【Windows】OneDriveでファイル名の末尾にPC名が追加される競合コピーを止める手順

【Windows】OneDriveでファイル名の末尾にPC名が追加される競合コピーを止める手順
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OneDriveでファイル名の末尾にPC名が付いたファイルが勝手に作成され、業務に支障が出ている方もいるのではないでしょうか。

これはOneDriveが同一ファイルの変更を検知し、データ損失を避けるために作成する「競合コピー」という機能が働いているためです。

この記事では、この競合コピーの発生原因を理解し、その自動作成を停止させてスムーズにファイル同期を行う手順を解説します。

【要点】OneDriveの競合コピーを解消しスムーズなファイル同期を実現する

  • OneDrive設定の変更: 競合コピーの自動作成を停止し、手動で解決する設定に変更します。
  • OneDriveのリセット: 同期の問題が解決しない場合に、OneDriveを初期状態に戻し同期を再確立します。
  • 同期状態の確認と修正: 同期エラーの有無を確認し、問題のあるファイルを特定して対処します。

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OneDriveでファイル競合コピーが発生する仕組み

OneDriveは、複数のデバイス間でファイルを自動的に同期するクラウドサービスです。しかし、複数のデバイスで同じファイルが同時に編集された場合、OneDriveはどちらの変更を優先すべきか判断できません。

このような状況でOneDriveは、データの損失を防ぐために元のファイルとは別に、変更履歴が異なるファイルを「競合コピー」として保存します。このとき、ファイル名の末尾に「-PC名」や「競合コピー」といった文字列が付加されるのが特徴です。

競合コピーが発生する主な原因としては、ネットワーク接続の不安定さによる同期遅延、複数のユーザーやデバイスによる同一ファイルの同時編集、あるいはOneDriveがファイルを正しくロックできなかった場合などが挙げられます。特に、頻繁に上書き保存が行われる環境では、同期が間に合わず競合コピーが生成されやすくなります。

OneDriveの競合コピーを停止させる具体的な手順

OneDriveの競合コピーを止めるには、設定の変更や同期状態のリセットが有効です。以下の手順を順番に試してください。

  1. OneDriveの競合処理設定を変更する
    タスクバーの通知領域にあるOneDriveアイコンを右クリックします。表示されたメニューから「設定」を選択し、OneDriveの設定ウィンドウを開きます。
  2. 同期とバックアップタブを開く
    OneDrive設定ウィンドウで「同期とバックアップ」タブをクリックします。
  3. 詳細設定を展開する
    「同期とバックアップ」タブ内にある「詳細設定」の項目を展開します。
  4. 競合の処理方法を変更する
    「競合の処理方法」の項目で、初期設定の「常に両方を保持する」から「ファイルの同期中に競合が発生した場合」に変更します。この設定により、競合が発生した際にOneDriveが自動的に競合コピーを作成するのではなく、ユーザーに選択を促すようになります。

    補足: Windows 10の場合
    Windows 10では、OneDrive設定の「Office」タブに「Officeファイルを他のユーザーと同期する際に発生する競合の処理方法」という項目があります。ここで「競合が発生した場合は、両方のバージョンを保持するように求める」を選択することで、同様の動作になります。

  5. OneDriveを一時停止して同期をリセットする
    上記の設定変更後も競合が頻発する場合、同期状態が一時的に不安定になっている可能性があります。タスクバーの通知領域にあるOneDriveアイコンを右クリックし、メニューから「同期の一時停止」を選択し、期間を「2時間」など一時的に設定します。数分待ってから再度OneDriveアイコンを右クリックし、「同期の再開」を選択してください。これにより、同期プロセスがリフレッシュされます。
  6. OneDriveをリセットする
    上記の手順で解決しない場合、OneDriveクライアントアプリケーション自体に問題が発生している可能性があります。OneDriveのリセットは、同期設定を初期化し、すべてのファイルを再同期する操作です。データが失われることはありませんが、ファイルの量によっては時間がかかる場合があります。

    キーボードのWindowsキーとRキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。

  7. リセットコマンドを実行する
    「ファイル名を指定して実行」ボックスに、次のコマンドを正確に入力し、「OK」ボタンをクリックします。
    `%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset`
    このコマンドを実行すると、OneDriveのアイコンがタスクバーから一時的に消えることがあります。
  8. OneDriveを再起動する
    数分待ってもOneDriveが自動的に再起動しない場合は、手動で起動します。スタートメニューを開き、「OneDrive」と検索してアプリケーションを起動してください。OneDriveが再起動すると、同期プロセスが最初からやり直されます。
  9. 競合コピーを手動で解決する
    設定変更後も既存の競合コピーファイルは残ったままです。ファイル名の末尾にPC名が付いているファイルと元のファイルを比較し、最新の変更が含まれている方を残して、不要な競合コピーファイルを削除してください。これにより、ファイル管理が簡素化されます。

競合コピーが解決しない場合の追加確認点

上記の手順を試しても競合コピーの問題が解決しない場合は、以下の点を確認してください。

ファイルの種類とサイズを確認する

特定の種類のファイルや非常に大きなファイルは、競合が発生しやすい傾向があります。例えば、Microsoft AccessのようなデータベースファイルやCADファイル、常にロック状態にある可能性のあるファイルは、OneDriveでの同期に適さない場合があります。これらのファイルは同期中に他のアプリケーションによってロックされ、OneDriveが変更を処理できずに競合コピーを作成することがあります。可能であれば、これらのファイルをOneDrive以外の共有方法で管理することを検討してください。

ネットワーク接続の安定性を確認する

不安定なWi-Fi接続や、遅延の大きいVPN接続は、OneDriveの同期エラーの主要な原因となります。同期中にネットワークが頻繁に切断されたり、データ転送速度が極端に遅かったりすると、OneDriveは同期状態を正しく維持できず、競合コピーを生成しやすくなります。可能であれば、有線LAN接続を試すか、より安定したネットワーク環境で作業してください。また、会社のプロキシサーバーやファイアウォール設定がOneDriveの同期を妨げている可能性もあります。システム管理者に確認することを推奨します。

OneDriveのストレージ容量を確認する

OneDriveのクラウドストレージ容量が上限に達していると、新しいファイルの同期や既存ファイルの変更が正常に行われないことがあります。ブラウザでOneDriveにアクセスし、画面左下または右上の設定アイコンからストレージの使用状況を確認してください。容量が不足している場合は、不要なファイルを削除するか、ストレージプランをアップグレードすることで問題を解決できます。

Windowsのファイル名制限を確認する

OneDriveでは、ファイル名やパスの長さに特定の制限があります。パス全体で400文字を超える場合や、特殊文字(例: `” * : < > ? / \ |`)が含まれるファイル名は、同期エラーの原因となることがあります。ファイル名が長すぎる場合や、これらの特殊文字を使用している場合は、ファイル名を短縮するか、特殊文字を削除して試してください。また、ファイル名が「.」や「~」で始まる場合も、同期に問題が生じることがあります。

OneDriveのバージョンとWindows Updateの状況を確認する

OneDriveクライアントアプリケーションのバージョンが古い場合や、Windows自体が最新の状態に更新されていない場合、同期に関する既知の問題が修正されていない可能性があります。OneDriveは通常、自動的に更新されますが、手動で最新バージョンを確認し、必要であれば更新してください。また、Windows Updateを実行し、OSを最新の状態に保つことも重要です。

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OneDriveでのファイル同時編集時の運用ルール

競合コピーを根本的に防ぐためには、チーム内でのファイル運用ルールを確立することも重要です。

項目 推奨される運用 避けるべき運用
ファイル編集 同時に同じファイルを編集しないよう調整する 複数のユーザーが同時に同じファイルを編集する
共有方法 Microsoft 365の共同編集機能を活用する ダウンロードして個別に編集し、後でアップロードする
作業終了時 ファイルを閉じて同期が完了したことを確認する ファイルを長時間開いたままにする

特にMicrosoft 365アプリケーションは、OneDriveと連携してリアルタイム共同編集機能を提供しています。Word、Excel、PowerPointなどのファイルをオンラインで開いて共同編集することで、競合コピーの発生を大幅に減らせます。

まとめ

この記事では、OneDriveでファイル名の末尾にPC名が追加される競合コピーが発生する原因と、その解決手順を詳細に解説しました。

OneDriveの設定変更やリセット、さらにネットワーク環境やファイル種類の確認を行うことで、この問題を回避し、スムーズなファイル同期を実現できます。

この記事で解説した競合処理設定の変更やOneDriveのリセット手順を実践し、快適なOneDrive利用環境を構築しましょう。

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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。