OneDriveで「資格情報の不一致」エラーが発生し、ファイルの同期が止まってしまうことがあります。
この問題は、保存されている認証情報が古くなったり破損したりすることで起こる現象です。
この記事では、Windowsの資格情報マネージャーから既存の情報を削除し、OneDriveに再サインインする手順を解説します。
これにより、同期エラーを解決し、業務をスムーズに進めることができます。
【要点】OneDriveの資格情報不一致を解決する
- 資格情報マネージャーの利用: Windowsに保存されたOneDriveの認証情報を管理し、不一致エラーを解消します。
- OneDriveの再サインイン: 古い資格情報を削除後に再度ログインし、同期を正常な状態に戻します。
- Windows 10での操作: Windows 11とほぼ同じ手順で、認証情報の問題を解決できます。
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目次
OneDriveで「資格情報の不一致」が発生する原因
OneDriveの「資格情報の不一致」は、Windowsに保存されたOneDriveの認証情報が、実際のMicrosoftアカウントの情報と食い違っている場合に発生します。
この食い違いは、Microsoftアカウントのパスワードを変更した後や、アカウント情報の更新がWindowsシステムに正しく反映されなかった際に起こりやすい現象です。
認証情報が一致しないため、OneDriveはクラウドサーバーへの接続を確立できず、結果としてファイルの同期が停止してしまいます。
Windowsの資格情報マネージャーに保存されている、破損または古い認証情報を削除することで、この根本的な問題を解決できます。
これにより、OneDriveは新しい認証情報でのサインインを促し、正常な同期を再開できるようになります。
認証情報の破損や期限切れ
Windowsに一時的に保存されているOneDriveの認証情報が、何らかの理由で破損したり、有効期限が切れたりすることがあります。
特に、Microsoftアカウントのパスワードを外部で変更した場合、Windowsに保存されている古いパスワード情報が残ったままになることがあります。
この古い情報が原因で、OneDriveはサーバーへの認証に失敗し、「資格情報の不一致」というエラーメッセージを表示するのです。
ネットワーク環境やセキュリティソフトウェアの影響
稀に、不安定なネットワーク接続や、セキュリティソフトウェアの設定がOneDriveの認証プロセスを妨げることがあります。
これにより、認証情報の更新が正常に完了せず、不一致の状態が引き起こされる可能性も考えられます。
しかし、多くの場合は資格情報マネージャー内の情報が原因です。
OneDriveの資格情報を削除して再サインインする手順
OneDriveの「資格情報の不一致」を解決するためには、Windowsに保存されている古い認証情報を削除し、改めてサインインし直すことが最も効果的です。
以下の手順で操作を進めてください。
- OneDriveを終了する
タスクバーの通知領域にあるOneDriveアイコンを右クリックします。
表示されるメニューから「設定」を選択してください。
「Microsoft OneDrive」ウィンドウが開いたら、「アカウント」タブに移動します。
「このPCのリンクを解除」をクリックし、確認のメッセージが表示されたら「アカウントのリンクを解除」を選択します。
これにより、OneDriveアプリケーションが終了し、同期プロセスが停止します。 - 資格情報マネージャーを開く
Windowsのスタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
開いたダイアログボックスに「control」と入力し、「OK」をクリックしてコントロールパネルを開きます。
コントロールパネルの表示方法が「カテゴリ」になっている場合は、「ユーザーアカウント」をクリックし、「資格情報マネージャー」を選択します。
表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」の場合は、直接「資格情報マネージャー」をクリックします。 - Windows資格情報を削除する
資格情報マネージャーウィンドウで、「Windows資格情報」をクリックして展開します。
「汎用資格情報」の項目に、OneDriveに関連するエントリが表示されます。
「OneDrive Cached Credential」や「MicrosoftOffice16_Data:」で始まる項目など、OneDriveやOfficeに関連する資格情報を探します。
各エントリの右側にある下向きの矢印をクリックし、「削除」を選択します。
確認のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックして削除を実行してください。
複数のOneDrive関連エントリがある場合は、全て削除します。 - OneDriveを再起動し、再サインインする
資格情報マネージャーを閉じます。
スタートメニューからOneDriveを検索し、アプリケーションを起動します。
OneDriveのセットアップ画面が表示されるので、Microsoftアカウントのメールアドレスを入力し、「サインイン」をクリックします。
パスワードの入力を求められたら、現在のMicrosoftアカウントのパスワードを入力し、サインインを完了させます。
その後、画面の指示に従って同期フォルダの場所などを設定し、セットアップを完了させます。
Windows 10の場合も、上記の手順とほぼ同じ操作で資格情報マネージャーを開き、OneDriveの認証情報を削除できます。
コントロールパネルの開き方やスタートメニューの見た目が若干異なりますが、基本的な流れは変わりません。
資格情報を削除しても同期が始まらない場合の対処法
上記の手順でOneDriveの資格情報を削除し、再サインインしても同期が正常に始まらない場合があります。
その際は、以下の追加の対処法を試してみてください。
OneDriveのキャッシュをクリアする
OneDriveは同期を高速化するためにローカルにキャッシュを保存しています。
このキャッシュが破損していると、同期の問題が解決しないことがあります。
- OneDriveを終了する
タスクバーの通知領域にあるOneDriveアイコンを右クリックし、「OneDriveを終了」を選択します。 - キャッシュフォルダを開く
WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\settings」と入力し、「OK」をクリックします。 - キャッシュファイルを削除する
開いたフォルダ内の「Personal」または「Business」という名前のフォルダ(使用しているアカウントの種類による)を削除します。
この操作で同期に関する設定やキャッシュがリセットされます。 - OneDriveを再起動する
スタートメニューからOneDriveを起動し、再度サインインして同期が開始されるか確認します。
OneDriveをリセットする
OneDriveアプリケーション自体に問題がある場合、リセットすることで解決することがあります。
リセットすると、OneDriveの設定が初期状態に戻り、同期が再開される可能性があります。
- ファイル名を指定して実行を開く
WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。 - リセットコマンドを実行する
「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset」と入力し、「OK」をクリックします。
数分後、OneDriveアイコンがタスクバーの通知領域に表示されなければ、再度「ファイル名を指定して実行」を開き、「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe」と入力して手動で起動します。 - 再サインインする
OneDriveが起動したら、改めてMicrosoftアカウントでサインインし、同期が正常に行われるか確認します。
ネットワーク接続を確認する
インターネット接続が不安定な場合や、プロキシサーバーの設定が誤っている場合も同期エラーの原因となります。
他のWebサイトが正常に表示されるか、VPNを使用している場合は一度オフにしてみるなど、ネットワーク環境を確認してください。
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OneDriveの同期問題解決アプローチの比較
| 項目 | 資格情報削除 | OneDriveリセット |
|---|---|---|
| 主な解決対象 | 認証情報の不一致、サインイン関連のエラー | 同期全般の問題、アプリケーションの不具合 |
| 影響範囲 | アカウント認証情報のみを初期化 | OneDriveの全設定、キャッシュ、同期関係を初期化 |
| 操作の複雑さ | 比較的簡単で、特定の認証情報のみを対象 | やや複雑で、コマンド実行が必要な場合がある |
| 再設定の必要性 | サインインと同期フォルダの再設定が必要 | サインインと同期フォルダの再設定が必須 |
| 推奨される場面 | 「資格情報の不一致」など認証エラーが発生時 | 同期が全く進まない、頻繁にエラーが発生時 |
まとめ
この記事では、OneDriveで発生する「資格情報の不一致」エラーを、Windowsの資格情報マネージャーから解決する手順を解説しました。
古い認証情報を削除し、OneDriveに再サインインすることで、同期の問題を解消できます。
もし問題が解決しない場合は、OneDriveのキャッシュクリアやリセットも試してみてください。
これらの手順を実行することで、OneDriveの同期を正常化し、業務におけるファイルの共有と管理を円滑に進めることができます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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