【Windows】ファイル履歴が「ドライブの接続」を求めてくる際の中断・再開ループを止める手順 | 接続の安定化

【Windows】ファイル履歴が「ドライブの接続」を求めてくる際の中断・再開ループを止める手順 | 接続の安定化
🛡️ 超解決

Windowsのファイル履歴が「ドライブの接続」を繰り返し要求し、大切なデータバックアップが中断されてお困りではありませんか。

この問題は、外部ドライブの接続が不安定であるか、ファイル履歴の設定に不整合が生じていることが主な原因で発生します。

この記事では、Windows 11でこの中断・再開ループを確実に停止させ、ファイル履歴を安定稼働させるための具体的な手順を解説します。

Windows 10での操作の違いも適宜補足しますので、スムーズなデータ保護を実現できます。

【要点】ファイル履歴の接続ループを解消し安定させる方法

  • ファイル履歴の無効化と再設定: 不安定な状態をリセットし、バックアッププロセスを正常な状態に戻します。
  • 外部ドライブの接続安定化: 物理的な接続やドライバーの問題を解決し、ドライブの認識不良を防ぎます。
  • ドライブレターの固定: ドライブの認識順序が変わることで発生する問題を未然に防ぎ、安定した運用を可能にします。

ADVERTISEMENT

ファイル履歴がドライブ接続を求めるループに陥る原因

ファイル履歴は、Windowsに搭載されている重要なバックアップ機能の一つです。この機能は、ドキュメント、ピクチャ、ビデオなどの個人用ファイルを指定された外部ドライブやネットワークドライブに定期的にコピーし、ファイルの変更履歴を保存します。これにより、誤ってファイルを削除したり、ファイルが破損したりした場合でも、過去のバージョンにファイルを復元できます。

「ドライブの接続」が繰り返し求められる状況は、主にいくつかの要因で発生します。最も一般的な原因は、外部ドライブの物理的な接続が不安定であることです。USBケーブルの劣化、USBポートの接触不良、またはPC側のUSBコントローラーの問題により、Windowsがバックアップドライブを一時的に見失うことがあります。特に、電力供給が不安定なUSBハブを介して接続している場合にこの問題は発生しやすくなります。

次に、ドライブレターの変更も大きな原因です。複数の外部ドライブを接続するPC環境では、再起動やドライブの抜き差しによって、ファイル履歴が以前設定したドライブを特定できなくなることがあります。ファイル履歴はドライブレターを識別基準の一つとして利用するため、これが変更されるとバックアップ先を見失います。

さらに、ドライブのドライバーが破損している場合や、Windows Updateによってシステム設定が変更された結果、ファイル履歴の構成ファイルと現在の環境との間に不整合が生じることもあります。また、バックアップ先のドライブがBitLockerで暗号化されている場合、ドライブのロック解除が適切に行われないと、ファイル履歴がアクセスできずにエラーとなることも考えられます。

ファイル履歴の接続ループを停止・安定させる手順

ファイル履歴の「ドライブの接続」ループを解消し、安定したバックアップ環境を構築するための具体的な手順を解説します。Windows 11を基準に説明し、Windows 10との違いがある場合は補足します。

  1. ファイル履歴を無効にする
    まず、ファイル履歴の機能を一時的に停止します。Windows 11のスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。左側のメニューから「システム」カテゴリを選び、「ストレージ」をクリックします。画面を下にスクロールし、「詳細なストレージ設定」を選択します。表示されるメニューから「バックアップオプション」をクリックします。ファイル履歴セクションの「バックアップを今すぐ停止」ボタンをクリックして、機能を無効にします。Windows 10の場合は、「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」の順に進み、「ファイル履歴を使用してバックアップ」セクションの「オフ」ボタンをクリックします。
  2. 外部ドライブの接続を確認し再接続する
    ファイル履歴のバックアップ先に指定している外部ドライブをPCから安全に取り外します。USBケーブルや電源ケーブルに損傷がないか、断線していないかを目視で確認してください。数秒待ってから、PCの別のUSBポートに接続し直します。可能であれば、PC本体の背面にあるUSBポートを使用すると、より安定した電力供給とデータ転送が期待できます。USBハブを使用している場合は、PCに直接接続してみてください。
  3. ドライブレターを固定する
    ドライブレターが変動すると、ファイル履歴がドライブを認識できなくなることがあります。スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。ファイル履歴のバックアップに使用している外部ドライブをリストから見つけ、そのパーティションを右クリックします。「ドライブ文字とパスの変更」を選択し、表示されるダイアログで「変更」ボタンをクリックします。プルダウンメニューから、使用されていない任意のドライブ文字例として「F」や「G」など優先的に使用したい文字を選択し、「OK」をクリックして変更を適用します。これにより、次回以降もそのドライブには同じドライブ文字が割り当てられます。
  4. ファイル履歴の設定をリセットする
    ファイル履歴の設定ファイル自体に問題がある場合、これをリセットすることが有効です。エクスプローラーを開き、隠しファイルが表示されるように設定します。Windows 11では、「表示」→「表示」→「隠し項目」にチェックを入れます。Windows 10では、「表示」タブの「隠しファイル」にチェックを入れます。次に、C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Windows\FileHistory\Configurationのパスへ移動します。このフォルダ内のConfig1.xmlConfig2.xmlファイルを削除します。これにより、ファイル履歴の設定が初期化されます。
  5. ファイル履歴を再度有効にして設定する
    ファイル履歴の設定画面に戻ります。Windows 11では、「設定」→「システム」→「ストレージ」→「詳細なストレージ設定」→「バックアップオプション」の順に進みます。ファイル履歴セクションの「バックアップを今すぐ開始」ボタンをクリックします。新しいドライブを選択するよう求められた場合は、ステップ3でドライブレターを固定したドライブを選択し、「有効にする」または「ドライブの追加」をクリックして設定を完了します。バックアップの頻度や保存期間もここで設定できます。
  6. イベントビューアーでエラーを確認する
    上記手順を実行後も問題が解決しない場合、イベントビューアーで詳細なエラー情報を確認します。スタートボタンを右クリックし、「イベントビューアー」を選択します。左側のペインで「アプリケーションとサービスログ」→「Microsoft」→「Windows」→「FileHistory-Engine」の順に展開します。「操作」ログでファイル履歴関連のエラーメッセージを確認し、その内容からさらなる原因を特定する手がかりを得られます。特にイベントID「201」や「202」はバックアップ先のアクセスに関するエラーを示します。

ファイル履歴のトラブルシューティングと安定運用のポイント

ファイル履歴の接続ループ問題は、上記の手順で多くの場合解決できますが、それでも問題が残る場合や、より安定した運用を目指すための追加のポイントを解説します。

外部ドライブが認識されない場合

ファイル履歴を再設定しようとしても、バックアップ先の外部ドライブが選択肢に表示されないことがあります。この場合、まずデバイスマネージャーでドライブが正常に認識されているか確認してください。スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。「ディスクドライブ」を展開し、目的のドライブが表示されているか確認します。ドライブ名の横に黄色い警告マークが表示されている場合は、ドライバーに問題がある可能性があります。そのドライブを右クリックし、「ドライバーの更新」を試すか、一度「デバイスのアンインストール」を実行し、PCを再起動してドライバーの再インストールを促してください。また、別のPCでドライブが正常に認識されるかを確認し、ドライブ自体の故障の可能性も考慮に入れる必要があります。

ネットワークドライブを使用している場合の注意点

ファイル履歴のバックアップ先にネットワークドライブ例としてNASや共有フォルダを指定している場合、ネットワーク接続の安定性が非常に重要です。ネットワークが一時的に切断されたり、NASなどのストレージデバイスがスリープ状態になったりすると、「ドライブの接続」を求められる原因となります。ネットワークドライブへのアクセスパスが正しいか、共有設定が変更されていないかを確認してください。また、Windowsの資格情報マネージャーにネットワークドライブへの認証情報を保存することで、再接続時の認証エラーを防ぎ、接続の安定性を高められます。さらに、ネットワークドライブのIPアドレスを固定し、PCとNASの両方でスリープ設定を見直すことも有効です。

ファイル履歴のバックアップが失敗する

ドライブ接続の問題が解決しても、ファイル履歴のバックアップ自体が失敗することがあります。これは、バックアップ対象のファイルがロックされている、またはバックアップ先に十分な空き容量がないことが原因である可能性があります。バックアップ先のドライブ容量を確認し、必要に応じて不要なファイルを削除するか、より大容量のドライブに交換してください。また、ボリュームシャドウコピーサービスVSSが正常に動作しているかを確認することも重要です。VSSは、使用中のファイルをバックアップするために必要なサービスです。サービス管理ツールからVSSが「実行中」になっているか確認し、停止している場合は開始してください。バックアップ対象から一時的に大きなファイルや頻繁にアクセスされるファイルを除外してみることも有効な対処法です。

BitLockerで暗号化されたドライブの利用

ファイル履歴のバックアップ先にBitLockerで暗号化された外部ドライブを使用している場合、PCに接続するたびにドライブのロックを解除する必要があります。ロックが解除されていない状態では、ファイル履歴はドライブにアクセスできず、「ドライブの接続」を要求します。BitLockerの自動ロック解除を設定している場合は、その設定が正しく機能しているか確認してください。もし自動ロック解除が有効でない場合は、手動でロックを解除してからファイル履歴を有効にするか、自動ロック解除の設定を有効にすることを検討してください。

ADVERTISEMENT

Windows 11とWindows 10のファイル履歴設定画面の違い

項目 Windows 11 Windows 10
設定へのアクセス 「設定」→「システム」→「ストレージ」→「詳細なストレージ設定」→「バックアップオプション」 「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」
UIの構成 「バックアップオプション」内にファイル履歴のセクションとして配置 「ファイル履歴を使用してバックアップ」セクションとして独立して配置
有効化/無効化 「バックアップを今すぐ開始」/「バックアップを今すぐ停止」ボタン 「オン」/「オフ」スイッチ
ドライブの選択 「ドライブの追加」ボタンで選択 「ドライブの追加」リンクから選択

まとめ

ファイル履歴が「ドライブの接続」を繰り返し要求する問題は、外部ドライブの接続確認、ドライブレターの固定、そしてファイル履歴の再設定によって解決できます。

これらの手順を実行することで、データバックアップの中断ループを解消し、安定したファイル履歴の運用が可能になります。

今後は、定期的にバックアップ状況を確認し、大切なデータを確実に保護するために、イベントビューアーでエラーログをチェックする習慣をつけることをお勧めします。

また、バックアップ先のドライブ容量を適切に管理し、常に十分な空き領域を確保することで、将来的なバックアップ失敗を防げます。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。