【Windows】「Win+S」の検索窓からファイルだけでなく「Web検索の結果」を除外するレジストリ操作

【Windows】「Win+S」の検索窓からファイルだけでなく「Web検索の結果」を除外するレジストリ操作
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Windowsの検索機能は、業務で必要なファイルやアプリを探す際に非常に便利です。しかし、検索ボックスにキーワードを入力すると、ローカルファイルの検索結果に加えてWeb検索の結果も表示され、集中を妨げられる場合があります。

このWeb検索結果は標準の設定では無効化できませんが、レジストリを操作することで除外できます。

この記事では、Windows 11を基準にレジストリを編集し、Web検索結果を表示させないようにする具体的な手順を解説します。

【要点】Windows検索のWeb検索結果を除外する方法

  • レジストリのバックアップ: レジストリ編集の前に、万一に備え重要な設定情報を保存します。
  • レジストリエディター操作: 指定されたレジストリキーの値を変更し、Web検索結果の表示を無効化します。
  • グループポリシーエディター操作: Windows ProまたはEnterprise版では、より安全な方法でWeb検索機能を制御できます。

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Windows検索にWeb検索結果が表示される仕組み

Windowsの検索機能は、単にPC内のファイルを探すだけでなく、Edgeブラウザーの検索エンジンと連携してインターネット上の情報も提供する仕組みです。

この機能は、ユーザーが求める情報をより広範囲から探し出すための設計ですが、ビジネス環境においては、ローカルファイルや社内データ検索に集中したい場合に余計な情報となることがあります。

Windows 11およびWindows 10では、このWeb検索連携機能が既定で有効になっており、PCの「設定」アプリからは直接無効にできる項目が提供されていません。そのため、システムの詳細な設定を管理する「レジストリエディター」を使って、手動でこの機能を制御する必要があります。

Windows検索からWeb検索結果を除外するレジストリ操作手順

レジストリの編集はシステムに直接影響を与えるため、細心の注意が必要です。操作を始める前に、必ずレジストリのバックアップを取得してください。

レジストリのバックアップ

  1. レジストリエディターの起動
    WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。テキストボックスに「regedit」と入力し、Enterキーを押します。「ユーザーアカウント制御」のメッセージが表示された場合は「はい」を選択します。
  2. レジストリ全体のバックアップ
    レジストリエディターの画面左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。「レジストリファイルの保存」ダイアログで、エクスポート範囲を「すべて」に設定します。任意の保存場所を指定し、ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリックします。
  3. 特定キーのバックアップ
    もし今回の操作で変更するキーだけをバックアップしたい場合は、レジストリエディターの左ペインで「コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Explorer」まで移動します。Explorerキーを右クリックし、「エクスポート」を選択します。エクスポート範囲は「選択されたブランチ」が自動で選択されるため、ファイル名を入力して保存します。

Web検索結果を無効化するレジストリ編集

以下の手順でレジストリを編集し、Web検索結果の表示を停止します。

  1. レジストリエディターの起動
    先ほどと同様に、WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「regedit」と入力してEnterキーを押します。
  2. 対象パスへ移動
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスまで移動します。
    コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Explorer
    もし「Explorer」キーが存在しない場合は、「Windows」キーを右クリックし、「新規」→「キー」を選択して「Explorer」という名前で新しいキーを作成します。
  3. 新しいDWORD値の作成
    Explorerキーが選択された状態で、右ペインの何もない場所を右クリックします。「新規」→「DWORD 32ビット値」を選択します。
  4. 値の名前とデータの設定
    作成された新しい値の名前を「DisableSearchBoxSuggestions」に変更します。この値をダブルクリックして「DWORD 32ビット値の編集」ダイアログを開き、「値のデータ」を「1」に設定します。「表記」は「16進数」のままで問題ありません。設定後、「OK」をクリックします。
  5. PCの再起動
    レジストリの変更をシステムに反映させるため、PCを再起動します。スタートメニューから「電源」アイコンをクリックし、「再起動」を選択してください。

Windows 10の場合の補足

Windows 10でも同様にWeb検索結果を除外できますが、使用するレジストリキーや値の名前が異なる場合があります。特にバージョン20H1以降では、以下のパスと値が使われることが多いです。

  1. 対象パスへ移動
    コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Search
  2. 新しいDWORD値の作成と設定
    Searchキーが選択された状態で、右ペインで「新規」→「DWORD 32ビット値」を選択します。名前を「BingSearchEnabled」に変更し、「値のデータ」を「0」に設定します。
  3. PCの再起動
    PCを再起動して設定を適用します。

Windows 10のバージョンによっては、上記の設定が機能しない場合もあります。その際は、Windows 11と同様の「DisableSearchBoxSuggestions」を試すか、後述のグループポリシーエディターでの設定を検討してください。

レジストリ編集以外の対処法と注意点

グループポリシーエディターでの設定変更

Windows ProまたはEnterprise版を使用している場合、レジストリを直接編集するよりも安全な方法として、グループポリシーエディターを利用できます。

  1. グループポリシーエディターの起動
    WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。テキストボックスに「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押します。
  2. 対象ポリシーへ移動
    左ペインで以下のパスまで移動します。
    コンピューターの構成管理用テンプレートWindows コンポーネント検索
  3. ポリシーの設定変更
    右ペインで「Web検索を無効にする」または「Webの結果を検索に表示しない」という名前のポリシーを探し、ダブルクリックして設定ダイアログを開きます。「有効」を選択し、「適用」ボタンをクリックしてから「OK」をクリックします。
  4. PCの再起動
    PCを再起動して設定を適用します。

この方法はHome版のWindowsでは利用できません。また、ポリシー名がWindowsのバージョンや更新プログラムによって異なる場合があるため注意してください。

設定が反映されない場合の確認点

レジストリを編集してもWeb検索結果が除外されない場合は、以下の点を確認してください。

  • レジストリ値の入力ミス
    作成したDWORD値の名前「DisableSearchBoxSuggestions」と、値のデータ「1」が正確に入力されているか確認します。
  • PCの再起動
    レジストリの変更は、PCの再起動後に適用されることがほとんどです。必ずPCを再起動したか確認してください。
  • Windows Updateの影響
    Windows Updateが適用された後、レジストリの設定が既定の状態に戻ってしまう場合があります。その際は、再度設定し直す必要があります。

レジストリを元に戻す方法

Web検索結果を再び表示させたい場合や、設定に問題が生じた場合は、レジストリの変更を元に戻せます。

  1. バックアップファイルのインポート
    レジストリ編集前にエクスポートした.regファイルをダブルクリックします。「レジストリエディター」の警告が表示されたら「はい」を選択し、バックアップをインポートします。
  2. 手動での値の削除
    レジストリエディターを開き、「コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Explorer」パスへ移動します。右ペインにある「DisableSearchBoxSuggestions」というDWORD値を右クリックし、「削除」を選択します。
  3. PCの再起動
    変更を反映させるため、PCを再起動します。

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Windows 11とWindows 10の検索機能比較

項目 Windows 11 Windows 10
検索UIの配置 タスクバー中央の検索アイコンまたは検索ボックス タスクバー左端の検索ボックスまたは検索アイコン
Web検索連携 Microsoft Edgeと連携し、既定でWeb検索結果を表示 Bing検索と連携し、既定でWeb検索結果を表示
設定の容易さ 標準の「設定」アプリからは直接無効化できない 標準の「設定」アプリからは直接無効化できない
推奨される除外方法 レジストリ編集(DisableSearchBoxSuggestions)またはグループポリシー レジストリ編集(BingSearchEnabled)またはグループポリシー

この記事では、Windows検索のWeb検索結果表示を無効にするレジストリ操作手順を詳しく解説しました。

これらの手順を実行することで、Windowsの検索ボックスがファイル検索に特化され、業務効率の向上に貢献します。

レジストリ編集やグループポリシー設定の知識は、Windows環境をより快適にカスタマイズするための強力なツールです。今後のシステム管理にも応用してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。