【Windows】ネットワークアダプターの「名称未設定のネットワーク」を正常な識別状態に戻す手順

【Windows】ネットワークアダプターの「名称未設定のネットワーク」を正常な識別状態に戻す手順
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Windowsパソコンでネットワークアダプターが「名称未設定のネットワーク」と表示され、インターネット接続や社内ネットワークへのアクセスに支障が出ることがあります。

この問題は、ネットワークプロファイルの破損やIPアドレスの競合など、複数の原因で発生する可能性があります。

この記事では、そのような状況を解決し、ネットワークを正常な識別状態に戻すための具体的な手順を詳しく解説します。

【要点】名称未設定のネットワークを解決する主要な手順

  • ネットワークアダプターの再有効化: 一時的なネットワーク状態の不具合を解消し、接続を再確立します。
  • TCP/IPスタックのリセット: ネットワークプロトコルの設定を初期化し、通信の基盤を再構築します。
  • ネットワークのリセット: ネットワーク関連のすべての設定を初期状態に戻し、根本的な問題を解決します。

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なぜ「名称未設定のネットワーク」が発生するのか

Windowsで「名称未設定のネットワーク」と表示される場合、パソコンが接続しているネットワークを正しく識別できていない状態です。

この問題は、いくつかの技術的な原因によって引き起こされます。

ネットワークプロファイルの破損が原因の場合

Windowsは、接続したネットワークごとにプロファイルを作成し、設定を記憶しています。

このプロファイルが破損すると、ネットワークを正しく識別できなくなり「名称未設定のネットワーク」と表示されます。

特に、IPアドレスやDNSサーバーの設定情報が不整合を起こしている場合に発生しやすいです。

IPアドレスの競合や取得失敗

ネットワーク上で同じIPアドレスを持つ機器が複数存在する場合、IPアドレスの競合が発生します。

また、DHCPサーバーからIPアドレスを正常に取得できなかった場合も、ネットワークを識別できなくなります。

これらは、ネットワーク通信を妨げる直接的な原因となります。

ネットワークドライバーの問題

ネットワークアダプターのドライバーが古い、または破損している場合も、正常な通信が阻害されます。

ドライバーはハードウェアとOSを仲介する重要なソフトウェアであり、その不具合はネットワークの誤認識につながります。

「名称未設定のネットワーク」を正常化させる手順

ここでは、Windows 11を基準に「名称未設定のネットワーク」を解決するための具体的な手順を解説します。

Windows 10でも同様の操作が可能ですが、一部メニュー名が異なる場合があります。

手順1: ネットワークアダプターの再有効化

一時的なネットワークの不具合は、アダプターの再有効化で解決することがあります。

  1. 設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. ネットワークとインターネットへ移動する
    左側のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. ネットワークの詳細設定を開く
    右側の項目から「ネットワークの詳細設定」を選択します。
  4. ネットワークアダプターを無効化・有効化する
    「ネットワークアダプター」の項目で、問題の起きているアダプターを探します。
    アダプターを右クリックし「無効にする」を選択します。
    数秒待った後、再度アダプターを右クリックし「有効にする」を選択します。
    Windows 10の場合は「アダプターのオプションを変更する」から操作します。

手順2: TCP/IPスタックのリセット

ネットワークプロトコルの設定を初期化し、通信の基盤を再構築します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。
    Windows 10の場合は「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。
  2. IP設定をリセットするコマンドを実行する
    表示された画面で以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    netsh int ip reset
  3. Winsockカタログをリセットするコマンドを実行する
    続けて以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    netsh winsock reset
  4. PCを再起動する
    すべてのコマンド実行後、パソコンを再起動し、問題が解決したか確認します。

手順3: IPアドレスの再取得

現在のIPアドレスを解放し、DHCPサーバーから新しいIPアドレスを取得し直します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    手順2と同様に、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
  2. IPアドレスを解放するコマンドを実行する
    以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    ipconfig /release
  3. 新しいIPアドレスを取得するコマンドを実行する
    続けて以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    ipconfig /renew
  4. DNSキャッシュをクリアするコマンドを実行する
    さらに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    ipconfig /flushdns
  5. PCを再起動する
    コマンド実行後、パソコンを再起動してネットワークの状態を確認します。

手順4: ネットワークドライバーの更新または再インストール

ドライバーの問題が原因の場合、更新や再インストールが有効です。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ネットワークアダプターを展開する
    「ネットワークアダプター」の項目をダブルクリックして展開します。
  3. ドライバーを更新する
    問題の起きているネットワークアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
    「ドライバーを自動的に検索」を選択し、最新のドライバーがインストールされるか確認します。
  4. ドライバーを再インストールする
    ドライバーの更新で改善しない場合は、再度アダプターを右クリックし「デバイスのアンインストール」を選択します。
    確認メッセージが表示されたら「アンインストール」をクリックします。
    アンインストール後、パソコンを再起動すると、Windowsが自動的にドライバーを再インストールします。

手順5: ネットワークのリセット

最終手段として、ネットワーク関連のすべての設定を初期状態に戻します。

  1. 設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. ネットワークとインターネットへ移動する
    左側のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. ネットワークの詳細設定を開く
    右側の項目から「ネットワークの詳細設定」を選択します。
  4. ネットワークのリセットを実行する
    「ネットワークのリセット」の項目をクリックし、「今すぐリセット」ボタンを選択します。
    確認メッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
    この操作により、すべてのネットワークアダプターが削除され、再インストールされます。
    PCは自動的に再起動されます。

解決しない場合の追加チェック項目と注意点

上記の手順を試しても問題が解決しない場合、以下の点を確認してください。

IPアドレスの手動設定が原因で接続できない

もしIPアドレスを手動で設定している場合、それが原因で「名称未設定のネットワーク」となることがあります。

誤った固定IPアドレスを設定しているか、DHCPサーバーの割り当て範囲と競合している可能性があります。

対処法:

  1. ネットワークアダプターのプロパティを開く
    「設定」>「ネットワークとインターネット」>「ネットワークの詳細設定」>「ネットワークアダプター」で、該当のアダプターを右クリックし「プロパティ」を選択します。
    Windows 10の場合は「アダプターのオプションを変更する」から操作します。
  2. IP設定を自動取得に戻す
    「インターネットプロトコルバージョン4 TCP/IPv4 」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
    「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

Wi-Fiプロファイルが破損している場合

Wi-Fi接続で問題が発生している場合、以前接続していたWi-Fiネットワークのプロファイルが破損している可能性があります。

対処法:

  1. Wi-Fiプロファイルを削除する
    「設定」>「ネットワークとインターネット」>「Wi-Fi」を選択します。
    「既知のネットワークを管理」をクリックし、問題の起きているWi-Fiネットワークを選択して「切断」をクリックします。
  2. Wi-Fiに再接続する
    再度Wi-Fiネットワークを選択し、パスワードを入力して接続し直します。

サードパーティ製セキュリティソフトの影響で通信できない

導入しているVPNクライアントやセキュリティソフトのファイアウォール機能が、ネットワーク通信を妨げていることがあります。

対処法:

  1. セキュリティソフトを一時的に無効化する
    一時的にセキュリティソフトやVPNクライアントを無効化し、問題が解決するか確認します。
  2. ソフトの設定を確認する
    問題が解決した場合、セキュリティソフトの設定を確認し、ネットワーク通信を許可するように調整します。

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Windows 11とWindows 10でのネットワーク設定画面の違い

Windows 11では設定画面のレイアウトが変更されており、Windows 10とは一部メニューのパスが異なります。

主要なネットワーク設定へのアクセス方法を比較します。

項目 Windows 11での操作 Windows 10での操作
ネットワークアダプターの確認 設定 > ネットワークとインターネット > ネットワークの詳細設定 > ネットワークアダプター 設定 > ネットワークとインターネット > 状態 > アダプターのオプションを変更する
ネットワークのリセット 設定 > ネットワークとインターネット > ネットワークの詳細設定 > ネットワークのリセット 設定 > ネットワークとインターネット > 状態 > ネットワークのリセット
IPアドレスの手動設定 設定 > ネットワークとインターネット > ネットワークの詳細設定 > ネットワークアダプター > プロパティ > インターネットプロトコルバージョン4 TCP/IPv4 設定 > ネットワークとインターネット > アダプターのオプションを変更する > プロパティ > インターネットプロトコルバージョン4 TCP/IPv4

まとめ

この記事では、Windowsで発生する「名称未設定のネットワーク」の問題を解決するための具体的な手順を解説しました。

ネットワークアダプターの再有効化、TCP/IPスタックのリセット、ネットワークのリセットなどの操作を行うことで、多くのケースで問題が解消されます。

これらの手順を試すことで、ネットワーク接続を安定させ、業務の継続性を確保できるでしょう。

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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。