【Windows】システムの復元ポイントが作成されているか「コマンドプロンプト」で一瞬で確認する手順 | vssadminコマンド

【Windows】システムの復元ポイントが作成されているか「コマンドプロンプト」で一瞬で確認する手順 | vssadminコマンド
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Windowsパソコンでシステムトラブルが発生した際、システムの復元ポイントは非常に重要な役割を果たします。

しかし、いざという時に復元ポイントが作成されているか、すぐに確認する方法がわからないという方もいるでしょう。

この記事では、コマンドプロンプトとvssadminコマンドを使用して、システムの復元ポイントの有無や詳細情報を一瞬で確認する手順を解説します。

【要点】コマンドプロンプトでシステムの復元ポイントを確認する

  • vssadmin list shadowsコマンド: システムに存在する復元ポイントの一覧とその詳細情報を即座に表示できます。
  • 管理者権限での実行: コマンドプロンプトを管理者として起動することで、vssadminコマンドを正しく実行できます。
  • 結果の確認と解釈: 表示されたシャドウコピーIDや作成時刻、種類から、必要な復元ポイントが存在するかを判断できます。

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システム復元ポイントとvssadminコマンドの役割

システムの復元ポイントは、Windowsのシステムファイルや設定、インストールされているプログラムの状態を特定の日時に記録したものです。何らかのシステムトラブルが発生し、パソコンが正常に動作しなくなった場合に、この記録された状態に戻すことで問題を解決できる可能性があります。これは、システムを安定した過去の状態に戻すための重要な機能です。

vssadminコマンドとは

vssadminコマンドは、Windowsのボリュームシャドウコピーサービスを管理するためのコマンドラインツールです。このコマンドを使うと、システムの復元ポイントである「シャドウコピー」の作成、削除、そして一覧表示ができます。GUIベースの操作に比べて、より詳細な情報を素早く確認できるのが特徴です。特に、複数の復元ポイントが存在する場合でも、一覧でまとめて確認できるため、効率的な管理が可能です。

この手順でできること

この手順では、vssadminコマンドのlist shadowsオプションを使用して、現在システムに保存されているすべての復元ポイントの情報を確認します。具体的には、各復元ポイントの作成日時、種類、関連付けられているボリューム、シャドウコピーIDなどの詳細情報を一覧で表示できます。これにより、意図した復元ポイントが正しく作成されているか、またどの時点の復元ポイントが利用可能であるかを正確に把握できます。

コマンドプロンプトで復元ポイントを確認する手順

システムの復元ポイントが作成されているか、またその詳細情報を確認するには、管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、特定のコマンドを実行します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。検索結果に表示される「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックして許可してください。この手順はWindows 10でも同様です。
  2. vssadmin list shadowsコマンドを実行する
    管理者として起動したコマンドプロンプトウィンドウに、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    vssadmin list shadows
    このコマンドは、現在システムに存在するすべてのシャドウコピー、つまりシステムの復元ポイントの一覧を表示させます。
  3. 表示された結果を確認する
    コマンドを実行すると、システムに作成されている復元ポイントの情報が一覧で表示されます。表示される項目は以下の通りです。

    • シャドウコピーID: 各復元ポイントに割り当てられた一意の識別子です。
    • 元のボリューム: 復元ポイントが作成されたドライブのパスです。通常は「C:\\」となります。
    • シャドウコピーの作成時刻: 復元ポイントが作成された正確な日時です。
    • シャドウコピーの種類: 「クライアントによって作成されました」や「システムによって作成されました」など、復元ポイントが自動的に作成されたものか、手動で作成されたものかを示します。

    これらの情報を確認し、目的の復元ポイントが存在するかどうか、またその作成日時が適切であるかを判断します。

  4. 復元ポイントが存在しない場合の表示
    もしシステムに復元ポイントが一つも作成されていない場合は、「クエリに一致する項目はありません。」というメッセージが表示されます。この場合は、システムの保護設定を確認し、復元ポイントの作成を有効にする必要があります。

復元ポイント確認時の注意点と関連トラブル

vssadminコマンドでの復元ポイント確認は非常に便利ですが、いくつかの注意点や、関連するトラブルが存在します。これらのポイントを理解しておくことで、スムーズな運用が可能です。

復元ポイントが表示されない場合の対処法

vssadmin list shadowsコマンドを実行しても「クエリに一致する項目はありません。」と表示される場合、システム保護機能が有効になっていない可能性があります。以下の手順で設定を確認してください。

  1. システムのプロパティを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。sysdm.cplと入力し、Enterキーを押します。
  2. システムの保護タブを選択する
    「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されたら、「システムの保護」タブをクリックします。
  3. システムの保護が有効か確認する
    「保護設定」セクションで、システムの復元ポイントを作成したいドライブ(通常はC:ドライブ)の「保護」列が「有効」になっているか確認します。「無効」になっている場合は、そのドライブを選択し、「構成」ボタンをクリックします。
  4. システムの保護を有効にする
    「システムの保護」ウィンドウで、「システムの保護を有効にする」を選択し、「OK」をクリックします。ディスク領域の使用量もここで設定できます。
  5. 手動で復元ポイントを作成する
    システムの保護を有効にした後、「作成」ボタンをクリックして、手動で新しい復元ポイントを作成できます。

「アクセスが拒否されました」と表示される場合

vssadmin list shadowsコマンドを実行した際に、「アクセスが拒否されました」というエラーメッセージが表示されることがあります。これは、コマンドプロンプトが管理者権限で実行されていないことが原因です。必ず、前述の「コマンドプロンプトを管理者として実行する」手順を踏んでからコマンドを実行してください。

Windows 10での操作の違い

vssadminコマンドの機能や使用方法は、Windows 11とWindows 10で基本的に同じです。コマンドプロンプトの起動方法や、システムの保護設定へのアクセス方法もほぼ同一です。したがって、この記事で解説した手順は、Windows 10環境でも問題なく適用できます。

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vssadminコマンドとGUIでの確認方法の比較

システムの復元ポイントの確認には、vssadminコマンドの他に、WindowsのグラフィカルユーザーインターフェースGUIを使用する方法もあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。

項目 vssadmin list shadowsコマンド GUIでの確認方法
確認速度 非常に速い やや時間がかかる
必要な権限 管理者権限 管理者権限
表示情報の詳細度 シャドウコピーID、種類など詳細情報が表示される 作成日時、説明のみ表示される
操作の簡便さ コマンド入力が必要 マウス操作で直感的
自動化の容易さ バッチファイルなどで自動化しやすい 自動化には不向き

まとめ

この記事では、コマンドプロンプトとvssadminコマンドを使って、システムの復元ポイントが作成されているか確認する手順を解説しました。

vssadmin list shadowsコマンドを管理者権限で実行することで、復元ポイントの有無や作成日時などの詳細情報を迅速に把握できます。

もし復元ポイントが表示されない場合は、システムの保護設定を確認し、有効化することで将来のトラブルに備えましょう。

この手順を活用し、Windowsシステムの安定運用に役立ててください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。