【Windows】アクティブとパッシブの切り替えでファンの回転を制御する設定 | システムの冷却ポリシー

【Windows】アクティブとパッシブの切り替えでファンの回転を制御する設定 | システムの冷却ポリシー
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Windows PCのファン音が気になる、または静かに作業を進めたいと感じるビジネスマンは多いでしょう。

システムの冷却ポリシーを調整すれば、ファンの回転速度とPCのパフォーマンスのバランスを細かく制御できます。

この記事では、Windows 11の冷却ポリシーであるアクティブとパッシブの切り替え設定と、その効果について詳しく解説します。

設定変更の手順を理解し、ご自身の作業環境に最適な冷却状態を実現できるようになります。

【要点】Windowsの冷却ポリシーでファンの動作を調整する

  • アクティブ冷却ポリシー: PCの温度が上昇すると、まずファンを回転させて積極的に冷却します。
  • パッシブ冷却ポリシー: PCの温度が上昇すると、まずCPUの動作速度を抑えて温度上昇を抑制し、それでも追いつかない場合にファンを回転させます。
  • 電源プラン設定: 冷却ポリシーの変更は、Windowsの電源プランの詳細設定から行えます。

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Windowsの冷却ポリシーとは?アクティブとパッシブの違い

Windowsの冷却ポリシーとは、PCの内部温度が上昇した際に、システムがどのように冷却を行うかを決定する設定です。

この設定には主に「アクティブ」と「パッシブ」の二種類があり、それぞれファンの動作とCPUのパフォーマンスに異なる影響を与えます。

冷却ポリシーは、PCの静音性や処理性能をユーザーが任意で調整するための重要な項目です。

アクティブ冷却ポリシーの概要

アクティブ冷却ポリシーは、PCのパフォーマンスを優先する設定です。

CPUなどの部品の温度が設定されたしきい値を超えると、システムはすぐに冷却ファンを高速で回転させ、積極的に熱を外部に排出します。

これにより、CPUが本来持つ高い処理能力を維持しやすくなります。

ファンが頻繁に回転するため、動作音が大きくなる傾向があります。

パッシブ冷却ポリシーの概要

パッシブ冷却ポリシーは、PCの静音性を優先する設定です。

温度が上昇した際、システムはまずCPUの動作周波数を一時的に下げて発熱自体を抑えようとします。

それでも温度が下がらなかったり、特定のしきい値を超えたりした場合にのみ、ファンを回転させて冷却を行います。

ファンの回転を極力抑えるため、静かな環境での作業に適していますが、一時的にPCの処理性能が低下する可能性があります。

システムの冷却ポリシーを切り替える設定手順

Windows 11でシステムの冷却ポリシーをアクティブまたはパッシブに切り替える手順を解説します。

この設定は電源プランの詳細オプションから変更できます。

  1. 設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
  2. 電源とバッテリーの項目に移動する
    設定ウィンドウの左側にあるナビゲーションメニューから「システム」を選び、右側の項目から「電源とバッテリー」をクリックします。
  3. 電源モードの選択
    「電源とバッテリー」の画面で、「電源モード」の項目を確認します。
  4. 電源モードの調整
    電源モードのドロップダウンメニューを開き、「バランス」または「最適なパフォーマンス」など、現在適用されている電源モードを選択します。
  5. 電源オプションの詳細設定を開く
    「電源とバッテリー」の画面を下にスクロールし、「関連設定」の下にある「電源の追加設定」をクリックします。
    これにより、「コントロールパネル」の「電源オプション」ウィンドウが開きます。
  6. 電源プラン設定の変更
    現在選択されている電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。
    例えば、「バランス」プランが選択されていれば、「バランスプラン設定の変更」をクリックします。
  7. 詳細な電源設定の変更
    「プラン設定の編集」画面が表示されたら、「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
    これにより、「電源オプション」の詳細設定ダイアログボックスが開きます。
  8. プロセッサの電源管理を展開する
    「電源オプション」ダイアログボックス内で、一覧から「プロセッサの電源管理」を見つけてクリックし、展開します。
  9. システムの冷却ポリシーを展開する
    展開された項目の中から「システムの冷却ポリシー」を見つけてクリックし、さらに展開します。
  10. 冷却ポリシーを変更する
    「システムの冷却ポリシー」の下に、「バッテリ使用」と「電源に接続」の二つの設定項目が表示されます。
    それぞれ「アクティブ」または「パッシブ」を選択します。
    バッテリ駆動時と電源接続時で異なるポリシーを設定できます。
    例えば、バッテリ使用時は「パッシブ」で静音性を優先し、電源接続時は「アクティブ」でパフォーマンスを優先するといった使い分けが可能です。
  11. 変更を適用して閉じる
    設定を変更したら、「適用」ボタンをクリックし、次に「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
    開いている他のウィンドウも「OK」または「閉じる」で閉じます。

Windows 10での設定手順の補足

Windows 10の場合も基本的な手順はWindows 11とほぼ同じです。

スタートボタンを右クリックし、「電源オプション」を選択するか、「設定」から「システム」→「電源とスリープ」→「電源の追加設定」と進みます。

そこから現在の電源プランの「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」に進み、残りの手順はWindows 11と同じです。

冷却ポリシー設定時の注意点と制限事項

システムの冷却ポリシーを変更する際には、いくつかの注意点や制限事項があります。

これらを理解しておくことで、意図しないトラブルを避け、最適な設定を見つける助けになります。

冷却ポリシー設定が表示されない場合

一部のPCでは「システムの冷却ポリシー」の項目が電源オプションに表示されない場合があります。

これはPCのハードウェアやUEFI/BIOSファームウェアが、冷却ポリシーの制御をWindowsではなく自身で行っているためです。

この場合、UEFI/BIOS設定画面で冷却に関するオプションを探すか、PCメーカーが提供する専用のユーティリティソフトウェアで設定を行う必要があります。

設定変更後に効果が感じられない場合

冷却ポリシーを変更しても、ファンの動作やPCのパフォーマンスに大きな変化がないと感じることがあります。

主な原因として、PC内部のホコリによる排熱効率の低下や、バックグラウンドで動作するアプリケーションによるCPU負荷の高さが挙げられます。

PC内部の清掃や、不要なアプリケーションの終了、起動項目の見直しも検討してください。

パッシブ設定でパフォーマンスが低下してしまう

パッシブ冷却ポリシーは、静音性を優先するためにCPUの動作速度を抑制する場合があります。

これにより、動画編集や3Dグラフィックス、大規模なデータ処理など、CPUに高い負荷がかかる作業では、処理速度が noticeably 低下する可能性があります。

パフォーマンスが重要な作業を行う際は、アクティブ冷却ポリシーに切り替えるか、より高性能な電源プランを選択することをお勧めします。

複数の電源プラン設定との相互作用

冷却ポリシーは、Windowsの電源プラン全体の一部として機能します。

電源プランには他にも「最小プロセッサの状態」や「最大プロセッサの状態」など、CPUの動作に影響を与える多くの設定が含まれています。

これらの設定が冷却ポリシーと競合する場合、意図した効果が得られないことがあります。

冷却ポリシーと合わせて、他のプロセッサの電源管理設定も確認し、全体として最適なバランスを見つけることが重要です。

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アクティブとパッシブ冷却ポリシーの比較

アクティブ冷却ポリシーとパッシブ冷却ポリシーの主な特性を比較表にまとめました。

ご自身の利用シーンに合わせて最適なポリシーを選択する際の参考にしてください。

項目 アクティブ冷却ポリシー パッシブ冷却ポリシー
主な目的 パフォーマンスの維持と高速冷却 静音性の確保と省電力
ファン動作 温度上昇時にすぐにファンを回転 温度上昇時にCPU速度を抑制後、必要に応じてファンを回転
CPUパフォーマンス 高いパフォーマンスを維持しやすい 一時的にパフォーマンスが低下する可能性あり
静音性 ファン音が大きくなる傾向がある ファン音が小さく、静かに動作する
消費電力 ファン回転によりやや高くなる CPU速度抑制により低くなる傾向がある
推奨される用途 高負荷な作業、ゲーム、動画編集 文書作成、Web閲覧、会議中など静音性が求められる作業

まとめ

この記事では、Windows 11のシステムの冷却ポリシーであるアクティブとパッシブの切り替え設定について解説しました。

電源オプションの詳細設定から「システムの冷却ポリシー」を変更することで、ファンの回転速度とPCのパフォーマンスのバランスを調整できます。

業務内容や作業環境に合わせて冷却ポリシーを柔軟に切り替え、快適なPC利用を実現してください。

他の電源管理設定と組み合わせることで、より細やかな電力とパフォーマンスの制御が可能です。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。