【Windows】アップグレード用の空き容量不足を「休止状態」無効化による領域確保で直す手順 | エラーコード:0xc190020e

【Windows】アップグレード用の空き容量不足を「休止状態」無効化による領域確保で直す手順 | エラーコード:0xc190020e
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Windowsのアップグレード中に「空き容量が不足しています」というエラーコード0xc190020eが表示され、作業が中断してしまうことがあります。

この問題は、休止状態を維持するためのシステムファイルが多くのディスク領域を占めていることが主な原因です。

この記事では、休止状態を無効化して必要なディスク領域を確保し、アップグレードを完了させるための具体的な手順を解説します。

手順に沿って操作することで、アップグレードの妨げとなる容量不足を解消できます。

【要点】Windowsアップグレード時の空き容量不足を解消するポイント

  • 休止状態の無効化: 不要な休止状態ファイルを削除し、ディスク容量を確保します。
  • ディスククリーンアップの実行: システムファイルを削除して、さらに空き容量を増やします。
  • 仮想メモリ設定の調整: ページファイルサイズを見直し、ディスク使用量を最適化します。

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Windowsアップグレード時に空き容量不足エラー0xc190020eが発生する原因

Windowsのアップグレードには、システムファイルや一時ファイルの展開用に一定量のディスク空き容量が必要です。

エラーコード0xc190020eは、この必要な空き容量が確保できていない場合に発生します。

主な原因の一つとして、休止状態(ハイバネーション)機能が作成する「hiberfil.sys」ファイルが挙げられます。

このファイルは、PCの状態をディスクに保存して高速に起動するためのもので、通常は搭載されているメモリの容量と同等かそれ以上のサイズになります。

例えば、16GBのメモリを搭載しているPCでは、hiberfil.sysファイルも16GB程度のディスク領域を占有します。

この大きなファイルが、アップグレードに必要な空き容量を圧迫しているケースが少なくありません。

また、仮想メモリとして使用されるページファイルも、設定によってはディスク領域を大きく消費することがあります。

これらのシステム関連ファイルが原因で、十分な空き容量があるように見えても、実際にはアップグレードに必要な領域が不足している状態に陥ります。

休止状態を無効化してディスク領域を確保する手順

休止状態を無効にすることで、hiberfil.sysファイルを削除し、ディスク領域を確保できます。

この操作はコマンドプロンプトから実行します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。
    検索結果に表示される「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックして許可します。
  2. 休止状態を無効化するコマンドを実行する
    開いたコマンドプロンプトのウィンドウに、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    powercfg.exe /hibernate off
    このコマンドを実行すると、hiberfil.sysファイルが自動的に削除され、休止状態機能が無効になります。
    特にメッセージは表示されませんが、エラーがなければ処理は完了しています。
    Windows 10でも同じコマンドで休止状態を無効化できます。
  3. PCを再起動する
    コマンドの実行後、PCを再起動して設定を適用します。

休止状態を再度有効にしたい場合は、手順2で以下のコマンドを実行します。

powercfg.exe /hibernate on

さらなる空き容量確保のための追加手順

休止状態の無効化で十分な空き容量が確保できない場合や、より多くの領域を確保したい場合は、以下の手順も試してください。

ディスククリーンアップでシステムファイルを削除する

ディスククリーンアップは、不要な一時ファイルやシステムファイルを削除してディスク領域を増やす標準機能です。

  1. ディスククリーンアップを起動する
    タスクバーの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、検索結果から「ディスククリーンアップ」アプリを起動します。
    クリーンアップするドライブの選択画面が表示されたら、通常は「C:」ドライブを選択し、「OK」をクリックします。
  2. システムファイルのクリーンアップを選択する
    ディスククリーンアップのダイアログが表示されたら、「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
    もう一度ドライブの選択画面が表示されるので、「C:」ドライブを選択し、「OK」をクリックします。
    これにより、Windows Updateのログファイルや以前のWindowsのインストールファイルなど、通常では削除できないシステム関連ファイルも削除対象として検出されます。
  3. 削除対象を選択して実行する
    削除可能なファイルの一覧が表示されます。
    「Windows Updateのクリーンアップ」や「以前のWindowsのインストール」など、不要な項目にチェックを入れます。
    削除しても問題ないことが確認できたら、「OK」をクリックします。
    「ファイルの削除」をクリックして、クリーンアップを開始します。
    この処理には時間がかかる場合があります。

仮想メモリ(ページファイル)の設定を調整する

仮想メモリは、物理メモリが不足した場合にディスクの一部をメモリとして利用する機能です。

ページファイルのサイズが大きすぎると、ディスク領域を圧迫することがあります。

  1. 仮想メモリの設定画面を開く
    「設定」アプリを開き、「システム」メニューの「バージョン情報」をクリックします。
    関連設定の「システムの詳細設定」をクリックします。
    「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されるので、「詳細設定」タブをクリックし、「パフォーマンス」セクションの「設定」ボタンをクリックします。
    「パフォーマンスオプション」ウィンドウが表示されるので、「詳細設定」タブをクリックし、「仮想メモリ」セクションの「変更」ボタンをクリックします。
  2. ページファイルサイズを調整する
    「仮想メモリ」ウィンドウが表示されたら、「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。
    「C:」ドライブを選択し、「カスタムサイズ」を選択します。
    「初期サイズ」と「最大サイズ」に推奨される値を入力します。
    通常、初期サイズは物理メモリの1.5倍、最大サイズは物理メモリの3倍が目安とされていますが、ディスク空き容量が少ない場合は推奨値に従うか、やや小さめに設定することを検討します。
    「設定」ボタンをクリックし、「OK」をクリックします。
  3. PCを再起動する
    設定変更を適用するために、PCを再起動します。

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Windows 11とWindows 10での休止状態設定の違い

休止状態の有効化・無効化の基本的なコマンド操作は、Windows 11とWindows 10で共通です。

しかし、グラフィカルユーザーインターフェースから設定を確認する場合、一部のメニューの場所が異なります。

特に、電源オプションの詳細設定で休止状態の項目が表示されるかどうかは、コマンドで有効化されているかどうかに依存します。

項目 Windows 11 Windows 10
休止状態のコマンド powercfg.exe /hibernate off/on powercfg.exe /hibernate off/on
電源オプションのGUI設定 「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」→「画面とスリープ」の下にある「追加の電源設定」から確認 「設定」→「システム」→「電源とスリープ」→「関連設定」の下にある「電源の追加設定」から確認
hiberfil.sysファイルの存在 休止状態有効時にCドライブ直下に存在 休止状態有効時にCドライブ直下に存在

まとめ

この記事で解説した手順により、Windowsアップグレード時の空き容量不足エラー0xc190020eを解決できます。

休止状態の無効化やディスククリーンアップ、仮想メモリの調整で必要なディスク領域を確保できたことでしょう。

これで、Windowsのアップグレードをスムーズに再開し、最新の機能を利用できるようになります。

定期的なディスクメンテナンスとして、ディスククリーンアップの実行を習慣化することをおすすめします。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。