます。

「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開し、対象のUSBハブのプロパティから「電力の管理」タブへ進む手順も共通です。

「コンピューターによるこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外すことで、Windows 10でもUSBデバイスの接続安定性を向上させられます。

電力節約設定を無効にする際の注意点と関連トラブル

USBハブの電力節約設定を無効にすることは、接続安定性向上に有効ですが、いくつかの注意点があります。

また、設定変更後も問題が解決しない場合の対処法も理解しておくことが重要です。

バッテリー駆動時間への影響

USBハブの電力節約機能を無効にすると、PCは常にUSBハブに電力を供給し続けることになります。

特にノートPCを使用している場合、バッテリー駆動時間が短くなる可能性があります。

この設定変更は、主にデスクトップPCや、バッテリー駆動時間を気にしない環境での利用を推奨します。

誤ったデバイスを選択してしまう

デバイスマネージャーには多くのデバイスが表示されるため、誤って関係のないデバイスの電源管理設定を変更してしまう可能性があります。

例えば、USBハブではなく、USB接続のマウスやキーボードの電力管理設定を変更してしまうと、そのデバイスの動作に問題が生じる場合があります。

設定変更を行う際は、必ず「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の下にある「USBルートハブ」や「汎用USBハブ」であることを確認してください。

設定変更後も問題が解決しない場合

USBハブの電力節約設定を無効にしても、USBデバイスの接続問題が解決しない場合は、以下の点を確認してください。

  1. USBドライバーの更新: デバイスマネージャーで対象のUSBハブを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択して最新のドライバーをインストールします。
  2. PCの電源プラン設定: コントロールパネルの「電源オプション」を開き、現在使用している電源プランの「プラン設定の変更」から「詳細な電源設定の変更」を選択します。
    「USB設定」を展開し、「USBのセレクティブサスペンド設定」を「無効」に変更します。
    この設定は、個別のUSBポートの電力供給を制御する機能です。
  3. 別のUSBポートやケーブルを試す: USBポートやケーブル自体の物理的な故障が原因である可能性も考慮し、別のポートやケーブルで接続を試します。
  4. PCのBIOSまたはUEFI設定: 一部のPCでは、BIOSまたはUEFI設定内でUSBポートの電源管理に関するオプションが提供されている場合があります。
    PCメーカーのサポート情報を参照し、必要に応じて設定を確認してください。

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Windows 11とWindows 10の電源管理設定の比較

項目 Windows 11 Windows 10
デバイスマネージャーの起動 スタートボタン右クリックメニューから「デバイスマネージャー」を選択 スタートボタン右クリックメニューから「デバイスマネージャー」を選択
電源オプションへのアクセス 設定アプリ > システム > 電源 > その他の電源設定(コントロールパネルへ遷移) 設定アプリ > システム > 電源とスリープ > その他の電源設定(コントロールパネルへ遷移)
USBセレクティブサスペンド設定 コントロールパネルの電源オプション詳細設定内で変更 コントロールパネルの電源オプション詳細設定内で変更
デフォルトの電力節約動作 バッテリー駆動時間を優先する傾向がある バッテリー駆動時間を優先する傾向がある

まとめ

この記事では、デバイスマネージャーを使用してUSBハブの電力節約設定を無効にし、USBデバイスの接続を安定させる手順を解説しました。

この設定変更により、外部ストレージやWebカメラなどが予期せず切断される問題を解消できます。

安定した業務環境を維持するために、USBデバイスの接続に問題がある場合は、USBハブの「電力の管理」設定を確認してみてください。

必要に応じて、電源オプションの「USBのセレクティブサスペンド設定」も併せて見直すことで、さらに安定性を高められます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。