【Windows】「ドキュメント」フォルダのファイルを他の利用者から見えないようにする手順

【Windows】「ドキュメント」フォルダのファイルを他の利用者から見えないようにする手順
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共有のWindowsパソコンを使っている場合、自分の「ドキュメント」フォルダに保存したファイルを他の利用者に見られたくないと考えることがあります。

この記事では、「ドキュメント」フォルダ内のファイルやフォルダを他の利用者から見えないようにする設定方法を解説します。

ファイルのアクセス権限の変更や暗号化により、プライバシー保護を強化できます。

【要点】ドキュメントフォルダのプライバシー設定を強化する

  • アクセス権限の変更: 特定のユーザーやグループがファイルやフォルダにアクセスできないように制限します。
  • ファイルの暗号化: 特定のファイルやフォルダの内容を暗号化し、許可されたユーザーのみが読み取れるように保護します。
  • 暗号化証明書のエクスポート: 暗号化されたファイルを他のパソコンで開くために必要な証明書を安全に保存します。

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ファイルやフォルダのアクセス権限と暗号化の概要

Windowsは、ファイルやフォルダへのアクセスを制御する仕組みを持っています。これはアクセス権限と呼ばれ、誰がどの操作を行えるかを細かく設定できます。

たとえば、ファイルへの「読み取り」権限を削除すれば、他のユーザーはそのファイルの内容を見ることができません。

また、Windowsにはファイル暗号化機能のEFS Encrypting File Systemが搭載されています。これにより、ファイルの内容自体を暗号化して保護できます。

アクセス権限は共有パソコンでの利用を想定し、暗号化はより強力なデータ保護が必要な場合に有効な手段です。

「ドキュメント」フォルダへのアクセス権限を変更する手順

ここでは、「ドキュメント」フォルダに保存されたファイルへのアクセス権限を制限する手順を説明します。

他の利用者からの読み取り権限を削除することで、ファイルを非表示にできます。

  1. 「ドキュメント」フォルダのプロパティを開く
    エクスプローラーを開き、左側のナビゲーションペインから「ドキュメント」を右クリックします。表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
  2. 「セキュリティ」タブを選択する
    「ドキュメントのプロパティ」ウィンドウが表示されます。「セキュリティ」タブをクリックします。
  3. 詳細設定を開く
    「グループ名またはユーザー名」の一覧の下にある「編集」ボタンをクリックします。
  4. 権限を変更するユーザーを選択する
    「ドキュメントのアクセス許可」ウィンドウが表示されます。一覧から、アクセスを制限したい他のユーザーアカウントやグループを選択します。
  5. アクセス権限を削除する
    選択したユーザーまたはグループの「許可」または「拒否」のチェックボックスを調整します。「読み取りと実行」「フォルダーの内容の一覧表示」「読み取り」の「許可」のチェックを外します。または、「拒否」にチェックを入れることも可能です。
  6. 変更を適用する
    「適用」ボタン、次に「OK」ボタンを順にクリックして設定を保存します。警告メッセージが表示された場合は、「はい」をクリックして続行します。

Windows 10でも同様の操作でアクセス権限を変更できます。プロパティ画面の表示はほぼ同じです。

ファイルを暗号化して保護する手順

ファイルやフォルダの内容を暗号化することで、アクセス権限に関わらず、許可されたユーザー以外には内容を読み取れないようにできます。

  1. 暗号化したいファイルまたはフォルダのプロパティを開く
    エクスプローラーで暗号化したいファイルまたはフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  2. 「全般」タブの「詳細設定」をクリックする
    「プロパティ」ウィンドウの「全般」タブに切り替わっていることを確認し、「詳細設定」ボタンをクリックします。
  3. 暗号化オプションを有効にする
    「属性の詳細」ウィンドウが表示されます。「内容を暗号化してデータを保護する」のチェックボックスをオンにします。「OK」ボタンをクリックして詳細設定ウィンドウを閉じます。
  4. 変更を適用する
    「プロパティ」ウィンドウに戻り、「適用」ボタンをクリックします。
  5. 暗号化の適用範囲を選択する
    フォルダを暗号化する場合、「属性変更の確認」ダイアログが表示されます。「このフォルダー、サブフォルダーとファイルに変更を適用する」を選択し、「OK」をクリックします。
  6. 暗号化証明書をバックアップする
    暗号化が完了すると、通知領域に「ファイルの暗号化バックアップをしてください」というメッセージが表示されることがあります。この証明書は暗号化されたファイルを復元するために重要です。メッセージをクリックし、表示される指示に従って証明書を安全な場所にエクスポートしてください。

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アクセス権限変更時の注意点とよくある失敗

ファイルやフォルダのアクセス権限を変更する際は、慎重な操作が求められます。誤った設定は、自分自身がファイルにアクセスできなくなる原因となります。

権限を誤って変更してしまい自分もアクセスできなくなる

自分自身のアカウントやAdministratorsグループのアクセス権限まで削除してしまうと、ファイルやフォルダにアクセスできなくなります。

この場合、セーフモードでWindowsを起動し、Administratorsアカウントでログインして権限を修正する必要があります。

また、ファイルの所有者を自分に設定し直してから権限を再設定する方法もあります。アクセス権限を変更する前に、現在の設定をメモしておくことを推奨します。

暗号化を有効にしたファイルが他のパソコンで開けない

EFSで暗号化されたファイルは、暗号化を実行したユーザーの証明書がないと開けません。

そのため、暗号化されたファイルを他のパソコンに移動したり、OSを再インストールしたりすると、ファイルが開けなくなることがあります。

ファイルを暗号化したら、必ず暗号化証明書をエクスポートし、USBメモリなどの安全な場所に保存してください。

他のパソコンでファイルを開く必要がある場合は、そのパソコンに証明書をインポートする必要があります。

共有フォルダ内のファイルに権限が適用されない

ネットワーク共有フォルダ内のファイルには、共有権限とNTFS権限の二種類のアクセス権限が影響します。両方の権限が「許可」の場合にのみファイルにアクセスできます。

共有フォルダ内のファイルを他の利用者から見えないようにするには、共有権限とNTFS権限の両方を適切に設定する必要があります。

特に、共有権限で「Everyone」に「フルコントロール」が設定されている場合は、NTFS権限で個別に制限してもアクセスできてしまうことがあるため注意が必要です。

アクセス権限の変更とファイルの暗号化の比較

項目 アクセス権限の変更 ファイルの暗号化 EFS
保護レベル 同じパソコン上の他のユーザーからのアクセスを制限する データの内容自体を暗号化し、より強力に保護する
他のパソコンでの利用 ファイル移動後のアクセス制限は引き継がれない 証明書がないと他のパソコンで開けない
設定の複雑さ 比較的簡単 証明書の管理が必要でやや複雑
推奨シーン 共有パソコンで特定のユーザーにファイルを見せたくない場合 機密性の高いデータを保護したい場合、紛失・盗難に備えたい場合

この記事で解説したアクセス権限の変更とファイルの暗号化により、「ドキュメント」フォルダ内のファイルを他の利用者から見えないように保護できます。

状況に応じて適切な方法を選択し、大切なデータを守りましょう。

より高いセキュリティが必要な場合は、BitLockerによるドライブ全体の暗号化も検討できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。