【Windows】「0x80072f8f」エラーで証明書エラーが多発する時のシステム時計修正手順 | エラーコード:0x80072f8f

【Windows】「0x80072f8f」エラーで証明書エラーが多発する時のシステム時計修正手順 | エラーコード:0x80072f8f
🛡️ 超解決

Webサイトの閲覧やオンラインサービスへの接続時に「0x80072f8f」というエラーコードが表示され、困っているビジネスマンも多いでしょう。このエラーは、システム時計のずれが原因で発生する証明書エラーです。本記事では、この0x80072f8fエラーを解決するためのシステム時計修正手順を詳しく解説します。

正確な時刻設定により、セキュリティプロトコルが正しく機能し、業務に必要なWebサービスやアプリケーションをスムーズに利用できるようになります。

【要点】0x80072f8fエラーをシステム時計修正で解決する

  • 日付と時刻の自動設定: Windowsの時刻を自動で正しい時間に同期させ、手動設定のずれをなくします。
  • インターネット時刻の同期: 信頼性の高いタイムサーバーから最新の時刻情報を取得し、システム時計を正確に更新します。
  • タイムサーバーの変更: 現在使用しているタイムサーバーで同期がうまくいかない場合、別のサーバーに切り替えて接続を改善します。

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0x80072f8fエラーが発生する根本的な原因

0x80072f8fエラーは、主にWindowsのシステム時計が大幅にずれている場合に発生します。Webサイトやオンラインサービスは、セキュリティ保護のためにSSL/TLSと呼ばれる暗号化通信プロトコルを使用しています。このプロトコルは、サーバーとクライアント間で交換されるデジタル証明書の有効性を検証する際に、システム時計の情報を利用します。

もしシステムの時計が大きく過去や未来にずれていると、証明書の有効期間と一致しないと判断されます。これにより、Windowsは証明書が偽造されたもの、あるいは期限切れであると誤認し、安全ではないと判断して接続を拒否します。結果として、Webブラウザでは「このサイトは安全ではありません」といった警告が表示され、アプリケーションでは「0x80072f8f」のエラーコードと共に接続が遮断されます。

特に、パソコンの電源が長時間切られていた場合や、CMOSバッテリーの消耗によってシステム時計がリセットされると、このエラーが発生しやすくなります。正確な時刻設定は、安全なインターネット通信を行う上で非常に重要です。

0x80072f8fエラーを解決するためのシステム時計修正手順

Windows 11を基準に、システム時計を正確に設定し、0x80072f8fエラーを解決する手順を説明します。Windows 10の場合も基本的な操作は同じです。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。または、Windowsキー + I を押して直接開くこともできます。
  2. 時刻と言語の項目に進む
    設定画面の左側メニューから「時刻と言語」をクリックします。
  3. 日付と時刻の項目を開く
    「時刻と言語」のオプションの中から「日付と時刻」をクリックします。
  4. 時刻の自動設定を有効にする
    「時刻を自動的に設定」のトグルスイッチを「オン」にします。これにより、Windowsが自動的にインターネット経由で時刻を同期します。
  5. タイムゾーンの自動設定を有効にする
    「タイムゾーンを自動的に設定」のトグルスイッチも「オン」にします。これにより、現在地に基づいて適切なタイムゾーンが自動的に適用されます。
  6. タイムゾーンを手動で確認・設定する
    自動設定がうまくいかない場合や、特定のタイムゾーンを使いたい場合は、「タイムゾーン」のドロップダウンメニューから「大阪、札幌、東京」など、適切なタイムゾーンを手動で選択します。
  7. インターネット時刻の設定を開く
    「日付と時刻」画面の下部にある「関連リンク」の項目から「その他の時計、日付、地域の追加設定」をクリックします。表示されたコントロールパネルのウィンドウで「日付と時刻」をクリックし、「インターネット時刻」タブに切り替えます。
    Windows 10の場合は、「日付と時刻」画面の下部にある「関連設定」の「時計の追加、タイムゾーンの変更、日付形式の変更」をクリックし、コントロールパネルの「日付と時刻」ウィンドウで「インターネット時刻」タブを選択します。
  8. 設定の変更を行う
    「インターネット時刻」タブで「設定の変更」ボタンをクリックします。
  9. インターネット時刻サーバーと同期する
    「インターネット時刻サーバーと同期する」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認します。
  10. タイムサーバーを選択する
    「サーバー」のドロップダウンメニューから「time.windows.com」または「ntp.nict.jp」など、信頼できるタイムサーバーを選択します。
  11. 今すぐ同期を行う
    「今すぐ同期」ボタンをクリックして、手動で時刻の同期を実行します。同期が成功したことを示すメッセージが表示されれば完了です。
  12. 変更を適用して閉じる
    「OK」ボタンをクリックして設定を保存し、開いているウィンドウをすべて閉じます。

コマンドプロンプトで時刻を再同期する手順

上記の手順で時刻同期がうまくいかない場合、コマンドプロンプトを使って強制的に同期を試すことができます。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示された場合は「はい」をクリックします。
  2. 時刻同期サービスを停止する
    以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    net stop w32time
  3. 時刻同期設定を解除する
    以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    w32tm /unregister
  4. 時刻同期設定を再登録する
    以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    w32tm /register
  5. 時刻同期サービスを開始する
    以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    net start w32time
  6. 時刻を強制的に同期する
    以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    w32tm /resync
    「コマンドは正常に完了しました。」と表示されれば成功です。

システム時計を修正しても0x80072f8fエラーが解決しない場合の対処法

システム時計を正確に設定しても0x80072f8fエラーが解決しない場合、他の原因が考えられます。以下の対処法を試してみてください。

別のタイムサーバーでも同期できない場合

複数のタイムサーバーを試しても同期が失敗する場合、ネットワーク設定やファイアウォールが原因である可能性があります。会社のネットワーク環境では、セキュリティポリシーによって特定のNTPサーバーへのアクセスが制限されていることもあります。

対処法:

  1. DNS設定を確認する: コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」を開き、使用しているネットワークアダプターのプロパティからIPv4のDNS設定を確認します。Google Public DNSやCloudflare DNSなど、信頼できるパブリックDNSサーバーに変更してみるのも一つの方法です。
  2. ファイアウォールの一時的な無効化: Windows Defender ファイアウォールやサードパーティ製セキュリティソフトのファイアウォール機能が通信を妨げている可能性があります。一時的にファイアウォールを無効にして、時刻同期を試してみてください。問題が解決した場合は、ファイアウォールの設定でNTPポート(UDP 123番)の通信を許可する必要があります。
  3. プロキシ設定の確認: 会社のネットワークでプロキシサーバーを使用している場合、プロキシ設定が時刻同期に影響を与えることがあります。システム管理者にご確認ください。

自動同期が頻繁に失敗する場合

一度設定しても、PCを再起動するたびに時刻がずれたり、自動同期が頻繁に失敗したりする場合は、ハードウェアの問題やWindows Timeサービスの不調が考えられます。

対処法:

  1. CMOSバッテリーの交換: マザーボードに搭載されているCMOSバッテリーが消耗すると、PCの電源が切れている間に時刻情報が保持できなくなり、起動時に時刻がリセットされることがあります。デスクトップPCの場合は比較的簡単に交換できますが、ノートPCの場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
  2. Windows Timeサービスの再起動: Windows Timeサービスが正常に動作していない可能性があります。スタートボタンを右クリックし、「コンピューターの管理」を開きます。左側のメニューから「サービスとアプリケーション」→「サービス」を選択し、一覧から「Windows Time」を見つけます。右クリックして「再起動」を選択してください。スタートアップの種類が「自動」になっていることも確認します。

特定のWebサイトやアプリでのみ発生する場合

システム全体の時刻は正確なのに、特定のWebサイトやアプリケーションでのみ0x80072f8fエラーが発生する場合は、そのサイト・アプリ固有の問題、またはブラウザやプロキシの設定が原因かもしれません。

対処法:

  1. ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする: EdgeなどのWebブラウザでエラーが出る場合、古いキャッシュやCookieが原因で証明書の検証に問題が生じることがあります。ブラウザの設定からキャッシュとCookieを削除し、再度アクセスを試します。
  2. ブラウザの拡張機能を一時的に無効にする: インストールしているブラウザの拡張機能が通信に干渉している可能性もあります。すべての拡張機能を一時的に無効にして、問題のWebサイトにアクセスできるか確認します。
  3. 別のブラウザで試す: 問題が特定のブラウザに限定されるかを確認するため、他のブラウザ(Edge、Chrome、Firefoxなど)で同じWebサイトにアクセスしてみます。
  4. Webサイト管理者に問い合わせる: 特定のWebサイトでのみ問題が発生し、他のサイトでは問題ない場合、そのWebサイトのSSL証明書自体に問題がある可能性も考えられます。サイトの管理者に状況を報告し、確認を依頼してください。

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Windows 11とWindows 10での日付と時刻の設定画面の違い

Windows 11とWindows 10では、日付と時刻の設定画面のUIや一部の配置に違いがあります。基本的な機能は同じですが、以下の表で主な違いをまとめました。

項目 Windows 11 Windows 10
設定へのアクセス スタートボタン右クリック → 設定 → 時刻と言語 → 日付と時刻 スタートボタン右クリック → 設定 → 時刻と言語 → 日付と時刻
UIデザイン 新しいFluent Designに基づいた、よりモダンなレイアウト 従来のModern UIデザイン
インターネット時刻設定への経路 日付と時刻画面下部の「関連リンク」→「その他の時計、日付、地域の追加設定」からコントロールパネルへ 日付と時刻画面下部の「関連設定」→「時計の追加、タイムゾーンの変更、日付形式の変更」からコントロールパネルへ
時刻の自動設定の項目名 「時刻を自動的に設定」 「時刻を自動的に設定」
タイムゾーンの自動設定の項目名 「タイムゾーンを自動的に設定」 「タイムゾーンを自動的に設定」

まとめ

0x80072f8fエラーは、システム時計のずれが原因で発生する証明書エラーであり、本記事で解説したシステム時計の修正手順で解決できます。日付と時刻の自動設定を有効にし、インターネット時刻の同期を確実に実行することで、多くの証明書関連の問題を解消できます。

もし基本的な修正手順で解決しない場合は、タイムサーバーの変更、ネットワーク設定の確認、Windows Timeサービスの再起動などの追加トラブルシューティングを試してください。これらの手順を実践することで、業務でのWebアクセスやオンラインアプリケーション利用時の不便を解消し、スムーズな作業環境を維持できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。