【Windows】「0x80070001」エラーでシステムイメージが作成できない時のディレクトリ結合解除手順 | エラーコード:0x80070001

【Windows】「0x80070001」エラーでシステムイメージが作成できない時のディレクトリ結合解除手順 | エラーコード:0x80070001
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Windowsでシステムイメージを作成しようとした際、エラーコード「0x80070001」が表示されて作業が進まないことがあります。

このエラーは、主にボリュームシャドウコピーサービスVSSが特定のディレクトリ構造を処理できない場合に発生します。

この記事では、このエラーを解消するためのディレクトリ結合解除、つまりマウントポイントの解除手順を詳しく解説します。

手順通りに進めることで、システムイメージの作成を正常に完了できるようになります。

【要点】システムイメージ作成エラー0x80070001の解決策

  • マウントポイントの確認と解除: 不正なディレクトリ結合を解除し、VSSが正常に機能できるようにします。
  • VSSサービスのリスタート: VSSサービスの一時的な不具合を解消し、システムイメージ作成を可能にします。
  • システムファイルチェッカーの実行: 破損したシステムファイルを修復し、エラーの原因を取り除きます。

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システムイメージ作成エラー0x80070001の根本原因

システムイメージ作成時のエラーコード0x80070001は、「指定された関数が正しくありません」という意味を持ちます。

このエラーがシステムイメージ作成時に発生する主な原因は、ボリュームシャドウコピーサービスVSSが、システムボリューム内の特定のディレクトリ構造を正常に処理できないことにあります。

特に、システムドライブ内に意図しないマウントポイントやジャンクションポイントといった特殊なディレクトリ結合が存在する場合に、VSSが混乱し、エラーを引き起こすことがあります。

VSSは、バックアップのためにファイルの静止点を取得する重要な役割を担っており、その過程でアクセスできない、または不適切なディレクトリ結合に遭遇すると処理を中断してしまいます。

VSSとディレクトリ結合の競合

VSSはシステムイメージ作成時に、OSが使用しているファイルを中断せずにバックアップするために、ボリュームの「シャドウコピー」を作成します。

このシャドウコピーの作成プロセスにおいて、システムドライブのルートディレクトリ直下に存在する、通常とは異なるマウントポイントやジャンクションポイントが問題となることがあります。

これらのディレクトリ結合は、別のボリュームやディレクトリへの参照をシステムドライブ内に含んでいるため、VSSがそれらを適切に処理できず、エラー0x80070001が発生する原因となるのです。

エラー0x80070001を解消するマウントポイント解除手順

ここでは、コマンドプロンプトを使用してマウントポイントを確認し、問題のあるディレクトリ結合を解除する手順を説明します。

この操作はシステムに影響を与える可能性があるため、慎重に進めてください。

誤ったマウントポイントを解除すると、システムが正常に動作しなくなる恐れがあります。

  1. コマンドプロンプトを管理者として開く
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル管理者」または「Windows PowerShell管理者」を選択します。Windows 10の場合は「コマンドプロンプト管理者」を選択してください。
  2. 既存のマウントポイントを確認する
    開いたコマンドプロンプトのウィンドウで「mountvol」と入力し、Enterキーを押します。
    これにより、現在システムに存在するすべてのボリュームとマウントポイントの一覧が表示されます。
    「\??\Volume{xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx}\」の形式で表示されるボリュームGUIDと、それに続くマウントポイントパス(例: C:\MountDir\)を確認します。
    特に、システムドライブC:のルート直下に、見慣れないマウントポイントパスがないか注意深く確認してください。
  3. 問題のあるマウントポイントを特定する
    通常、エラーの原因となるのは、システムドライブC:のルートに存在する、ユーザーが意図的に作成した覚えのないマウントポイントです。
    例えば「C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\」のように、システムが使用する通常のディレクトリとは異なるパスがマウントポイントとして表示されている場合があります。
    不明な点があれば、解除する前に必ず情報システム部門の担当者や専門家に相談してください。
  4. マウントポイントを解除する
    特定したマウントポイントを解除するには、「mountvol C:\解除したいパス /D」と入力し、Enterキーを押します。
    例えば、C:ドライブ直下の「C:\MountDir\」というマウントポイントを解除する場合は、「mountvol C:\MountDir /D」と入力します。
    「/D」オプションは、指定されたボリュームのマウントポイントを削除するコマンドです。
  5. コマンドプロンプトを閉じる
    マウントポイントの解除が完了したら、「exit」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトのウィンドウを閉じます。
  6. システムイメージ作成を再試行する
    Windowsの検索ボックスで「コントロールパネル」と入力し、開きます。
    「システムとセキュリティ」から「バックアップと復元Windows 7」を選択します。
    左側のメニューから「システムイメージの作成」をクリックし、再度システムイメージの作成を試してください。
    この手順でエラーが解消され、システムイメージの作成が正常に開始されるはずです。

システムイメージ作成時のその他の注意点と対処法

上記のマウントポイント解除手順を試してもエラーが解消されない場合や、別の問題が発生している場合は、以下の点を確認してください。

誤ったマウントポイントを解除してしまうリスク

「mountvol」コマンドでマウントポイントを解除する際、誤ってシステムに必要なパスを解除してしまうと、Windowsが正常に起動しなくなる可能性があります。

解除するパスは、必ず慎重に確認し、不明な場合は操作を中断してください。

特に、C:ドライブのルートに近い重要なシステムディレクトリは触らないように注意が必要です。

VSSサービスが一時的に不安定な場合

VSSサービス自体が一時的な不具合を起こしている場合も、システムイメージ作成が失敗することがあります。

この場合は、VSSサービスを再起動することで問題が解決する可能性があります。

  1. サービス管理ツールを開く
    Windowsの検索ボックスに「サービス」と入力し、表示される「サービス」アプリを開きます。
  2. VSSサービスを再起動する
    サービスの一覧から「Volume Shadow Copy」を探し、右クリックして「再起動」を選択します。
    再起動が完了したら、システムイメージ作成を再度試してください。

システムファイルが破損している場合

Windowsのシステムファイル自体に破損がある場合、システムイメージの作成が正常に行えないことがあります。

システムファイルチェッカーsfcコマンドを実行して、破損したファイルを修復することができます。

  1. コマンドプロンプトを管理者として開く
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル管理者」または「Windows PowerShell管理者」を選択します。
  2. sfcコマンドを実行する
    コマンドプロンプトのウィンドウで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
    システムのスキャンと修復には時間がかかる場合があります。
  3. システムイメージ作成を再試行する
    スキャンと修復が完了したら、システムを再起動し、システムイメージ作成を再度試してください。

ディスク容量不足による失敗

システムイメージの保存先に十分な空き容量がない場合も、エラーが発生します。

保存先のドライブに、システムイメージを格納するのに十分な空き容量があるか確認してください。

通常、システムドライブの使用量と同等かそれ以上の空き容量が必要です。

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Windows 11とWindows 10でのシステムイメージ作成機能の比較

システムイメージの作成機能は、Windows 10とWindows 11で基本的な操作方法は共通していますが、Microsoftの推奨するバックアップ戦略には違いが見られます。

特にWindows 11では、従来のシステムイメージバックアップよりもクラウドベースのバックアップや回復ドライブの利用が推奨されています。

項目 Windows 11 Windows 10
機能の位置づけ 非推奨機能として提供 推奨されるバックアップ方法の一つ
推奨される代替方法 OneDrive、回復ドライブ、サードパーティ製バックアップソフト ファイル履歴、回復ドライブ、システムイメージ
アクセス方法 コントロールパネルの「バックアップと復元Windows 7」からアクセス コントロールパネルの「バックアップと復元Windows 7」からアクセス
VSSの挙動 基本的なVSSの挙動は共通 基本的なVSSの挙動は共通
将来性 将来的に機能が廃止される可能性 現在のところ維持される見込み

Windows 11では、システムイメージ作成機能は引き続き利用できますが、Microsoftはより新しいバックアップソリューションへの移行を推奨しています。

このため、可能であればOneDriveなどのクラウドストレージや回復ドライブの作成を検討することも重要です。

まとめ

システムイメージ作成時のエラーコード0x80070001は、マウントポイントの競合が原因で発生することが多い問題です。

本記事で解説した「mountvol」コマンドによるディレクトリ結合解除手順を実行することで、このエラーを解消し、システムイメージを正常に作成できるようになります。

もし解決しない場合は、VSSサービスのリスタートやシステムファイルチェッカーの実行も試してみてください。

定期的なシステムイメージの作成や代替のバックアップ方法を検討し、万一の事態に備えましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。