【Windows】古いOSや不適切なパーティション設定による起動失敗の修正手順 | 「NTLDR is missing」

【Windows】古いOSや不適切なパーティション設定による起動失敗の修正手順 | 「NTLDR is missing」
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Windowsが起動せず「NTLDR is missing」というエラーメッセージが表示され、業務が滞っていませんか。

このエラーは、ブートローダーの破損や不適切なパーティション設定が主な原因で発生します。

この記事では、Windows 11およびWindows 10環境でこの起動失敗を修正し、システムを正常に起動させるための具体的な手順を解説します。

【要点】NTLDR is missingエラーの解決策

  • Windows回復環境へのアクセス: 起動ディスクや回復ドライブから回復環境を起動し、修復ツールへ進むことで問題を診断できます。
  • bootrecコマンドの実行: ブートセクタ、MBR、ブート構成データBCDを修復し、起動情報を再構築することで、起動問題を解決します。
  • BIOS/UEFI設定の確認: 起動順序やストレージモードの設定が適切か確認し、起動デバイスを正しく指定することで、起動プロセスを正常化できます。

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NTLDR is missingエラーが発生する主な原因

NTLDRは、Windows NT、Windows 2000、Windows XPなどの古いWindowsOSで使用されていたブートローダープログラムです。

このファイルが破損している、見つからない、またはブートパーティションが正しく設定されていない場合に「NTLDR is missing」エラーが表示されます。

Windows 11やWindows 10では通常BOOTMGRが使われるため、このエラーは稀なケースです。

しかし、古いOSからのアップグレード、デュアルブート環境、誤ったパーティション操作、MBRベースのシステムでは発生することがあります。

このエラーが発生すると、OSの起動に必要なプログラムが読み込めず、システムが停止してしまいます。

物理的なストレージの故障やケーブルの接続不良も原因となる場合があります。

Windows回復環境からの「NTLDR is missing」エラー修正手順

「NTLDR is missing」エラーを修正するには、Windows 11またはWindows 10のインストールメディア、または作成済みの回復ドライブが必要です。

これらの手順はシステムの重要な領域を変更しますので、可能な場合は事前にデータのバックアップを実施してください。

Windows 10での操作手順も、Windows 11とほぼ同じです。

  1. Windows回復環境へのアクセス
    Windows 11のインストールメディアまたは回復ドライブをPCに挿入します。
    PCの電源を入れ、BIOS/UEFI設定画面で起動順序をUSBドライブまたはDVDドライブに設定し、メディアから起動します。
    「Windows セットアップ」画面が表示されたら、言語やキーボードの選択を確認し「次へ」をクリックします。
    次の画面で左下にある「コンピューターを修復する」をクリックし、Windows回復環境に入ります。
    「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」を選択します。
    「詳細オプション」を選択します。
  2. スタートアップ修復の実行
    「詳細オプション」画面で「スタートアップ修復」を選択します。
    システムが自動的に起動の問題を診断し、修正を試みます。
    修復が完了したら、PCを再起動し、エラーが解消されたか確認します。
    この修復で解決しない場合は、次の手順に進みます。
  3. コマンドプロンプトからのブート情報修復
    「詳細オプション」画面に戻り、「コマンドプロンプト」を選択します。
    Windows 11のユーザーアカウントを選択し、パスワードを入力してサインインします。
    以下のコマンドを順に実行し、各コマンドの実行後にEnterキーを押します。
    bootrec /fixmbr
    マスターブートレコードMBRを修復します。
    これにより、起動セクタの破損が修正される可能性があります。
    bootrec /fixboot
    新しいブートセクタをシステムパーティションに書き込みます。
    NTLDRエラーの原因となるブートセクタの問題を解決できます。
    bootrec /rebuildbcd
    ブート構成データBCDを再構築します。
    これにより、OSの起動情報が正しく再登録されます。
    「インストールをスキャンしています」と表示され、検出されたOSについて「ブート一覧に追加しますか?」と尋ねられたら「Y」と入力してEnterキーを押します。
    すべてのコマンドの実行が完了したら、exitと入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを閉じます。
    「オプションの選択」画面に戻り、「続行」を選択してWindows 11を再起動します。
  4. ディスクパーティションの確認とアクティブ化
    上記のコマンドで解決しない場合、パーティションがアクティブでない可能性があります。
    再度コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順に実行します。
    diskpart
    ディスクパーティションツールを起動します。
    list disk
    システムに接続されているディスクの一覧を表示します。
    OSがインストールされているディスクの番号を確認します。
    select disk 0 (OSがインストールされているディスクの番号に置き換えます)
    対象のディスクを選択します。
    list partition
    選択したディスクのパーティション一覧を表示します。
    OSがインストールされているシステムパーティションの番号を確認します。通常はサイズが大きいパーティションです。
    select partition 1 (システムパーティションの番号に置き換えます)
    対象のシステムパーティションを選択します。
    active
    選択したパーティションをアクティブに設定します。
    NTLDRはアクティブなパーティションから起動しようとします。
    exit
    diskpartを終了します。
    exitと入力してコマンドプロンプトを閉じ、PCを再起動します。

修正手順を試しても起動しない場合の追加確認点

BIOS/UEFIの起動順序が間違っている場合

原因: PCがOSの入ったストレージ以外のデバイスから起動しようとしているため、NTLDRファイルが見つかりません。

対処法: PCの電源投入後、メーカーロゴが表示されたら特定のキーF2、Del、F10などでBIOS/UEFI設定画面に入ります。Bootまたは起動オプションの項目で、WindowsがインストールされているSSDまたはHDDが最優先で起動するように設定を変更し、設定を保存して終了します。

複数のOSがインストールされているデュアルブート環境の場合

原因: 起動マネージャーの設定が破損しているか、古いOSのブートローダーが優先されている可能性があります。

対処法: コマンドプロンプトでbootrec /rebuildbcdを実行し、すべてのOSをブート構成データBCDに再登録します。また、BIOS/UEFI設定でUEFIモードとレガシーモードの切り替えを試すことも有効です。

ストレージが物理的に故障している場合

原因: SSDやHDD自体に物理的な損傷があるため、OSのファイルが読み込めません。

対処法: BIOS/UEFI設定画面でストレージが認識されているか確認します。認識されていない場合は、ケーブルの接続不良やストレージ自体の故障が考えられます。別のPCに接続してデータを確認するか、専門業者への相談を検討してください。

Windows 10での操作の違い

Windows 10での回復環境へのアクセスやコマンドプロンプトでの修復手順は、Windows 11とほぼ同じです。

特別な違いはほとんどありません。

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NTLDRとBOOTMGRの比較

項目 NTLDR BOOTMGR
使用OS Windows NT、2000、XP Windows Vista以降、Windows 10、Windows 11
ブート方式 MBRベース MBR、GPT両対応
機能 OSローダーの起動、OS選択 OSローダーの起動、OS選択、回復環境へのアクセス
エラーメッセージ例 NTLDR is missing BOOTMGR is missing

この記事では、「NTLDR is missing」エラーが発生した際の対処法として、Windows回復環境からのスタートアップ修復とコマンドプロンプトによるブート情報再構築の手順を解説しました。

ブートセクタの修復やブート構成データBCDの再構築、パーティションのアクティブ化により、多くの起動問題を解決できます。

また、BIOS/UEFI設定の確認やストレージの健康状態も、起動問題解決の重要な要素です。

これらの手順を試すことで、Windows 11またはWindows 10を正常に起動し、業務を再開できるでしょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。