業務でチームメンバーと資料を共有したい場合や、別のPCからデータにアクセスしたい場面は多くあります。
Windowsのファイル共有機能を使えば、特定のフォルダをネットワーク経由で公開できます。
この記事では、Windows 11およびWindows 10でフォルダを共有し、他のPCから安全にアクセスさせるための詳細な手順を解説します。
【要点】Windowsでフォルダを共有し他のPCからアクセスさせるには
- フォルダの共有設定: 共有したいフォルダのプロパティから詳細な共有を設定し、共有名とアクセス許可を付与します。
- ネットワーク共有設定の確認: ネットワークと共有センターでネットワーク探索とファイル共有を有効にし、必要に応じてパスワード保護共有を調整します。
- 共有フォルダへのアクセス: 他のPCのエクスプローラーのアドレスバーに共有元のPC名またはIPアドレスと共有名を入力してアクセスします。
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目次
Windowsのファイル共有機能の概要と前提条件
Windowsのファイル共有機能は、ネットワークに接続された複数のPC間でファイルやフォルダを共有するための標準機能です。
特定のフォルダを共有設定にすることで、他のPCからそのフォルダ内のデータにアクセスしたり、編集したりできるようになります。
これにより、チームでの共同作業の効率化や、データの集約・バックアップが容易になります。
この機能を利用するには、共有元のPCと共有先のPCが同じローカルネットワークに接続されている必要があります。
また、共有元のPCのネットワークプロファイルが「プライベートネットワーク」に設定されていることも重要です。
ネットワークプロファイルの確認
ファイル共有を安全かつスムーズに行うために、PCのネットワークプロファイルが「プライベート」に設定されていることを確認します。
「パブリック」設定ではセキュリティが強化され、ファイル共有がブロックされる場合があります。
Windows 11では、「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」を開き、接続中のネットワークのプロパティで確認・変更できます。
Windows 10では、「設定」アプリから「ネットワークとインターネット」の「状態」または「Wi-Fi」を開き、接続中のネットワークのプロパティで設定できます。
特定のフォルダをネットワーク共有する手順
ここでは、Windows 11を基準として、特定のフォルダをネットワーク上で共有し、他のPCからアクセスできるようにする手順を解説します。
Windows 10でも同様の操作が可能ですが、一部メニュー名や画面構成が異なる場合があります。
- 共有したいフォルダの選択
エクスプローラーを開き、ネットワーク上で共有したいフォルダを選択します。 - フォルダのプロパティを開く
選択したフォルダを右クリックし、表示されるコンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
Windows 11では、「その他のオプションを表示」を選択してから「プロパティ」を選ぶ場合もあります。 - 「共有」タブに切り替える
プロパティウィンドウの上部にある「共有」タブをクリックします。 - 「詳細な共有」を開く
「共有」タブ内にある「詳細な共有」ボタンをクリックします。
これにより、「詳細な共有」ダイアログボックスが開きます。 - フォルダの共有設定を有効にする
「このフォルダを共有する」のチェックボックスをオンにします。
その下の「共有名」欄に、他のPCから見えるフォルダのネットワーク名を入力します。
初期値はフォルダ名ですが、必要に応じて変更できます。 - アクセス許可を設定する
「アクセス許可」ボタンをクリックします。
「共有のアクセス許可」ダイアログボックスが開きます。
初期状態では「Everyone」に「読み取り」権限が付与されています。
他のPCからファイルの変更や追加を許可する場合は、「Everyone」を選択し「書き込み」の「許可」チェックボックスもオンにします。
設定後、「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。 - 詳細な共有設定を確定する
「詳細な共有」ダイアログボックスで「OK」をクリックし、設定を確定します。
フォルダのプロパティウィンドウに戻ります。 - 「ネットワークと共有センター」を開く
フォルダのプロパティウィンドウで「閉じる」をクリックし、スタートボタンを右クリックして「設定」を選択します。
「ネットワークとインターネット」をクリックし、「ネットワークの詳細設定」を選択します。
下にスクロールし、「ネットワークと共有センター」をクリックします。
Windows 10では、スタートボタンを右クリックして「コントロールパネル」を選択し、「ネットワークと共有センター」を開きます。 - 共有の詳細設定を変更する
「ネットワークと共有センター」ウィンドウの左側にある「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
これにより、「共有の詳細設定」画面が開きます。 - 「プライベート」プロファイルの設定を確認する
「プライベート」の項目を展開し、「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」の両方にチェックが入っていることを確認します。
チェックが入っていない場合は、それぞれオンにします。 - 「すべてのネットワーク」プロファイルの設定を確認する
「すべてのネットワーク」の項目を展開します。
「パブリックフォルダ共有」の項目で、「共有を有効にして、ネットワークアクセスがあるすべてのユーザーがパブリックフォルダ内のファイルを読み書きできるようにする」を選択します。
「パスワード保護共有」の項目では、共有フォルダへのアクセス時にパスワードを要求するかどうかを設定します。
セキュリティを高める場合は「パスワード保護共有を有効にする」を選択し、共有元のPCに設定されているユーザーアカウントのパスワードでアクセスします。
パスワードなしでアクセスさせたい場合は、「パスワード保護共有を無効にする」を選択します。 - 変更を保存する
共有の詳細設定画面の一番下にある「変更の保存」ボタンをクリックします。
これでフォルダの共有設定は完了です。 - 共有フォルダへのアクセス
他のPCからエクスプローラーを開き、アドレスバーに共有元のPC名またはIPアドレスと共有名を入力してアクセスします。
入力形式は「\PC名\共有名」または「\IPアドレス\共有名」です。
例:\MyPC\SharedFolderまたは\192.168.1.100\SharedFolder
PC名は、共有元のPCの「設定」アプリ→「システム」→「バージョン情報」で確認できます。
共有フォルダにアクセスできない場合の対処法
上記の手順で共有設定をしても、他のPCからアクセスできない場合があります。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法を解説します。
「ネットワーク資格情報の入力」が表示される
アクセス時にユーザー名とパスワードの入力を求められる場合は、パスワード保護共有が有効になっています。
共有元のWindows PCに設定されているユーザー名とパスワードを入力してください。
もしパスワードなしでアクセスさせたい場合は、共有元のPCでパスワード保護共有を無効にする必要があります。
「ネットワークと共有センター」の「共有の詳細設定の変更」で「すべてのネットワーク」を展開し、「パスワード保護共有を無効にする」を選択して「変更の保存」をクリックしてください。
共有フォルダが見つからない、またはアクセスが拒否される
共有フォルダが見えない場合や、アクセスが拒否される場合は、以下の点を確認してください。
まず、共有元のPCとアクセス元のPCが同じネットワークに接続されているかを確認します。
次に、共有元のPCのファイアウォール設定を確認します。
Windows Defender ファイアウォールがファイル共有をブロックしている可能性があります。
「設定」アプリから「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」を開き、「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリックします。
「ファイルとプリンターの共有」の「プライベート」と「パブリック」の両方にチェックが入っていることを確認し、「OK」をクリックします。
さらに、フォルダのアクセス許可設定も確認が必要です。
「詳細な共有」の「アクセス許可」で「Everyone」に「読み取り」や「書き込み」の権限が付与されているか確認します。
特定のユーザーのみにアクセスを許可している場合は、そのユーザーが正しく登録されているか確認してください。
Windows 10での設定画面の相違点
Windows 10とWindows 11では、一部の設定画面のパスやUIが異なります。
例えば、Windows 10で「ネットワークと共有センター」を開くには、スタートボタンを右クリックして「コントロールパネル」を選択し、「ネットワークと共有センター」をクリックします。
また、フォルダのプロパティで「共有」タブを開いた際、「共有」ボタンの代わりに「ネットワークと共有センター」へのリンクが表示される場合があります。
基本的な設定項目は同じですが、画面の表示順序やアイコンが異なるため、適宜読み替えて操作してください。
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パスワード保護共有の有無によるファイル共有の比較
Windowsのファイル共有機能には、パスワード保護共有の有効・無効という重要な設定があります。
この設定によって、共有フォルダへのアクセス方法とセキュリティレベルが大きく変わります。
| 項目 | パスワード保護共有を有効にする | パスワード保護共有を無効にする |
|---|---|---|
| セキュリティレベル | 高い | 低い |
| アクセス方法 | 共有元のPCに登録されたユーザー名とパスワードが必要 | ユーザー名とパスワードなしでアクセス可能 |
| 推奨される利用シーン | 機密性の高いファイルや、特定のユーザーのみにアクセスを許可したい場合 | ゲストユーザーや、特定のPCからのアクセスを許可したい場合 |
| 利便性 | パスワード入力の手間がある | アクセスが非常に簡単 |
| 注意点 | 共有元のPCにパスワード設定されたユーザーアカウントが必要 | ネットワーク上のすべてのPCからアクセスされる可能性がある |
セキュリティ要件に応じて、適切な設定を選択することが重要です。
特に、機密性の高い情報を共有する場合は、必ずパスワード保護共有を有効にすることを推奨します。
まとめ
この記事では、Windows 11とWindows 10で特定のフォルダをネットワーク共有し、他のPCからアクセスさせる手順を詳しく解説しました。
フォルダのプロパティでの詳細な共有設定、ネットワークと共有センターでの共有オプションの調整、そして他のPCからのアクセス方法を理解できたことでしょう。
ファイル共有がうまくいかない場合のトラブルシューティングも参考に、スムーズなデータ連携を実現してください。
共有するデータの内容に応じて、パスワード保護共有の設定を見直すことも重要です。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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