会社の共有PCや家庭のPCで、Windowsのサインイン画面に表示される利用者の順番がバラバラで困っていませんか。特定の利用者を一番上に表示させたい、あるいは名前順に整理したいと考えるビジネスマンは少なくありません。
Windowsにはサインイン画面の利用者表示順を直接変更する標準機能はありませんが、レジストリを編集することで名前順に並び替えることができます。
この記事では、サインイン画面の利用者表示順を名前順に整理するための、安全かつ確実なレジストリ編集手順を詳しく解説します。
【要点】サインイン画面の利用者表示順を名前順に整理する方法
- レジストリエディターでの設定変更: サインイン画面のユーザー表示順を任意に設定できます。
- レジストリのバックアップ: 重要なシステム設定を安全に変更できます。
- 特定のレジストリキーの削除: 不要なユーザー表示を整理し、サインイン画面を簡潔に保てます。
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目次
サインイン画面の利用者表示順の仕組みと前提
Windowsのサインイン画面では、通常、ユーザーアカウントの作成順や過去のサインイン履歴に基づいて利用者が表示されます。この表示順は、標準の設定では直接変更する機能が提供されていません。
しかし、Windowsのシステム設定を管理するデータベースであるレジストリを編集することで、表示順を制御できます。レジストリには、サインイン画面のユーザー表示に関する情報が格納されています。
この操作は、複数のユーザーが共有するPCで、特定のユーザーを上位に表示したい場合や、利用者の一覧を整理したい場合に有効です。レジストリの編集はシステムに深く関わるため、操作は慎重に進める必要があります。
サインイン画面の利用者表示順を名前順に並び替える手順
サインイン画面の利用者表示順を名前順に並び替えるには、レジストリの編集が必要です。レジストリの編集はシステムに影響を与えるため、必ず事前にバックアップを取得してください。
ステップ1: レジストリのバックアップを取得する
- レジストリエディターを開く
WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。名前に「regedit」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら、「はい」を選択します。 - レジストリ全体をエクスポートする
レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。 - バックアップファイルを保存する
「レジストリファイルの保存」ダイアログボックスで、エクスポート範囲を「すべて」に設定します。任意の保存場所とファイル名を指定し、「保存」ボタンをクリックします。これにより、現在のレジストリの状態がバックアップされます。
ステップ2: サインイン画面の表示順をリセットするレジストリを編集する
- レジストリエディターで対象のキーに移動する
レジストリエディターのアドレスバーに以下のパスをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Authentication\LogonUI\UserTile - UserTileキーの内容を確認する
UserTileキーを選択すると、右側のペインにいくつかのサブキーが表示されます。これらは通常、GUIDと呼ばれる英数字の長い文字列で構成されており、各ユーザーアカウントに対応しています。 - UserTileキー下のサブキーを削除する
UserTileキーの下にある、GUIDで構成されるすべてのサブキーを選択し、右クリックメニューから「削除」を選択します。確認のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックして削除を実行します。
この操作により、Windowsは次回起動時にサインイン画面のユーザー表示情報を再構築します。Windows 10でも手順は同じです。
ステップ3: PCを再起動して表示順を確認する
- PCを再起動する
すべての作業が終わったら、開いているアプリケーションを保存して閉じ、PCを再起動します。 - サインイン画面の表示順を確認する
再起動後、サインイン画面に表示される利用者の順番が名前順に整理されていることを確認します。
レジストリ編集時の注意点とよくある問題
レジストリの編集はシステムの安定性に直結するため、細心の注意が必要です。ここでは、操作時に注意すべき点や、よくある問題とその対処法を解説します。
レジストリのバックアップを忘れてしまう
レジストリ編集はシステムに影響を与えるため、必ずバックアップを取る必要があります。バックアップを忘れてしまうと、万が一システムに問題が発生した場合に復元が困難になる可能性があります。
対処法: 手順の冒頭で説明した通り、レジストリエディターの「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択し、レジストリ全体をバックアップしてください。問題が発生した場合は、同じく「ファイル」メニューから「インポート」を選択し、バックアップファイルを指定することで元の状態に戻せます。
誤ったレジストリキーを削除してしまう
指定されたキー以外のレジストリキーを誤って削除してしまうと、Windowsが正常に動作しなくなる可能性があります。システムの起動不良や機能の停止など、重大な問題を引き起こすことがあります。
対処法: レジストリエディターでパスを正確に確認し、操作するキーがHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Authentication\LogonUI\UserTile配下のGUID形式のサブキーであることを再確認してください。アドレスバーにパスを直接入力することで、誤操作のリスクを減らせます。
ユーザーがサインイン画面から消えてしまう
レジストリの編集後、特定のユーザーがサインイン画面に表示されなくなることがあります。これは、UserTileキー配下のサブキーを削除する際に、誤ってユーザーアカウント自体を削除してしまったと誤解することが原因です。
対処法: この操作はサインイン画面の表示情報をリセットするだけで、ユーザーアカウント自体を削除するものではありません。アカウントが消えたように見えても、実際には存在しています。再起動後にユーザー名が表示されない場合は、一度任意のキーを押して画面を更新するか、PCを再起動し直してみてください。それでも表示されない場合は、別の管理者アカウントでサインインし、「設定」-「アカウント」-「家族とその他のユーザー」で該当のアカウントが存在するか確認します。
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サインイン画面のユーザー表示順を制御する方法の比較
| 項目 | 標準機能 | レジストリ編集 |
|---|---|---|
| 特徴 | 表示順序を直接変更する機能はない | レジストリキーを削除することで表示順を名前順に再構築できる |
| 難易度 | 低 | 高 |
| 影響範囲 | なし | システム設定に影響する可能性がある |
| 安全性 | 高い | バックアップと慎重な操作が必須 |
この記事で解説したレジストリ編集手順を実行することで、Windowsのサインイン画面に表示される利用者の順番を名前順に整理できました。
これにより、複数のユーザーがPCを利用する環境で、より効率的かつ視覚的に分かりやすいサインイン画面を実現できます。
業務効率の向上や、共有PCの使いやすさ改善のために、ぜひこの利用者表示順の整理機能を活用してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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