【Windows】外付けドライブの「取り外し」が常に失敗する時のハンドル特定手順

【Windows】外付けドライブの「取り外し」が常に失敗する時のハンドル特定手順
🛡️ 超解決

外付けドライブを取り外そうとした際、「このデバイスは現在使用中です」というメッセージが出て取り外しに失敗する状況に直面していませんか。

これは、ドライブ上のファイルやフォルダーが何らかのプロセスによって使用されているために発生します。

この記事では、どのプロセスがドライブを使用しているかを特定し、安全に取り外すための具体的な手順を解説します。

【要点】外付けドライブの取り外し失敗の原因特定と安全な解除

  • タスクマネージャーでの終了: 実行中のアプリケーションを終了し、ドライブの使用を解除します。
  • プロセスエクスプローラーでの特定と終了: ドライブをロックしているプロセスを詳細に特定し、強制終了できます。
  • ディスクの管理でのオフライン化: ドライブをシステムから一時的に切り離し、取り外しを可能にします。

ADVERTISEMENT

外付けドライブが取り外しできない原因と仕組み

外付けドライブが「使用中」と表示され取り外せないのは、Windowsがドライブへのアクセスを許可しているためです。

ファイルエクスプローラーでフォルダーを開いている、バックアップソフトウェアが実行中、ウイルス対策ソフトがスキャンしている、などの状況が考えられます。

これにより、Windowsはデータ破損を防ぐため、安全な取り外しを拒否します。

特定のプロセスがドライブ上のファイルハンドルを保持していることが根本原因です。

外付けドライブを安全に取り外すためのプロセス特定と解除手順

基本的な確認とタスクマネージャーでの終了

まず、外付けドライブ上のファイルやフォルダーを使用している可能性のあるアプリケーションを終了します。

それでも取り外せない場合は、タスクマネージャーで実行中のプロセスを確認します。

  1. 開いているアプリケーションの終了
    外付けドライブ内のファイルやフォルダーを開いている全てのアプリケーションを閉じます。
  2. タスクマネージャーの起動
    タスクバーを右クリックし、メニューから「タスクマネージャー」を選択します。
  3. プロセスの確認と終了
    「プロセス」タブを開き、外付けドライブに関連しそうなプロセスを探します。もし見つかれば、そのプロセスを選択し「タスクの終了」ボタンをクリックします。
  4. ドライブの取り外しを再試行
    タスクバーの通知領域にある「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンをクリックし、外付けドライブの取り外しを再試行します。

プロセスエクスプローラーでハンドルを特定し強制終了する

タスクマネージャーで解決しない場合、SysinternalsのProcess Explorerというツールを使用します。

このツールは、どのプロセスが特定のファイルやドライブをロックしているかを詳細に特定できます。

  1. Process Explorerのダウンロード
    Webブラウザーで「Sysinternals Process Explorer」を検索し、Microsoftの公式サイトからツールをダウンロードします。
  2. Process Explorerの起動
    ダウンロードしたZIPファイルを展開し、procexp64.exeファイルまたはprocexp.exeファイルを管理者として実行します。
  3. ハンドルの検索機能の利用
    Process Explorerのメニューバーから「Find」を選択し、「Find Handle or DLL」をクリックします。
  4. ドライブレターの入力と検索
    表示された検索ウィンドウに、取り外したい外付けドライブのドライブレター例:D: E:などを入力し、「Search」ボタンをクリックします。
  5. プロセスとハンドルの特定
    検索結果に、入力したドライブレターを使用しているプロセスが表示されます。プロセス名と、そのプロセスが保持しているハンドルを確認します。
  6. プロセスの強制終了
    特定されたプロセスを選択し、右クリックメニューから「Kill Process」または「Close Handle」を選択します。「Kill Process」はプロセス全体を終了し、「Close Handle」は選択したハンドルのみを閉じます。不明な場合は「Close Handle」を試します。
  7. ドライブの取り外しを再試行
    プロセスを終了後、再度タスクバーの通知領域から外付けドライブの取り外しを試みます。

ディスクの管理でドライブをオフラインにする

Process Explorerでも解決しない場合の最終手段として、ディスクの管理からドライブをオフラインにします。

この操作は、ドライブをシステムから一時的に切り離す効果があります。

  1. ディスクの管理の起動
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「ディスクの管理」を選択します。
  2. 外付けドライブの選択
    ディスクの管理ウィンドウで、取り外したい外付けドライブを特定し、そのディスク番号例:ディスク1などを確認します。
  3. ドライブのオフライン化
    外付けドライブのディスク領域を右クリックし、表示されるメニューから「オフライン」を選択します。確認のメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
  4. ドライブの取り外し
    ドライブがオフラインになったら、物理的にケーブルを抜いて取り外します。
  5. ドライブのオンライン化必要な場合
    再度ドライブを使用する際は、ディスクの管理でそのドライブを右クリックし、「オンライン」を選択してください。

取り外し失敗時に発生するその他の問題と対処法

外付けドライブのデータが破損してしまう

外付けドライブの取り外しに失敗した状態でケーブルを強制的に引き抜くと、ファイルシステムが損傷しデータ破損につながる可能性があります。

対処法として、ドライブ取り外し前には必ず今回紹介した手順でプロセスを終了し、安全な取り外しを完了させてください。

もしデータ破損が疑われる場合は、Windowsの「エラーチェック」機能やchkdskコマンドで修復を試みます。

  1. エクスプローラーからドライブのプロパティを開く
    ファイルエクスプローラーを開き、対象の外付けドライブを右クリックし「プロパティ」を選択します。
  2. エラーチェックの実行
    「ツール」タブを選択し、「エラーチェック」項目にある「チェック」ボタンをクリックします。
  3. スキャンと修復の実行
    表示されるウィンドウで「ドライブのスキャンと修復」を選択し、処理が完了するまで待ちます。

特定のアプリケーションが常にドライブを使用している

バックグラウンドで動作する同期ツール、クラウドストレージサービス、セキュリティソフトなどが外付けドライブを常に使用している場合があります。

対処法として、該当アプリケーションの設定を確認し、外付けドライブへのアクセスを停止させるか、アプリケーションを一時的に終了します。

OneDriveなどのクラウド同期ツールは、外付けドライブを同期対象から除外する設定が可能です。

「ディスクの管理」でもドライブをオフラインにできない

まれに、ディスクの管理でオフラインにしようとしてもエラーが発生する場合があります。

これは、システムに深く関連するプロセスがドライブを使用しているか、ドライブ自体に物理的な問題がある可能性を示します。

対処法として、Windowsを再起動し、再起動直後に外付けドライブの取り外しを試みます。

それでも取り外せない場合は、外付けドライブの物理的な故障も検討すべきです。

ADVERTISEMENT

Windows 11とWindows 10での取り外し手順の違い

外付けドライブの取り外し手順の基本的な考え方は、Windows 11とWindows 10で共通しています。

しかし、一部のUI要素の配置や名称に細かな違いが見られます。

以下に主な違いをまとめました。

項目 Windows 11 Windows 10
タスクバーの通知領域 隠れているインジケーターを表示するアイコン山形の上向き矢印をクリックし、「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンを選択する 通知領域に直接表示される「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンUSBマークなどを選択する
タスクマネージャーの起動 タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択する タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択する
ディスクの管理の起動 スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択する スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択する

まとめ

この記事では、外付けドライブが取り外せない問題に対し、プロセスエクスプローラーを用いた詳細な原因特定と、ディスクの管理でのオフライン化手順を解説しました。

今後は、どのプログラムがドライブを占有しているか正確に把握し、安全にドライブを取り外せるようになります。

業務データの破損を防ぐためにも、取り外しエラー発生時には今回紹介した手順を試してみてください。

定期的なシステムメンテナンスや、バックアップソフトウェアの動作確認も重要です。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。