【Windows】Netplwizで利用者名とパスワードが必要のチェックを復活させる手順

【Windows】Netplwizで利用者名とパスワードが必要のチェックを復活させる手順
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Windowsで自動サインインを設定しようとした際、「利用者名とパスワードが必要」というチェックボックスが表示されず困っていませんか。

この問題は特定のレジストリ設定が原因で発生します。

この記事では、Netplwizのチェックボックスを復活させ、Windowsのサインイン設定を適切に管理できるようになる手順を解説します。

【要点】Netplwizの「利用者名とパスワードが必要」チェックボックスを復活させる方法

  • レジストリのバックアップ: 万一のシステムトラブルに備え、レジストリの関連キーを事前に保存します。
  • レジストリ編集: 特定のレジストリ値を変更し、チェックボックスが表示されない問題を解決します。
  • Netplwizでの設定変更: チェックボックス復活後、自動サインインの設定を有効または無効に切り替えます。

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Netplwizのチェックボックスが消える根本的な原因

「利用者名とパスワードが必要」チェックボックスがNetplwizに表示されない主な原因は、Windowsの特定のレジストリ設定にあります。

特にDevicePasswordlessBuildVersionというレジストリ値が影響しています。

Windows11やWindows10では、セキュリティ強化やパスワードレスサインインの推進により、この値が自動的に変更されることがあります。

この値が0以外の数値になっていると、Netplwizの自動サインイン設定が非表示になる仕組みです。

レジストリはWindowsの動作を制御する重要なデータベースであり、その変更はシステム全体に影響を与えます。

Netplwizの「利用者名とパスワードが必要」チェックボックスを復活させる手順

Netplwizのチェックボックスを復活させるには、レジストリエディターを使って特定の値を修正します。

この操作はシステムの重要な部分に触れるため、必ず事前にレジストリのバックアップを取得してください。

  1. レジストリエディターを開く
    検索ボックスに「regedit」と入力し、「レジストリエディター」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックして許可します。
  2. 関連レジストリキーをバックアップする
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスへ移動します。
    コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device
    「Device」キーを右クリックし、「エクスポート」を選択します。
    任意の場所にわかりやすい名前 例: 「Device_Backup.reg」を付けて保存します。
  3. レジストリ値を変更する
    「Device」キーが選択された状態で、右ペインの「DevicePasswordlessBuildVersion」という項目を探します。
    この項目が見つからない場合は、右ペインの空いている場所を右クリックし、「新規」から「DWORD 32ビット値」を選択します。
    新しい値の名前を「DevicePasswordlessBuildVersion」と入力します。
  4. DWORD 32ビット値のデータを修正する
    「DevicePasswordlessBuildVersion」をダブルクリックします。
    「値のデータ」を「0」に設定し、「OK」をクリックします。
    この値が0になっていることで、Netplwizのチェックボックスが有効になります。
  5. レジストリエディターを閉じる
    レジストリエディターのウィンドウを閉じます。
    この変更をシステムに反映させるため、Windowsを再起動することが推奨されます。
  6. Netplwizを開き、チェックボックスの復活を確認する
    検索ボックスに「netplwiz」と入力し、「ファイル名を指定して実行」の下に表示される「netplwiz」をクリックします。
    「ユーザーアカウント」ダイアログが表示されたら、「このコンピューターのユーザー」欄の「利用者名とパスワードが必要」チェックボックスが表示されていることを確認します。
  7. 自動サインインを設定する
    チェックボックスが復活したら、自動サインインを設定したいユーザーアカウントを選択します。
    「利用者名とパスワードが必要」チェックボックスのチェックを外します。
    「適用」をクリックすると、自動サインインのためのユーザー名とパスワードの入力が求められます。
    パスワードを正確に入力し、「OK」をクリックします。
    これで、次回起動時から選択したアカウントで自動的にサインインするようになります。

レジストリ編集後の注意点と関連するトラブル

レジストリの編集はWindowsの安定性に直接影響するため、慎重な操作が求められます。

もし問題が発生した場合は、以下の対処法を試してください。

レジストリ編集後にシステムが不安定になる場合

レジストリの誤った編集は、Windowsの起動不能や機能不全を引き起こす可能性があります。

万一システムが不安定になった場合は、手順2で作成したバックアップファイルを使用してレジストリを元に戻すことができます。

バックアップファイルをダブルクリックして実行すると、変更を元に戻すかどうか確認のダイアログが表示されますので、「はい」をクリックして復元してください。

チェックボックスが復活しない場合の追加確認

レジストリ値を変更し、再起動してもチェックボックスが復活しない場合があります。

この場合は、再度レジストリエディターを開き、「DevicePasswordlessBuildVersion」の値が本当に「0」になっているかを確認してください。

また、複数のユーザーアカウントが存在する場合、それぞれのアカウント設定が影響することもあります。

Windows10の場合も手順は同じですが、更新プログラムの適用状況によって動作が異なる可能性があります。

Windows Helloなどパスワードレス設定との関係

Windows11やWindows10では、PIN、顔認証、指紋認証などのWindows Hello機能が提供されています。

これらのパスワードレスサインインオプションが有効になっていると、Netplwizの自動サインイン設定が優先されないことがあります。

自動サインインを確実に機能させたい場合は、設定アプリの「アカウント」から「サインインオプション」に進み、Windows Hello関連の項目を一時的に無効にすることも検討してください。

特に「セキュリティ向上のため、Microsoftアカウント用にWindows Helloサインインのみを許可する」という設定が有効になっていると、Netplwizの自動サインイン設定が無視されることがあります。

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Netplwizと設定アプリのサインインオプションの違い

Windowsのサインイン設定には、Netplwizと設定アプリの「サインインオプション」の二つの主要な方法があります。

それぞれの用途と機能には違いがあります。

項目 Netplwiz 設定アプリのサインインオプション
用途 Windows起動時の自動サインイン設定を制御する サインイン方法の種類やセキュリティ設定を管理する
設定対象 ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの自動サインイン PIN、顔認証、指紋認証、セキュリティキーなどの認証方法
主要な機能 「利用者名とパスワードが必要」チェックボックスのオンオフ Windows Hello関連の有効化、パスワード変更、動的ロック設定
変更できる項目 自動サインインの有効化と無効化、ユーザーアカウントの追加や削除 サインイン方法の追加と削除、パスワードポリシーの変更

まとめ

この記事では、Netplwizで「利用者名とパスワードが必要」チェックボックスが消えた場合の復活手順を解説しました。

レジストリを適切に編集することで、自動サインイン設定を自由に制御できるようになります。

レジストリ編集の際は、必ずバックアップを取得し、慎重に操作してください。

Windows Helloなどのパスワードレス設定との兼ね合いも考慮しながら、最適なサインイン環境を構築しましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。