【Windows】「0x80042306」エラーでシャドウコピーが作成できない時のドライブ属性修正手順 | エラーコード:0x80042306

【Windows】「0x80042306」エラーでシャドウコピーが作成できない時のドライブ属性修正手順 | エラーコード:0x80042306
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Windowsで重要なデータを保護するためのシャドウコピー作成時に、エラーコード「0x80042306」が表示され、シャドウコピーが作成できない状況に直面している方もいるでしょう。このエラーは、主にドライブの属性設定に問題がある場合に発生します。この記事では、ドライブ属性を修正し、シャドウコピーを正常に作成できるようになるための具体的な手順を解説します。

【要点】「0x80042306」エラー解決の主要な手順

  • Diskpartコマンドによるドライブ属性クリア: シャドウコピー作成を妨げるドライブの読み取り専用属性や隠し属性を解除します。
  • ボリュームシャドウコピーサービスの状態確認: サービスが正しく起動しているかを確認し、必要に応じて開始します。
  • システムファイルの整合性確認と修復: 破損したシステムファイルが原因でエラーが発生している場合に修復します。

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「0x80042306」エラーが発生する根本的な原因

シャドウコピーの作成時に「0x80042306」のエラーコードが表示される場合、その主な原因は、対象となるドライブの属性設定にあります。具体的には、ドライブが「読み取り専用」属性または「隠し」属性に設定されていると、ボリュームシャドウコピーサービスVSSが正常に動作できません。

ボリュームシャドウコピーサービスVSSは、Windowsのバックアップ機能やシステムの復元機能で利用される重要なコンポーネントです。このサービスは、ファイルやフォルダが使用中であっても、その時点の状態を正確に記録し、コピーを作成します。しかし、ドライブの属性が不適切だと、サービスがボリュームへの書き込みやアクセスを制限され、シャドウコピーの作成に失敗します。

また、ボリュームシャドウコピーサービスVSS自体が停止している場合や、関連するシステムファイルが破損している場合も、このエラーが発生する可能性があります。これらの複合的な要因により、シャドウコピーの作成が妨げられ、エラーメッセージが表示されるのです。

ドライブ属性を修正しシャドウコピーエラーを解決する手順

シャドウコピーの作成エラー「0x80042306」を解決するためには、Diskpartコマンドを使用してドライブの属性を修正することが有効です。以下の手順で操作を進めてください。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    Windows 11のスタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。Windows 10の場合は、スタートボタンを右クリックし「コマンドプロンプト 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックしてください。
  2. Diskpartを起動する
    開いたコマンドプロンプト画面で「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。Diskpartツールが起動します。
  3. 対象ボリュームを特定する
    「list volume」と入力し、Enterキーを押します。システム内のすべてのボリュームの一覧が表示されます。この中から、シャドウコピーを作成したいがエラーが発生しているボリュームを見つけ、そのボリューム番号を確認してください。
  4. ボリュームを選択する
    「select volume N」(Nは手順3で確認したボリューム番号)と入力し、Enterキーを押します。例えば、ボリューム3が対象であれば「select volume 3」と入力します。
  5. ボリューム属性を確認する
    「attributes volume」と入力し、Enterキーを押します。選択したボリュームの属性が表示されます。ここで「読み取り専用」や「隠し」などの属性が設定されていないかを確認してください。
  6. ボリューム属性をクリアする
    「attributes volume clear readonly」と入力し、Enterキーを押します。これにより、ボリュームの読み取り専用属性が解除されます。もし「hidden」属性も設定されている場合は、「attributes volume clear hidden」も実行してください。
  7. Diskpartを終了する
    「exit」と入力し、Enterキーを押してDiskpartを終了します。
  8. コマンドプロンプトを閉じる
    コマンドプロンプトのウィンドウを閉じます。
  9. Windows 11を再起動する
    変更をシステムに反映させるため、Windows 11を再起動してください。
  10. シャドウコピー作成を再試行する
    Windowsの再起動後、シャドウコピーの作成を再度試行し、エラーが解消されたかを確認します。

シャドウコピーが作成できない場合の追加の確認点

上記のドライブ属性修正手順を実行してもシャドウコピーが作成できない場合、他の原因が考えられます。以下の追加の確認点を確認してください。

サービスの状態が開始されていない場合

ボリュームシャドウコピーサービスVSSが停止していると、シャドウコピーは作成できません。サービスの状態を確認し、必要に応じて開始します。

  1. サービス管理ツールを開く
    Windows 11の検索ボックスに「サービス」と入力し、「サービス」アプリをクリックして開きます。
  2. ボリュームシャドウコピーサービスを探す
    サービスの一覧から「Volume Shadow Copy」を探し、その状態を確認します。
  3. サービスを開始または再起動する
    サービスの状態が「実行中」以外の場合は、「Volume Shadow Copy」を右クリックし、「開始」または「再起動」を選択します。スタートアップの種類が「無効」になっている場合は、「自動」に変更してください。

システムファイルの破損が疑われる場合

Windowsのシステムファイルが破損していると、シャドウコピーを含む様々な機能に影響を与える可能性があります。システムファイルの整合性を確認し、修復します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。
  2. SFCコマンドを実行する
    「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。システムファイルの破損をスキャンし、検出された問題を自動的に修復します。完了には時間がかかる場合があります。
  3. DISMコマンドを実行する
    SFCコマンドで解決しない場合、「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、Enterキーを押します。これはWindowsイメージの修復ツールであり、より広範な問題に対処できます。
  4. Windows 11を再起動する
    コマンド実行後、システムを再起動し、再度シャドウコピーの作成を試行します。

ディスク容量が不足している場合

シャドウコピーの保存領域が不足している場合も、エラーが発生します。シャドウコピーストレージの容量を確認し、必要に応じて調整します。

  1. システム保護の設定を開く
    Windows 11の検索ボックスに「システムの保護」と入力し、「復元ポイントの作成」をクリックして「システムのプロパティ」ウィンドウを開きます。
  2. 構成ボタンをクリックする
    「システムの保護」タブで、シャドウコピーを作成したいドライブを選択し、「構成」ボタンをクリックします。
  3. ディスク領域の使用量を調整する
    「ディスク領域の使用量」セクションで、現在の使用量と最大使用量を確認します。スライダーを動かして最大使用量を増やし、「OK」をクリックします。

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シャドウコピーのストレージ設定と管理のポイント

シャドウコピーを安定して運用するためには、ストレージ設定の適切な管理が不可欠です。ここでは、シャドウコピーのストレージに関する重要なポイントを解説します。

シャドウコピーの保存領域の調整

シャドウコピーは、指定されたディスク領域を使用して過去のファイルのバージョンを保存します。この保存領域が不足すると、古いシャドウコピーが削除されたり、新しいシャドウコピーが作成できなくなったりします。

「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブから「構成」を選択し、最大使用量を適切に設定することが重要です。通常、ドライブ容量の5%から10%程度を目安に設定すると良いでしょう。

シャドウコピーの定期的な確認

シャドウコピーが正常に作成されているか、定期的に確認する習慣をつけましょう。これにより、問題が早期に発見され、データ損失のリスクを低減できます。

エクスプローラーで任意のファイルやフォルダを右クリックし、「以前のバージョンを復元」を選択すると、利用可能なシャドウコピーの一覧を確認できます。

複数ドライブでのシャドウコピーの考慮事項

複数のドライブがあるシステムでは、各ドライブごとにシャドウコピーの設定を個別に管理する必要があります。システムドライブCドライブだけでなく、データ保存用のDドライブなど、重要なドライブすべてでシステムの保護を有効にすることをおすすめします。

各ドライブのシャドウコピー設定が、他のドライブの動作に影響を与えないように注意深く設定してください。

Windows 11とWindows 10のコマンド実行環境の違い

項目 Windows 11 Windows 10
管理者権限でのコマンドプロンプト/PowerShell起動 スタートボタンを右クリックし「ターミナル 管理者」を選択 スタートボタンを右クリックし「コマンドプロンプト 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択
デフォルトのシェル Windows Terminalがデフォルト コマンドプロンプトまたはPowerShellがデフォルト
Diskpartコマンドの動作 同一のコマンドで動作 同一のコマンドで動作

Windows 11とWindows 10では、管理者権限でコマンドプロンプトやPowerShellを起動する際のメニュー表示に若干の違いがあります。Windows 11では「ターミナル 管理者」という選択肢が統合されており、ここからPowerShellまたはコマンドプロンプトを選択できます。基本的なDiskpartコマンドの動作やその手順は、両方のOSで同じです。

まとめ

この記事では、シャドウコピー作成時の「0x80042306」エラーを解決するためのドライブ属性修正手順を中心に解説しました。Diskpartコマンドでドライブ属性をクリアし、ボリュームシャドウコピーサービスの状態を確認することで、ほとんどのエラーは解消できます。

システムファイルの破損やディスク容量不足など、複数の要因がエラーを引き起こす可能性も理解できたでしょう。これらの手順を実行することで、シャドウコピーを正常に作成し、重要なデータの保護を強化できます。

今後は、シャドウコピーのストレージ設定を定期的に確認し、データ保護の仕組みを安定的に運用することをおすすめします。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。