Windows Updateや特定のウェブサイトへの接続中に、エラーコード:0x80072efeが表示され、接続が強制終了する状況に直面していませんか。このエラーは、多くの場合、システム内の信頼されたルート証明書が原因で発生します。この記事では、信頼されたルート証明書を個別にインストールし、この接続問題を解決する具体的な手順を解説します。
この手順を実行することで、重要なシステム更新や業務に必要なウェブサービスへのアクセスが可能になります。
手順を一つずつ確認しながら進めることで、安全かつ確実にエラーを解消できます。
【要点】接続エラー0x80072efeの解決策
- 信頼されたルート証明書の確認: 現在の証明書の状況を把握し、問題のある証明書を特定できます。
- 必要なKBファイルの特定とダウンロード: 期限切れや欠損した証明書を更新するための正しいKBファイルを特定し、入手できます。
- KBファイルの個別インストール: ダウンロードした更新プログラムを適用し、証明書を最新の状態に更新できます。
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目次
エラーコード:0x80072efeが発生する根本原因
エラーコード:0x80072efeは、主にインターネット接続やWindows Updateの際に発生する通信エラーです。この問題の根底にあるのは、システムが通信相手の信頼性を確認するために使用する「信頼されたルート証明書」が、期限切れであるか、またはシステムに欠損していることです。
ウェブサイトや更新サーバーとの通信には、SSL/TLSと呼ばれる暗号化プロトコルが使われます。このプロトコルは、通信の安全性を確保するために証明書を利用します。システムに古い、または存在しないルート証明書があると、通信相手の正当性を検証できません。結果として、セキュリティ上の理由から接続が強制的に終了され、エラーコード:0x80072efeが表示されるのです。
特に、長期間Windows Updateが適用されていないシステムや、特定のセキュリティ設定が変更された環境でこの問題は発生しやすくなります。証明書は定期的に更新されるため、システムが最新の状態でないと、古い証明書では新しい接続要件に対応できなくなります。
信頼されたルート証明書を個別インストールする手順
エラーコード:0x80072efeを解決するためには、信頼されたルート証明書を最新の状態に更新する必要があります。ここでは、Microsoft Updateカタログから必要なKBファイルをダウンロードし、手動でインストールする手順を詳しく説明します。
- 現在の信頼されたルート証明書を確認する
スタートメニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。表示されたダイアログに「certmgr.msc」と入力し、「OK」をクリックします。証明書マネージャーが開いたら、左側のペインで「信頼されたルート証明機関」を展開し、「証明書」フォルダを選択します。ここで、特に「Microsoft Root Certificate Authority」関連の証明書に期限切れがないか確認します。 - Microsoft Updateカタログにアクセスする
Edgeなどのウェブブラウザを開き、「Microsoft Updateカタログ」と検索して公式サイトにアクセスします。 - 必要なKBファイルを特定しダウンロードする
Microsoft Updateカタログの検索ボックスに「root certificates update」と入力し、検索します。表示される結果の中から、最新の日付の「信頼されたルート証明書の更新プログラム」を見つけます。通常、「KB931125」などの番号が振られています。お使いのWindowsバージョンに適した更新プログラムの「ダウンロード」ボタンをクリックします。複数のファイルがある場合は、お使いのシステムアーキテクチャ(x64など)に合ったものを選択し、ダウンロードします。 - ダウンロードしたKBファイルをインストールする
ダウンロードしたファイルは、通常「.msu」形式です。ダウンロードが完了したら、そのファイルをダブルクリックして実行します。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示された場合は「はい」をクリックして許可します。インストールウィザードの指示に従い、更新プログラムのインストールを完了させます。インストール完了後、システムの再起動を促された場合は、必ず再起動を実行します。 - Windows 10での補足
Windows 10の場合も、基本的な操作手順はWindows 11と同じです。証明書マネージャーの起動方法やMicrosoft Updateカタログでの検索・ダウンロード手順に変更はありません。画面の表示やボタンの配置に若干の違いがある場合がありますが、手順の意図するところは同じです。
証明書更新で発生しやすい問題と追加の対処法
信頼されたルート証明書の個別インストールは有効な解決策ですが、途中で問題が発生することもあります。ここでは、よくある失敗パターンとその対処法を説明します。
正しいKBファイルが見つからない場合
Microsoft Updateカタログで適切な更新プログラムが見つからないことがあります。これは、検索キーワードが適切でないか、非常に古いシステムでは特定の更新が提供されていないためかもしれません。
対処法: 検索キーワードを「root certificates update for Windows 11」や「root certificates update for Windows 10」のように具体的に指定して再検索します。また、Microsoftのサポートサイトで「0x80072efe」と検索し、関連する記事から推奨されるKB番号を探すのも有効な方法です。
インストールが途中で失敗してしまう
ダウンロードしたKBファイルのインストールが正常に完了しない場合があります。これは、管理者権限の不足、システムファイルの破損、または他のプログラムとの競合が原因である可能性があります。
対処法: ダウンロードしたファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択して再度インストールを試します。また、システムファイルチェッカーを実行してシステムファイルを修復するのも効果的です。コマンドプロンプトを管理者として開き、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。さらに、「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」コマンドを実行し、Windowsイメージのコンポーネントストアを修復することも検討します。
インストール後もエラーが改善されない
証明書を更新しても、依然としてエラーコード:0x80072efeが表示されることがあります。この場合、問題の原因はルート証明書以外にある可能性があります。
対処法:
- プロキシ設定の確認: Edgeの設定を開き、「プロキシ設定」でプロキシサーバーが不適切に設定されていないか確認します。必要に応じて「設定を自動的に検出する」をオンにするか、プロキシサーバーの使用をオフにします。
- ファイアウォールの確認: Windows Defender Firewallまたはサードパーティ製ファイアウォールの設定を確認し、通信をブロックしていないか確認します。一時的にファイアウォールを無効にして、問題が解決するかどうかをテストすることもできます。
- ネットワークアダプターのドライバー更新: デバイスマネージャーを開き、「ネットワークアダプター」を展開します。使用しているネットワークアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。最新のドライバーが適用されていることを確認します。
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ルート証明書の手動更新とWindows Updateによる自動更新の違い
| 項目 | 手動更新(本記事の手順) | Windows Updateによる自動更新 |
|---|---|---|
| 適用タイミング | 必要な時にユーザーが任意で適用する | 定期的なWindows Updateの一部として自動的に適用される |
| 対象 | 特定の欠損・期限切れ証明書をピンポイントで修正する | システム全体のセキュリティ更新の一部として広範囲に適用される |
| 緊急度 | 即時解決が必要な接続エラー発生時に有効 | 日常的なシステムメンテナンスとして推奨される |
| 難易度 | KBファイルの特定とインストールが必要なため、やや高い | 通常は自動で行われるため、ユーザー操作は少ない |
まとめ
本記事で解説した手順を実行することで、エラーコード:0x80072efeにより発生していた接続強制終了の問題を解決できたことでしょう。
信頼されたルート証明書の個別インストールは、特に緊急時の有効な対処法です。この方法を理解することで、予期せぬ通信トラブルにも冷静に対応できます。
今後も、定期的なWindows Updateの適用により、システムを最新の状態に保ち、同様の証明書関連の問題を未然に防ぐことをお勧めします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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