【Windows】ブート構成にアクセスできない際の設定パーティション修復手順 | OS起動時のエラー 0xc0000225

【Windows】ブート構成にアクセスできない際の設定パーティション修復手順 | OS起動時のエラー 0xc0000225
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Windowsの起動中に「回復」画面が表示され、エラーコード0xc0000225が表示されると、業務が中断され大変困ります。

このエラーは、Windowsの起動に必要なブート構成データBCDが破損している、またはアクセスできない状態にあることが主な原因です。

この記事では、Windows 11を基準に、このエラーを解決するためのブート構成パーティションの修復手順を詳しく解説します。

【要点】エラー0xc0000225の解決策

  • Windows回復環境へのアクセス: 起動失敗を繰り返すかインストールメディアから回復環境を起動し、トラブルシューティングオプションに進みます。
  • スタートアップ修復の実行: Windowsが自動的に起動問題を診断し、修復を試みることで軽微な問題を解消します。
  • コマンドプロンプトによるBCD修復: bootrecコマンドとbcdbootコマンドを使い、ブート構成データを再構築してOS起動を可能にします。

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エラー 0xc0000225が発生する根本的な原因

エラーコード0xc0000225は、Windowsがオペレーティングシステムを見つけられない、または起動に必要なファイルにアクセスできない場合に発生します。これは通常、ブート構成データBCDの破損が原因です。BCDは、Windowsの起動方法に関する重要な情報を持つデータベースファイルであり、これが破損するとシステムは起動パスを認識できません。

具体的な原因としては、予期せぬシャットダウン、ディスクエラー、マルウェア感染、またはWindows Updateの失敗によってBCDファイルが損傷を受けることが挙げられます。また、ブートパーティション自体が破損している場合や、誤って削除された場合にも同様のエラーが発生します。

このエラーが発生すると、Windowsは起動プロセスを続行できず、回復画面でエラーメッセージを表示します。多くの場合、Windows回復環境からブート構成を再構築することで解決できます。

ブート構成データBCDの破損

BCDは、システム起動時にどのオペレーティングシステムを起動するか、どこにそのOSがあるかといった情報を含んでいます。このデータが破損すると、Windowsは起動するべきOSの場所を特定できなくなります。

ブートパーティションの問題

ブートパーティションは、Windowsの起動に必要なシステムファイルが格納されている領域です。このパーティションが破損したり、誤ってフォーマットされたりすると、BCDがあってもOSを起動できません。

ブート構成データBCDを修復する手順

この手順では、まずWindows回復環境にアクセスし、その後コマンドプロンプトを使用してブート構成データを修復します。

Windows回復環境へのアクセス

Windows回復環境に入る方法はいくつかあります。ここでは、最も一般的な方法を説明します。

  1. 自動回復の起動
    Windowsが3回連続で正常に起動しなかった場合、自動的に回復環境が起動します。PCの電源を入れ、Windowsロゴが表示されたら電源ボタンを長押しして強制終了する操作を3回繰り返してください。
  2. 回復環境の選択
    自動回復画面が表示されたら、「詳細オプション」を選択します。
  3. トラブルシューティングに進む
    「オプションの選択」画面で、「トラブルシューティング」を選択します。

スタートアップ修復の実行

軽微な問題であれば、スタートアップ修復で解決する場合があります。

  1. 詳細オプションの選択
    「トラブルシューティング」画面で、「詳細オプション」を選択します。
  2. スタートアップ修復の実行
    「スタートアップ修復」を選択し、指示に従ってアカウントを選択しパスワードを入力します。Windowsが起動問題を診断し、自動的に修復を試みます。
  3. 再起動の確認
    修復が完了したら、PCを再起動して問題が解決したかを確認します。

コマンドプロンプトによるBCD修復

スタートアップ修復で解決しない場合、コマンドプロンプトから直接BCDを再構築します。

  1. コマンドプロンプトの起動
    「詳細オプション」画面で、「コマンドプロンプト」を選択します。
  2. ブート関連コマンドの実行
    以下のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後にEnterキーを押してください。
    bootrec /fixmbr
    bootrec /fixboot
    bootrec /scanos
    bootrec /rebuildbcd
    「bootrec /fixboot」コマンドで「アクセスが拒否されました」と表示される場合は、次のdiskpartコマンドのステップに進んでください。
  3. ドライブレターの確認と割り当て
    「bootrec /fixboot」でエラーが出た場合、ブートパーティションにドライブレターが割り当てられていない可能性があります。以下のdiskpartコマンドで確認します。
    diskpart
    list disk
    表示されたディスク一覧からWindowsがインストールされているディスクを選択します。通常は「ディスク 0」です。
    select disk 0 (0は対象ディスク番号)
    list volume
    表示されたボリューム一覧から、ファイルシステムがFAT32で、サイズが100MB〜500MB程度の「システム」または「回復」と表示されているボリュームを探します。これがEFIシステムパーティションです。ボリューム番号をメモします。
    select volume [ボリューム番号] (例: select volume 3)
    assign letter=Z (Zは未使用のドライブレター)
    exit
  4. BCDの再構築
    ドライブレターを割り当てたら、再度以下のコマンドを実行します。
    bootrec /fixboot
    続けて、Windowsがインストールされているドライブのドライブレターを確認します。通常はCドライブです。
    bcdboot C:\Windows /s Z: /f ALL (C:はWindowsインストールパス、Z:はEFIシステムパーティションに割り当てたドライブレター)
    このコマンドは、Windowsのシステムファイルを指定したブートパーティションにコピーし、新しいBCDを作成します。
  5. コマンドプロンプトの終了と再起動
    exit
    コマンドプロンプトを閉じ、PCを再起動して問題が解決したかを確認します。

修復手順を試しても解決しない場合の追加確認点

上記の手順を試してもエラーが解決しない場合、他の問題が考えられます。以下の点を確認してください。

回復環境に入れない場合の対処法

自動回復が起動しない場合、Windowsインストールメディアを使用して回復環境に入る必要があります。

  1. インストールメディアの準備
    別のPCでWindows 11またはWindows 10のインストールメディアUSBを作成します。Microsoftの公式サイトからメディア作成ツールをダウンロードできます。
  2. メディアからの起動
    作成したUSBをPCに接続し、PCの電源を入れてBIOS/UEFI設定からUSBデバイスを最優先で起動するように設定します。
  3. 回復環境へのアクセス
    Windowsセットアップ画面が表示されたら、「次へ」をクリックし、左下にある「コンピューターを修復する」を選択して回復環境に入ります。

修復コマンドが失敗する場合の確認事項

bootrecやbcdbootコマンドがエラーで完了しない場合、ディスクの破損やファイルシステムの異常が考えられます。

  1. ファイルシステムのチェック
    コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、ファイルシステムの整合性を確認します。
    chkdsk C: /f /r (C:はWindowsがインストールされているドライブレター)
    このコマンドは、ディスクエラーをスキャンし、修復を試みます。完了には時間がかかる場合があります。
  2. SFCスキャン
    システムファイルの破損が原因の場合、以下のコマンドでシステムファイルを修復できます。
    sfc /scannow
    このコマンドは、保護されたシステムファイルの整合性をスキャンし、破損しているファイルを正しいバージョンに置き換えます。

ドライブの物理的な故障が疑われる場合

上記のソフトウェア的な修復を試しても解決しない場合、HDDやSSDといったストレージデバイス自体の物理的な故障が疑われます。

  1. ディスク診断ツールの利用
    PCメーカーが提供する診断ツールや、サードパーティ製のディスク診断ソフトウェアを利用して、ストレージデバイスの健康状態を確認します。
  2. ストレージデバイスの交換
    診断の結果、物理的な故障が確認された場合は、ストレージデバイスの交換とWindowsの再インストールが必要になります。重要なデータは、事前にバックアップを取っておくことが不可欠です。

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Windows 11とWindows 10での回復環境起動方法の違い

Windows 11とWindows 10では、回復環境へのアクセス方法に大きな違いはありませんが、細部のメニュー表示や操作感に若干の違いがあります。ここでは、起動方法の共通点と相違点を比較します。

項目 Windows 11 Windows 10
起動失敗からの自動回復 3回連続で起動失敗すると自動的に回復環境に移行する 3回連続で起動失敗すると自動的に回復環境に移行する
設定からのアクセス 「設定」→「システム」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」→「今すぐ再起動」を選択する 「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」→「今すぐ再起動」を選択する
サインイン画面からのアクセス サインイン画面でShiftキーを押しながら右下の電源アイコンから「再起動」を選択する サインイン画面でShiftキーを押しながら右下の電源アイコンから「再起動」を選択する
インストールメディアからの起動 Windows 11インストールメディアをPCに挿入し、BIOS/UEFIでメディア優先起動を設定して「コンピューターを修復する」を選択する Windows 10インストールメディアをPCに挿入し、BIOS/UEFIでメディア優先起動を設定して「コンピューターを修復する」を選択する

基本的なアクセス方法は共通していますが、設定アプリ内のパスが異なる点に注意してください。どちらのOSでも、インストールメディアからの起動は強力な解決策となります。

まとめ

この記事では、Windows起動時のエラーコード0xc0000225が発生した際の解決策として、ブート構成データBCDの修復手順を解説しました。

Windows回復環境へのアクセスから、スタートアップ修復、そしてコマンドプロンプトを用いたBCDの再構築まで、段階的な操作を理解できたことでしょう。

これらの手順を試すことで、多くの起動エラーが解消され、PCを再び正常に利用できます。

もし解決しない場合は、ファイルシステムチェックやディスク診断ツールを活用し、ストレージデバイスの健康状態も確認してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。