【Windows】指紋リーダー接続時のフリーズを通信の仕組み修正で直す手順

【Windows】指紋リーダー接続時のフリーズを通信の仕組み修正で直す手順
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指紋リーダー接続時にWindowsがフリーズし、業務が滞ってしまう状況ですね。この問題は、主にデバイスの通信設定や電力管理の不適切な構成が原因で発生します。

この記事では、指紋リーダーの通信の仕組みを修正し、フリーズ現象を根本から解決する具体的な手順を解説します。

【要点】指紋リーダー接続時のフリーズを解消する主要な手順

  • デバイスドライバーの更新または再インストール: 古いドライバーや破損したドライバーが原因のフリーズを解決します。
  • USBセレクティブサスペンド設定の無効化: USBデバイスの省電力機能が原因で発生する通信途絶とフリーズを防ぎます。
  • レジストリ設定の変更: 特定のUSBデバイスの応答性に関する問題を修正し、システムの安定性を向上させます。

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指紋リーダー接続フリーズの主な原因と通信の仕組み

指紋リーダー接続時にWindowsがフリーズする現象は、主にデバイスとシステムの間の通信不良が原因で発生します。これは、ドライバーの不整合、電力管理設定の誤り、またはUSBコントローラーの応答遅延によって引き起こされることが多いです。

特に、Windowsがアイドル状態のときにUSBデバイスへの電力供給を一時停止する「USBセレクティブサスペンド」機能が、指紋リーダーの再接続時に適切な通信を妨げ、システムフリーズに繋がることがあります。また、古いドライバーや互換性のないドライバーは、デバイスの正しい動作を阻害し、不安定な状態を招く原因となります。

指紋リーダーの通信問題を修正しフリーズを解消する手順

レジストリのバックアップ

レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、事前にバックアップを取得します。

  1. レジストリエディターを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。名前に「regedit」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
  2. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターのウィンドウで、「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
  3. バックアップを保存する
    エクスポート範囲で「すべて」を選択し、任意の保存場所とファイル名を指定して「保存」ボタンをクリックします。

デバイスドライバーの更新または再インストール

指紋リーダーのドライバーが最新でない、または破損している場合にフリーズを引き起こすことがあります。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. 生体認証デバイスを展開する
    「生体認証デバイス」の項目を探し、クリックして展開します。
  3. ドライバーを更新する
    指紋リーダーのデバイス名を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
  4. 自動検索または手動でドライバーを探す
    「ドライバーを自動的に検索」を選択するか、製造元のウェブサイトからダウンロードしたドライバーを指定してインストールします。
  5. ドライバーを再インストールする
    更新で改善しない場合、デバイスを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。確認メッセージが表示されたら「アンインストール」ボタンをクリックし、PCを再起動します。再起動時にドライバーが自動的に再インストールされます。

USBセレクティブサスペンド設定の無効化

USBデバイスの省電力機能が原因でフリーズが発生することがあります。

  1. 電源オプションを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。名前に「powercfg.cpl」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
  2. プラン設定の変更に進む
    現在選択されている電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。
  3. 詳細な電源設定を変更する
    「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
  4. USB設定を展開する
    表示されたウィンドウで、「USB設定」の項目を探し、プラス記号をクリックして展開します。
  5. USBセレクティブサスペンド設定を無効にする
    「USBセレクティブサスペンド設定」の項目を展開し、「設定」を「無効」に変更します。変更後、「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。
  6. PCを再起動する
    設定変更をシステムに反映させるため、PCを再起動します。

レジストリでUSBデバイスの応答設定を調整する

特定のUSBデバイスの応答性に問題がある場合、レジストリで設定を調整します。

  1. レジストリエディターを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。名前に「regedit」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
  2. 指定のパスへ移動する
    アドレスバーに「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\usbflags」と入力し、Enterキーを押します。
  3. 新しいDWORD値を作成する
    「usbflags」キーを右クリックし、「新規」から「DWORD 32ビット値」を選択します。
  4. 値を設定する
    作成した値の名前を「EnableSelectiveSuspend」に変更し、ダブルクリックして値のデータを「0」に設定します。「OK」ボタンをクリックします。
  5. PCを再起動する
    レジストリの変更を適用するため、PCを再起動します。

※「usbflags」キーが存在しない場合は、同様の手順で「Control」キーの下に「usbflags」という新しいキーを作成してください。

指紋リーダー修復で発生しがちな問題と追加の対処法

指紋リーダーが全く認識されない

ドライバーの更新や再インストールを試しても指紋リーダーがデバイスマネージャーに表示されない場合、ハードウェア自体の故障、またはUSBポートの不具合が考えられます。別のUSBポートに接続し直すか、可能であれば別のPCで指紋リーダーが認識されるかを確認してください。また、PCのBIOS/UEFI設定でUSBポートが無効になっていないかも確認が必要です。

フリーズが再発してしまう

上記の手順を実行してもフリーズが再発する場合、Windowsのシステムファイルに破損がある可能性があります。「システムファイルチェッカー」ツールを実行し、破損したファイルを修復します。

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。
  2. システムファイルチェッカーを実行する
    コマンドプロンプトのウィンドウに「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。スキャンが完了するまで待ちます。
  3. PCを再起動する
    スキャンと修復が完了したら、PCを再起動して変更を適用します。

他のUSBデバイスの動作が不安定になる

USBセレクティブサスペンドを無効にしたことで、他のUSBデバイスの電力管理に影響が出て動作が不安定になることがあります。この場合、USBセレクティブサスペンドの設定を元に戻し、指紋リーダー専用の電力管理設定や、特定のUSBポートのみを対象とする設定がないか、製造元の情報も確認してください。

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指紋リーダーフリーズ対策:ドライバー更新と電力設定変更の比較

項目 ドライバー更新/再インストール USBセレクティブサスペンド無効化 レジストリ設定調整
主な目的 ドライバー起因の通信不具合を解消する 省電力機能による通信途絶を防ぐ USBデバイスの応答性をシステムレベルで調整する
対象となる原因 古い、破損した、互換性のないドライバー アイドル時のUSB電力供給停止 特定のUSBデバイスとの通信問題
必要な操作 デバイスマネージャーでの操作 電源オプションでの操作 レジストリエディターでの操作
効果の範囲 特定のデバイスに限定される すべてのUSBデバイスに影響を与える システム全体のUSBデバイス応答に影響を与える
注意点 正しいドライバーの選択が重要 他のUSBデバイスの省電力性が低下する レジストリバックアップと正確な操作が必須

まとめ

この記事で解説した手順により、指紋リーダー接続時のWindowsフリーズ問題は解決できます。デバイスドライバーの更新、USBセレクティブサスペンド設定の調整、そしてレジストリによる詳細設定を通じて、指紋リーダーの安定した動作を取り戻すことが可能です。

これらの修正を適用することで、業務の効率を向上させ、セキュアなPC利用を継続できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。