Wi-Fi 6E対応のルーターやアクセスポイントを導入したのに、Windowsパソコンで6GHz帯のWi-Fiネットワークが認識されない、という状況でお困りではないでしょうか。
この問題は、WindowsのOSビルドが古かったり、Wi-Fiドライバーが最新でなかったりすることが主な原因です。
この記事では、Wi-Fi 6Eを正しく認識させるためのOSビルド確認方法と、Wi-Fiドライバーの更新手順を詳しく解説します。
手順通りに進めることで、Wi-Fi 6Eの高速かつ安定した通信環境を利用できるようになります。
【要点】Wi-Fi 6Eが認識されない問題の解決策
- OSビルドの確認: Wi-Fi 6E対応のWindows 11のOSバージョンかを判断します。
- Wi-Fiドライバーの更新: 最新のドライバーを適用し、互換性や機能の問題を解消します。
- Wi-Fiアダプターの確認: デバイスマネージャーでアダプターの状態や詳細設定を確認します。
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目次
Wi-Fi 6Eが認識されない主な原因
Wi-Fi 6Eの6GHz帯は、Wi-Fi 5やWi-Fi 6が使用する2.4GHz帯や5GHz帯と比較して、より広い帯域幅と低い電波干渉が特徴です。この新しい周波数帯を利用するには、パソコン側のWi-Fiアダプター、Wi-Fiルーター、そしてWindowsのOSビルドがすべてWi-Fi 6Eに対応している必要があります。
特にWindows環境では、OSのバージョンやビルド番号が古いとWi-Fi 6Eの6GHz帯が正しく認識されません。また、Wi-Fiアダプターのドライバーが古い場合も、6GHz帯の電波を検出できないことがあります。
これらの要素が一つでも欠けていると、Wi-Fi 6E対応のルーターから発信される6GHz帯のSSIDが表示されない、または接続できないといった問題が発生します。
OSビルドの互換性不足
Windows 11の場合、特定のOSビルド以降でWi-Fi 6Eの6GHz帯が正式にサポートされています。古いビルドを使用している場合、ハードウェアが対応していてもOS側で6GHz帯を有効にできません。
Wi-Fiドライバーの古さ
Wi-Fiアダプターのドライバーが古いと、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6Eの機能を十分に活用できません。6GHz帯を正しく認識し、安定して通信するための機能がドライバーに含まれていない可能性があります。
Wi-Fi 6E認識のためのOSビルド確認とドライバー更新手順
Wi-Fi 6Eの6GHz帯が認識されない問題を解決するため、以下の手順でOSビルドの確認とWi-Fiドライバーの更新を行います。
現在のOSビルドを確認する手順
まず、お使いのWindows 11のOSビルドがWi-Fi 6Eに対応しているか確認します。
- 「ファイル名を指定して実行」を開く
WindowsキーとRキーを同時に押します。 - 「winver」コマンドを入力する
表示された「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスに「winver」と入力し、Enterキーを押すか「OK」をクリックします。 - OSビルド番号を確認する
「Windowsのバージョン情報」ウィンドウが表示されます。「OSビルド」の項目を確認してください。
Windows 11でWi-Fi 6Eの6GHz帯を安定して利用するには、原則としてOSビルド22000以降が必要です。特に22H2以降のバージョンが推奨されます。
もしOSビルドが古い場合は、Windows Updateで最新の状態に更新する必要があります。
補足:Windows 10はWi-Fi 6Eの6GHz帯には対応していません。Wi-Fi 6Eの利用にはWindows 11が必要です。
Wi-Fiドライバーを更新する手順
Wi-Fiドライバーを更新する前に、万が一の事態に備え、現在のドライバー情報を確認しバックアップしておくことを推奨します。
- デバイスマネージャーを開く
スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。 - Wi-Fiアダプターを探す
「ネットワークアダプター」の項目を展開し、お使いのWi-Fiアダプターの名前を探します。通常、「Intel Wi-Fi 6E AX210」や「Qualcomm Wi-Fi 6E」のような名称です。 - ドライバーのプロパティを開く
対象のWi-Fiアダプターを右クリックし、「プロパティ」を選択します。 - ドライバー情報を確認する
「ドライバー」タブをクリックし、「ドライバーのバージョン」や「ドライバーの日付」をメモしておきます。万が一、新しいドライバーで問題が発生した場合、この情報を使って以前のドライバーに戻す際の参考にします。 - ドライバーの更新を開始する
「ドライバー」タブ内の「ドライバーの更新」ボタンをクリックします。 - 更新方法を選択する
「ドライバーを自動的に検索」を選択すると、Windowsがインターネット上から最新のドライバーを探してインストールします。これで解決しない場合は、「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択し、メーカーのウェブサイトからダウンロードしたドライバーファイルを指定します。 - 手動でドライバーをインストールする場合
Wi-Fiアダプターのメーカー(例:Intel、Qualcomm)の公式ウェブサイトにアクセスし、お使いのWi-Fiアダプターの最新ドライバーをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを実行するか、デバイスマネージャーで「コンピューターを参照してドライバーを検索」からダウンロードしたフォルダーを指定して手動でインストールします。 - PCを再起動する
ドライバーの更新が完了したら、パソコンを再起動して変更を適用します。
Wi-Fiアダプターのプロパティを確認する手順
ドライバー更新後も問題が解決しない場合、Wi-Fiアダプターの詳細設定を確認します。
- デバイスマネージャーを開く
スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。 - Wi-Fiアダプターのプロパティを開く
「ネットワークアダプター」を展開し、お使いのWi-Fiアダプターを右クリックして「プロパティ」を選択します。 - 「詳細設定」タブを確認する
「詳細設定」タブをクリックします。 - 6GHz帯関連の設定を確認する
設定項目の中に「Wireless Mode」「Preferred Band」「6GHz Band Enable」のような項目があるか確認します。もしあれば、6GHz帯が有効になっているか確認し、必要に応じて設定を変更して「OK」をクリックします。
Wi-Fi 6Eが認識されない場合の追加チェック項目
上記の手順を実行してもWi-Fi 6Eの6GHz帯が認識されない場合は、以下の点を確認してください。
OSビルドが古くWi-Fi 6Eが利用できない場合
「現在のOSビルドを確認する手順」でOSビルドがWi-Fi 6Eの推奨バージョンより古いと判明した場合は、Windows UpdateでOSを最新の状態に更新してください。
- Windows Updateを開く
「スタート」>「設定」>「Windows Update」の順にクリックします。 - 更新プログラムを確認する
「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、利用可能な更新プログラムがあればすべてインストールします。 - PCを再起動する
更新適用後、パソコンを再起動します。
Wi-Fiアダプター自体がWi-Fi 6Eに対応していない場合
お使いのパソコンに搭載されているWi-Fiアダプター自体がWi-Fi 6Eに対応していない可能性があります。パソコンの製品仕様書やデバイスマネージャーで確認してください。
- デバイスマネージャーで確認する
「ネットワークアダプター」を展開し、Wi-Fiアダプターの名前を確認します。「Wi-Fi 6E」の表記がない場合、対応していない可能性があります。 - 対応アダプターへの交換を検討する
対応していない場合は、Wi-Fi 6E対応のUSB Wi-Fiアダプターの導入や、内蔵Wi-Fiアダプターの交換を検討してください。
ルーター側で6GHz帯が有効になっていない場合
Wi-Fiルーターの設定で6GHz帯が有効になっていない、またはSSIDが非表示になっている可能性があります。ルーターの管理画面にアクセスして設定を確認してください。
- ルーターの管理画面にアクセスする
ルーターのIPアドレスをウェブブラウザに入力し、管理画面にログインします。IPアドレスやログイン情報はルーターのマニュアルで確認できます。 - Wi-Fi設定を確認する
「ワイヤレス設定」や「Wi-Fi設定」などの項目で、6GHz帯が有効になっているか、SSIDがブロードキャストされているかを確認します。
ドライバー更新後に問題が発生した場合
新しいドライバーをインストールした後に、逆にWi-Fi接続が不安定になったり、全く接続できなくなったりする場合があります。その際は、以前のドライバーに戻す「ロールバック」を試すことができます。
- デバイスマネージャーを開く
スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。 - Wi-Fiアダプターのプロパティを開く
「ネットワークアダプター」を展開し、対象のWi-Fiアダプターを右クリックして「プロパティ」を選択します。 - ドライバーを元に戻す
「ドライバー」タブをクリックし、「ドライバーを元に戻す」ボタンがあればクリックします。このボタンがグレーアウトしている場合は、ロールバックできません。 - システムの復元を検討する
ドライバーのロールバックができない場合や、より深刻な問題が発生した場合は、システムの復元ポイントを利用して、問題発生前の状態に戻すことを検討してください。
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Wi-Fi 6EとWi-Fi 6の主な違い
Wi-Fi 6EとWi-Fi 6は、どちらも高速なWi-Fi規格ですが、使用する周波数帯に大きな違いがあります。
| 項目 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
|---|---|---|
| 周波数帯 | 2.4GHz、5GHz | 2.4GHz、5GHz、6GHz |
| 利用可能なチャネル | 限られたチャネル | 6GHz帯でより多くのチャネルを利用可能 |
| 混雑度 | 高トラフィック環境で混雑しやすい | 6GHz帯は新しい帯域のため混雑しにくい |
| 最大速度 | 9.6Gbps | 9.6Gbps |
| 対応OS | Windows 10、Windows 11 | Windows 11の特定ビルド以降 |
| 主なメリット | 複数デバイス接続時の効率向上 | 超低遅延、高スループット、電波干渉の少なさ |
この記事で解説したOSビルドの確認とWi-Fiドライバーの更新手順を実行することで、Wi-Fi 6Eの6GHz帯が認識されない問題が解決できるはずです。
また、Wi-Fiアダプターやルーターの設定も合わせて確認することで、安定した高速通信環境を実現できます。
Wi-Fi 6Eの恩恵を最大限に受けるため、ぜひこの手順を試してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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