【Windows】ファイルの「作成日時」や「更新日時」をツールを使って任意に変更する手順

【Windows】ファイルの「作成日時」や「更新日時」をツールを使って任意に変更する手順
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業務でファイルの作成日時や更新日時を特定の日時に変更したい場面に遭遇することがあります。Windowsの標準機能では、これらのファイル日時を任意に調整することはできません。この記事では、フリーツール「Attribute Changer」を使用して、ファイルの作成日時や更新日時を簡単に変更する具体的な手順を解説します。この記事を読むことで、ファイルの日時管理がスムーズに進み、業務効率の向上につながるでしょう。

【要点】Attribute Changerでファイルの作成日時・更新日時を自在に操る

  • Attribute Changerの導入: ファイル日時を任意に変更できるフリーツールをPCにインストールできます。
  • 個別ファイルの日時変更: 特定のファイルの作成日時、更新日時、アクセス日時を希望する値に設定できます。
  • 複数ファイルの一括変更: 複数のファイルやフォルダーに含まれるファイルの日時をまとめて効率的に変更できます。

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ファイル日時を任意に変更する必要性とその概要

Windowsのファイルシステムでは、ファイルごとに作成日時、更新日時、アクセス日時という3種類の日時情報が保持されています。これらの日時は、ファイルが作成された時刻、最後に内容が変更された時刻、最後に開かれた時刻を示します。

通常、これらの日時はシステムによって自動的に記録され、ユーザーが直接編集することはできません。しかし、データ移行やバックアップ、あるいは特定の業務要件により、意図的にファイル日時を調整する必要が生じることがあります。例えば、古いシステムから移行したファイルの作成日時を維持したい場合や、特定の期限に合わせて更新日時を調整したい場合などが挙げられます。

Windows標準の機能では、これらの日時情報を任意に変更する手段は提供されていません。そのため、専用のツールを利用することで、これらの日時情報を柔軟に制御できるようになります。これにより、ファイルの管理や整理をより細かく行えるようになります。

Attribute Changerを導入しファイル日時を変更する手順

ここでは、フリーツール「Attribute Changer」を使用してファイルの作成日時や更新日時を変更する具体的な手順を解説します。Attribute Changerは、ファイルやフォルダーの属性や日時情報を簡単に変更できる便利なツールです。

Attribute Changerのダウンロードとインストール

  1. 公式サイトへアクセスする
    Webブラウザーを開き、「Attribute Changer」の公式サイトにアクセスします。
  2. 最新版をダウンロードする
    サイト内で最新バージョンのインストーラーを探し、ダウンロードを開始します。通常は「Download」や「Latest version」といったリンクからダウンロードできます。
  3. インストーラーを実行する
    ダウンロードしたインストーラーファイル(通常は「acsetup.exe」のような名前)をダブルクリックして実行します。
  4. セットアップウィザードを進める
    「ユーザーアカウント制御」のダイアログが表示された場合は「はい」を選択します。セットアップウィザードの指示に従い、「Next」や「I accept the agreement」などを選択してインストールを続行します。インストール先の選択や、コンテキストメニューへの追加オプションなど、特に変更がなければデフォルト設定のままで問題ありません。
  5. インストールを完了する
    「Install」をクリックしてインストールを実行し、「Finish」をクリックしてウィザードを閉じます。これでAttribute Changerの導入は完了です。

個別のファイルの作成日時・更新日時を変更する

Attribute Changerをインストールすると、エクスプローラーの右クリックメニューに「属性の変更」が追加されます。

  1. 対象ファイルを右クリックする
    日時を変更したいファイルをエクスプローラーで選択し、右クリックします。Windows 11の場合、「その他のオプションを表示」をクリックしてから「属性の変更」を選択します。Windows 10の場合は、直接「属性の変更」が表示されます。
  2. 「属性の変更」ダイアログを開く
    コンテキストメニューから「属性の変更」を選択してクリックします。
  3. 「日付と時刻」タブを選択する
    開いたAttribute Changerのダイアログボックスで、「日付と時刻」タブをクリックして選択します。
  4. 変更したい日時を設定する
    「作成日時」「更新日時」「アクセス日時」の各項目で、「日付を変更する」および「時刻を変更する」のチェックボックスをオンにします。その後、カレンダーアイコンや時間入力欄を使って、希望する日付と時刻を設定します。
  5. 変更を適用する
    設定が完了したら、「適用」ボタンをクリックします。確認メッセージが表示された場合は「OK」をクリックします。
  6. 変更を確認する
    エクスプローラーで対象ファイルのプロパティを開くか、詳細表示で日時を確認し、変更が正しく適用されたことを確認します。

複数ファイルやフォルダーの作成日時・更新日時を一括変更する

Attribute Changerは、複数のファイルやフォルダー内のファイルに対しても一括で日時変更を適用できます。

  1. 対象ファイルまたはフォルダーを選択する
    日時を一括変更したい複数のファイルを選択するか、対象のフォルダーを右クリックします。
  2. 「属性の変更」ダイアログを開く
    コンテキストメニューから「属性の変更」を選択してクリックします。
  3. 「日付と時刻」タブを選択する
    Attribute Changerのダイアログボックスで、「日付と時刻」タブをクリックします。
  4. 変更したい日時を設定する
    「作成日時」「更新日時」「アクセス日時」の各項目で、「日付を変更する」および「時刻を変更する」のチェックボックスをオンにします。希望する日付と時刻を設定します。
  5. オプションを設定する
    「サブフォルダーを含める」のチェックボックスをオンにすると、選択したフォルダー内のすべてのサブフォルダーとファイルに日時変更が適用されます。特定のファイルタイプのみを対象としたい場合は、「ファイルマスク」欄で「*.txt」のように指定できます。
  6. 変更を適用する
    設定が完了したら、「適用」ボタンをクリックします。確認メッセージが表示された場合は「OK」をクリックします。
  7. 変更を確認する
    対象のファイルやフォルダー内のファイルの日時を確認し、変更が正しく適用されたことを確認します。

ファイル日時変更時の注意点と発生しうる問題

Attribute Changerは非常に便利なツールですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。誤った操作や特定の環境下では、意図しない結果を招く可能性もあります。

日時変更ができないファイルがある

特定のファイルに対して日時変更が適用できない場合があります。これは、ファイルが別のアプリケーションによって開かれている、またはユーザーに十分な権限がないことが原因です。

対処法:

  1. アプリケーションを閉じる
    対象のファイルを開いているアプリケーションがあれば、すべて閉じてから再度操作を試します。
  2. 管理者権限で実行する
    エクスプローラーを管理者として実行するか、Attribute Changer自体を管理者として実行してから操作を試します。

変更した日時が意図せず元に戻る

クラウドストレージサービス OneDriveやGoogle Driveなどを利用している場合、日時を変更しても同期処理によって元のクラウド上の日時情報に戻されてしまうことがあります。

対処法:

  1. 同期を一時停止する
    日時を変更する前に、該当するクラウドストレージサービスの同期機能を一時的に停止します。
  2. 同期対象外にする
    可能であれば、一時的にファイルを同期対象外の場所に移動してから日時を変更し、再度同期対象に戻します。

日時変更の履歴が残らない点

Attribute Changerなどのツールは、ファイルシステム上の日時情報を直接書き換えます。そのため、いつ、誰が、どのように日時を変更したかという履歴はWindowsシステムには残りません。業務上の監査やトレーサビリティが必要な場面では注意が必要です。

対処法:

  1. 変更記録を残す
    日時を変更する際は、変更前後の日時、変更理由、変更日時などを別途テキストファイルなどで記録しておくことを推奨します。

Windows 10での操作の違い

本記事の手順はWindows 11を基準に記述していますが、Windows 10でも基本的なAttribute Changerの操作方法は同じです。唯一の違いは、エクスプローラーの右クリックメニューです。

Windows 10の場合:
ファイルを右クリックすると、すぐに「属性の変更」が表示されます。「その他のオプションを表示」をクリックする必要はありません。

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ファイル日時変更の各種方法の比較

ファイルの日時を変更する方法は、Attribute Changer以外にもいくつか存在します。それぞれの方法には特徴があり、用途に応じて使い分けることが重要です。

項目 Attribute Changer PowerShellスクリプト
手軽さ GUI操作で直感的かつ簡単 コマンドの知識が必要だが、一度作成すれば再利用可能
機能 作成日時、更新日時、アクセス日時、属性変更など多機能 日時変更に特化し、高度な自動化や条件付けが可能
安全性 広く利用されており、信頼性が高いフリーツール スクリプトの内容によっては意図しない動作のリスクがある
対応OS Windows 11, Windows 10など Windows 11, Windows 10などWindows PowerShellが利用できる環境
前提知識 なし PowerShellの基本的なコマンド知識

まとめ

この記事では、Attribute Changerというフリーツールを使ってWindowsファイルの作成日時や更新日時を任意に変更する手順を詳しく解説しました。Windowsの標準機能では変更できないファイル日時も、このツールを使えば簡単に調整できます。データ移行時や業務上の特定の要件に合わせて、ファイルの日時管理を柔軟に行えるようになったことでしょう。注意点を理解し、Attribute Changerを適切に活用することで、ファイル管理の精度と効率が向上します。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。