Windowsを使用中に「データの無効です」というエラーメッセージと、エラーコード0x8007000dが表示され、業務が滞っていませんか。
このエラーは通常、Windowsのシステムファイルに破損がある場合に発生します。
この記事では、DISMコマンドにWindowsインストールメディアをソースとして指定し、この問題を解決する具体的な手順を解説します。
手順通りに進めることで、システムファイルの破損を修復し、安定したWindows環境を取り戻せるでしょう。
【要点】0x8007000dエラーをDISMコマンドで修復する
- Windowsインストールメディアの準備: DISMコマンドの修復ソースとして利用するため、最新のISOファイルをダウンロードし、USBメモリに書き込むか仮想ドライブにマウントします。
- DISMコマンドのソース指定実行: 管理者権限のコマンドプロンプトで、インストールメディア内の`install.wim`または`install.esd`ファイルを修復ソースとして指定し、システムファイルの破損を修復します。
- システムファイルチェッカー SFCコマンドの実行: DISMコマンドによる修復後、SFCコマンドを実行してシステムファイルの整合性を最終確認し、修復が完了したことを確認します。
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目次
システムファイル破損による0x8007000dエラーの発生原因
エラーコード0x8007000d「データの無効です」は、Windowsのシステムファイルが破損している場合に発生する一般的な問題です。
通常、DISM Deployment Image Servicing and Management コマンドは、オンラインのWindows Updateサーバーから必要なファイルをダウンロードしてシステムを修復します。
しかし、ネットワーク環境の問題や、オンラインソース自体にアクセスできない状況では、この自動修復が失敗することがあります。
このような場合、Windowsインストールメディアを修復ソースとして直接指定することで、破損したシステムファイルを修復できます。
インストールメディアには、Windowsの完全なシステムファイルが含まれているため、確実な修復が期待できます。
DISMコマンドをソース指定で実行する修復手順
ここでは、Windowsインストールメディアをソースとして使用し、DISMコマンドでシステムファイルを修復する具体的な手順を説明します。
この手順はWindows 11を基準に解説しますが、Windows 10でも同様に実行できます。
ステップ1: Windowsインストールメディアの準備
- Windowsインストールメディアを準備する
Windowsの公式ウェブサイトから、Media Creation Toolを使用して最新のWindows 11またはWindows 10のISOファイルをダウンロードします。
ISOファイルをUSBメモリに書き込むか、または仮想ドライブにマウントして使用します。 - ISOファイルをマウントする
ダウンロードしたISOファイルをダブルクリックすると、仮想DVDドライブとして自動的にマウントされます。
エクスプローラーを開き、マウントされたドライブのドライブレター 例:D:,E:を確認します。 - 修復ファイルのパスを確認する
マウントしたドライブ 例:E:のsourcesフォルダー内に、install.wimまたはinstall.esdファイルがあることを確認します。
DISMコマンドでこのファイルを修復ソースとして指定します。 - イメージのインデックス番号を確認する
コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下のコマンドを実行して、インストールメディア内のWindowsエディションのインデックス番号を確認します。Dism /Get-WimInfo /WimFile:E:\sources\install.wim
または、install.esdファイルの場合、Dism /Get-ImageInfo /ImageFile:E:\sources\install.esd
表示されるリストから、現在使用しているWindowsエディション 例: Windows 11 Pro のインデックス番号をメモします。通常は1です。
ステップ2: DISMコマンドの実行
- コマンドプロンプトを管理者権限で開く
スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。
「ユーザーアカウント制御」のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。 - システムの状態を確認する
以下のコマンドを順に実行し、現在のシステムイメージの状態を確認します。DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealthDISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
これらのコマンドは、問題の有無をスキャンしますが、修復は行いません。 - DISMコマンドで修復を実行する
以下のコマンドを実行し、インストールメディアをソースとして指定して修復を開始します。DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:wim:E:\sources\install.wim:1 /limitaccess
または、install.esdファイルとインデックス番号が1の場合、DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:esd:E:\sources\install.esd:1 /limitaccessE:は、ステップ1で確認したISOファイルのドライブレターに置き換えてください。:1は、ステップ1で確認したイメージのインデックス番号に置き換えてください。/limitaccessオプションは、Windows Updateを修復ソースとして使用しないように指定します。
修復には時間がかかる場合があります。完了するまでコマンドプロンプトを閉じないでください。
ステップ3: システムファイルチェッカー SFCコマンドで最終確認する
- SFCコマンドを実行する
DISMコマンドによる修復が完了したら、システムファイルチェッカー SFCコマンドを実行して、システムファイルの整合性を最終確認します。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。sfc /scannow
このコマンドは、保護されているすべてのシステムファイルの整合性をスキャンし、破損しているファイルを可能な限り正しいバージョンに置き換えます。 - 結果を確認する
スキャンが完了すると、結果が表示されます。
「Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」と表示されれば、システムファイルに問題がないことを示します。
「Windowsリソース保護は、破損したファイルを見つけましたが、それらの一部は正常に修復されました。」と表示された場合、一部のファイルが修復されたことを意味します。
「Windowsリソース保護は、破損したファイルを見つけましたが、それらの一部を修復できませんでした。」と表示された場合は、問題が解決していない可能性があります。
修復がうまくいかない場合の追加確認点
DISMコマンドによる修復が期待通りに進まない場合、いくつかの原因が考えられます。
以下の点を確認し、適切な対処を行ってください。
インストールメディアのバージョンが異なる場合
現在インストールされているWindowsのバージョンと、修復に使用しているインストールメディアのバージョンが大きく異なる場合、修復が失敗することがあります。
特にWindowsの大型アップデート後 例: Windows 10からWindows 11へのアップグレード後 は、古いインストールメディアでは修復できない場合があります。
最新のWindows ISOファイルを公式ウェブサイトから再ダウンロードし、新しいインストールメディアを作成して試してください。
インストールメディアが破損している場合
使用しているUSBメモリやISOファイル自体が破損している可能性も考えられます。
別のUSBメモリを使用してインストールメディアを再作成するか、ISOファイルを再度ダウンロードして仮想ドライブにマウントし直してください。
ISOファイルのダウンロード中にネットワークエラーが発生したことが原因で、ファイルが不完全になっているケースもあります。
ドライブレターやパスの指定が間違っている場合
DISMコマンドの/Sourceオプションで指定するドライブレターやファイルパス、インデックス番号が間違っていると、修復は実行されません。
コマンドを実行する前に、エクスプローラーでドライブレターとsourcesフォルダー内のファイル名 install.wimまたはinstall.esd を正確に確認してください。
また、Dism /Get-WimInfoまたはDism /Get-ImageInfoコマンドで、使用するWindowsエディションのインデックス番号が正しいか再確認してください。
セキュリティソフトウェアが干渉している場合
インストールされているセキュリティソフトウェア 例: ウイルス対策ソフト が、DISMコマンドのファイルアクセスをブロックしている可能性があります。
一時的にセキュリティソフトウェアを無効にしてから、再度DISMコマンドの実行を試みてください。
ただし、セキュリティソフトウェアを無効にする際は、インターネット接続を一時的に切断するなど、セキュリティリスクに注意してください。
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Windows 11とWindows 10のDISMコマンド利用時の違い
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| コマンドプロンプトの起動 | スタートボタン右クリックから「ターミナル 管理者」 | スタートボタン右クリックから「Windows PowerShell 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」 |
| DISMコマンドの基本構文 | DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth |
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth |
| ソースファイルのパス | install.wimまたはinstall.esdを主に利用 |
install.wimまたはinstall.esdを主に利用 |
| Media Creation Toolの利用 | Windows 11用ツールでISOファイルをダウンロード | Windows 10用ツールでISOファイルをダウンロード |
まとめ
この記事では、Windowsで発生する「データの無効です」エラー0x8007000dに対し、DISMコマンドをインストールメディアのソース指定で実行し修復する手順を解説しました。
Windowsインストールメディアを適切に準備し、正確なコマンドを実行することで、システムファイルの破損を効果的に修復できます。
修復後はSFCコマンドでシステムの整合性を確認し、安定した業務環境を取り戻しましょう。
今後同様のエラーが発生した際には、今回紹介したDISMコマンドとSFCコマンドの手順をぜひ活用してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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