【Windows】「予約済み記憶域」のサイズを確認し、OS更新用の予備領域を無効化して空ける手順

【Windows】「予約済み記憶域」のサイズを確認し、OS更新用の予備領域を無効化して空ける手順
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ビジネスで利用するWindows PCのディスク空き容量が不足し、Windows Updateの実行に不安を感じていませんか。WindowsにはOS更新のために確保される「予約済み記憶域」があり、これが原因で空き容量が少ない場合があります。

この記事では、予約済み記憶域の現在のサイズを確認し、その機能を無効化してディスク容量を確保する具体的な手順を解説します。

手順を実践することで、PCの空き容量を増やし、業務の安定稼働に役立てることができるでしょう。

【要点】予約済み記憶域の管理でディスク容量を確保する

  • 予約済み記憶域のサイズ確認: 現在の予約済み記憶域の容量を正確に把握できます。
  • レジストリのバックアップ: 予約済み記憶域の無効化前に、安全にレジストリを保護できます。
  • 予約済み記憶域の無効化: OS更新用に確保された領域を解放し、ディスクの空き容量を増やせます。
  • 予約済み記憶域の再有効化: 必要に応じて予約済み記憶域の機能を元に戻すことができます。

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予約済み記憶域とは何か、その役割と影響

予約済み記憶域は、Windows 10バージョン1903以降に導入された機能です。Windows 11にも引き続き搭載されています。

この機能は、Windows Updateや一時ファイル、アプリの動作のために、システムが一定量のディスク領域を事前に確保するものです。

主な目的は、Windows Updateの安定性向上にあります。更新プログラムの適用時に空き容量が不足し、更新が失敗するのを防ぐためです。

しかし、この機能により、ユーザーが利用できるディスク容量が約7GB程度減少します。特にディスク容量が少ないPCでは、この減少が運用上の課題となる場合があります。

予約済み記憶域が確保される仕組み

予約済み記憶域は、Windowsのインストール時や、特定のメジャーアップデート適用時に自動的に有効になります。

システムドライブの隠し領域として確保され、ユーザーからは直接アクセスできません。ディスクの管理ツールでも通常のパーティションとしては表示されません。

この領域は、Windowsが更新プログラムをダウンロードしたり、OSの機能を一時的に展開したりする際に利用されます。これにより、更新プロセスがスムーズに進むよう設計されています。

予約済み記憶域のサイズ確認と無効化の手順

ここでは、予約済み記憶域の現在のサイズを確認する方法と、レジストリを編集して無効化する手順を解説します。

レジストリの編集はシステムに影響を与えるため、作業前には必ずバックアップを取得してください。

現在の予約済み記憶域のサイズを確認する手順

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
  2. 「システム」を選択する
    設定ウィンドウの左側メニューで「システム」をクリックします。
  3. 「ストレージ」を選択する
    右側の項目一覧から「ストレージ」をクリックします。
  4. 「システムと予約済み」の詳細を確認する
    「ストレージ管理」セクションにある「詳細設定」をクリックし、「システムと予約済み」を選択します。ここに「予約済み記憶域」の現在のサイズが表示されます。

レジストリをバックアップする手順

レジストリの編集は慎重に行う必要があります。万が一に備え、以下の手順でレジストリ全体のバックアップを作成してください。

  1. レジストリエディターを起動する
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。表示されるダイアログに「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」を選択します。
  2. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターのウィンドウで、左側ペインの「コンピューター」を右クリックします。表示されるメニューから「エクスポート」を選択します。
  3. 保存場所とファイル名を指定する
    「レジストリファイルの保存」ダイアログが表示されます。任意の保存場所を選択し、分かりやすいファイル名(例: 「regbackup_yyyymmdd」)を入力します。「保存」をクリックして、バックアップファイルを保存します。

予約済み記憶域を無効化する手順

レジストリのバックアップが完了したら、以下の手順で予約済み記憶域を無効化します。

  1. レジストリエディターを起動する
    「レジストリをバックアップする手順」の1番目のステップと同様にレジストリエディターを起動します。
  2. 指定のパスへ移動する
    レジストリエディターの左側ペインで、以下のパスへ移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ReserveManager
  3. 「ShippedWithReserves」の値を変更する
    右側ペインにある「ShippedWithReserves」という名前のDWORD値を探します。この値をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」から「0」に変更して「OK」をクリックします。
  4. 「State」の値を変更する
    同様に、右側ペインにある「State」という名前のDWORD値を探します。この値をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」から「0」に変更して「OK」をクリックします。
  5. レジストリエディターを閉じる
    すべての変更が完了したら、レジストリエディターを閉じます。
  6. PCを再起動する
    変更をシステムに適用するため、PCを再起動します。再起動後、予約済み記憶域が無効化され、ディスク容量が解放されます。

予約済み記憶域の無効化に伴う注意点と再有効化の手順

予約済み記憶域を無効化すると空き容量が増えますが、いくつかの注意点があります。また、必要に応じて元に戻す手順も確認しておきましょう。

無効化後のWindows Updateの挙動

予約済み記憶域を無効化すると、Windows Updateの際に一時的に追加の空き容量が必要になる場合があります。

もしディスクの空き容量が極端に少ない場合、Windows Updateが失敗する可能性が高まります。更新プロセス中に十分な空き容量が確保されているか、定期的に確認することが重要です。

この機能はOSの安定した更新のために設計されています。緊急で容量を確保したい場合を除き、無効化は慎重に検討してください。

予約済み記憶域を再度有効化する手順

予約済み記憶域を再度有効化したい場合は、無効化の手順とは逆の操作を行います。

  1. レジストリエディターを起動する
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」から「regedit」と入力して起動します。
  2. 指定のパスへ移動する
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ReserveManagerへ移動します。
  3. 「ShippedWithReserves」の値を変更する
    右側ペインの「ShippedWithReserves」の値をダブルクリックし、「値のデータ」を「0」から「1」に変更して「OK」をクリックします。
  4. 「State」の値を変更する
    右側ペインの「State」の値をダブルクリックし、「値のデータ」を「0」から「1」に変更して「OK」をクリックします。
  5. PCを再起動する
    レジストリエディターを閉じ、PCを再起動すると、予約済み記憶域が再度有効になります。

Windows 10とWindows 11での確認方法の違い

予約済み記憶域の確認手順は、Windows 10とWindows 11で基本的な流れは同じです。

ただし、設定アプリのユーザーインターフェースに若干の違いがあります。Windows 10では「設定」→「システム」→「ストレージ」の順に進み、「その他のストレージ設定」の下にある「システムと予約済み」を選択します。

Windows 11では、「設定」→「システム」→「ストレージ」→「詳細設定」の下にある「システムと予約済み」を選択します。目的の項目にたどり着くまでのクリック数が異なる場合がありますが、表示される情報は同じです。

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予約済み記憶域の有効/無効によるシステムの挙動比較

予約済み記憶域が有効な場合と無効な場合で、システムにどのような違いが生じるかを比較します。

項目 予約済み記憶域が有効な場合 予約済み記憶域が無効な場合
ディスクの空き容量 約7GB程度、ユーザーが利用できる容量が減少する 約7GB程度の容量が解放され、ユーザーが利用できる容量が増加する
Windows Updateの安定性 更新プログラムのダウンロードやインストールが安定し、失敗のリスクが低い 更新時に空き容量不足で失敗するリスクが高まる
システムパフォーマンス 更新プログラム適用時の待ち時間が短縮される可能性がある 更新時に一時ファイルの作成でパフォーマンスが低下する可能性がある
緊急時の対応 システム復元ポイントの作成やOSの再インストールで安定性が高い 空き容量の確保がより重要になる

まとめ

この記事では、Windowsの予約済み記憶域のサイズ確認と無効化の手順を解説しました。

レジストリ編集による無効化で、ディスクの空き容量を増やすことが可能です。ただし、Windows Updateの安定性とのトレードオフがあるため、運用状況に応じて慎重に判断しましょう。

空き容量が不足している場合は、今回の手順で予約済み記憶域を一時的に無効化し、ディスクの管理に役立ててください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。