【Windows】ブート設定ファイルにOS情報が不足している際の追加手順 | OS起動時のエラー 0xc0000098

【Windows】ブート設定ファイルにOS情報が不足している際の追加手順 | OS起動時のエラー 0xc0000098
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Windowsパソコンが起動せず、エラーコード 0xc0000098 が表示されてお困りではありませんか。このエラーは、ブート設定ファイルにOS情報が不足していることで発生します。

業務中にパソコンが使えない状況は、作業の中断を招き大きな支障となります。この記事では、この起動エラーを解決するための具体的な手順を解説します。

この記事の手順を実行することで、Windowsを正常に起動できるようになります。

【要点】OS起動エラー 0xc0000098の解決策

  • スタートアップ修復の実行: Windows回復環境から自動修復機能を利用し、軽微なブート問題を解決します。
  • bootrecコマンドでのBCD再構築: コマンドプロンプトを利用し、ブート構成データ BCD を修復または再構築します。
  • bcdbootコマンドでのOS情報追加: ブート設定ファイルにOS情報が不足している場合に、手動でOSエントリーを追加します。

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OS起動エラー 0xc0000098が発生する根本的な原因

Windowsの起動時に表示されるエラー 0xc0000098 は、ブート構成データ BCD が破損しているか、必要なOS情報が不足している場合に発生します。BCD はWindowsを起動するために不可欠なファイルであり、OSの場所や起動オプションが記録されています。

このエラーの主な原因としては、ディスクの不良セクタ、システムファイルの破損、予期せぬシャットダウン、またはWindows Updateの失敗が挙げられます。これらの問題により、BCDファイルが正しく読み込めなくなり、OSの起動に失敗します。Windows 11とWindows 10の両方で発生する共通の現象です。

ブート構成データ BCD の破損

BCDは、OSがどこにインストールされているか、どのOSを起動するかといった重要な情報を含むデータベースです。このファイルが破損すると、システムはOSを見つけられなくなり、エラー 0xc0000098 が表示されます。

システムファイルの整合性問題

Windowsのシステムファイル自体に問題がある場合も、BCDの破損を引き起こすことがあります。特に、ディスクの書き込みエラーやウイルス感染などが原因となる場合があります。

エラー 0xc0000098 を修復する基本的な手順

OSが起動できない場合、Windows回復環境から修復作業を行います。まず、自動修復と基本的なコマンドでの修復を試します。

Windows回復環境へのアクセス

OSが起動しない場合、通常はパソコンの強制終了を複数回繰り返すことで回復環境に入れます。または、Windowsインストールメディアから起動します。

  1. パソコンの強制終了と再起動を繰り返す
    パソコンの電源ボタンを長押しして強制終了し、再度電源を入れます。この操作を2〜3回繰り返すと、「自動修復を準備しています」というメッセージが表示され、Windows回復環境に入れます。
  2. インストールメディアからの起動
    Windowsのインストールメディア USBメモリやDVD をパソコンに挿入し、電源を入れます。メーカーロゴが表示されたら、F2キーやDeleteキーなどを押してBIOS/UEFI設定に入り、起動順序をインストールメディアが最初になるように変更して保存します。
  3. 回復環境の選択
    「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」を選択します。

スタートアップ修復の実行

Windows回復環境に入ったら、まずスタートアップ修復を試します。これは一般的な起動問題を自動で解決する機能です。

  1. スタートアップ修復の選択
    「トラブルシューティング」画面で、「詳細オプション」を選択します。
  2. 修復の実行
    「スタートアップ修復」を選択し、画面の指示に従って修復プロセスを開始します。修復が完了したら、パソコンを再起動して問題が解決したか確認します。

コマンドプロンプトでのブートファイル修復

スタートアップ修復で問題が解決しない場合、コマンドプロンプトを使用してブート関連ファイルを直接修復します。

  1. コマンドプロンプトの起動
    「詳細オプション」画面で、「コマンドプロンプト」を選択します。
  2. ブート関連ファイルの修復
    以下のコマンドを1つずつ入力し、Enterキーを押して実行します。
    bootrec /fixmbr
    bootrec /fixboot
    bootrec /scanos
    bootrec /rebuildbcd
  3. OSの追加確認
    bootrec /rebuildbcd の実行後、「見つかったWindowsインストールをブートリストに追加しますか?」と表示されたら、「Y」と入力してEnterキーを押します。
  4. パソコンの再起動
    すべてのコマンドの実行後、コマンドプロンプトを閉じてパソコンを再起動し、問題が解決したか確認します。

ブート設定ファイルにOS情報が不足している際の追加手順

上記の基本的な手順で解決しない場合、ブート設定ファイル BCD にWindowsのOS情報が正しく登録されていない可能性があります。ここでは、BCDを再構築し、OS情報を手動で追加する手順を解説します。

BCDストアのバックアップと再作成

既存のBCDストアが破損している可能性があるため、バックアップを取り、新しいBCDストアを作成します。

  1. コマンドプロンプトの起動
    「詳細オプション」画面から「コマンドプロンプト」を起動します。
  2. BCDストアのバックアップ
    現在のBCDストアをバックアップします。ドライブレターは環境によって異なる場合がありますが、通常はCドライブです。
    bcdedit /export C:\BCD_Backup
  3. BCDファイルの属性変更とリネーム
    既存のBCDファイルを削除またはリネームするために、まず属性を変更します。
    attrib C:\boot\bcd -h -r -s
    次に、BCDファイルをリネームします。
    ren C:\boot\bcd bcd.old
  4. BCDストアの再構築
    新しいBCDストアを作成します。
    bootrec /rebuildbcd
    「見つかったWindowsインストールをブートリストに追加しますか?」と表示されたら、「Y」と入力します。
  5. パソコンの再起動
    コマンドプロンプトを閉じてパソコンを再起動し、起動できるか確認します。

OS情報を手動で追加する bcdboot コマンド

bootrec /rebuildbcd がOSを見つけられない場合や、OS情報がブート設定ファイルに登録されない場合は、bcdbootコマンドを使って手動でOS情報を追加します。

  1. コマンドプロンプトの起動
    「詳細オプション」画面から「コマンドプロンプト」を起動します。
  2. Windowsインストールドライブの確認
    diskpartと入力し、Enterキーを押します。
    list volumeと入力し、Enterキーを押します。表示される一覧から、Windowsがインストールされているドライブレターを確認します。通常はCドライブですが、回復環境では異なる場合があります。
    確認後、exitと入力してdiskpartを終了します。
  3. アクティブパーティションの確認と設定
    Windowsがインストールされているパーティションがアクティブになっているか確認します。アクティブでない場合は設定します。
    diskpart
    list disk
    select disk 0
    list partition
    select partition X XはWindowsがインストールされているパーティション番号
    active
    exit
  4. OS情報の追加
    WindowsがインストールされているドライブレターがCドライブの場合、以下のコマンドを実行します。
    bcdboot C:\Windows /l ja-jp
    ドライブレターが異なる場合は、Cの部分を正しいドライブレターに置き換えてください。
    このコマンドは、指定されたWindowsディレクトリからブートファイルをコピーし、新しいBCDストアを作成して起動エントリを追加します。
  5. パソコンの再起動
    コマンドプロンプトを閉じてパソコンを再起動し、OSが正常に起動できるか確認します。

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Windows 11とWindows 10の回復環境へのアクセス方法の違い

OSが起動しない場合の回復環境へのアクセス方法は、Windows 11とWindows 10で共通です。しかし、OSが起動できる状態での回復環境へのアクセス方法には若干の違いがあります。

項目 Windows 11 Windows 10
OSが起動しない場合 電源ボタン長押しによる強制終了を2〜3回繰り返す 電源ボタン長押しによる強制終了を2〜3回繰り返す
OSが起動する場合 「設定」→「システム」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」 「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」
インストールメディア Windows 11インストールメディアから起動 Windows 10インストールメディアから起動

ブート修復を試してもOSが起動できない場合

上記の手順を試してもエラー 0xc0000098 が解消されない場合、さらに深刻な問題が発生している可能性があります。

ドライブの物理的な故障

SSDやHDDといったストレージデバイス自体が物理的に故障している場合、ブートファイルが読み込めずOSが起動できません。BIOS/UEFI設定でストレージが認識されているか確認し、可能であれば別のPCで診断ツールを使用してください。

システムファイルチェッカー SFC の実行

Windowsのシステムファイルが破損している可能性もあります。コマンドプロンプトからシステムファイルチェッカーを実行します。

  1. コマンドプロンプトの起動
    回復環境から「コマンドプロンプト」を起動します。
  2. SFCコマンドの実行
    sfc /scannow /offbootdir=C:\ /offwindir=C:\Windowsと入力し、Enterキーを押します。CドライブがWindowsのインストールドライブでない場合は、適宜変更してください。
  3. パソコンの再起動
    スキャンが完了したら、パソコンを再起動して問題が解決したか確認します。

Windowsの再インストール

最終手段として、Windowsの再インストールが必要になる場合があります。これにより、すべてのシステムファイルとブート設定が初期化されます。再インストールを行う前に、可能な限り重要なデータのバックアップを試みてください。

回復環境の「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「このPCを初期状態に戻す」から、個人ファイルを保持したままWindowsを再インストールするオプションも利用できます。

ただし、このオプションでも問題が解決しない場合や、データが重要な場合は、専門家への相談を検討してください。

まとめ

OS起動時のエラー 0xc0000098 は、ブート設定ファイルの破損やOS情報の不足が原因で発生します。この記事で解説したスタートアップ修復やbootrecコマンド、bcdbootコマンドを使った手順を実行することで、多くのケースで解決できます。

特に、bcdboot C:\Windows /l ja-jp コマンドは、ブート情報が完全に失われた場合に有効な追加手順です。これらの修復作業を行うことで、Windowsが正常に起動し業務を再開できるでしょう。

万が一に備え、定期的なシステムバックアップや重要なデータの外部保存を習慣化することをおすすめします。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。