Windows 11またはWindows 10で「エラーコード:0x8004E108」が表示され、サインイン画面がループしてしまい業務を開始できない状況にお困りではありませんか。
この問題はWindowsに保存されている認証データが破損していることが原因で発生する可能性があります。
この記事では、サインインループを解消するための認証データ削除手順を詳しく解説し、スムーズにWindowsへサインインできるようサポートします。
【要点】サインインループ「0x8004E108」エラーの解決策
- セーフモード起動: Windowsを必要最小限の状態で起動し、通常起動できないトラブルへの対応準備をします。
- 資格情報マネージャーの認証データ削除: 保存されているWebサイトやWindowsの認証情報を削除し、不整合なデータを解消します。
- レジストリキーの削除: 破損した認証関連のレジストリキーを削除することで、サインインのループ状態を改善します。
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目次
サインインループ「0x8004E108」エラーが発生する根本的な原因
Windowsで「エラーコード:0x8004E108」が表示されサインインがループする現象は、主にシステム内に保存されている認証データに問題がある場合に発生します。
具体的には、Windowsの資格情報マネージャーやレジストリに格納されたMicrosoftアカウントの認証情報が破損したり、矛盾が生じたりすることで、サインインプロセスが正常に完了できなくなります。
これはWindows 11とWindows 10のどちらでも発生する可能性のある一般的な認証の問題です。
特に、Microsoftアカウントを使用している場合や、システムが予期せずシャットダウンされた後などに発生しやすくなります。
認証データを削除してサインインループを解決する手順
サインインループ「0x8004E108」エラーを解決するには、Windowsをセーフモードで起動し、保存された認証データを削除する必要があります。
レジストリを編集する際は、必ずバックアップを作成してから作業を進めてください。
セーフモードでWindowsを起動する
- Windows回復環境へのアクセス
サインイン画面でShiftキーを押しながら、画面右下の電源アイコンをクリックし、「再起動」を選択します。 - オプションの選択
「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」を選択します。 - 詳細オプションの選択
「トラブルシューティング」画面で、「詳細オプション」を選択します。 - スタートアップ設定の選択
「詳細オプション」画面で、「スタートアップ設定」を選択します。 - 再起動の実行
「スタートアップ設定」画面で「再起動」ボタンをクリックします。 - セーフモードの選択
再起動後、「スタートアップ設定」画面が表示されます。「4」または「F4」キーを押して「セーフモードを有効にする」を選択します。これにより、Windowsが最小限のドライバーとサービスで起動します。
資格情報マネージャーから認証データを削除する
セーフモードでWindowsにサインインしたら、以下の手順で資格情報マネージャーに保存されている認証データを削除します。
- 資格情報マネージャーの起動
Windowsの検索ボックスに「資格情報マネージャー」と入力し、検索結果から「資格情報マネージャー」アプリを開きます。 - Web資格情報の確認
「資格情報マネージャー」画面で、「Web資格情報」タブをクリックします。 - Web資格情報の削除
リストにあるWebサイト関連の資格情報を一つずつクリックし、「削除」を選択します。特にMicrosoftアカウントに関連する項目があれば、それを優先して削除します。 - Windows資格情報の確認
次に「Windows資格情報」タブをクリックします。 - Windows資格情報の削除
ここでも、Microsoftアカウントに関連する認証情報や、サインインループの原因となりそうな項目を一つずつクリックし、「削除」を選択します。特に「MicrosoftAccount:」で始まる項目を確認してください。 - 資格情報マネージャーの終了
すべての不要な認証データを削除したら、資格情報マネージャーを閉じます。
レジストリを編集して認証データを削除する
資格情報マネージャーのデータ削除で問題が解決しない場合、レジストリに保存されている認証データを削除します。この操作はWindowsのシステム構成を変更するため、細心の注意を払ってください。
レジストリのバックアップを作成する
レジストリ編集の前に、必ず現在のレジストリ状態をバックアップしてください。
- レジストリエディターの起動
Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果から「レジストリエディター」アプリを開きます。 - レジストリのフルバックアップ
レジストリエディターの上部メニューから「ファイル」をクリックし、「エクスポート」を選択します。 - バックアップファイルの保存
「エクスポート範囲」で「すべて」を選択し、ファイル名を入力して、安全な場所に保存します。例えば、USBメモリなど外部ストレージへの保存が推奨されます。
問題のあるレジストリキーを削除する
以下の手順で認証情報に関連するレジストリキーを削除します。このキーはMicrosoftアカウントの認証キャッシュを格納しています。
- レジストリエディターでパスを開く
レジストリエディターのアドレスバーに次のパスをコピーし、Enterキーを押します。HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\IdentityCRL\StoredIdentities - StoredIdentitiesキーの確認
「StoredIdentities」キーの下に、複数のサブキーが表示されます。これらはMicrosoftアカウントの認証情報に関連するものです。 - サブキーの削除
「StoredIdentities」キーの下にある、すべてのサブキーを右クリックし、「削除」を選択します。削除の確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。 - レジストリエディターの終了
すべての関連するサブキーを削除したら、レジストリエディターを閉じます。
Windowsの再起動
資格情報マネージャーとレジストリの編集が完了したら、Windowsを再起動して通常起動できるかを確認します。
- スタートメニューの表示
タスクバーのスタートボタンを右クリックし、「シャットダウンまたはサインアウト」にカーソルを合わせます。 - 再起動の選択
表示されるメニューから「再起動」を選択します。 - サインインの確認
Windowsが通常モードで起動し、サインインが正常に行えるかを確認します。
エラーが解決しない場合の追加確認事項
上記の認証データ削除手順を試しても「0x8004E108」エラーが解決しない場合は、以下の追加の確認事項を試してください。
別のユーザーアカウントでサインインできない
システム全体の問題である可能性を排除するため、別の管理者アカウントでサインインを試みてください。もし別の管理者アカウントでサインインできるのであれば、問題は特定のユーザープロファイルに限定されている可能性が高いです。新しいユーザーアカウントを作成し、既存のデータを移行することで解決できる場合があります。
システムファイルの破損が原因かもしれない
Windowsのシステムファイルが破損していると、サインインプロセスに影響を与えることがあります。システムファイルチェッカー(SFC)と展開イメージのサービスと管理(DISM)ツールを使用して、システムファイルを修復してください。セーフモードのコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
- コマンドプロンプトの起動
Windowsの検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。 - DISMコマンドの実行
以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
この処理には時間がかかる場合があります。 - SFCコマンドの実行
DISMコマンドが完了したら、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。sfc /scannow
これもシステムファイルの整合性をチェックし、修復します。
Windows Updateが未適用または失敗している
Windows Updateに重要なセキュリティパッチや機能更新が含まれており、それが未適用であるために認証エラーが発生することがあります。セーフモードでインターネットに接続できる場合、または別のWindowsデバイスで更新プログラムをダウンロードできる場合は、手動で更新プログラムを適用することを検討してください。Windows 11では、「設定」アプリを開き、「Windows Update」セクションから更新の有無を確認できます。Windows 10でも同様に「設定」アプリから確認可能です。
サードパーティ製セキュリティソフトが影響している
一部のサードパーティ製セキュリティソフトウェアが、Windowsの認証プロセスに干渉し、エラーを引き起こすことがあります。一時的にセキュリティソフトウェアを無効にして、サインインを試してみてください。もしそれで解決する場合は、セキュリティソフトウェアの設定を見直すか、最新バージョンへのアップデート、またはサポートに問い合わせて対処法を確認してください。
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Windows 11とWindows 10のセーフモード起動手順の違い
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| 回復環境へのアクセス | サインイン画面の電源アイコンから「再起動」 | サインイン画面の電源アイコンから「再起動」 |
| オプションの選択 | 「トラブルシューティング」を選択 | 「トラブルシューティング」を選択 |
| スタートアップ設定 | 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」 | 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」 |
| セーフモード有効化 | 再起動後の画面で「4」または「F4」キーを押す | 再起動後の画面で「4」または「F4」キーを押す |
Windows 11とWindows 10のセーフモード起動手順に大きな違いはありません。
どちらのOSでも、サインイン画面からShiftキーを押しながら再起動することで回復環境に入り、同様のメニュー構成でセーフモードを起動できます。
まとめ
この記事で解説した認証データ削除手順を実行することで、Windows 11やWindows 10で発生する「エラーコード:0x8004E108」によるサインインループを解決し、再び業務へ復帰できるようになったことでしょう。
資格情報マネージャーのデータの整理や、レジストリのIdentityCRLキーの削除が問題解決の鍵となります。
もし問題が再発するようであれば、システムファイルチェッカーの実行やWindows Updateの確認など、追加のトラブルシューティングを試してください。
定期的なシステムメンテナンスを行うことで、将来的な認証問題の発生を防ぎ、Windowsを安定して利用できます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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