【Windows】シャットダウン中でもスマホを充電できる「常時給電」の有効化 | ノートPCのUSB給電設定

【Windows】シャットダウン中でもスマホを充電できる「常時給電」の有効化 | ノートPCのUSB給電設定
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出張先や移動中にノートPCをシャットダウンした状態で、スマートフォンを充電したいと考えるビジネスマンは多いでしょう。

しかし、多くのノートPCはシャットダウンするとUSBポートへの給電が停止してしまいます。

この記事では、WindowsノートPCでシャットダウン中もUSB給電を継続できる「常時給電」機能を有効にする方法を解説します。

この設定を行うことで、ノートPCを電源として活用し、スマートフォンのバッテリー切れを防ぐことができるようになります。

【要点】シャットダウン中のUSB給電を有効にする設定

  • BIOS/UEFI設定: シャットダウン時やスリープ時のUSB給電を継続する機能を有効にします。
  • Windowsの電源オプション: USBデバイスの省電力設定が給電を妨げないように調整します。

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ノートPCのUSB常時給電機能の概要と仕組み

ノートPCの「USB常時給電」機能は、PC本体の電源がオフの状態やスリープ状態でも、特定のUSBポートから外部デバイスへ電力を供給し続ける機能です。

これは、スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーなどの充電に役立ちます。

通常、ノートPCはシャットダウンすると電力消費を最小限に抑えるため、ほとんどの内部コンポーネントへの給電を停止します。

しかし、常時給電機能が有効な場合、マザーボード上の特定のUSBコントローラーが電力供給を継続するように設計されています。

この機能は主にBIOS/UEFIレベルで制御されており、PCの起動前に行う設定変更が必要です。

メーカーによっては「Always On USB」「USB PowerShare」「USB Charging」など、異なる名称で提供されています。

Windows側の電源設定も影響を与える場合がありますが、根本的な制御はBIOS/UEFIにあります。

常時給電機能の前提条件

この機能を利用するには、お使いのノートPCが常時給電に対応している必要があります。

全てのノートPCにこの機能が搭載されているわけではありません。

また、特定のUSBポートのみが常時給電に対応している場合もあります。

通常、給電対応ポートはアイコンや色で区別されています。

製品マニュアルを確認することで、対応状況や対応ポートを把握できます。

ノートPCでUSB常時給電を有効化する手順

USB常時給電を有効にするには、主にBIOS/UEFI設定の変更が必要です。

さらに、Windowsの電源オプションも確認することで、より安定した給電環境を構築できます。

BIOS/UEFI設定で常時給電を有効にする

BIOS/UEFI設定は、PCの起動時にのみアクセスできる低レベルのシステム設定です。

メーカーやモデルによって手順が異なりますが、一般的な流れを説明します。

  1. PCをシャットダウンする
    開いているアプリケーションを全て終了し、Windowsを完全にシャットダウンします。
  2. PCの電源を入れBIOS/UEFI設定画面に入る
    電源ボタンを押した後、すぐに特定のキーを繰り返し押します。一般的なキーはF2、Del、F10、F12などです。メーカーのロゴが表示されている間に押す必要があります。
  3. USB給電に関する設定項目を探す
    BIOS/UEFIのメニュー内で、「Advanced」「Power Management」「Configuration」「USB Configuration」といった項目を探します。
    その中に、「Always On USB」「USB PowerShare」「USB Charging」「USB Wake From S4/S5」など、USB給電に関連する設定名を探します。
  4. 設定を有効にする
    見つけた設定項目を「Enabled」または「On」に設定します。
    一部のPCでは、どのポートを常時給電にするかを選択できる場合があります。
  5. 設定を保存してBIOS/UEFIを終了する
    通常、「Save and Exit」または「Exit Saving Changes」といった項目を選択し、設定を保存して再起動します。

Windowsの電源オプションでUSB設定を確認する

BIOS/UEFI設定が完了したら、Windows側の電源オプションも確認しておくと良いでしょう。

特にスリープ状態での給電を安定させたい場合に有効です。

  1. コントロールパネルを開く
    Windows 11の場合、スタートボタンを右クリックし「設定」を選択します。
    左側のナビゲーションで「システム」をクリックし、「電源とバッテリー」を選択します。
    「関連設定」の下にある「電源の追加設定」をクリックします。
    Windows 10の場合、スタートボタンを右クリックし「コントロールパネル」を選択します。
    「ハードウェアとサウンド」の下にある「電源オプション」をクリックします。
  2. 電源プランの設定を変更する
    現在選択されている電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。
  3. 詳細な電源設定を変更する
    「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
  4. USB設定を確認する
    表示されたダイアログで「USB設定」を展開します。
    「USBセレクティブサスペンド設定」を展開し、「設定」が「無効」になっていることを確認します。
    もし「有効」になっている場合は「無効」に変更し、「適用」をクリックします。
  5. 変更を保存して閉じる
    「OK」をクリックして、全てのダイアログを閉じます。

USB常時給電設定時の注意点とトラブルシューティング

USB常時給電機能は便利ですが、いくつか注意すべき点や、設定しても動作しない場合の対処法があります。

設定項目が見つからない場合

BIOS/UEFI内でUSB常時給電に関する設定が見つからない場合があります。

これは、お使いのノートPCがこの機能に対応していないか、設定の名称が異なるためです。

対処法:

まず、PCの製品マニュアルを確認してください。マニュアルにはBIOS/UEFIの設定項目やその名称が詳しく記載されています。

それでも見つからない場合は、お使いのPCモデルでは常時給電機能が提供されていない可能性があります。

メーカーのサポートウェブサイトで情報を検索するか、直接問い合わせることも検討できます。

設定しても給電されない場合

BIOS/UEFIで設定を有効にしたにもかかわらず、シャットダウン中に給電されないことがあります。

対処法:

  • 給電ポートの確認: 全てのUSBポートが常時給電に対応しているわけではありません。特定のポートのみが対応している場合があります。通常、給電対応ポートには電池マークや雷マークなどのアイコンが付いています。別のUSBポートを試してください。
  • USBケーブルの確認: 使用しているUSBケーブルが充電に対応しているか確認してください。データ転送専用のケーブルでは充電が遅い、またはできない場合があります。
  • デバイス側の要件: 充電しようとしているデバイスが、ノートPCからの給電量で充電可能か確認してください。大容量のタブレットなど、より高い電力を必要とするデバイスは充電できない場合があります。
  • Windowsの高速スタートアップ: Windowsの「高速スタートアップ」機能が有効になっていると、完全にシャットダウンされず、給電が停止する場合があります。この機能を一時的に無効にして試すことも有効です。

バッテリー消費が増加する点

常時給電機能を有効にすると、ノートPCがシャットダウンしていても、バッテリーから電力が消費されます。

これは、外部デバイスを充電するために電力が必要となるためです。

対処法:

ノートPCのバッテリー残量が少ない状態で長時間放置すると、バッテリーが完全に放電してしまう可能性があります。

この機能は、必要な時だけ有効にするか、ノートPCが電源アダプターに接続されている場合にのみ利用することをおすすめします。

バッテリー駆動時間を重視する場合は、この機能を無効にしておくのが賢明です。

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USB常時給電のメリットとデメリット

項目 常時給電を有効にした場合 常時給電を無効にした場合
特徴 シャットダウン中やスリープ中でもUSBポートから電力供給が可能 シャットダウン中やスリープ中はUSBポートからの電力供給が停止
メリット ノートPCをモバイル充電器として利用できる
スマートフォンのバッテリー切れを気にせず作業できる
電源コンセントが少ない場所でも充電手段を確保できる
ノートPCのバッテリー消費を最小限に抑えられる
バッテリーの劣化を遅らせる可能性が高まる
不要な電力消費を避けられる
デメリット ノートPCのバッテリーが消費される
バッテリー駆動時間が短くなる可能性がある
PCを長時間放置するとバッテリーが過放電になるリスクがある
シャットダウン中のデバイス充電ができない
充電のためにPCを起動する必要がある
外出先での充電手段が限られる

まとめ

この記事では、WindowsノートPCでシャットダウン中もUSB給電を継続する「常時給電」機能を有効にする手順を解説しました。

BIOS/UEFI設定とWindowsの電源オプションを適切に設定することで、ノートPCをモバイル充電器として活用できます。

外出先でのスマートフォンの充電など、ビジネスシーンでの利便性が大きく向上するでしょう。

ただし、バッテリー消費が増えるため、ノートPCのバッテリー残量には注意し、必要に応じて設定を切り替えて利用してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。