【Windows】「0x800706ba」RPCサーバーを利用できませんと出るリモート管理の復旧手順 | エラーコード:0x800706ba

【Windows】「0x800706ba」RPCサーバーを利用できませんと出るリモート管理の復旧手順 | エラーコード:0x800706ba
🛡️ 超解決

リモート管理中に「0x800706ba RPCサーバーを利用できません」というエラーに直面していませんか。

このエラーは、RPCサービスやネットワーク設定の問題が原因で発生します。

本記事では、このエラーを解決し、リモート管理を復旧させるための具体的な手順を解説します。

【要点】RPCサーバーエラー「0x800706ba」の復旧手順

  • RPC関連サービスの確認: リモート通信に必要なサービスが正しく起動しているか確認します。
  • Windows Defender ファイアウォールの設定確認: ファイアウォールがリモート接続を妨げていないか確認し、必要に応じて設定を調整します。
  • レジストリ設定の修正: RPC通信に必要なレジストリキーが正しい状態であるか確認し、不備があれば修正します。

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エラーコード「0x800706ba」の発生原因

「0x800706ba RPCサーバーを利用できません」というエラーは、Windowsの重要な通信機能であるRPC Remote Procedure Callが正常に動作していない場合に発生します。

RPCは、異なるプロセスやコンピューター間でプログラムが通信するための技術です。

このエラーの主な原因は、RPC関連サービスの停止、Windows Defender ファイアウォールによる通信ブロック、またはレジストリ設定の不備が考えられます。

リモートデスクトップ接続や特定のアプリケーションがRPCに依存するため、このエラーは業務に大きな影響を与えることがあります。

問題解決には、これらの要因を一つずつ確認し、修正していく必要があります。

RPCサービスが停止している

RPCサービス自体が停止している場合、他のプログラムはRPCサーバーを利用できません。

関連するサービスが依存関係により停止している可能性もあります。

ファイアウォールが通信をブロックしている

Windows Defender ファイアウォールやサードパーティ製セキュリティソフトウェアが、RPC通信に必要なポートをブロックしていることがあります。

特に、リモート管理を行う際には特定のポートの開放が必要です。

レジストリ設定に不整合がある

RPCの動作に必要なレジストリ設定が破損している、または不正に変更されている場合にもエラーが発生します。

システムファイルの破損がレジストリに影響を与えることもあります。

「0x800706ba」エラーを解決する手順

ここからは、エラーコード「0x800706ba」を解決するための具体的な手順を解説します。

各手順を順番に実行し、問題が解決するかどうかを確認してください。

RPC関連サービスの確認と再起動

RPCサービスおよび関連サービスが正しく起動しているかを確認し、必要であれば再起動します。

サービスの停止はエラーの直接的な原因となります。

  1. サービス管理ツールを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。
  2. サービスの状況を確認する
    サービスの一覧の中から「Remote Procedure Call RPC」を探します。このサービスの「状態」が「実行中」であり、「スタートアップの種類」が「自動」であることを確認します。
  3. 関連サービスを確認する
    さらに「DCOM Server Process Launcher」と「RPC Endpoint Mapper」も確認します。これらのサービスも「実行中」であり、「スタートアップの種類」が「自動」または「自動 遅延開始」であることを確認してください。
  4. サービスを再起動する
    もし「Remote Procedure Call RPC」が実行中でない場合、または問題が解決しない場合は、右クリックして「再起動」を選択します。
  5. 依存関係のあるサービスも再起動する
    DCOM Server Process LauncherとRPC Endpoint Mapperについても、必要であれば再起動を試みます。

Windows Defender ファイアウォールの設定確認

Windows Defender ファイアウォールがRPC通信をブロックしている可能性があります。

必要なポートが開放されているか確認し、設定を調整します。

  1. Windows Defender ファイアウォールを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を開きます。「プライバシーとセキュリティ」を選択し、「Windows セキュリティ」をクリックします。「ファイアウォールとネットワーク保護」を開きます。
  2. 特定のプログラムまたは機能の許可設定を確認する
    「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。表示される一覧からリモート管理に関連するプログラムやサービスを探し、プライベートおよびパブリックネットワークの両方で許可されているか確認します。
  3. 詳細設定を確認する
    「詳細設定」をクリックし、「受信の規則」と「送信の規則」を確認します。特にTCPポート135や動的ポート範囲 RPC Dynamic Portsが許可されているか確認します。
  4. 一時的にファイアウォールを無効にしてテストする
    問題が解決しない場合、一時的にWindows Defender ファイアウォールを無効にしてリモート接続を試します。これは問題の切り分けのためです。テスト後は速やかにファイアウォールを有効に戻してください。

レジストリ設定の確認と修正

レジストリ設定に不整合がある場合、RPCの動作に影響が出ます。

レジストリ編集はシステムに大きな影響を与えるため、必ずバックアップを取ってから慎重に作業してください。

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. レジストリのバックアップを作成する
    レジストリエディターのメニューで「ファイル」をクリックし、「エクスポート」を選択します。任意の場所に保存先を指定し、ファイル名を入力して「保存」をクリックします。これは万が一の場合に元の状態に戻すための重要な手順です。
  3. 特定のレジストリキーへ移動する
    アドレスバーに「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Rpc」と入力し、Enterキーを押します。
  4. レジストリ値を修正する
    右ペインで「RpcAutostart」というDWORD値を探します。もし存在しない場合は、右クリックして「新規」から「DWORD 32ビット値」を選択し、「RpcAutostart」という名前で作成します。
  5. 値のデータを設定する
    「RpcAutostart」をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定して「OK」をクリックします。
  6. レジストリエディターを閉じる
    レジストリエディターを閉じ、コンピューターを再起動します。

復旧手順で解決しない場合の追加確認事項

上記の基本的な手順で問題が解決しない場合、さらに詳細な確認が必要です。

以下の項目を順に確認し、トラブルの原因を特定します。

ネットワーク接続の問題でRPC通信ができない

RPC通信はネットワークを介して行われるため、ネットワーク自体の問題が原因となることがあります。

物理的な接続やIPアドレス設定を確認してください。

確認手順:

  1. ネットワークケーブルの確認
    有線接続の場合、ネットワークケーブルが正しく接続されているか、損傷がないかを確認します。
  2. Wi-Fi接続の確認
    無線接続の場合、Wi-Fiルーターが正常に動作しているか、正しく接続されているかを確認します。他のデバイスでインターネット接続が可能かどうかも確認してください。
  3. IPアドレスの設定確認
    コマンドプロンプトを管理者として開き、「ipconfig /all」と入力し、Enterキーを押します。IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーの設定が正しいか確認します。特に静的IPアドレスを設定している場合は、重複がないか確認が必要です。
  4. Pingコマンドで接続テスト
    リモート接続先のコンピューターに対してPingコマンドを実行し、応答があるか確認します。コマンドプロンプトで「ping [リモートコンピューターのIPアドレスまたはホスト名]」と入力します。

RPCサービスが起動してもエラーが続く

サービスが実行中であっても、内部的な破損や競合によりエラーが発生することがあります。

イベントビューアーで詳細なログを確認し、システムファイルの整合性をチェックします。

確認手順:

  1. イベントビューアーでログを確認する
    スタートボタンを右クリックし、「イベントビューアー」を選択します。「Windows ログ」の「システム」と「アプリケーション」を確認し、エラーが発生した時刻にRPC関連のエラーや警告がないか探します。エラーの詳細情報が原因特定のヒントになることがあります。
  2. システムファイルの破損をチェックする
    コマンドプロンプトを管理者として開き、「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。このコマンドは、保護されているシステムファイルの整合性をスキャンし、破損しているファイルを修復します。スキャンには時間がかかる場合があります。
  3. DISMコマンドでシステムイメージを修復する
    SFCコマンドで問題が解決しない場合、さらにコマンドプロンプトを管理者として開き、「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、Enterキーを押します。このコマンドは、Windowsイメージを修復し、システムファイルの破損を解決するのに役立ちます。

レジストリ編集後にシステムが不安定になる

レジストリの誤った編集は、システムに深刻な問題を引き起こす可能性があります。

バックアップからの復元やシステムの復元ポイントを利用して、元の状態に戻します。

復旧手順:

  1. レジストリバックアップから復元する
    レジストリエディターを開き、「ファイル」メニューから「インポート」を選択します。手順4-3-2で作成したバックアップファイルを選択し、「開く」をクリックします。これにより、レジストリがバックアップ時点の状態に戻ります。
  2. システムの復元ポイントを利用する
    スタートボタンを右クリックし、「システム」を選択します。「システムの保護」をクリックし、「システムの復元」ボタンをクリックします。画面の指示に従い、問題が発生する前の復元ポイントを選択してシステムを復元します。この操作は、レジストリだけでなくシステム全体を以前の状態に戻します。

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リモート管理トラブルシューティングの基本的な確認項目

項目 状況 確認内容
サービス RPCサーバーを利用できません Remote Procedure Call、DCOM Server Process Launcher、RPC Endpoint Mapperの起動状態を確認
ネットワーク リモート接続できない 物理的なネットワーク接続、IPアドレス設定、Ping応答を確認
セキュリティ アクセス拒否される Windows Defender ファイアウォール、サードパーティ製セキュリティソフトの設定を確認
システム 原因不明のエラーが続く イベントビューアーのログ、sfc /scannow、DISMコマンドによるシステムファイルの整合性を確認

本記事では、「0x800706ba RPCサーバーを利用できません」エラーの解決策を解説しました。

RPC関連サービスの確認、ファイアウォール設定、レジストリ修正といった手順で問題が解決できるはずです。

これらの手順を実行することで、リモート管理がスムーズに行えるようになります。

定期的なシステムメンテナンスやバックアップの習慣化で、同様のトラブルを未然に防ぎましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。