【Windows】互換性不備をBIOSの「CSM」オフで解消しOS更新を成功させる手順 | エラーコード:0x800705b9

【Windows】互換性不備をBIOSの「CSM」オフで解消しOS更新を成功させる手順 | エラーコード:0x800705b9
🛡️ 超解決

WindowsのOS更新がエラーコード0x800705b9で失敗し、業務が滞る状況に直面しているかもしれません。

この問題は、UEFI環境と旧来のBIOS互換設定が競合していることが主な原因です。

この記事では、BIOS設定を変更し、OS更新を成功させる具体的な手順を解説します。

【要点】OS更新エラー0x800705b9を解消するBIOS設定

  • CSM設定の無効化: UEFIブート環境への移行を促進し、OS更新の互換性問題を解決します。
  • UEFIモードへの変更: セキュアブート有効化の前提条件を満たし、Windows 11の要件に対応します。
  • OS更新の再試行: BIOS設定変更後、OS更新を正常に完了させ、最新のWindows環境を利用できます。

ADVERTISEMENT

Windows OS更新がエラー0x800705b9で失敗する原因

Windows 11へのOS更新や一部のWindows 10の大型アップデートでは、UEFIとセキュアブートが必須の環境要件となる場合があります。

エラーコード0x800705b9は、システムが特定の操作を完了できない、またはタイムアウトしたことを示します。

特にOS更新の文脈では、古いブートモードであるLegacy BIOS互換を維持するCSMが有効になっていることが原因で発生しやすいです。

CSMが有効だと、UEFI環境が正しく機能せず、セキュアブートの有効化も阻害されるため、OS更新の互換性チェックに失敗します。

結果として、OS更新がエラー0x800705b9で失敗してしまうのです。

CSM Compatibility Support Moduleの役割

CSMはCompatibility Support Moduleの略称です。

これは、UEFIファームウェアがLegacy BIOSモードのOSやデバイスと互換性を保つための機能です。

古いOSや一部のハードウェアを使用する場合に必要とされます。

しかし、Windows 11など最新のOSではUEFIネイティブモードでの動作が推奨され、CSMは無効にすることが求められます。

UEFIとセキュアブートの要件

Windows 11のインストールには、UEFIブートモードとセキュアブートの有効化が必須です。

UEFIは、従来のBIOSに代わる新しいファームウェアインターフェースであり、より高速な起動やセキュリティ機能を提供します。

セキュアブートは、OS起動時に不正なソフトウェアが実行されるのを防ぐセキュリティ機能です。

CSMが有効な状態では、セキュアブートを有効にできないシステムが多いため、OS更新がブロックされます。

CSMを無効にしてOS更新を成功させる手順

OS更新エラー0x800705b9を解消するため、BIOS設定でCSMを無効化します。

この操作はシステムのブート設定に影響を与えるため、慎重に進めてください。

作業前に重要なデータは必ずバックアップを取ることを推奨します。

  1. データのバックアップを実行する
    万が一の事態に備え、PC内の重要なファイルを外付けストレージやクラウドサービスにバックアップしてください。
  2. UEFIファームウェア設定を起動する
    Windows 11の「設定」を開き、「システム」を選択します。
    「回復」をクリックし、「PCの起動をカスタマイズする」の下にある「今すぐ再起動」ボタンを選択します。
    再起動後、「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」を選択します。
    「詳細オプション」を選択し、「UEFIファームウェアの設定」をクリックして「再起動」します。
    これでPCが再起動し、BIOS設定画面が表示されます。
    Windows 10の場合も同様に、「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」>「今すぐ再起動」から進めます。
  3. BIOS設定画面でCSMを無効にする
    BIOS設定画面が表示されたら、「Boot」または「Security」といった項目を探します。
    「CSM Support」「Legacy Support」「Boot Mode」などの項目を見つけます。
    「CSM Support」または「Legacy Support」を「Disabled 無効」に設定します。
    「Boot Mode」の項目があれば、「UEFI」に設定してください。
    可能であれば、「Secure Boot」の項目を「Enabled 有効」に設定します。
    マザーボードメーカーやBIOSのバージョンによってメニュー名が異なります。
  4. 設定を保存して再起動する
    変更した設定を保存し、PCを再起動します。
    通常、「Save & Exit 保存して終了」などのメニューから行います。
  5. OS更新を再試行する
    PCが正常に起動したら、「設定」>「Windows Update」からOS更新を再度実行します。
    CSMが無効になり、UEFIモードでOSが起動することで、互換性の問題が解消され、更新が成功する可能性が高まります。

CSM設定変更後の注意点と関連するトラブル対処法

CSMの設定変更は、OSの起動に直接影響を与える場合があります。

以下に、設定変更後によくあるトラブルと、その対処法を解説します。

CSMを無効にしてもOSが起動しない場合

CSMを無効にした後にOSが起動しなくなることがあります。

これは、OSがLegacy BIOSモードでインストールされており、ディスクのパーティション形式がMBRである可能性が高いです。

対処法:

  1. CSMを一時的に有効に戻す
    再度BIOS設定画面に入り、CSMを「Enabled 有効」に戻してPCが起動するか確認します。
  2. MBRディスクをGPTに変換する
    OSが起動したら、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
    「mbr2gpt /validate」コマンドで変換の可否を確認し、「mbr2gpt /convert」コマンドでディスクをGPT形式に変換します。
    この操作はデータ損失のリスクがあるため、必ず事前にバックアップを取ってください。
    変換後、BIOSでCSMを無効にし、UEFIモードで起動できるか確認します。

セキュアブートを有効にできない場合

CSMを無効にしてもセキュアブートが有効にできないケースがあります。

原因として、TPM 2.0が有効になっていない、またはディスクパーティション形式がGPTでないことが考えられます。

対処法:

  1. TPMを有効にする
    BIOS設定画面で「Security」または「Advanced」タブを探します。
    「Trusted Platform Module TPM」または「Intel PTT」などの項目を見つけ、「Enabled 有効」に設定します。
  2. ディスクをGPT形式に変換する
    前述のMBR2GPTツールを使用して、ディスクをGPT形式に変換します。

OS更新が別のエラーコードで失敗する場合

CSM設定変更後もOS更新が失敗し、異なるエラーコードが表示されることがあります。

これは、ネットワークの問題、ストレージ容量不足、破損したシステムファイルなど、別の原因が考えられます。

対処法:

  1. ネットワーク接続を確認する
    安定したインターネット接続が確保されているか確認します。
  2. ストレージ容量を確保する
    OS更新には十分な空き容量が必要です。
    ディスククリーンアップを実行し、不要なファイルを削除します。
  3. システムファイルチェッカーを実行する
    管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「sfc /scannow」コマンドを実行してシステムファイルの整合性をチェックし、修復します。

ADVERTISEMENT

UEFIとLegacy BIOSのブートモード比較

Windowsのブートモードには、UEFIとLegacy BIOSの2種類があります。

それぞれの特徴を理解することで、OS更新の互換性問題をより深く把握できます。

項目 UEFI Legacy BIOS
特徴 新しい標準のファームウェアインターフェース 古い標準のファームウェアインターフェース
Windows 11対応 必須 非推奨、互換性問題が発生しやすい
セキュアブート 対応、有効化が可能 非対応、有効化できない
ディスクパーティション形式 GPT形式に対応 MBR形式に対応
起動速度 高速 通常速度

UEFIは、OSの起動プロセスを高速化し、セキュリティ機能を強化するメリットがあります。

一方、Legacy BIOSは古いシステムとの互換性を保つために利用されてきました。

Windows 11への更新をスムーズに行うには、UEFIモードでの運用が不可欠です。

まとめ

この記事で解説したCSM無効化とUEFI設定の手順により、OS更新エラー0x800705b9を解決できたはずです。

これにより、Windows 11へのスムーズな移行や、最新のWindows 10アップデートの適用が実現します。

今後はUEFI環境での利用を前提に、セキュアブートやTPM 2.0の機能を活用し、システムのセキュリティとパフォーマンスを最大限に高めてください。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。