【Windows】サーバー応答不明をWSUS URLの「http」から「https」への書き換えで直す手順 | エラーコード:0x80245006

【Windows】サーバー応答不明をWSUS URLの「http」から「https」への書き換えで直す手順 | エラーコード:0x80245006
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WSUSクライアントでWindows Updateを実行した際、「サーバー応答不明」というエラーが表示され、更新プログラムを適用できない状況でお困りではないでしょうか。

この問題は、WSUSサーバーのURLがHTTPからHTTPSに変更されたにもかかわらず、クライアント側の設定が更新されていないことが原因で発生することが多く、エラーコード0x80245006として報告されます。

この記事では、Windows 11を基準に、レジストリを直接編集してWSUSサーバーのURLをHTTPSに書き換え、このエラーを解決する具体的な手順を解説します。

【要点】WSUSクライアントのサーバー応答不明エラーを解決する手順

  • レジストリのバックアップ: 予期せぬ問題に備え、レジストリの変更前にバックアップを作成します。
  • WSUS URLの確認と修正: レジストリエディターでWSUSサーバーのURLをhttpからhttpsに書き換えます。
  • Windows Updateサービスの再起動: 変更を適用し、Windows Updateが正常に動作するようにサービスを再起動します。

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WSUSクライアントでサーバー応答不明エラーが発生する技術的な原因

エラーコード0x80245006は、Windows UpdateエージェントがWSUSサーバーとの通信に失敗した際に表示されるものです。

この「サーバー応答不明」という具体的なメッセージは、クライアントがWSUSサーバーへアクセスを試みたものの、サーバーから有効な応答が得られなかった状態を示します。

主な原因は、WSUSサーバーがHTTP通信からHTTPS通信へ移行したにもかかわらず、クライアント側の設定がHTTPのままであることです。この状態では、クライアントは暗号化されていないHTTPポートで接続を試みるため、HTTPSのみを受け付けるサーバーからは接続が拒否されます。

WSUSサーバーでSSL証明書が導入され、HTTPS接続が必須となっている環境で、クライアントPCのレジストリ設定が古いHTTPのURLを指している場合にこのエラーが発生します。

エラーコード0x80245006を解消するWSUS URL書き換え手順

このセクションでは、WSUSクライアントの「サーバー応答不明」エラーを解決するため、レジストリを編集してWSUSサーバーのURLをhttpからhttpsに書き換える具体的な手順を説明します。レジストリの変更はシステムに影響を与える可能性があるため、慎重に操作を進めてください。

レジストリのバックアップを作成する

レジストリを編集する前に、必ず現在のレジストリ設定のバックアップを取得してください。これにより、万が一問題が発生した場合でも元の状態に戻すことが可能になります。

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。regeditと入力し、Enterキーを押します。「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「はい」を選択してレジストリエディターを起動します。
  2. バックアップ対象のキーへ移動する
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスへ移動します。
    コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
  3. レジストリキーをエクスポートする
    「WindowsUpdate」キーを右クリックし、「エクスポート」を選択します。任意の場所にわかりやすいファイル名(例: WSUS_Backup_日付.reg)を付けて保存します。これにより、このキーとその配下の値がバックアップされます。

WSUSサーバーのURLをhttpからhttpsに修正する

レジストリのバックアップが完了したら、WSUSサーバーのURLをhttpからhttpsに変更します。

  1. WSUS設定キーの場所を特定する
    レジストリエディターで、引き続き以下のパスに移動します。
    コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
  2. 「WUServer」の値を修正する
    右ペインに表示される「WUServer」をダブルクリックします。「値のデータ」欄に設定されているWSUSサーバーのURLを確認します。もしURLがhttp://your-wsus-server:portのように「http」で始まっている場合は、これをhttps://your-wsus-server:portのように「https」に書き換えます。「OK」をクリックして変更を保存します。
  3. 「WUStatusServer」の値を修正する
    同様に、「WUStatusServer」をダブルクリックします。この値もhttp://your-wsus-server:portのように「http」で始まっている場合は、https://your-wsus-server:portのように「https」に書き換えます。「OK」をクリックして変更を保存します。
  4. 「UseWUServer」の値を確認する
    「UseWUServer」の値が「1」になっていることを確認します。この値が「0」の場合、WSUSサーバーを使用せず、Microsoft Updateから直接更新を取得しようとします。

Windows Update関連サービスを再起動する

レジストリの変更をシステムに適用するため、Windows Update関連のサービスを再起動します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として開く
    Windowsのスタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「はい」を選択します。
  2. Windows Updateサービスを停止する
    コマンドプロンプトで以下のコマンドを一つずつ入力し、Enterキーを押してサービスを停止します。
    net stop wuauserv
    net stop bits
    net stop cryptsvc
    net stop msiserver
  3. Windows Updateサービスを開始する
    サービスが停止したことを確認したら、以下のコマンドを一つずつ入力し、Enterキーを押してサービスを開始します。
    net start wuauserv
    net start bits
    net start cryptsvc
    net start msiserver
  4. Windows Updateを再実行する
    サービス再起動後、Windows Updateを再度実行し、「サーバー応答不明」エラーが解消されたか確認します。

WSUS URL修正後もエラーが解決しない場合の追加チェック項目

上記のレジストリ修正とサービス再起動を行っても「サーバー応答不明」エラーが解消されない場合、以下の点を確認してください。これらの項目は、WSUSクライアントとサーバー間の通信を妨げる一般的な原因です。

WSUSサーバー証明書の信頼性確認

HTTPS通信では、サーバーのSSL証明書がクライアントによって信頼されている必要があります。証明書が信頼されていない場合、セキュアな接続が確立できません。

クライアントPCの「信頼されたルート証明機関」ストアにWSUSサーバーの証明書、またはその発行元の証明書が正しくインポートされているか確認してください。また、証明書の有効期限が切れていないかどうかも重要です。

ファイアウォール設定の確認

クライアントPCとWSUSサーバー間のネットワーク通信がファイアウォールによってブロックされている可能性があります。

Windows Defender ファイアウォールや、社内で利用しているネットワークファイアウォールの設定を確認し、HTTPS通信に必要なポート(通常443番)が許可されているかを確認してください。WSUSサーバーが標準以外のポートを使用している場合は、そのポートも許可されている必要があります。

グループポリシーの競合確認

ドメイン環境でWSUSを運用している場合、グループポリシーオブジェクト GPOによってWSUS設定が配布されます。レジストリを直接編集しても、GPOが適用されると元に戻されてしまうことがあります。

WSUS関連のGPOが正しく構成されているか、または他のGPOと競合していないかを確認してください。GPOでWSUSサーバーのURLが「http」のまま指定されている場合は、GPO側を「https」に修正する必要があります。グループポリシーの更新はgpupdate /forceコマンドで強制的に適用できます。

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Windows 11とWindows 10でのWSUS設定変更操作の違い

WSUSクライアントの設定変更に関して、Windows 11とWindows 10の間で基本的な操作に大きな違いはありません。

レジストリパスやコマンドプロンプトで実行するコマンドは共通しています。ただし、一部のUI要素やメニューの名称が異なる場合があります。

項目 Windows 11 Windows 10
レジストリエディターの起動 Windowsキー+Rでregeditと入力 Windowsキー+Rでregeditと入力
管理者権限のターミナル起動 スタートボタン右クリックから「ターミナル 管理者」 スタートボタン右クリックから「Windows PowerShell 管理者」
WSUS設定レジストリパス HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
サービス停止・開始コマンド net stop/start wuauservなど共通 net stop/start wuauservなど共通
グループポリシー更新コマンド gpupdate /force gpupdate /force

上記のように、操作の基本的な流れや使用するツール、コマンドは両OSで共通しています。そのため、Windows 11の手順を参考にWindows 10でも同様の対応が可能です。

まとめ

この記事では、WSUSクライアントで発生する「サーバー応答不明」エラー(0x80245006)の原因と、WSUSサーバーのURLをhttpからhttpsに書き換える解決手順を解説しました。

レジストリのバックアップ、レジストリエディターでのURL修正、そしてWindows Update関連サービスの再起動を行うことで、この通信エラーを解消できます。

エラー解決後には、必ずWindows Updateを手動で実行し、更新プログラムが正常に検出・インストールされるか確認してください。定期的なWSUSサーバーとクライアントの設定確認は、安定したシステム運用に繋がります。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。